赤ちゃんが産まれてから、めっきり外出の機会が減ったお母さんも多いでしょう。
特に、出産から1ヶ月は産褥期といい、出産でダメージを受けた体を労わるために、殆どのお母さんがお家に籠る事になります。
ですが、1ヶ月検診で問題がなければ、外出も無理のない程度からはじめられるように。
そこで気になるのが、赤ちゃんとのお出かけやお散歩ですよね。
赤ちゃんとはどの時期からお散歩をすればいいの?
距離はどれくらい?
などなど、赤ちゃんとのお散歩に関する疑問は数多くあります。
そこで、今回の記事では、赤ちゃんとのお散歩に関して気をつける事、アドバイスなどを中心に、数々の疑問を解決していきたいと思います。
記事のポイントは3つです。
- 赤ちゃんのお散歩はいつから、どのように始めたらいいか?
- お散歩による赤ちゃんやお母さんへのメリット
- 赤ちゃんとお散歩をする上で、外せない注意点とは?
この記事が、赤ちゃんとのお散歩をより楽しめる手助けになりましたら幸いです。
それでは、まずは気になるお散歩の開始時期から見ていきましょう。
目次
赤ちゃんのお散歩は何ヶ月からならOKなの?
基本的に、1ヶ月検診で問題ないようならば、お散歩を始める事ができます。
ですが、早ければ早いほど良い、という事ではありません。
1ヶ月と言えば首も座っていない状態なので、お散歩を楽しむという観点からですと、3ヶ月以降など、首や腰が座ってくる時期から検討しても遅くはありませんよ。
また、赤ちゃんの健康面を考え、真夏や真冬など、外出が大変な時期を避けるのもポイントでしょう。
赤ちゃんの成長や季節、お母さんのタイミングで、はじめてのお散歩の目安を立てましょう!
はじめてのお散歩は、家の周りをぐるっと回るくらいでいい!
いきなり長時間や長距離のお散歩となると、赤ちゃんにとっても負担が大きいです。
はじめてのお散歩は、家の外をゆっくり周る程度で構いませんよ。
初めてはお散歩というよりも、赤ちゃんに外の景色を見せてあげる、といった感覚ですね。
だっこして話しかけてあげながら、外の空気に触れさせてあげて下さいね。
最初はこのように5分程度のお散歩から始まり、成長にあわせて少しずつ時間や距離を増やしていきましょう。
赤ちゃんにお散歩をさせると、こんなに良いことが!
赤ちゃんとのお散歩は、赤ちゃんにとっても良いことばかり!
それどころか、お母さんや家族にもプラスになる事が多いんです。
- お散歩をする事で、赤ちゃんの気分転換やご機嫌の良さに繋がる。
- 家の中では見る事が出来ない景色や物に接する事が出来て、赤ちゃんの刺激になる。
- お散歩を通じて赤ちゃんとのコミュニケーションが取れ、愛情が育まれる。
- お散歩をして日にある程度当たることで、赤ちゃんの肌が強くなる。
- 赤ちゃんだけではなく、出かけることによってお母さんの気分転換にも繋がる。
- 赤ちゃんが歩ける場合は、お散歩によって足の筋肉などの成長が促される。
- ママ友さんやお友達が出来るきっかけにもなる
このように、赤ちゃんとのお散歩はメリットがいっぱい!1ヶ月検診が終わり、赤ちゃんが外出できるようになったらお散歩を視野に入れてみて下さいね。
時間は?ルートは?距離は?お散歩に決まりはありません!
とは言っても、毎日おさんぽに連れて行くのは結構大変ですし、産後の疲れからちょっぴり億劫に感じるお母さんもいらっしゃいますよね。
お散歩はもちろん赤ちゃんの為にはした方が良いですが、しなくてはいけない!と義務感を感じる必要はないんです。
それに、どれくらい歩くべきとか、何時間はするべき、という事もありませんよ。
逆に、義務感を感じる事でより腰が重くなったり、お散歩に行く気力がなくなってしまう事も。
そんな場合は、ちょっと考え方を変えてみて下さい。
例えば、近くのコンビニに行くなら、子供を連れてお散歩がてらに…
近場のお買い物に一緒に連れて行く…
などなど、外出のついでにお散歩を組み込めば良いのです。
外出する時も、いつもと少し変わった道を通ってみる、向かう途中に公園でちょっと遊ぶ、といった風にすれば、これも立派なお散歩になりますよね!
こんな風に少し考え方を変えれば、お散歩に行ってみようかな?という気持ちも少しずつ沸いてくるでしょう。
赤ちゃんをお散歩に連れて行く前に、準備しておくと良い物や事柄とは?
さて、赤ちゃんをいざお散歩へ連れて行こうとしても、様々な疑問が浮かびますよね。
ここからは、よくあるお散歩に関する疑問や、お散歩をするにあたって役立つアドバイスなどをまとめていきたいと思います。
抱っこ紐orベビーカー?気温や季節に合わせて臨機応変に!
赤ちゃんをお散歩させる場合は、抱っこ紐がいいのかベビーカーがいいのか…結論としましては、気温や季節に応じてどちらを使用するか決めた方がいいでしょう。
例えば、夏場におんぶ紐でお散歩してしまうと、お母さんも赤ちゃんもぴったりくっついていますので、その部分から汗をかいたり、体温が上がってしまいますね。
日傘なども赤ちゃんに当たると危ないですし、手足が日に焼けてしまう事も。
ベビーカーならば、背中などにタオルでしっかり巻いた保冷剤を置くことが出来たり、日よけが付いていて日に当たる面積を少なくできたりと、おんぶ紐より快適に過ごす事ができます。
逆に冬場は、風に当たる面積が広いベビーカーよりも、おんぶ紐の方がぬくぬくとして快適にお散歩できる…
と言った具合に、場面に応じて使い分けるようにすると便利ですよ。
帽子やタオル、飲み物は念のため持ち歩こう
特に夏場は、短い時間であってもすぐに体温が上昇します。
ちょっと外出する位だし…と思って準備を怠ると、赤ちゃんの思わぬ体調不良の原因にもなりますよ。
汗拭きタオルは汗疹の予防につながりますし、帽子や飲み物は熱中症の予防に欠かせません。
タオルや飲み物は小さいもので構いませんので鞄に入れておくと安心ですね。
紫外線対策は一年を通じて行っておくべき!赤ちゃん用の日焼け止めを使いましょう
赤ちゃんの肌はとってもデリケート。
紫外線に長く当たってしまうと、肌が赤くなり荒れてしまう事もあります。
日差しが強い夏だけ塗ればいいと思いがちですが、紫外線は冬のように寒い日や曇った日であっても、しっかり降り注いでいます。
ですので、気温や天気に限らず、日焼け止めは必需品です。
天気のいい日は特に念入りに、肌の出ている部分に日焼け止めを塗ってあげて下さいね。
赤ちゃん用の日焼け止めは、低刺激で安心です。
大人のものを使ってしまうと肌に合わないケースもありますので、ドラックストアなどで必ず赤ちゃん用の物を購入しましょう。
お腹を満たしておく事で、ご機嫌よくお散歩に集中できる!
なるべく授乳や食事を済ませてからお散歩に行くようにしましょう。
お腹を満たして行く事で、お散歩中に空腹でぐずったり、お散歩先に授乳スペースが無く困ったり…
というありがちなトラブルを防ぐ事が出来ます。
飲んですぐに連れ出してしまうと、吐いてしまう事もあるので、授乳後は10分〜20分ほど赤ちゃんを食休みさせてあげて下さいね。
お散歩に行こうと思ったらお昼寝しちゃった!起こしてまで行かせるべき?
お出かけしようと思った途端に、赤ちゃんが眠ってしまった…という事はよくある事です。
どうしても時間厳守の約束があって、家を出なければいけない!
という場合以外は、赤ちゃんのタイミングにあわせてあげるようにしましょう。
というのも、眠い所をわざわざ起こしてまでお散歩に行っても、ベビーカーやおんぶ紐の中で寝てしまったり、ご機嫌が悪くてぐずってしまうというような事になりかねません。
これでは、お散歩に出かける意味がわからなくなってしまいますよね。
それに、赤ちゃんがお昼寝してくれると、お母さんもその間自由に動きやすいですよね。
赤ちゃんが寝ている間に、家事をすこし進めたり、自分も軽く休憩をしたり…赤ちゃんが起きるまでの時間を、有効活用してしまえばいいんです♩
もしお昼寝の時間が長く、その日にお散歩できなかった時は、次の日やまた空いている日に回せば良いですしね。
お散歩は強制ではありませんので、お母さんも気楽に、臨機応変に対応して下さいね。
真冬や真夏、赤ちゃんのお散歩は、どんな天気でも絶対に行かないといけない?
いいえ、そんな事はありません。
お散歩は赤ちゃんにとってとても良い刺激になりますし、毎日出来れば良いに越した事はないですが、強風や雪や大雨、とても暑い日や寒い日などに無理にお散歩をする必要は全くありませんよ。
あくまで過ごしやすい日や時間帯を選んで、赤ちゃんにのんびりお散歩をさせてあげて下さい。
赤ちゃんはまだまだ体温調節機能が未熟ですので、極端な温度差がある日は体調を崩しかねません。
良かれと思ってした事で、逆に赤ちゃんに辛い思いをさせる事が無いようにしましょう。
そんな日にはあえてお散歩はせず、お家の中で赤ちゃんと一緒にゆっくりDVDを見たり、おもちゃで一緒に遊んだり…
という形で、赤ちゃんとの一日を過ごしてあげてくださいね。
赤ちゃんのお散歩に適した時間帯は?季節別にご紹介♩
基本的に赤ちゃんのお散歩の時間帯は、9〜10時頃の午前中の少し早い時間か、2〜4時頃夕方の前位が適しています。
早朝すぎるとお母さんの負担にもなりかねますし、お昼は最も日差しが強く、昼食の時間にかかってしまいますよね。
また、季節によって外で過ごしやすい時間帯は変わってきます。
そこで、ここからは季節別に、赤ちゃんのお散歩にオススメの時間帯をご紹介いたします。
時々寒さがぶり返す事もある春。午前10時や午後3時辺りの暖かい時間帯を選んで!
春は意外と寒暖差が激しく、朝方や夕方は結構冷え込む事も。
春一番といって強風が吹く事もあるので、お天気に不安のある日は無理にお散歩をしなくてもいいですよ。
風もあたたかく、日差しがそこそこ出ているような日がお散歩のチャンス日!赤ちゃんが歩けるようになっているなら、そのまま公園などへ行くのも良いですね。
日中のお出かけは避ける!夏は午前9時前後か、涼しくなってきた夕方4時辺りに短時間のお散歩を。
夏のお散歩は熱中症の恐れがありますので、日中、特に10時から午後2時までのお散歩はなるべく避けるようにして下さい。
身長の低い赤ちゃんは、コンクリートや地面からの熱を大人よりも受けやすいです。ベビーカーも同じく、地面に近い分思ったより暑いという事がありますので、炎天下の中でのお散歩は厳禁です。
また、紫外線が強く、肌が焼けて荒れてしまう赤ちゃんも。
夏のお散歩は、午前の早い時間か、午後の涼しい時間帯に軽く行うくらいで良いでしょう。
母子共に水分不足にならないよう、飲み物を持ち歩いたり、汗拭きタオルなどを持参しておきましょうね。
肌寒くなってきた秋。春と同じように、暖かい日を選んでお散歩を♩
秋になると、夏のような暑さも和らいできますが、春と同じように気候は不安定ですよね。
そこで、残暑が続く9月は夏と同じようにお散歩の時間を調節し、10月になりかなり涼しくなってきたら、風が冷たくなく暖かい日にお散歩…
というように、日々気温と天気予報を確認して時間帯を決めて見て下さい。
薄手の上着があると、暑い日も寒い日も対処しやすいので、お散歩の時に持って行くか着ていくと安心ですよ。
とても寒い日はお休み。冬のお散歩は気温の上がりやすい10時以降か、2〜3時がおすすめです!
冬場は天気が荒れる事も多く、また感染症が流行しやすいので、無理にお散歩に連れて行く必要はあまりありません。
お天気が良く、風が強くない日があれば、夏と同じ様に短時間のお散歩を楽しむような形がおすすめですよ。
時間帯はお昼に近いくらいの方が、太陽が出ていて暖かいです。
着せすぎて暑くなってしまう事の無い程度に、防寒具をつけて赤ちゃんとのお散歩を楽しみましょう。
赤ちゃんとのお散歩はあまり気負わず、マイペースに楽しもう♩
好奇心旺盛な赤ちゃんは、お外で初めてみる物に興味津々です。
お散歩をしながら見えた物の名前教えてあげたり、話しかけてあげる事で、コミュニケーションが取れるだけではなく、知能の発達にも繋がります。
また、お散歩が好きになってくると、自分から外に出たがるようにも!
赤ちゃんの成長も垣間見得て、心身の発達や健康にも良いお散歩。
赤ちゃんとお母さんのペースややり方で、気楽に楽しくお散歩を楽しんで下さいね。