赤ちゃんが生まれると、その愛らしさから一緒に眠りたいとパパやママは思うのではないでしょうか。
しかし、産まれたばかりの赤ちゃんと添い寝するのは危険なことなので、しっかりとした知識を持ってやっていただきたいのです。
そんな堅苦しく考えなくてもなんて楽観視をしてはいけません。
添い寝による事故や死亡例が、多々報告されています。
しょっぱなから不安にさせるようなことを言いましたが、しっかりとした添い寝の方法をとれば、親子の愛情関係が深まり良いことばかり。
私も最初はベビーベッドに寝かせていましたが、ママと離れるのを嫌がって断念。添い寝用のベビーベッドを購入して一緒の布団で寝るようにしました。
この記事では、赤ちゃんと添い寝をするためにこれだけは覚えていて欲しいことをご紹介します。
ポイントは3つです。
- 添い寝のメリット・デメリット
- 添い寝による事故や死亡事例
- 安全に添い寝をするための3つの方法
目次
添い寝のメリット・デメリット

2つのメリット
赤ちゃんが安心する。
産まれてくる前の赤ちゃんは、お腹の中でずっとママの心臓の音を聞いていました。
そのため、添い寝をしてママの心臓の音が近くで聞こえると安心するのです。
私の息子はベビーベッドでは寝なかったのに、添い寝をした途端に眠りました。
その理由はママが傍にいると心臓の音でわかったからというわけですね。
すやすやと安心して眠る息子に愛情が深まったのはいうまでもありません。
このように親子関係を良好なものにするメリットが添い寝にはあります。
夜中の授乳が楽になる。
母乳育児の場合は、夜の授乳がとても楽になります。
わざわざベビーベッドまで行かなくても、赤ちゃんがすぐそばに居るので泣いた数秒後には母乳を与えることが可能になります。
そのうえ、添い乳をすることもできるので、ママがそのまま眠ることも可能です。
そうなると寝不足が多少解消されるのでママも身体がだいぶ楽になりますね。
添い乳をする際に注意をしてもらいたいことがあります。
赤ちゃんが窒息しないように、服や布団など危険があるものは周囲にはおかないようにしましょう。
ミルク育児の方も、枕元にお湯を入れた水筒と粉ミルクに哺乳瓶を用意しておくと、授乳がだいぶ楽になりますよ。
2つのデメリット
窒息しないように気を付けて。
0歳児の窒息事故は、8割が就寝中に起きています。
その原因には、布団が重くて呼吸困難になってしまったりすることが挙げられます。
赤ちゃんは体温が大人よりも高いので、軽い布団や毛布1枚などにしてあげるなど対策をしましょう。
室温を赤ちゃんの適温、20℃前後にしてあげると布団をあまりかけなくても眠りやすいので、
少々電気代はかかってしまいますが、添い寝を安心してやりたいのでしたらエアコンを利用することを検討してみてください。
その際、冬場はエアコンを利用すると乾燥が気になりますので、加湿をするのを忘れずに。
転落しないように気を付けて。
ベッドで寝かせている場合ですが、大人の寝返りなどで赤ちゃんが横にずれたりして落ちてしまわないように注意しましょう。
新生児の赤ちゃんは自分で動くことがまずできません。だからといってベッドに寝かせいても大丈夫と考えるのは危険です。
ベッドに取り付けられる柵を利用するか、布団で眠ることに変えると、転落する可能性が少なくなるので安心ですね。
添い寝による事故や死亡事例

まず、事故の例から。
添い寝をしているうちにママも眠ってしまい、赤ちゃんの頭を圧迫していたという事故がありました。
幸い大事には至りませんでしたが、ママが起きずにずっとその状態だったとしたら最悪のケースになっていた可能性もあります。
次は死亡例。
ソファで赤ちゃんをお腹にうつ伏せに乗せて添い寝をしていた。
眠って起きたら赤ちゃんが冷たくなっていた。
この死亡事故は、うつ伏せに寝かせたのが原因だと考えられます。
もうひとつ死亡例を。
添い寝をしていて起きたら赤ちゃんの顔にタオルがかかっていた。慌てて取り払ったが、赤ちゃんは冷たくなっていた。
事故なのか、それとも犯罪なのかは定かではありませんが、タオルや布団などは危険だということがおわかりになるはずです。
安全に添い寝をするための3つの方法

ベッドの上におけるベビーベッドを利用する。
私も購入して息子が新生児のときに利用していました。
親たちが寝返りをしても赤ちゃんをガードしてくれるクッションがあるベビーベッドになっています。
これがあると安心して私たちも眠ることができましたので、添い寝をしたいと考えている方は検討してみてください。
ふわふわの布団ではなく、硬めの布団で寝かせる。
柔らかい布団のほうが赤ちゃんも快適だと考えがちですが、それは間違いです。
身体が沈み込んでしまう柔らかい布団は、赤ちゃんに窒息しろと言っているようなもの。
硬めの布団で寝かせてあげましょう。
うつ伏せ寝は絶対にしない。
添い寝の時だけのことではありませんが、1歳前の赤ちゃんはうつ伏せで寝かせると突然死のリスクが上がります。
お腹の上に乗せて昼寝なんてもってのほか。仰向けか横向きで眠らせるようにしましょう。
ミルクや母乳を飲んだ後、げっぷがでない場合は横向きで寝かせますが、その時赤ちゃんの顔の前にタオルや布団、枕などがないようにしてくださいね。
添い寝をするなら、万全の準備をしてください。

うつ伏せで寝かせない。
硬い布団で寝かせる。
掛け布団は多くかけない。
ベビーガードがあるベッドを使う。
全てやってくださいとは言いませんが、やればやるだけ窒息の危険はなくなります。
家族で相談して、どのように眠るかを決めて、赤ちゃんとの添い寝を楽しんでくださいね。