赤ちゃんが泣きわめきながら反り返ると、もしかして病気なのかもと心配になるママは多いはず。
私もそのひとりで、初めての育児を手探り状態でこなす中で息子が反り返るたびに、もしかして病気なのではないかとひどく心配しました。
ですが、新生児の反り返りの大半は、病気ではなくごくごく普通の出来事で、大事に至るケースは稀です。
この記事では、反り返りの原因をお話すると共に、ママやパパが安心して子育てができるよう、解決策も合わせてご紹介します。
ポイントは4つです。
- 新生児が反り返る原因
- 反り返ったときの解決策
- 反り返りによいマッサージ
- 反り返り時の抱っこの方法
最後まで読んでいただくと、我が子が反り返っても余裕をもった気持ちで対応ができるはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
新生児が反り返る原因
まず、反り返りとはなにかをご説明します。
赤ちゃんが背中を反り、手足をぴんっと伸ばした状態のことを『反り返り』と呼びます。
海老のような形になることから、エビ反りとも表現されるものです。
まだイメージがつかない方は、フィギュアスケートのイナバウアーを想像するとわかりやすいかもしれません。
この反り返り、突然やられると本当に驚きます。
私も息子を抱っこしようとしたら急にエビのように反り返って「え、なに?いったいどうしたの?」と何度も驚き、理由がわからずとても困惑しました。
余計な心配をしないために反り返りについてしっかりとした知識を持つことが大事だと、原因を知ったときに痛感することになったのです。
反り返りは早い子で生後1か月ごろから始まり、1歳になるころには落ち着くものとされています。
その原因は、主に2つあります。
①自然現象によるもの
②病気によるもの
①の自然現象の場合が大半を占めます。
赤ちゃんは不快感をあらわしたり、手足を動かしたり、寝返りの練習をしたりします。それが反り返りの原因というわけです。
赤ちゃんの身体の成長や発達の過程で、自然に起こる現象ということになります。
②は、ミルクがうまく飲めなかったり、首座りが遅いなど、他の症状を併発していたりすることが多いのが特徴です。
脳性まひや発達障害などの病気の可能性があるので、少しおかしいなと感じたら、一度専門家、小児科で診てもらうようにしましょう。
反り返ったときの2つの解決策
抱っこのしかたを見直してみよう。
ママやパパの抱っこのしかたが悪いために、赤ちゃんが窮屈がって反り返ってしまっている場合があります。
首が座っていないのでママたちは首ばかりに意識が集中しがちで、足がだらんとしてしまっていることがままあるのです。
窮屈や苦しさを覚えた赤ちゃんがそれを反り返りとしてアピールしているということですね。
しっかりと足にも気を配って、赤ちゃんをすっぽりと腕の中に収めましょう。
不快感を表している。
汗をかいて服が濡れていて気持ちが悪い、遊びたいのに眠らされそうなど、不快を感じている場合も反り返りをします。
赤ちゃんは自分ではまだなにもできませんが、不快感を『泣いて反り返る』という行為であらわすのです。
なにか赤ちゃんにとって不快な原因はないか探り、暑い場合は服を1枚脱がしてあげたり、着替えさせてあげましょう。
遊びたそうなら、時間帯にもよりますが、眠そうにするまで好きに遊ばせてあげることもいいかもしれません。
反り返りによいマッサージ
反り返りによいと推奨されているものではありませんが、赤ちゃんをリラックスさせて安眠効果があるものを紹介します。
↓マッサージのやり方↓
赤ちゃんの足首を片手で掴み、反対側の手で太ももからつま先に向けて、絞るような感じでマッサージしましょう。
これを左右2,3回繰り返した後、両手で片足を持ち、ぶるぶる震わせながら撫でていきます。
これも左右2,3回繰り返して完了です。
生後2か月ぐらいからを目安に行ってください。くれぐれも力強くマッサージしないよう、注意しましょう。
ベビーオイルなどを使用すると、よりリラックス効果が高まりますので使用してみるのもありです。
その際には、赤ちゃんが舐めても大丈夫なように、刺激の少ない100%植物性のものにすると安心ですよ。
反り返り時の抱っこ方法
反り返られると上手く抱っこをすることがとても難しくなります。
そんなときは、利き手で抱っこをしてあげてください。
右利きの方は右手。左利きの方は左手で。
もう片方の手でお尻をしっかりと支え、赤ちゃんのリラックスできる体勢。
アルファベッドの『C』のイメージで抱っこをしましょう。
上手くできないという方は、タオルやスリングを使用すると抱っこしやすいので試してみてくださいね。
反り返りは赤ちゃんが成長しているという証拠です。
赤ちゃんは、反り返ることで喋れないながらも不快感をあらわし、その過程で手足を動かすことにより身体能力を上昇させていきます。
反り返ったときは、解決策やマッサージなどを実践し、温かい気持ちで赤ちゃんが成長していることを喜びましょう。
稀なケースではありますが、脳性まひや自閉症などの病気が潜んでいる場合もありますので、変だなと感じたら迷わず受診をしてくださいね。