赤ちゃんは砂糖をいつから食べて大丈夫?7つの注意点と与え方

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料理やお菓子作りの際に欠かせないお砂糖。

サッと食べ物に加えるだけで甘みが出る便利なお砂糖は、日常生活になくてはならないものですよね。

赤ちゃんの食事にはあまり調味料を使わない方がいい、とよく聞きますが、お砂糖は使っても良いのでしょうか?

離乳食や飲み物に加えても大丈夫なのか、気になりますよね。

そこで、今回の記事では赤ちゃんとお砂糖に関する疑問や、与える際の注意点などをまとめてみました。

記事のポイントは3つです。

  • 赤ちゃんにお砂糖を食べさせてもよいのか?
  • お砂糖を与え始める時期や、量についての注意点
  • 砂糖を与える事で考えられるメリットとデメリット

もし赤ちゃんにお砂糖を与えようか悩んでいるお母さんがいましたら、その前に是非この記事を読んでおいてくださいね。

まずは、そもそもお砂糖って赤ちゃんに与えてもいい物なのかな?という点から解説していきたいと思います。

目次

赤ちゃんに砂糖は与えても大丈夫なもの?与えない方がいい?

赤ちゃんに対して砂糖を絶対与えてはいけない!

という事はありませんが、基本的にお砂糖はあまり与えない方がよいでしょう。

大人が食べるような、甘いおやつも同様です。

その理由としては、

  • 甘みを覚えてしまい、味の薄い食事を嫌うようになる
  • 砂糖に限らず調味料が多い食事、味の濃い食事は赤ちゃんの臓器の負担になる
  • 砂糖を多く摂取する事で、肥満体質になるなど健康面で問題が出てくる
  • 砂糖を含む甘い物を食べる事によって、虫歯になる確率が高まる

といったことが挙げられます。

赤ちゃんは甘い物を喜びますが、その様子が可愛いから…といってついつい甘い物を与えすぎてしまうと、成長過程や将来的に健康が損なわれる恐れがあります。

お母さんだけではなく、家族全員で気を付けなくてはいけませんね。

お子さんの好き嫌いにもかかわってきますので、赤ちゃんが甘い物を喜ぶからといって無暗にお砂糖を使わないように注意しましょう。

赤ちゃんが砂糖を食べられる時期はいつから?

赤ちゃんにお砂糖を与える場合は、7ヶ月以降、ごく少量(一回につき約2g)であれば可能とされています。

しかし上記でも触れたように、基本的には赤ちゃんのご飯にお砂糖を追加したり、お砂糖をそのまま舐めさせたりはしない方が良いでしょう。

食事に関しても、サツマイモや玉ねぎといった自然のあまみを引き出すお料理を作った方が、断然健康的です。

手軽なお砂糖に頼らず、お砂糖の代わりになる自然の甘みと、上手に付き合っていきましょう。

砂糖の代用として蜂蜜や黒糖の使用はNG!ボツリヌス菌が含まれているかも

お砂糖よりも栄養やミネラルが豊富な蜂蜜や黒糖なら、栄養も摂れそうだし与えても大丈夫じゃないかな?と思ってしまうお母さんもいらっしゃるかもしれません。

ですが、砂糖の代わりに黒糖やはちみつを使用したり、それらが含まれている食品を1歳未満の赤ちゃんに与えるのはタブーです!

特にはちみつは厳禁。はちみつにはボツリヌス菌が潜んでいる可能性があります。

大人であれば問題ないとされるボツリヌス菌の芽胞(がほう)ですが、消化器官が不十分な赤ちゃんは腸内で正しく処理する事が出来ません。

その為、ボツリヌス菌の芽胞から出る強い毒素をそのまま吸収してしまうんですね。

体内に入れてしまうと赤ちゃんの元気がなくなり、便秘や筋肉の弛緩が現れ、最悪の場合死に至ることも。

熱に強いボツリヌス菌は、普通の加熱や調理では排除する事ができません。

食事を作るときはもちろんですが、食事の前に飲み物や食品にはちみつが使われていないか、成分表や注意書きをよく読んでくださいね。

同じように黒糖にもボツヌリス菌が含まれている可能性があるので注意が必要です。

はちみつや黒糖は1歳を過ぎれば問題はありませんが、赤ちゃんの命と健康を守るためにも、口に入るものには注意してください。

関連記事⇒赤ちゃんのはちみつは死亡リスクが!乳児はなぜ蜂蜜NG?4つの注意点と食べてしまった時の対応

三温糖・きび砂糖・てんさい糖など、上白糖以外なら大丈夫?

白砂糖(上白糖)がダメというならば、別の種類のお砂糖ではどうなのでしょうか?

特にきび砂糖やてんさい糖は、精製の過程でミネラル分も豊富ですし、これなら赤ちゃんにあげてもよさそう…なんて思いますよね。

結論から言いますと、白砂糖以外のものであってもやはりお砂糖に変わりはないので、白砂糖と同じく与えるのは控えた方がよいでしょう。

甘みをプラスしたいのであれば、野菜や果物から出る自然由来の甘みを利用することをおすすめします。

赤ちゃんの体に優しい栄養たっぷりのお食事を作ってあげて下さいね。

新生児の便秘解消に、砂糖水を飲ませても大丈夫?

食生活でむやみにお砂糖を与えるのは良くありませんが、便秘解消のために使うお砂糖は別です!

赤ちゃんが便秘したときは、砂糖水を飲ませてあげるとうんちの出がスムーズになるんですよ。

昔からよく行われている方法で、糖分により便をやわらかくし、また水分により便秘の解消を促すという、理にかなった方法なのです。

注意点としては、お砂糖が濃すぎる砂糖水を与えないようにすること。

約5パーセントの濃さの砂糖水が好ましく、100mlに対して5gのお砂糖を溶かすと分量も分かりやすいです。

まだ温かい状態の湯冷ましを使い、砂糖の粒が溶けきるまでしっかりと混ぜ合わせてくださいね。

全体的にほんのりとした甘みとなったら完成です。

便秘がひどい場合のみ、スプーンや哺乳瓶に移し替えて、赤ちゃんに与えると良いでしょう。

便秘解消の効果が更にup!砂糖水を与えるならオリゴ糖の使用がおすすめ

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もし便秘解消の砂糖水を作るときは、余裕があればオリゴ糖を用意しておくと便利です。

オリゴ糖には腸内環境を整える効果がありますので、便秘にはもってこいですね♪

赤ちゃんに与えるオリゴ糖は、なるべく添加物がなく純正が高い物を選ぶと安心です。

また、オリゴ糖なら砂糖よりも甘みが少なく、更に虫歯を抑える効果も。

オリゴ糖にはシロップタイプと粉末タイプがあります。

使用頻度や好みで選んでも良いですが、中には人工甘味料などが含まれている場合もあるので、事前に成分表を確認しておくと選ぶ目安になりますよ。

関連記事⇒赤ちゃんの便秘ってどんな症状?幼児の便秘の原因と簡単!解消法7選

おやつや食べ物に砂糖が入っていたり、降りかかっている物を選んでもいいの?

ヨーグルトやボーロ、おやつの原料にもなるホットケーキミックスなど、赤ちゃんに与えるおやつや食べ物に砂糖が入っていたり、降りかかっている場合は食べさせていいのか気になりますよね。

ですが、製造過程でお砂糖がどうしても使われている物もあるので、過剰に気にし過ぎてしまうと食べる物がどんどん限られてしまいます。

選ぶ際にはなるべく、「砂糖不使用」「甘さ控えめ」「ベビー用」「何歳児から」などの記載がある、赤ちゃん向けの物を選ぶとよいでしょう。

ベビー用のおやつは赤ちゃんにとって負担にならない味付けや、栄養面でも工夫が施されているので、自分で砂糖の調節などをする必要もなく、安心して与える事ができますよ。

また、お菓子ではなく果物を与えるのも良いですね。

甘みだけではなく、必要なビタミンや栄養素も一緒に摂る事ができるので、用意できる時には積極的に与えてみましょう。

まとめ

食事を中心に、普段はなんとなく摂っているお砂糖。

甘くておいしいお砂糖ですが、摂り過ぎは様々な健康問題を引き起こします。

赤ちゃんの食事には基本的に砂糖を加えずに!おやつは甘さ控えめか砂糖不使用を選びましょう。

大人は自己管理ができますが、赤ちゃんの食事に関してはお母さんとお父さん次第。

赤ちゃんの食べ物は基本的に薄味で大丈夫なので、お砂糖に限らず調味料を多用して、味を濃くしないように気をつけましょう。

赤ちゃんの将来の事を考えて、砂糖を極力使わずに、食事やお菓子の工夫をしてあげてくださいね。