赤ちゃんの後頭部にへこみが!新生児の後頭部のへこみの原因と3つの対処法

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ふと赤ちゃんの頭を触ったとき、後頭部の部分がなんだかへこんでいる…と感じた事はありませんか?更に、頭のてっぺんもやわらかくて不安…。

頭蓋骨で守られているはずの大切な部分なのに、大丈夫なの?と心配になってしまいますよね。また、へこんでいる部分だけ髪の毛が生えないという事もしばしば。

なぜ新生児の後頭部は、へこんでいるように感じるのでしょうか?実は、このへこみは珍しい物ではありません。この記事では、お母さんが気になる赤ちゃんの後頭部のへこみに関しての情報や知識をまとめてみました。

記事のポイントは2点です。

 

赤ちゃんの後頭部がへこんでいる理由は?対処法はある?

赤ちゃんの後頭部のへこみが無くなるまで気を付けたい事

 

この記事を読めば、赤ちゃんの後頭部に関するお悩みが解消されるでしょう!

まずは赤ちゃんの後頭部がへこんでいる理由に関して解説していきたいと思います。

 

□赤ちゃんの後頭部がへこんでいるように感じる、その訳は?

赤ちゃんの骨はまだまだ発達途中。それは頭蓋骨にも言える事で、赤ちゃんの頭の骨はやわらかい状態なんですね。

後頭部のへこみの原因は、寝ているときにその部分に圧がかかるためです。赤ちゃんの顔の向きによって、へこんでいるように感じる部分は変わります。

例えば、右を向くのが好きな赤ちゃんは右側がへこんでいるようになりますし、天井を見ている赤ちゃんは後頭部がのっぺりとします。

 

□赤ちゃんの頭頂部のへこみの原因は「大泉門」!骨と骨のすきまなので、あまり押さないで

赤ちゃんの頭頂部を触った時、やわらかく感じてびっくりした事はありませんか?そこは骨と骨のすきまの部分で、「大泉門」と呼ばれている個所です。

赤ちゃんは産道を通るとき、頭蓋骨の骨が重なっている状態です。このように頭蓋骨が重なっているおかげで、赤ちゃんはとても狭い産道を通る事ができるようになっているんですね。

産後は、脳の成長に合わせて頭蓋骨の大きさも整ってきます。それに伴い、大泉門も閉じていくので心配はいりません。1歳を過ぎれば、殆どこのやわらかさはわからなくなり、2歳になる頃には大泉門はしっかりと閉じます。

お風呂などで触れる位は問題ありませんが、大泉門がやわらかいうちは、その部分をぶつけたり、強く押したりしないように充分気を付けてくださいね。

 

□赤ちゃんの後頭部がへこんでいるだけではなく、はげているけど大丈夫?

赤ちゃんの後頭部のへこみだけではなく、その部分だけ髪の毛が生えていなかったり、髪が薄かったりする事があります。

ですが、これは病気などではなく、布団との摩擦によっておこるもの。

赤ちゃんの髪の毛はとても細く摩擦にも弱いので、赤ちゃんが寝ながら首を左右に動かすだけでもすぐに擦り切れてしまいます。擦り切れる他には、その部分だけ絡まってもじゃもじゃになったり、クセがついたりもします。

ですが、これも成長に伴って治ってきます。頭を持ち上げたり、寝返りをうつようになれば、摩擦が起こる部分は分散するので一か所だけはげるという事がなくなってきます。

治る期間は赤ちゃんによって個人差がありますが、他の部分と変わりなく、はげていた箇所がどこだったか見つからない位には気にならなくなります。

一度はげてしまったからといって、これから一生その部分のみはげてしまう…という事はありませんので、安心してくださいね。

目次

赤ちゃんの後頭部をへこませない予防策はある?

赤ちゃんの後頭部のへこみは、成長と共に気にならなくなることが殆どですので、あまり過剰に気にする必要はありません。

ですが、なるべく後頭部をへこませたくない、将来子供が大きくなって絶壁頭になる事は避けたい!というお母さんは、これから紹介する対策を試してみてくださいね。

頭をまんまるにするお助けアイテム!ドーナツまくらを使用する

真ん中にくぼみがあり、赤ちゃんの頭がフィットする「ドーナツまくら」。

これを使う事で、赤ちゃんの後頭部が絶壁になるのを予防する効果が期待できます。

早いうちから使いたいお母さんは、新生児用を購入するとよいでしょう。

生後○ヶ月から、という注意書きがあるまくらもありますので、その点は使用前にしっかりと確認してくださいね。

しかし、赤ちゃんによっては枕が邪魔で眠りづらい事もあります。

嫌がったり、眠りが浅いようであれば使用を控えてあげてくださいね。

向きクセをつけない!照明の位置や、声をかける場所を変えてみる

左右どちらかに向きクセがついてしまうと、その反対側の後頭部が平らになったり、はげてしまったりする原因になります。

できる事なら左右対称にしてあげたいですよね。

このような場合は、照明の位置を変えてみたり、向きクセの反対側を向いてくれるようにすると改善されるかもしれません。

赤ちゃんは音や光のある方向を向きやすいので、いつも右側に照明があるならたまに左へと移動させたり、声をかける位置を反対側からにしてみたりすると効果的ですよ。

ベッドや照明の位置を動かすのが難しい場合は、赤ちゃん自体の寝る向きを逆側(例えば、昨日は北枕にしていたけど今日は南枕に、という具合に)にすれば問題ありません。

うつぶせ寝は絶壁防止に効果的でもあるけれど、オススメはできません

うつぶせ寝は、頭の形が良くなる寝方として以前大ブームになりました。

しかし、SIDS(乳児突然死症候群)になる確率が、うつ伏せ寝だと高まるという報告が出た事により、現在ではうつぶせ寝は極力避けるように、という傾向となっています。

その為、絶壁防止に効果的ではありますが、絶壁にしたくない!という理由だけで赤ちゃんをうつ伏せに寝かせるのはやめましょう。

起きているときにうつぶせの練習をする事自体に問題はありません。

赤ちゃんの将来を心配しての事であっても、無理強いをするのだけは避けてくださいね。

赤ちゃんの後頭部がへこんだり平らになっても、心配は不要です!

頭という大切な部分ですので、骨がやわらかい状態となると、形の変化にどうしても不安になってしまいますよね。

ですが、就寝時仰向けに寝ているならどんな赤ちゃんにも見られることですので、後頭部がへこんでいたり平らになっていても心配はいりませんよ。

髪の毛が生えると、あまり気にならないケースも多いです。

もしも赤ちゃんの頭の形が気になる場合は、赤ちゃんに無理強いをしないことを前提に、上記の対策を試してみてくださいね♪