卵かけご飯にひとふりすると、うま味が増すと言われている『うま味調味料』。
みなさまは使ったことがありますか?
チャーハンや野菜炒めなど、色々な料理を美味しくしてくれる魔法のような調味料です。
しかしながら、このうま味調味料は、一昔前は『化学調味料』と呼ばれていました。
現在も、味の素やグルエースなど様々な化学調味料が存在しています。
化学と言われると、なんだかとっても身体に悪いような気がしてきますよね。
大量に食べると問題ですが、少量であれば問題はありません。
利用方法を守れば、安心して使用できます。
この記事ではうま味調味料について詳しくお伝えすると共に、赤ちゃんの離乳食での利用方法についてお知らせします。
ポイントは7つです。
- うま味調味料ってどんな食べ物?
- うま味調味料の栄養価
- 赤ちゃんはうま味調味料をいつから食べてもいい?
- 離乳食に使用するうま味調味料の選び方
- 離乳食におすすめできない調味料
- うま味調味料を食べさせる時の2つの注意点
- 離乳食時期別オススメレシピ
最後まで記事を読んでいただければ、今まで以上にうま味調味料を活用できるようになっているはずです。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
うま味調味料ってどんな食べ物?
うま味を刺激する物質を人工的に精製した作った調味料です。
顆粒が主流でありましたが、最近では中華用など練り状になっているものも登場してきています。
かつては化学調味料と称されていたこともあり、添加物が多く、赤ちゃんに食べさせるには注意が必要な食品です。
うま味調味料の栄養価
うま味調味料にはナトリウム、セレン、タンパク質などが含まれており、殆どが塩分でできています。
ナトリウムは、体液量の調節、神経機能を正常に維持する効果、筋肉の動きを正常に保つ働きがあります。
セレンには老化防止や、ガンなどから身体を守る効果が期待できます。
何よりも塩分は、人間が生きる上で必要不可欠な成分です。
赤ちゃんはうま味調味料をいつから食べてもいい?
顆粒や練り状どちらもカミカミ期(生後9~11か月)から食べさせても大丈夫です。
ただし、この月齢では、大人のメニューから少量を取り分ける程度にしましょう。
湯通しをして食べさせてあげると、赤ちゃんに優しいです。
パクパク期(生後1歳~1歳半)からは、味付けのために少量を使用しても問題ありません。
離乳食に使用するうま味調味料の選び方
食品添加物が含まれているので1歳未満は与えないようにしましょう。
なるべく添加物の少ないものを選ぶようにするのがオススメです。
離乳食におすすめできない調味料
どれも辛みや刺激が強く離乳食には不向きの調味料です。
- ナンプラー
- 甜面醤(テンンメンジャン)
- 豆板醤(トウバンジャン)
- 粒マスタード
- からし
- コショウ
- わさび
- 七味とうがらし
- 山椒(サンショウ)
うま味調味料を食べさせる時の2つの注意点
1.稀なケースですがアレルギー反応が出る場合もあります。
うま味調味料を食べたことにより、『化学調味料アレルギー』反応を起こす可能性があります。
これは『グルタミン酸ナトリウム(MSG)アレルギー』とも言われ、稀ではありますが、わずかでも発症する場合があります。
もしも口の中の違和感や身体の発疹などの異常が現れたら、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。
2.塩分のとり過ぎに注意が必要です。
うま味調味料は塩分が多いので、食べさせ過ぎには注意が必要です。
塩分の摂りすぎは胃腸に負担がかかってしまい、下痢などを引き起こす原因になる場合もありますので、風味付けにほんの少しを心がけましょう。
万が一食べさせ過ぎてしまったときは、ミネラルの多い麦茶などを飲ませて、汗と一緒に塩分を排出させるよう促してあげるといいですね。
離乳食時期別オススメレシピ
カミカミ期(生後9か月~11か月)
カブとキャベツのおひたし
材料:カブ大さじ1、白菜大さじ1、うま味調味料少量、かつお節適量
↓作り方↓
①カブと白菜をみじん切りにします。
②小鍋で柔らかくなるまで煮ましょう。
③茹で上がった野菜をよく水を切った後、うま味調味料を少量まぶしてよく混ぜ合わせます。
④お皿に盛った後、お好みでかつお節を乗せてできあがりです。
パクパク期(生後1歳~1歳半)
中華丼
材料:鶏ひき肉大さじ1、白菜大さじ1、コーン大さじ1、ニンジン大さじ1、うま味調味料少量、醤油少量、水適量、水溶き片栗粉適量
↓作り方↓
①野菜を全て細かくみじん切りします。
②小鍋にごま油(なければサラダ油)を少量ひき、鶏ひき肉を炒めましょう。
③肉に火が通ったら野菜を入れます。
④野菜がかぶるぐらいのお水を注ぎ、野菜が柔らかくなるまで煮てください。
⑤醤油とうま味調味料を加えて軽く混ぜます。
⑥水溶き片栗粉を回し入れ、とろみがついたらできあがりです。
大量に食べさせるのはNG。風味付け程度で、うま味を楽しませてあげましょう。
添加物は赤ちゃんにとって、悪い影響を与えてしまうリスクがあるものです。
大人よりも赤ちゃんは消化機能などが未熟なので、影響を受けやすいといえるでしょう。
絶対食べさせないほうがいいとは言いませんが、大量に食べさせることはしないほうが安心です。
とはいえ、うま味調味料を使用すると味が格段に美味しくなるので、風味を楽しむ程度に赤ちゃんにも食べられるころになったら与えてもいいでしょう。
1歳を過ぎると、大人とのとりわけメニューが増えてママもだいぶ楽になります。
うま味調味料を使用したときは、湯通しをするなどして味を薄めると、添加物の心配が少しは和らぐかもしれません。
ご家庭にあった方法で、うま味調味料を楽しんでくださいね。