産まれたばかりの赤ちゃんは、離乳食が始まるまでは母乳で栄養や水分を補給します。
ですが、母乳だけで赤ちゃんの水分が足りているのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
特に汗をかきやすい夏場など、母乳のみでのどは乾かないのかなと心配になってしまいますよね。
いつからお水を与えてもいいのか、また水道水よりミネラルウォーターの方がいいのか?など、お水を飲ませてあげる前に沢山の疑問が浮かびます。
そこで、今回は赤ちゃんに飲ませてあげたいお水に関する疑問についてまとめてみました。
この記事のポイントは3点です。
- 赤ちゃんには早めにお水をあげるべきなのか?
- 何ヶ月からお水を与えていいのか?
- 赤ちゃんに飲ませるお水の選び方
この記事を読めば、赤ちゃんにお水をあげるタイミングなどがしっかりとわかります!
適切なタイミングでお水が与えられるよう、ぜひ予習しておいてくださいね。
それでは、まずは赤ちゃんにはお水を与えるべきなのか、その点から解説していきたいと思います。
目次
そもそも、赤ちゃんにお水は与えるべきなの?

新生児の赤ちゃんにはお水を与えた方がいいのでしょうか?
赤ちゃんは生後三ヶ月頃からお水を飲めるようになりますが、母乳やミルクから十分に水分を補給できますので、あえてお水を与えなくても大丈夫です。
水分不足が心配になりますが、授乳の感覚も短いですし、お腹がすいたりのどが渇けば泣いてお知らせするため、水分不足の症状はあまり心配いりません。
もしもお水に慣れさせるのであれば、離乳食が始まる6ヶ月頃からがベストです。
というのも、早いうちにお水を沢山飲むようになると、お水を飲んでお腹がいっぱいになってしまい、母乳やミルクを飲む量が減り栄養不足になる恐れがあるからです。
お水をメインに…というよりは、万が一母乳やミルクで足りない場合の水分補給として考えた方がよいでしょう。
赤ちゃんのお水デビューは一杯のスプーンから!

初めてのお水は、一度煮沸してから常温かぬるま湯になるまで冷ましたものを、スプーン一杯上げる事から始めましょう。
お水というよりは、白湯としてあげるような形です。
はじめてお水を飲む赤ちゃんは、今までの母乳やミルクとは違った味にびっくりするかもしれません。
もし飲まなくても無理やり飲ませる必要はないので、赤ちゃんが慣れるタイミングでお水をあげていきましょう。
飲めるようになったら徐々に量を増やしてみてください。
日本の水道水はきれいで安心!煮沸するともっと安心!

日本の水道水は塩素消毒で殺菌を行っており、世界各国の飲み水の中でも安心できるクオリティを保っています。
とは言え、塩素を使用しているので、カルキ臭や独特のにおいが気になる方もいらっしゃいますよね。
また、基準値以下の本当にわずかな量ではありますが、トリハロメタンという発がん性物質が含まれている可能性もあります。
ですが、日本の水道水の安全性は非常に高く、一生摂取したとしても健康被害の心配はありませんので安心してくださいね。
どうしても赤ちゃんにあげるお水が心配!という事であれば、煮沸をすることでその問題を解決する事ができます。
10分程煮沸する事で、塩素臭が無くなり、トリハロメタンも更に除去する事ができます。
注意点として、塩素が無くなった水は消毒効果も失われるので、赤ちゃんに与える際はなるべく早めに飲み切るようにしてくださいね。
いちいち煮沸するのは面倒…そんな場合は飲料水やウォーターサーバーが便利!

とはいえ、赤ちゃんに少量のお水をあげるために、毎回10分以上の煮沸をするのも大変ですよね。お母さんの手間だけではなく、ガス代もかかってしまいます。
そんな場合は、最初から飲める飲料水や、ウォーターサーバーを設置しておくと便利です。
ミネラルウォーターの種類によってはお腹の調子を壊してしまう事もあるので、注意が必要です。
お水の選び方としては、赤ちゃんも飲める、赤ちゃんのミルクに使える、とうたっている物であれば間違いありませんし、選びやすいですね。
また、そのまま飲める飲料水であっても、レンジで1分程加熱してあげて、人肌程度に温め白湯にしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんにあげるのは軟水がベスト!硬水は体調不良の原因になる!?
ミネラルウォーターには軟水と硬水の二種類があります。軟水と硬水の違いは、カルシウムとマグネシウムの含有量の差にあります。
簡単に説明しますと、カルシウムとマグネシウムが多い方が硬水となっています。
味に関しても、軟水の方が比較的にあっさりとして軽い口当たり、硬水の方がミネラルが多い分しっかりとした味に感じる事があるようです。
こうしてみてみると、ミネラルが多い硬水の方が赤ちゃんの健康にも良いのでは?と感じますよね。
実際に、大人の場合はミネラルを補ったり健康面を考えると、硬水を飲む事がメリットになるケースも多いです。
しかし、大人と違い未発達の赤ちゃんの消化器官には、負担になってしまう事も…。
体に合わない場合は下痢になってしまい、脱水症状の恐れも出てきます。
このような事から、もしも赤ちゃんにミネラルウォーターを飲ませるのであれば、購入前に軟水か硬水かをしっかりと確認しておきましょう。
ついでに言いますと、ミルクを作る場合も軟水を選びましょう。
粉ミルクの栄養価はとても高いので、硬水で作ってしまうとマグネシウムやカルシウムを過剰に摂取してしまう可能性も出てきます。
このような事から、赤ちゃんがいるお家では軟水を選ぶのがベストでしょう。
海外の水道水は赤ちゃんに飲ませない方がベター。安心できる飲料水がおすすめ

日本の水道水はとても安全という事に触れましたが、実は世界の多くの国の水道水は飲料に適していません。日本のように水道水が飲める国はほんのわずかなのです。
多くの国では水道の設備を再度整えるよりも、安全な水を作って販売した方がコストもかからず簡単だ、という背景があります。
また、安全と言われている国であっても、水道水の硬度が高い事も。
このような事から、水道水が飲める国であっても、海外旅行へ行くならば水道水ではなく、市販されている軟水の飲料水を買う事がベストです。
水の摂りすぎで中毒症状に!?その原因は…

健康には水を沢山摂ると良い!と考えている方も多いでしょう。
実際に、母乳を多く出すためにも水分は沢山とるように指導されますし、お水が体に害を与える事はないのではないかとも思えます。
しかし、水を一度に大量に飲むことによって、水中毒と呼ばれる症状になる事があります。
この症状は、大人よりも子供の方がなりやすく、赤ちゃんは特に注意が必要となってきます。
原因は、水を多くとり過ぎてしまう事によるナトリウムの濃度低下。
人によって水中毒になる量の水分量は異なりますが、短時間のうちに大量の水分を補給する事は避けた方がよいでしょう。
赤ちゃんに白湯や薄いミルクをたくさんあげるのは水中毒を引き起こす原因にもなりかねませんので、基本的には母乳や記載量で作ったミルクを飲ませ、白湯は少しにしてあげましょう。
実はお水や白湯よりも麦茶の方が好ましい!?麦茶の嬉しいメリット

赤ちゃんの飲み物として適しているのが麦茶です。
麦茶は他のお茶と違ってカフェインが含まれていないことや、ミネラルが含まれているので水や白湯を同じ量飲むのに比べ、水中毒になるリスクも減少します。
また、麦茶には虫歯を予防してくれるという嬉しい効果も!
歯磨きを嫌がりやすい時期ですが、離乳食と共に麦茶をあげることで、赤ちゃんの歯も大切にすることができます。
一か月から飲める赤ちゃん用の麦茶なども販売されていますが、先ほども挙げたように離乳食が始まる時期に同時に麦茶を与えるようにするのがおすすめですよ。
赤ちゃんに与えるお水は、急ぐ必要なし!ゆっくり徐々に慣らしていきましょう

いかがでしたか?お水を早く与える事によるメリットはあまりないので、離乳食と同時期に少しづつ慣らしていくのが良い、という事がわかりましたね。
母乳やミルクを与えている間は、水分不足に関しても心配しなくてよいでしょう。
卒乳してからは水分摂取の機会がぐっと減る為、水分不足や便秘を防ぐためにもお茶や軟水でしっかりと水分補給をしてあげてください。
もし現在白湯やお水を嫌がっても、成長と共に自然と飲めるようになりますよ。
焦らずに赤ちゃんを見守っていてあげてくださいね。