赤ちゃんの離乳食がスムーズに進むと、食べられる食材がどんどん増えていきます。
野菜や肉類、魚類などは与える時期や与え方などは、ネットや育児本などに詳しく載っていますが、海藻類はちょっとだけ迷ってしまうこともあるかもしれません。
私には娘が一人おりますが、娘が離乳食を始めた時にふと「焼き海苔っていつから赤ちゃんに食べさせていいのだろう」と疑問を感じたことがありました。
- 赤ちゃんに焼き海苔はいつから食べさせていい?
- 食べさせるときのポイントを知りたい!
- アレルギーの心配はある?
- 簡単♪赤ちゃん向けの焼き海苔レシピを知りたい!
焼き海苔はおにぎりやラーメンのトッピングなどで使うことが多く、離乳食への取り入れ方がわからないという人もいるでしょう。
私と同じように、焼き海苔をどうやって取り入れたらいいか知りたい人のために、離乳食への焼き海苔の取り入れ方を詳しく紹介します。
目次
赤ちゃんはいつから焼き海苔を食べられるようになる?
焼き海苔はそのままだと口の中にくっつきやすく、赤ちゃんには食べにくい食材ですが、水やお湯でふやかすとトロトロになりやすく、赤ちゃんの離乳食にも取り入れやすい食材のひとつです。
赤ちゃんの離乳食がある程度進み、食べられる野菜類の種類が増えた6か月頃から食べさせるといいでしょう。
赤ちゃんに初めて与える海藻類としてもおすすめです。
焼き海苔は栄養たっぷり!
焼き海苔はビタミンやミネラルが豊富で、良質なタンパク質も含まれている食材です。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- ビタミンC
- 葉酸
- 食物繊維
- βカロテン
- カリウム
- ナトリウム
- ヨウ素
- タンパク質
多くの成分がバランスよく含まれていて、『海の野菜』などと呼ばれることもあるほどです。
風味もよく、ほかの食材との相性もいいので離乳食にぴったりです。
海苔は?
焼き海苔は赤ちゃんにも安心して食べさせてあげられる食材ですが、味付け海苔はどうなのでしょう。
味付け海苔は焼き海苔の表面に調味料で味がつけらえた加工品です。
味付け海苔はご飯のおかずにぴったりですが、離乳食期の赤ちゃんには味が濃すぎます。
どんなに早くても赤ちゃんが1歳を過ぎるまでは与えないようにしましょう。
1歳を過ぎてからも与えすぎには気を付けたいところです。
大人が食べているときに欲しがった場合は、少量をたまに与えるようにしましょう。
韓国海苔は油分も多く、香辛料が含まれているので更に年齢が上がってから上げるようにしましょう。
赤ちゃんに焼き海苔を食べさせるときのポイント3つ
焼き海苔は赤ちゃんが6か月くらいになれば食べさせてあげることができますが、焼き海苔をそのまま食べさせるのはNGです。
どんなことに気を付けながら食べさせればいいのでしょう。
ここでは3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 必ずふやかしてから
- ほかの食材と上手に組み合わせよう
- アレルギーにも注意!
焼き海苔はふやかしてから食べさせよう
先に触れたように、焼き海苔はそのままだと口の中にくっつきやすく、のどに張り付いてしまう恐れもあります。
上手に食べることができない赤ちゃんにとって、パリパリの状態のノリは食べにくい食品です。
細かくちぎったり刻んだりしたものをお湯や水でふやかしたものを食べさせるようにしましょう。
ふやかした焼き海苔はとろみがあり、そのままでも食べやすくなりますよ。
和風のスープなどにちぎった焼き海苔を入れて一緒に煮込むと、とろみと風味がついてひと味違った味わいになりますよ。
焼き海苔はほかの食材と組み合わせるのがおすすめ!
いつものメニューに焼き海苔をプラスするだけで、風味がよくなり別のメニューに大変身します。
- お粥に混ぜて
- ゆでた野菜と和えて
- 肉や魚にもおすすめ
ご飯はもちろん、野菜や肉、魚まで様々な食材にぴったりです。
1歳を過ぎたら、小さくカットすればふやかさなくても焼き海苔を食べられるようになります。
手づかみ食べの練習に小さなおにぎりに付けたり、おやきの表面に付けたり、細かく刻んだものをトッピングしたりと、いろいろなメニューに取り入れてみてくださいね。
アレルギーにも気を付けよう!
離乳食が始まると、アレルギーのことが気になります。
特に初めて食べさせる食材に関しては、「アレルギーが出たらどうしよう」という気持ちでいっぱいになりますよね。
私も娘に初めて食材を食べさせるときは、毎回慎重になっていました。
では焼き海苔はどうなのでしょう。
消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、重篤なアレルギーの症例数が多い特定原材料に焼き海苔は含まれていません。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
焼き海苔を含め、海藻類は比較的アレルギーが出にくい食材といわれていますが、焼き海苔も食品である以上、絶対にアレルギーが出ないというわけではありません。
症例数が少ないだけで焼き海苔でもアレルギーを起こす人も一定数いることは確かです。
特定原材料ほど慎重になる必要はありませんが、「もしかしたら焼き海苔でアレルギーが出るかもしれない」ということを心得ておくことが大切です。
初めて赤ちゃんに焼き海苔を食べさせるときには、
- ひと口だけで様子を見る
- 食べさせたあと1時間は様子を見る
- 医療機関が開いている平日の午前中に食べさせる
この3点を守りましょう。また、焼き海苔を食べさせたあとに
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- じんましんが出る
- 咳や鼻水が出る
- おう吐
- 下痢
などの症状があらわれたら、アレルギーの可能性があります。
早めにかかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
また、海苔は消化されづらく、そのまま便として排出されることがあります。
このような場合は、胃腸に負担がかかっていることも考えられますので、一度にあげる量を減らすか、もう少し離乳食が進んでから与えるようにしましょう。
簡単♪赤ちゃん喜ぶ焼き海苔を使ったレシピ2選
焼き海苔は上手に離乳食に取り入れることで、離乳食のレパートリーをグンと増やすことができる食材です。
ここでは簡単に作ることができる焼き海苔レシピを2つ紹介します。
参考にしてみてくださいね。
いろんなメニューにプラスして♪赤ちゃん用海苔のつくだ煮
○材料
- 焼き海苔・・・適量
- 水・・・適量
○作り方
- 焼き海苔を細かくちぎって水に浸します。
- 焼き海苔がふやけてトロトロになったら、こし器などにあけて水気を切ります。
- 耐熱容器に移し替え、レンジで30秒加熱します。
- レンジから取り出し、ひと混ぜしたら完成です。
※完成した海苔のつくだ煮は冷蔵庫で保存します。3日ほどで使い切るようにしましょう。お粥や野菜に混ぜて使います。
1歳頃から!焼き海苔チーズトースト
○材料(赤ちゃん1人分)
- 食パン・・・4分の1切れ
- 焼き海苔・・・5cm×5cm
- ピザ用チーズ・・・適量
- バター・・・少々
○作り方
- 食パンは食べやすいようにスティック状にカットします。
- 食パンの表面にバターを薄く塗り、細かく刻んだ焼き海苔とピザ用チーズを乗せます。
- トースターなどでチーズが溶けるまで焼いたら完成です。
焼き海苔は風味アップに便利!離乳食にどんどん取り入れて
焼き海苔はトロトロにしやすく、しっかりふやかしてあげれば離乳食初期の後半、6か月頃から赤ちゃんに食べさせてあげることができます。
あっさりした野菜やお粥に混ぜれば風味がよくなり、いつもと違う味わいを楽しむことができますよ。
赤ちゃんに焼き海苔を食べさせるときは、
・パリパリの状態で与えない
・ほかの食材と上手に組み合わせる
・アレルギーにも気を付ける
などを守って与えるようにしてください。
焼き海苔は消化しにくいというイメージもありますが、与えすぎなければ便からそのまま出てきたとしてもさほど問題はありません。
焼き海苔ばかりを食べさせないように気を付けましょう。
我が家では、1歳を過ぎたころから焼き海苔が大活躍でした。
手づかみ食べの練習に役立ちますので、上手に焼き海苔を取り入れてみてくださいね。