赤ちゃんの離乳食で雑炊はいつから食べて大丈夫?7つの注意点とおすすめレシピ

スポンサードリンク

生後5か月から6か月頃から、離乳食が始まります。

母乳やミルクも併用して、離乳食を作っていかなければならず、お母さんの負担も少し増えていきますが、

それと同時に、赤ちゃんの成長を感じられる瞬間です。

さて、離乳食の中でも、よく食べられている「雑炊」ですが、実はとても簡単に作れて、さらにいろいろな食材を混ぜ合わせることができるので、

赤ちゃんにとっては食べやすく、お母さんにとっては準備しやすい1品なのです。

「雑炊はいつから食べさせて大丈夫?」

「おすすめの雑炊のレシピが知りたい!」

「何か注意した方がいいことってある?」

など、離乳食の雑炊について、次のことについて詳しくみていきましょう。

  • 雑炊はいつからたべて良い?
  • ゴックン期のレシピと注意点
  • モグモグ期のレシピと注意点
  • カミカミ期のレシピと注意点
  • パクパク期のレシピと注意点

月齢別に、雑炊のおすすめレシピや、雑炊によく使われる食材やその他の注意点についてご紹介します。

離乳食の献立に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです♪

目次

赤ちゃんは雑炊をいつから食べていいの?

雑炊は、10倍粥にクタクタに似た野菜を混ぜて作ることができるので、離乳食がスタートして、ご飯に慣れてきたら始めることができます。

混ぜて良い食材などは、赤ちゃんの月齢によって違いうので、注意は必要ですが、食べにくい野菜や魚を、お粥と一緒に雑炊にすることによって、飲みこみやすく、食べやすいので、赤ちゃんの離乳食におすすめです。

また、離乳食後期や幼児期の風邪の時期などにも、食べやすいのでよく作られています。

下痢やお腹の調子が悪い時なども、ビタミンやミネラルなどの栄養素がたくさん入った雑炊を食べると、改善されることもあります。

月齢によって、食材だけでなく、味付けにも少し気を付ける必要があります。

大人と同じ濃さの雑炊を作ってしまうと、赤ちゃんにとってはとても濃く、食材やお米を味わうことができず、その後の雑炊も味を急に薄くすると食べなくなってしまいます。

味付けや食材に気を付けて、雑炊を離乳食に加えてみてくださいね。

ゴックン期のおすすめレシピと注意点

生後5~6か月頃から離乳食をスタートするゴックン期。

1日1回の10倍がゆから始めて、1ヶ月経ったら1日2回食に増えていきます。

(レシピ)お野菜たっぷり雑炊

<材料>

  • 10倍~7倍がゆ 60ml
  • 人参・じゃがいも・大根 5gずつ

<作り方>

1.人参・じゃがいも・大根をすりおろして混ぜ、耐熱容器に入れて、レンジで30秒チンします。

2.1の野菜とお粥を混ぜ合わせて出来上がりです。

■(レシピ)りんごと豆腐の雑炊

<材料>

  • りんご 5㎜厚のくし形1個
  • 豆腐 3㎝角1個
  • 10倍~7倍がゆ 大さじ1

<作り方>

1.りんごは皮をむいて、おろしておきます。

(色が変わりやすいので、早めにお粥にいれる。)

2.豆腐はゆでて、裏ごしします。

3.1と2をお粥に入れて、混ぜ合わせて完成。

(レシピ)さつまいもときな粉の雑炊

<材料>

  • さつまいも 5㎜厚の輪切りが1枚
  • きな粉 小さじ2分の1
  • 10倍~7倍がゆ 大さじ1
  • だし汁 大さじ1

<作り方>

1.さつまいもは皮をむいて水にさらす。その後、柔らかく茹でてから裏ごししておきます。

2.1とお粥、だし汁を混ぜてから、レンジで30秒加熱。

3.最後にきな粉を振り入れてよく混ぜれば完成。

(レシピ)トマト雑炊

<材料>

  • 10倍~7倍がゆ 大さじ1
  • ミニトマト 1個

<作り方>

1.ミニトマトのへたをとり、十字に切り込みを入れて、600Wのレンジで30秒。(やけどに注意。)

2.皮を取り除いて、しっかりすりつぶしましょう。

3.すりつぶしたミニトマトと、お粥を混ぜたら完成。

(注意点)味付けはほとんどしないこと

ゴックン期の赤ちゃんの離乳食は、味付けに調味料を入れることはほとんどしなくてよいでしょう。

だしを入れるにしても、市販の白だしや本だしですと味が濃すぎたり、化学調味料が入っていることもあるので、おうちで、昆布と鰹節からだしをとるようにしましょう。

(注意点)卵はまだ食べさせないこと

雑炊と言えば、「卵」ですよね。

ゴックン期は、卵白も卵黄も食べさせないでください。

栄養素がたくさん入っている優秀な食品なのですが、アレルゲンになりやすい特徴をもっています。

後ほどご紹介していきますが、卵黄はモグモグ期から、卵白はカミカミ期から始めることをおすすめします。

まずは、少し食べさせてみて、赤ちゃんにアレルギー反応がないか確認してください。

モグモグ期のおすすめレシピと注意点

生後7~8か月頃からは、舌が前後上下に動くようになり、つぶして飲みこめるようになるモグモグ期。

豆腐やプリンの硬さが食べられるようになります。1日2回食で進めていきましょう。

(レシピ)鮭の雑炊

<材料>

  • 鮭 5g
  • 人参 5㎜厚の輪切り4分の1枚
  • ほうれん草(柔らかい葉先) 1枚
  • エノキ 5本
  • 7倍~5倍がゆ 大さじ2
  • だし汁 大さじ2

<作り方>

1.人参とほうれん草を柔らかくゆでて、みじん切りにします。

2.鍋に鮭のみじん切りとだし汁を加えて、ほぐしながら茹でます。

3.鮭にしっかりと火が通ったら、1と7倍がゆを混ぜて、エノキをハサミで小さく切って、加えます。

4.エノキに火が通ったら、完成。

(レシピ)お野菜たっぷりみそ雑炊

<材料>

  • じゃがいも 5㎜厚の輪切り4分の1枚
  • キャベツ 3センチ角1枚
  • 人参 5㎜厚の輪切り4分の1枚
  • 鶏ささみ 5g
  • 7倍~5倍がゆ 大さじ1
  • 味噌 少々
  • だし汁 大さじ2分の1

<作り方>

1.じゃがいも、キャベツ、ニンジン、鶏肉を茹でて、すべてみじん切りにします。

2.だし汁に味噌をとき、1と粥をいれて混ぜ合わせて完成です。

(レシピ)さつまいもとツナ缶の雑炊

スポンサードリンク


<材料>※多めの分量(作り置き冷凍ができます。)

  • 大人の茶碗1杯分のご飯 200g
  • 人参 中2分の1本
  • さつまいも 中2分の1本
  • ツナ缶(水煮缶) 1缶
  • 煮干し 10本程
  • 鰹節 適量
  • 水800㏄

<作り方>

1.鰹節と煮干しをそれぞれ、ティーパックに入れて、熱湯でだしを取ります。

2.さつまいも、人参を1㎝の角切りにして、全ての材料を鍋に入れ、20分ほど煮ます。

3.灰汁がでるので、こまめに取り除きます。

4.とろみが出てきたら完成です。味噌を少し溶かしてあげると、また味が変わって美味しいですよ。

(レシピ)ほうれん草としらすの雑炊

<材料>

  • ほうれん草(葉先) 1枚
  • しらす 小さじ1
  • 7倍~5倍がゆ 大さじ1と2分の1
  • だし汁 大さじ1

<作り方>

1.ほうれん草を茹でて、みじん切りにします。

2.しらすは、茶こしにいれて熱湯をかけ塩抜きをしておきましょう。

3.1と2と粥、だし汁を混ぜ合わせて完成です。

(注意点)きのこ類は入れても大丈夫?

しいたけやえのきだけ、ぶなしめじ、まいたけなどのきのこ類も、雑炊にぴったりの食材です。

きのこ類は、野菜類には少ないビタミンDを含んでおり、カルシウムの吸収を助けてくれます。

しかし、トロトロに調理するには難しく、独特の食感があります。

そのため、ゴックン期には向いておらず、モグモグ期の後半からカミカミ期にかけて食べさせるとよいでしょう。

きのこの風味も強いので、まずは、癖の少ないえのきだけから始めるのがおススメです。

(注意点)ツナ缶を使う時はひと工夫すること

雑炊にツナの缶詰を使うこともよくあります。

1歳まではツナの油漬けのものではなく、水煮缶を使うようにしましょう。

また、食塩無添加のものもあるので、できるだけ無添加のものを使うようにします。

ツナの水煮缶はモグモグ期からOKです。しかし、脂肪分が多いので、少量にしましょう。

塩分や調味料が加えられているものを使う時には、熱湯をかけることで、味が薄まります。

(注意点)味付けの調味料はまだまだ使えるものが少ない

ゴックン期の味付けはほとんどできないのですが、モグモグ期に入ると、少量であれば混ぜて使うことができるようになります。

だしパック(無添加)、トマトケチャップ、バター、酢、味噌、メープルシロップ、砂糖などが使えるようになります。

しかし、塩分が多く含まれている醤油、麺つゆ、マヨネーズ、白だし、固形スープ、鶏ガラスープのもと、

無添加だしなどは使えず、まだまだ調味料が少ない状態です。

塩分や脂肪分の多いものは基本的に使用できないと思っておきましょう。

カミカミ期のおすすめレシピと注意点

生後9~11ヶ月頃からは、青魚や食べられる食材が増えて離乳食の幅が広がってきます。

歯が生え始め、舌も上手につかって、歯茎で食べ物をつぶせるようになってきます。

1日3回食に増え、たくさんの種類の食べ物に出会っていく時期です。

(レシピ)栄養たっぷり♪和風雑炊

<材料>

  • 軟飯 1食分
  • 水 100㏄
  • 人参・大根 5㎜厚の輪切り1枚ずつ
  • 溶き卵 4分の1個
  • わかめ 少々(水でもどして細かく刻む)
  • 鰹節 ひとつまみ
  • 醤油 3滴

<作り方>

1.人参、大根を細かくみじん切りにして、分量の水でやわらかく茹でます。

2.1に、わかめと軟飯と鰹節を入れて、柔らかくなるまで煮ます。

3.醤油で味を付け、全体に溶き卵をいれて、卵にしっかりと火が通ったら完成。

(レシピ)簡単!コーン雑炊

<材料>

  • クリームコーン缶 大さじ2
  • 豆乳か牛乳 80㏄
  • 鶏ひき肉 15g
  • ご飯 1食分

<作り方>

1.鍋に、豆乳または牛乳をいれて、クリームコーンを加えて沸騰させます。

2.沸騰したら、鶏ひき肉とご飯を入れて煮込みましょう。

3.鶏ひき肉に火が通り、ご飯の硬さが程よくなったら出来上がりです。

(レシピ)ひじき雑炊

<材料>2食分

  • ごはん 茶碗に3分の2
  • ひじき 大さじ1
  • 人参 3分の1
  • 醤油 小さじ2分の1
  • 油揚げ 4分の1枚
  • 水 100㏄

<作り方>

1.人参と油揚げを角切りにして、ひじきと水を一緒に鍋で煮ます。

2.人参が柔らかくなったら、ご飯と醤油を加えてひと煮立ちします。

3.火を止めて、5分ほど蓋をしたまま蒸らして、完成です。

(注意点)鉄分が不足しやすい時期

カミカミ期は一般的に、鉄分が不足しやすい時期と言われています。

そのため、離乳食に赤身の魚や肉、レバーを取り入れていくとよいのですが、雑炊との相性はいまいちですよね。

雑炊で鉄分を補うためには、人参、鮭、煮干しや鰹節、卵、ホウレン草やブロッコリー、納豆、枝豆、ひじきやわかめなどを混ぜ込んでいくと良いでしょう。

パクパク期のおすすめレシピと注意点

生後1歳から1歳6か月頃までは、ほとんどの食材を食べることができ、噛む動作は大人と同じようにできるようになってきます。歯が生えそろっていなくても、

歯茎で上手にすりつぶすことができます。

アレルギーなどの心配がなければ、大人の雑炊と同じ材料を使い、途中で取り分けて、赤ちゃんの分だけ薄味で味付けをするという作り方でも大丈夫です。

(レシピ)ニラと鶏ひき肉の雑炊

<材料>

  • ごはん 1食分
  • ニラ 1本(小さく刻む)
  • 鶏ひき肉 大さじ2
  • 卵 3分の1個
  • だし汁

<作り方>

1.だし汁に鶏ひき肉を入れ加熱し、灰汁をとりながらほぐしていきます。

2.ニラとご飯を入れてひと煮立ちしたら、みりんと醤油、塩を少々入れて味をつけましょう。

3.溶き卵を回しいれて、固まったら火を止めて出来上がりです。

(レシピ)味噌のりたま雑炊

<材料>

  • 軟飯 1食分
  • 味噌汁 50ml
  • 卵 3分の2
  • 海苔 5㎝角

<作り方>

1.薄めの味付けのお味噌汁に具材が入っている場合は、細かく刻んでおきましょう。

2.鍋にお味噌汁とご飯をいれ、5分ほど弱火で煮込みます。

3.溶き卵を回しいれて、最後に海苔を小さくちぎっていれて、火が通ったら出来上がりです。

(注意点)味付けはまだ薄くて大丈夫

パクパク期は離乳食の完了期で、大人と同じものを取り分けて食べることができるようになってきます。

しかし、味付けは大人の「3分の1」ほどにとどめて置き、薄味に心がけましょう。

調味料以外にも、ごまや海苔、青のりやきなこなどの風味を出す、食材を一緒に使うことで、栄養素も増え、食欲が増すこともあります。

まとめ

ゴックン期から食べることができる雑炊ですが、月齢によって中に入れる食材や、調味料が違ってきます。

月齢に合わせて、使える食材をバランスよく、雑炊に混ぜることで、一品でも栄養たっぷりの雑炊になるので、風邪などの特別な日でなくても、

普段からたくさん食卓に並べてあげてくださいね。

また、調理も簡単なので、忙しいお母さんにも助かるレシピをたくさん載せましたので、参考になればよいです。