缶詰と同じように、保存食として保存していることも多いビン詰食品。
種類も多く、手軽に食べることができて、値段も安いのでとても便利ですよね。
ビン詰食品のメリットは、なんといっても瓶が透明なので中身の状態が見えること。
色や保存状態が確認できるのは、缶詰にはないメリットです。
ビン詰食品は、缶詰と一緒で密封殺菌しているので、保存性が高いですが、瓶詰めのほうが保存期間は短く設定されています。
つくだ煮やジャム、塩辛などいろいろな種類の瓶詰めがありますが、中身によって賞味期限が変わってきます、
また開封後に食べられる期間も変わってきますので、注意が必要ですね。
ここではビン詰食品の正しい保存方法、消費期限、ビン詰食品を使ったお勧めのメニューを紹介しますので、参考にしてください。
目次
ビン詰食品はどのくらい日持ちする?賞味期限は1年!
ビン詰食品は、缶詰と同じく年単位で保存できるものがほとんどで、保存期間が長いのが逆に安心につながり、うっかり忘れてしまうこともあるので注意。
保存場所もどこでもいいわけではないので、瓶に記載されている保存場所を確認して保存します。
中身によって、保存期間が違いますし、開封した後はぐっと短くなるので注意!
またメンマなどの瓶詰め食品を取り分けるときは、きれいな箸で取り分けないと、菌が繁殖して、腐敗やカビの原因となる可能性があります。
基本的には、缶詰より短い賞味期限が設定されていますので、保存食として買いためるときは、買いすぎに注意してください。
ビン詰食品の保存方法!
ビン詰食品は、中身によって賞味期限が変わります。
代表的なビン詰食品の消費期限と、正しい保存方法を中身の種類ごとに紹介します。
ビン詰食品の正しい冷凍保存方法
ビン詰食品は冷凍保存に向きません。
冷凍するまで時間がかかるので、品質が悪くなる可能性がありますし、解凍するときは電子レンジに入れると割れてしまいます。
解凍に時間がかかりますので、冷凍保存は避けたほうがいいでしょう。
ビン詰食品は開封前は常温で、開封後は冷蔵で保存しましょう。
ビン詰食品の正しい冷蔵保存方法
ビン詰食品は、開封した後は冷蔵庫で保存します。
中身によって保存期間が違うので注意が必要。
中身ごとの賞味期限を紹介します。
・鮭フレーク
ごはんにかけたり料理に使ったり、幅広く使える鮭フレークですが、開封後は冷蔵で保存して、1週間以内に食べきってください。
開封前は常温で1年間保存が可能、保存食に最適ですね。
使うときは、必ず清潔な箸を使ってとりましょう。
・いかの塩辛
イカの塩辛は、開封前の賞味期限が他のビン詰食品よりも短く、3ヶ月。
開封前でも常温で放置しないで冷蔵庫で保存してください。
開封後は冷蔵保存で1週間以内に食べきります。
ビン詰食品の中でも傷みやすく、時間が経過するといかから水が出たり、細くなるので注意。
食べきれる分だけ小皿にとって食べるのがいいですね。
・かにみそ
ビン詰食品のかに味噌は値段もお得で、手軽に、かに味噌が食べられるのでとても人気。
開封後は冷蔵で保存、1週間を過ぎると傷みはじめるので、開封後はなるべく早く食べきりましょう。
開封前は6ヶ月が賞味期限です。
・キャビア
塩漬けされているので保存がききそうですが、生ものなので保存期間が短く開封後は1~2日で食べきりましょう。できれば開けた当日に食べきるのがいいですね。
開封前は4ヶ月保存が可能で、冷蔵で保存しましょう。
・のりのつくだ煮
ビン詰食品といわれて最初に思いつくのが、のりのつくだ煮ではないでしょうか?
いろいろな種類が販売されていて、賞味期限も6ヶ月~2年とかなり長い期間保存が可能です。
開封後は2週間で食べ切るようにします。
開封前も開封後もマイナス10度以下で保存なので、冷蔵庫で保存しましょう。
・めんま
メンマもビン詰で売っていることが多いですよね。
メンマはたけのこを乳酸発酵させて作ったもので、1年半と長い期間保存が可能です。
開封後は、1週間で食べきるといいですね。
開封前は常温で保存が可能ですが、開封後は冷蔵で保存してください。
・果物のシロップ付け
果物の缶詰は良く見ますが、実はビン詰食品でも果物は保存されています。
常温で1年保存することができますが、開封後は冷蔵庫で1週間の消費期限です。
その他の方法
ビン詰食品は、開封前は常温で保存できることが多いです。
ただ常温でもどこでもいいわけではありません。
直射日光が当たる場所は避け、コンロや暖房の近くなど熱を発する場所も避けて、冷暗所に保存します。
なるべく一箇所に保管したほうが、在庫状態も消費期限の管理もしやすいのでおすすめです。
ワンポイントアドバイス
ビン詰食品は、光の影響を受けやすい特徴があります。
瓶のガラスは缶詰と違って透明なので、光を通します。
光の当たる場所に長時間置いておくと、色が変色する可能性があるので、暗い場所に保存しましょう。
ただし、瓶の中には光の影響を受けないビン詰食品もあります。
ガラスに緑色や茶色などの色をつけている場合は、透明の瓶に比べると、光を遮断するため光の影響を受けにくく作られています。
色のついたビン詰食品は中身の品質が、とても安定しています。
ビン詰食品を使った3つのメニュー
ビン詰食品は種類がいろいろありますが、シンプルに食べるだけではなく、料理にも使うことができます。
ビン詰食品を使ったおすすめのメニューを紹介します。
のりのつくだ煮のパスタ
残ったのりのつくだ煮のアレンジメニューです
【材料】
パスタ 1束
生クリーム 150ml
のり 3枚
のりのつくだ煮 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
塩コショウ 少々
オリーブオイル 大さじ1
塩昆布 お好みで
① たっぷりの熱湯に塩とパスタを規定時間より短めにゆでます。
② パスタにオリーブオイルを混ぜます。
③ 生クリームと細かく切ったのりを入れて火にかけます。
④ しょうゆ、のりのつくだ煮を入れて混ぜます。
⑤ 塩コショウで味を調えて出来上がり。
鮭フレークチャーハン
チャーハンの具がないときに、すぐにできるチャーハンです。
【材料】
ごはん 250g
卵 1個
油 大さじ1
鮭フレーク 大さじ2
塩 少々
めんつゆ 適量
ごま塩 適量
ねぎ 適量
① フライパンに油を敷いて熱し、溶き卵を流しいれます。半熟の状態でごはんを入れて、手早くかき混ぜます。
② 全体的に混ざったら、鮭フレーク、めんつゆ、ごま塩を加えて、ねぎを入れて炒めて出来上がり。
塩辛の薬味和え
【材料】
塩辛 40g
みょうが 1個
しょうが 1/2かけ
万能ねぎ 5g
★ ごま油 6cc
★ 醤油 2cc
★ 酢1cc
★ 砂糖 3g
① 万能ねぎは細かく小口きりします。
② みょうがは千切り、しょうがは薄くスライスします。
③ 材料をすべて混ぜて出来上がり。
ビン詰食品の作り置きメニュー
ビン詰食品はいろいろな種類があるので、保存がきくものも多いですね。
おすすめのビン詰食品の作り置きメニューを紹介します。
メンマとこんにゃくの中華炒め
【材料】
ごま油 大さじ2
メンマ 200g
つきこんにゃく 1袋
塩 少々
中華味の素 小さじ1
料理酒 大さじ1
醤油 小さじ1
黒いりごま 大さじ1
粉山椒 少々
① こんにゃくは下ゆでして水気をきります。
② フライパンに油を熱して、メンマとこんにゃくを炒めます。
③ 調味料を加えて汁気がなくなったら、ごまと山椒を加えて出来上がり。
まとめ
ビン詰食品の正しい保存方法、消費期限、メニューを紹介しました。
たいていのビン詰食品は、未開封の場合は1年以上の賞味期限を設定していますが、イカの塩辛や、かに味噌、キャビアなどは、未開封でも冷蔵保存で、消費期限も短いので忘れないように注意してください。
またビン詰食品は、光にとても影響を受けやすいので、保存するときは光が入らない冷暗所で保存してください。
ビン詰食品を、上手に料理に役立ててくださいね!