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赤ちゃんはブドウをいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ
ブドウと聞いたら、どの種類のブドウを思い出しますでしょうか?
粒の小さいレッド・グローブや、食べ応えのあるピオーネ。
シャインマスカットも人気があります。
このように一言でブドウといってもいろいろ種類がありますね。
その中で私が思い出すのは『巨峰』です。
粒が大きく食べごたえがあり、甘さもたっぷりの巨峰は、思い出すだけで顔を緩んできてしまいます。
そんな巨峰が大好きな私は、ブドウがスーパーに出回る時期になると、必ずといっていいほど買ってしまい、家計が大ピンチに!
というのは、少し大げさですが、私の2歳になる息子も巨峰が大好き。
2人で昼食がわりに食べたこともあったりします。
そんな我が家では大人気のブドウ。
赤ちゃんたちも好評な果物です。
この記事では、ブドウについて詳しくご紹介します。
ポイントは6つです。
- ブドウってどんな果物?
- ブドウの栄養価
- 美味しいブドウの見分け方
- 赤ちゃんはブドウをいつから食べてもいい?
- ブドウを食べさせる時の4つの注意点
- 離乳食時期別オススメレシピ
最後まで記事を読めば、ブドウについてかなり詳しくなっているはずです。
ぜひ参考にしてくださいね。
ブドウってどんな果物?
原産地は中近東地方。スーパーなどに多く出回る時期は6月~10月ごろ。
夏と秋が旬の果物です。
日本の主な産地は、山梨県、長野県、山形県。
ブドウの種類はとても多く、世界中で10000種類以上と存在すると言われています。
日本では約60種類が栽培されており、ブドウの皮によって、大きく3つ『赤』『黒』『緑(白)』に分類されています。
ブドウの栄養価
カリウム、ブドウ糖、ポリフェノールが豊富です。
カリウムは高血圧や動脈硬化、脳梗塞などの予防になりますし、ブドウ糖は、疲労回復に効果を発揮します。
皮に含まれるポリフェノールは眼精疲労の回復、血液をサラサラにする働きがあります。
美味しいブドウの見分け方
粒に張りがあって、軸が太くて青いものを選びましょう。
軸が茶色いものは、収穫してから日が経っているという証拠になりますので、購入するときの参考に。
ブドウの皮の部分に、白っぽい粉が付着していることがあります。
この粉は水分の蒸発を防ぐためにブドウが出しているもの(果粉)。
粉がまんべんなくついているものは、鮮度が良いという証になります。
黒や赤のブドウは、色の濃いものを、緑色のブドウは、黄色っぽくなっているものを選びましょう。
赤ちゃんはブドウをいつから食べてもいい?
モグモグ期(生後7、8か月)から食べさせても大丈夫です。
モグモグ期はみじん切りにして与えましょう。
カミカミ期(生後9~11か月)は、粗みじん切りにして食べさせます。
パクパク期(生後1歳~1歳半)は、小さく切って与えましょう。
それ以降は大人用と同じ大きさで構いませんが、ぶどうの粒の大きさ次第では多少切ってあげると窒息の危険が少なくなり安心です。
ブドウを食べさせる時の4つの注意点
①窒息に注意しましょう。
ブドウは粒の大きさによっては、赤ちゃんが食べるときに吸い込んでしまう危険があります。
その結果、喉に詰まってしまい窒息を起こし、脳症などの深刻な事態になってしまう場合が。
そんな悲しい事故が起こらないよう、窒息しないサイズに切ってあげると安心です。
そのままの粒で与えるときは、必ず大人が咀嚼の様子を見守ってあげてください。
②アレルギー反応が出る場合もあります。
ブドウは果物アレルギーが心配されます。
ブドウなどの果物を食べて、口の周りや口の中がかゆくなったり、赤く腫れたりする『口腔アレルギー症候群』に注意しましょう。
そのほかに代表的な症状としまして、目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑ってください。
たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてくださいね。
もしアレルギーがご心配でしたら、初めてブドウを食べさせる時は平日の午前中にした方が、万が一のことがあっても医療機関に受診しやすいので安心です。
③食べさせ過ぎに注意が必要です。
ブドウだけではなく、どの果物にも言えることなのですが、果糖が多く含まれているので食べさせ過ぎには注意が必要です。
甘くて美味しいので、赤ちゃんが『もっとちょうだい』とおねだりするかもしれませんが、カロリーの摂りすぎは肥満などのリスクがあります。
くれぐれも食べさせ過ぎには気を付けましょう。
④冷凍保存はできますが1週間以内に使い切りましょう。
ブドウは冷凍保存が可能です。
皮のついたままの果肉やペーストにしたものなども冷凍することができますが、1週間以内に使用するようにしましょう。
そのときは、熱を一度加えることを忘れずに。
自然解凍してそのまま食べさせるのは避けてください。
離乳食時期別オススメレシピ
モグモグ期(生後7、8か月)
ブドウヨーグルト
材料:ブドウ10g、ヨーグルト30g
※ブドウはレンジやお湯などで加熱してから使うようにしてください。
↓作り方↓
①ブドウの皮を剥いて、みじん切りにします。
②プレーンヨーグルトをお皿に盛りましょう。
③みじん切りしたブドウをヨーグルトの上にかけてできあがりです。
カミカミ期(生後9~11か月)
果物ミックス
材料:ブドウ20g、バナナ20g、モモ20g
↓作り方↓
①ブドウは皮を取り除き、粗みじん切りにします。
②バナナも同様に皮を剥いたあと、粗みじん切りにしてください。
③モモも皮と種を取り除き、同じく荒みじん切りします。
④切った果物を混ぜ合わせればできあがりです。
パクパク期(生後1歳~1歳半)
ブドウとリンゴの蒸しパン
材料:ブドウ10g、リンゴ10g、ホットケーキミックス20g、牛乳20ml
↓作り方↓
①ブドウは皮を剥いて、1センチ角に刻みます。
②リンゴも皮を剥き、同じく1センチ角に刻みましょう。
③刻んだリンゴを耐熱容器に入れて、電子レンジで1分加熱してください。
④ボウルにホットケーキミックスと牛乳を入れ、よく混ぜ合わせます。
⑤リンゴとブドウも加えて、もう一度よく混ぜ合わせた後、シリコンカップやマフィンの紙カップなどに流し込んでください。
⑥電子レンジで2分ほど加熱したらできあがりです。(レンジによって加熱時間が異なりますので、様子をみて加減してください)
※できあがりの目安は、竹串や爪楊枝などを刺したときに、生地がついてこなければ大丈夫です。
ブドウなどのくだもの全般は、赤ちゃんのおやつに最適です。
甘くて美味しいブドウは、赤ちゃんも好んで食べてくれるはずです。
しかも果物を食べることで、風邪予防や疲労回復などの効果も期待できます。
おやつのメニューとして、ブドウや他の果物を食べる習慣をつけてはいかがでしょうか。
また、ブドウをおやつとして食べると、赤ちゃんだけではなくママにも嬉しい効果がありますよ。
育児疲れをブドウ糖が癒してくれるので、ほっと一息つく時間になることでしょう。
上手にブドウを活用してくださいね。