赤ちゃんの離乳食でブリはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめ鰤レシピ

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脂身がのって、ジューシーなぶり(鰤)は、魚の中でも人気が高く、たくさんの人に愛されています。

12月に旬を迎えて、めでたい魚として、お祝いの席やおせちなどにもよく登場します。

鰤は、ワカンやハマチ、メジロが育ったもので、地域によっては名前が違いますが、成長過程で名前が変わっていき、最終的にぶりと呼ばれるようになります。

また、脳の機能を高めるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれており、肥満防止や生活習慣病の予防にも効果があると注目を集めています。

赤ちゃんの離乳食が進み、お魚もメニューに取り入れていきたいものですが、たくさんの種類があるので、どれから食べさせて良いのか悩んでしまいますよね。

「赤ちゃんにいつからぶりを食べさせてもいいの?」

「赤ちゃんにぶりを食べさせるときに気を付けることはある?」

「ぶりを使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、実際に赤ちゃんにぶりを食べさせようとしたときに、色々な疑問や不安が出てきます。

注意点や調理方法なども知ったうえで食べさせると安心ですね。

今回は、赤ちゃんとぶりの離乳食について、下記の内容でご紹介していきます。

・赤ちゃんがぶりを食べられる時期
・ぶりを食べさせるときの3つの注意点
・カミカミ期のおすすめレシピ
・パクパク期のおすすめレシピ

お魚を使った離乳食作りに苦戦しているお母さん、ぶりを一緒に家族で食べたいと考えている人など、離乳食を作る前に、少し読んで新しい発見や、参考になれば嬉しいです♪

目次

赤ちゃんはいつからぶりをたべても大丈夫なの?

栄養が豊富で美味しい鰤、赤ちゃんはいつ頃から食べることができるのでしょうか?

ぶりの中でも、旬の冬の時期の寒ぶりは特に、脂が良くのっています。

大人にとっては、とても美味しいのですが、赤ちゃんにとっては少し多すぎるくらいです。

脂分が多いと、赤ちゃんの未熟な胃腸に負担がかかってしまいます。

離乳食期には、網焼きやゆでるなどして、脂を落としてから食べさせるようにします。

また、ゴックン期から食べることができる鯛やかれいに比べると、筋肉量が多いので、加熱調理することで、身が固くなってしまいます。

そのため、離乳食後期の『カミカミ期』からであれば、赤ちゃんも食べることができます。

加熱して、脂を落とし、身が固い場合は、とろみを付けたりと工夫をしてから、食べさせるようにしてみましょう。

赤ちゃんにぶりを食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと

アレルギーに注意すること

ぶりは、アレルギー反応が出やすい特定原材料には含まれておらず、アレルギーが出にくい食材ではありますが、初めて食べさせるときには慎重に食べさせるようにしましょう。

どの食材においても、絶対にアレルギーが出ないものはなく、まれに発症することがあります。

症状としては、口の中の腫れ、口周りのかゆみ、蕁麻疹、下痢や嘔吐などが挙げられます。

赤ちゃんに、初めてぶりを食べさせるときには、病院が空いている平日の午前中に一口食べさせて、1日様子をみるようにしましょう。

問題が無ければ、次回から量を増やして食べさせてみてください。

もし、赤ちゃんがいつもと違う様子をみせたときには、早めにかかりつけ医に相談するとよいでしょう。

ヒスタミンによる食中毒に注意

ぶりは、厚生労働省から注意喚起されているのをご存知ですか?

ぶりやまぐろ、鯵などの赤身魚やその加工品においては、ヒスタミンが高濃度に蓄積されています。

ヒスタミンが食中毒を起こす危険性があります。

赤身魚を不適切な管理下においておくと、ヒスタミンが増え、加熱によっても減ることがないので、購入した後など、早めに冷蔵庫に入れるなどして、管理することが大切です。

以前、学校などでもヒスタミンによる大規模な食中毒などのニュースがありました。

赤ちゃんに食べさせるときには、新鮮なものを、しっかりと管理、加工して食べさせるようにしましょう。

詳しくはこちらから -厚生労働省 HP よりー

新鮮なぶりを選ぶようにする

食中毒も心配なので、できればぶりを買う時に、新鮮なものを選ぶための知識をつけておきましょう。

調理しやすいのは、皮や骨のない、お刺身で売られている鰤がおすすめです。

また、血合いが綺麗な赤色をしており、身は透明感があるもの、そして張りがあるものを選ぶようにしましょう。

割引されたものなどの中には、血合いが黒くなっているものや、水分がでてきているものもあり、鮮度が落ちているので、避けてくださいね。

身が白っぽい鰤もあります。

これは脂身がのっていて、とても美味しいのですが、赤ちゃん用には脂身の少ない、透き通っているものを探してみましょう。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

ぶりとかぶの煮物

<材料>

・ぶりの切り身 1切れ
・かぶ 1個
・だし汁 200㏄
・醤油 少々
・砂糖 少々
・水溶き片栗粉 少々

<作り方>

1.鍋に水を沸騰させ、ぶりを茹でます。

2.別の鍋にだし汁をいれて、一口サイズに切ったかぶをいれ、やわらかくなるまで煮込みます。

3.ぶりに火が通ったら、取り出し、皮と骨をとり、一口サイズにさき、2に入れます。

4.ひと煮立ちさせたら、醤油と砂糖で味を整え、水溶き片栗粉でとろみを付けたら完成です。

ぶり大根

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<材料>

・ぶりの切り身 2切れ
・大根 4分の1本
・砂糖 大さじ1.5
・醤油 大さじ1

<作り方>

1.大根は食べやすいようにサイコロ状に切っておきます。

2.鍋に大根とぶりをいれて、材料が浸かるほどの水をいれます。

3.加熱して沸騰してきたら、砂糖と醤油をいれて、蓋をし、煮詰めていきます。

4.大根がやわらかくなったら、水分を軽く飛ばして出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

ぶり照り

<材料>

・ぶりの切り身 3切れ
・塩 少々
・薄力粉 少々
・サラダ油 大さじ1
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ2分の1
・砂糖 大さじ2分の1

<作り方>

1.臭みを取るため、ぶりの両面に、塩を少々まぶして10分置いておきます。

2.水分が出たらクッキングペーパーで拭き取って、薄力粉をまぶします。

3.サラダ油をひいたフライパンを熱し、ぶりを並べていきます。

4.両面をこんがりと焼いて、蓋をして中まで火を通します。

5.一度火を止めて、余分な油をキッチンペーパーで吸い取ります。

6.再度火をつけ、醤油、酒、みりん、砂糖を混ぜた調味料を加えます。

7.ひと煮立ちしたら完成です。

ぶりのおやき

<材料>

・絹ごし豆腐 80g
・ぶり 30g
・しいたけ 5g
・ひじき 5g
・片栗粉 大さじ2
・醤油 小さじ2分の1

<作り方>

1.鍋に湯を沸かし、ぶり、ひじき、しいたけを茹でて、みじん切りにしておきます。

2.豆腐は水切りせずにボウルに入れて、なめらかになるまでつぶしておきます。

3.2にぶり、ひじき、しいたけ、片栗粉、醤油をいれて、よく混ぜ合わせます。

4.手づかみしやすい大きさに成形したら、フライパンで両面をこんがりと焼きます。

5.粗熱が取れたら出来上がりです。

ぶりのおろし煮

<材料>

・だし汁 50㏄
・酒 少々
・醤油 少々
・みりん 少々
・塩 少々
・ぶりの切り身 1切れ
・片栗粉 少々
・油 小さじ1
・大根 40g

<作り方>

1.ぶりは塩を両面にまぶして10分置きます。

2.ぶりに熱湯を回しかけて、クッキングペーパーで水分をしっかりと拭き取ります。

3.ぶりに片栗粉をまぶして、熱したフライパンに油をひき、両面に焼き色がつくまで焼きます。

4.3にだし汁と酒、醤油、砂糖、みりんを入れてひと煮立ちさせます。

5.煮立ったところで大根おろしを加えて、5分煮たら出来上がりです。

まとめ

ぶりは脳によい栄養素など、とても栄養価の高い食材ですが、脂質も多く、また身もしっかりとしているので、調理方法に注意して、離乳食を作ってみましょう。

ヒスタミンによる食中毒やアレルギーの心配もありますが、出来るだけ鮮度のよいものを買い、鮮度の良いまま冷凍・冷蔵保存するか、早めに調理するようにします。

気を付ける点もありますが、とても美味しい食材なので、ぜひ離乳食に加えてみてくださいね。