ブロッコリーは、キャベツを改良して作った野菜です。
似たような野菜にカリフラワーがありますが、カリフラワーも同じくキャベツを改良して作られています。
ゆでてマヨネーズをつけて食べるだけで、とてもおいしいブロッコリーは、中華の炒め物にもクリームシチューやおひたしなど幅広く使うことができます。
ブロッコリーはビタミンCが豊富、そのほかにもビタミンA、B群、カルシウム、カリウムなど多く含んでいる野菜で、子供にも積極的に食べさせたいですね。
ブロッコリーは使う頻度が高い野菜ですが、保存するときに注意することはあるのでしょうか?
鮮度を保ったまま保存するブロッコリーの正しい保存方法、消費期限、おすすめのブロッコリーを使ったメニューを紹介します。
目次
ブロッコリーはどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
ブロッコリーを鮮度よく保存するためには正しい保存方法と、新鮮なブロッコリーを選ぶことも大切。
新鮮なブロッコリーは、色が濃い緑色で、花蕾のひとつひとつがしっかりとしまっているもので密集しているもの。
またこんもりと、盛り上がっているものがおいしいブロッコリーです。
ブロッコリーは、古くなると花蕾が黄色く変色しているので色が変わっているものは、鮮度が落ちているので避けましょう。
ただ気温の影響で、色が濃い緑色ではなく薄くなる場合もあります。
色が薄くても花蕾がしっかりしまっていたら問題なく、食べることができます。
ブロッコリーの保存方法!
ブロッコリーは古くなると色が黄色く変色し、花蕾が開き、茎が柔らかくなって、ブロッコリー特有のおいしい歯ごたえがなくなります。
ここでは鮮度を長く保つ、正しいブロッコリーの保存方法を紹介します。
ブロッコリーの正しい冷凍保存方法
ブロッコリーは、冷凍保存が可能なので、長く使わないときは鮮度が落ちないうちに冷凍保存するのがおすすめ。
冷凍保存するときは、小房に分けて固ゆでし、冷凍用保存袋に入れ重ならないように平たくして保存します。
また、生のまま冷凍保存することも可能。
水洗いして水分をふき取ったら、小房と茎に分けて、冷凍用保存袋に入れて保存します。
茎は薄切りして、炒め物やスープにするとおいしいです。
冷凍したブロッコリーは1ヶ月保存が可能。
解凍するときは、サラダで食べるときは冷蔵庫で自然解凍、炒め物など熱を加えるときは凍ったまま使うことができます。
ブロッコリーの正しい冷蔵保存方法
ブロッコリーは、鮮度が落ちないように冷蔵保存するにはコツがあります。
まずは根元から1cmくらい茎を切ります。根元がつくグラスを用意して、根元が少し浸かる程度に水を入れて、ブロッコリーを立てます。
そのままポリ袋をかけて、立てて冷蔵室で保存してください。
ポリ袋は空気が入るようにフワッとかけて、輪ゴムで閉じます。
この方法で、10日間は保存が可能。
これで、鮮度をたもって保存することができますが、どうしても蕾が開き始めますので、早めに食べきるか、冷凍しましょう。
蕾がひらきはじめると、フニャッとするだけではなく栄養素もなくなります。
また小房に分けて保存容器で保存することも可能。
この場合は2~3日で食べきってください。
ワンポイントアドバイス
ブロッコリーは、冷蔵庫で保存するとエチレンガスを出す食材です。
エチレンガスは、食べ物の成長を進め、老化を促進するガス。
そばにエチレンガスの影響を受けやすい野菜を置くと、すぐに傷んでしまいます。
エチレンガスの影響を受けやすい野菜は、きゅうり、さやいんげんなど。
近くに置かないように注意してください。
冷凍するときは固ゆでしておくと、すぐに料理に使うことができてとても便利です。
冷凍しておいたブロッコリーを使った4つのメニュー
冷凍したブロッコリーは凍ったまま使うこともできますし、自然解凍でも大丈夫。
おすすめの冷凍ブロッコリーを使ったメニューを紹介します。
ブロッコリーと牛肉炒め
中華風の炒め物は、ボリュームがあって満足できる一品です。
【材料】
冷凍ブロッコリー 大1個
牛肉切り落とし 200g
オイスターソース 大さじ1
にんにく ひとかけ
しょうが汁 少々
片栗粉 小さじ2
① 牛肉は一口大に切り、醤油小さじ2、酒小さじ2、しょうが汁をもみこみ、かたくりことサラダ油を加えて混ぜます。
② ブロッコリーは、小房にわけて固ゆでして冷凍したものを凍ったまま使います。
③ フライパンにサラダ油を熱して、ブロッコリーを入れ、塩小さじ3を振って炒めます。
④ フライパンにお湯2カップをそそいで、沸騰したら。1分火を通しブロッコリーを取り出します。
⑤ フライパンに油を入れて、つぶしたにんにくをいため、香りが出たら牛肉を加えて強火でさっと炒めます。
⑥ ブロッコリーを戻して、オイスターソースと酒大さじ1、醤油小さじ1、塩少々で調味して仕上げます。
野菜のレンジ蒸し
レンジで蒸した野菜を、味噌味のディップで食べるのがおいしいい!
【材料】
冷凍ブロッコリー 1個
カリフラワー 1個
にんじん 2本
干しえび 40g
① 小房に分けて冷凍したブロッコリーは自然解凍、カリフラワーは小房に分けます。にんじんは5cmのあつさに輪切りにします。
② 耐熱容器に①を入れて、水を少し振ってラップをかけて、レンジで8分加熱。
③ 干しえびは細かく刻んですり鉢に入れます。すりこぎで滑らかになるまですります。
④ ③にみそ大さじ2とみりん大さじ4を入れてすり混ぜ、水で少し延ばし。②に添えて出来上がり。
さつまいもとブロッコリーのサラダ
【材料】
さつまいも 1本
冷凍ブロッコリー 1/2個
マヨネーズ 大さじ3
コーヒー用クリーム 1個
① さつまいもは皮付きのまま2cm角に切ります。水にさらしてアク抜きをします。
② 小房に分けて冷凍したブロッコリーは自然解凍します。
③ 鍋にたっぷりの湯を入れてさつまいもをゆでます。9割火が通ったらブロッコリーを入れます。ざるにあげて冷まします。
④ ボールに③を入れて、塩コショウ少々、マヨネーズとクリームを入れて混ぜて完成。
ブロッコリーとベーコンのミルク煮
【材料】
カリフラワー 1個
冷凍ブロッコリー 1個
ベーコン 4枚
たまねぎ 1/2個
牛乳 1カップ
固形スープ 1個
片栗粉 少々
① カリフラワーは小房に分けて、ブロッコリーは凍ったまま、それぞれ熱湯で下ゆでします。ベーコンは3cmに切りたまねぎは薄切り。
② なべに水2カップをいれて沸騰させ、固形スープを入れます。ベーコンとたまねぎをさっと煮ます。
③ カリフラワーとブロッコリーを鍋に入れて、一煮して牛乳を加えます。
④ 水溶き片栗粉を入れて出来上がり。
ブロッコリーの作り置きメニュー
和洋中、色々な料理に使えるブロッコリーですから、作り置きメニューも豊富。
おすすめのブロッコリーの作り置きメニューを紹介します。
ブロッコリーの辛し和え
【材料】
ブロッコリー 1個
ロースハム薄切り 100g
★ ときからし 大さじ1/2
★ 砂糖小さじ1
★ 醤油大さじ1.5
① ブロッコリーは水であらい、茎と花房に分けます。
② 花房は小房に分けます。
③ 茎の部分は周りの硬い皮をむいて、縦半分異きり、5mmの厚さ、4cmの長さに切ります。
④ 鍋にお湯を沸かして塩を加え、ブロッコリーの茎をいれ30秒したら花房を入れます。ゆでたらザルにあげます。
⑤ ロースハムは8つに切ります。
⑥ ボールに★の材料を入れてまぜて、ブロッコリーとハムをあえて出来上がり。
まとめ
ブロッコリーの正しい保存方法、おすすめのメニューなどを紹介しました。
手軽に使うことができて、栄養が豊富なブロッコリーですから、使う頻度も高いですよね。
正しい保存方法で保存すると、鮮度を保ちながら保存が可能。
長く保存したいときは、固ゆでして冷凍保存しておくと、スープなど早く作ることができおすすめ。
正しく保存して、おいしいブロッコリーを食べて下さいね!