妊娠初期にはつわりの症状として、体のだるさや眠気などを感じる方は多くいらっしゃるのですが、妊娠中期になっても体のだるさが取れない事もあります。
中には体のだるさだけでなく、どんな事に対してもやる気が出ない、いわゆる「無気力」状態になってしまう事も。
- 妊娠中期に多いマイナートラブルは?
- どうして無気力状態になるの?
- 3つの対処法!
今回は妊娠中期に見られるマイナートラブルの中でも「無気力状態」になってしまう方についてまとめています。
私自身も現在妊娠6ヶ月の妊婦です。
実体験も織り交ぜながらお話をしていきますので、是非参考になさってくださいね♪
目次
無気力の他には妊娠中期のマイナートラブルはどんな物がある?
妊娠中は様々なマイナートラブルに頭を悩ませる事が多く、妊婦さんは毎日の生活に不便さを感じているのではないでしょうか?
妊娠6~7ヶ月になって、世間ではとっくにつわりの時期は超えているはずなのに。
どうして自分だけこんな思いをしなければいけないの?と思う事も多くありますよね。
もしかして何か重い病気なんじゃないか!?と不安な気持ちになることも。
では妊娠中期のマイナートラブルはどんなものがあるのでしょうか?
肩こりや頭痛、腰痛
妊娠をすると、だんだんとお母さんの体が変化していきます。
赤ちゃんに母乳を与える為に乳房が少しずつ大きくなっていくので、肩への負担が増し肩こりの原因に。
また、お腹の赤ちゃんはどんどんと成長をしていき、お腹が大きくなっていく事から腰への負担も避けられません。
その他にも、出産やこれからの育児など様々なストレスや不安が募る事が原因で、頭痛を引き起こすこともあります。
動悸や息切れ
妊娠中は体を循環する血液量が増えるので、心臓の負担が増します。
また、貧血になりやすいのも特徴です。
子宮が大きくなると、横隔膜を押し上げて心臓を圧迫してしまうので、息苦しさを感じてしまう事も。
妊娠前までは動悸や息切れを感じる事があまりなかったという方も、階段を上がるだけで動悸や息切れを感じる事もあります。
私も妊娠前までは、ランニングをしたりスポーツをする事が好きなので常に体を動かしていましたが、妊娠中期に入りお腹が目立つようになると、少しの事でも息が上がるようになりました。
呼吸が浅くなることで疲労感も伴いやすくなります。
妊娠中は無理をせずに、息切れや動悸を感じたら深呼吸をするなどして体を休めてあげる事が大切です。
おりものの増加
おりものは細菌や白血球、頸管粘液などからできており、膣の健康状態を保つためにもとても大切なものです。
妊娠をする事でホルモンバランスが変化し、おりものの量も増加傾向に。
下着が汚れたらすぐに変えたり、おりものシートをこまめに交換する事で、おりものによるトラブルを防ぐ事ができます。
おりものがいつもの色や状態と違ったり、かゆみを感じるなどの違和感がある場合は、産婦人科医へ相談をしましょう。
ひょっとしたらカンジダ膣炎などにかかっている事もあります。
常に清潔を保つ事を意識してください。
「無気力」になってしまうのはどうして?
妊娠初期のつわり症状として、やる気が起きなかったり眠気を感じる方は多くいます。
しかし、中には妊娠中期になってどんな事に対してもやる気が出なかったり、妊娠・出産に対して喜びを感じないなどの症状になってしまう方も。
この「無気力」はどんな事が原因なのでしょうか?
胎児の成長
妊娠中期は、お腹の赤ちゃんが急激に成長する時期でもあります。
たくさんの血液や栄養を必要としますので、少しの動作でも息切れをしたり自然と疲れがたまりやすい体になってしまうのです。
この時期のママは、鉄分不足や鉄欠乏性貧血に注意が必要!
これらが原因で倦怠感や疲労感を強く感じてしまっている可能性もあります。
お腹で赤ちゃんを育てているので、胎児の成長に伴い、ママもしっかりと栄養価の高い食事を心がけましょう。
「妊娠うつ」の可能性も
妊娠うつという言葉を聞いた事がありますか?
妊娠した事に対して喜べなかったり、嬉しいはずなのにどうしてか落ち込んでしまう。
突然イライラしたり、何もやる気にならなかったり・・・。
このような症状は妊娠うつの主な症状と言えます。
ホルモンバランスの乱れや、周囲のプレッシャー、ストレス、妊娠中に夫と上手くいかないなどが原因として考えられるのです。
何もやる気が起きない時の対処法!
何もやる気が出ない。そんな倦怠時のオススメの対処法をいくつかご紹介します!
私自身も長女を妊娠している時、妊娠中期~後期にかけては無気力になってしまっている時期もありました。
そんな時にオススメの対処法です。是非参考になさってくださいね!
毎日の食事でしっかり栄養補給
栄養が足りずに貧血状態で頭がボーっとしてしまうという方は、毎日の食事をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?
特に野菜をしっかり食べ、葉酸・鉄分・カルシウムなどの不足しがちな栄養素を意識して取り入れましょう。
ただし、ひどい貧血の場合は鉄材の服用が必要となりますので、産婦人科で相談してみましょう。
生活の中に運動を取り入れてみる
何もやる気が起きない時。少し自分に言い聞かせて体を動かしてみませんか?
体がだるいからといってゴロゴロしてばかりいては、体は余計に疲れてしまうかもしれません。
重い腰を上げて、外の空気を吸いにお散歩するだけでも随分と気分が変わります。
私も『ボーッと過ごしてしまう時間が増えてきたな』と感じた時にはウォーキングをするように決めていました。
好きな音楽を聴きながらウォーキングをするだけでも清々しい気持ちになれますよ。
お腹が張ったりする事もありますので、自分の体調を考慮しながら行ってくださいね。
人に相談をする
周りに相談する事ができる人がいるのであれば、話をする事が一番のリフレッシュになります。
自分の悩みや、日々のなんでもない事などを話してみてはいかがでしょうか?
一人で考えこんでいると、どうしてもマイナス思考になってしまいがち。
妊娠中は家にいる時間がどうしても増えてしまう方も多いかもしれませんが、人と会って話をして様々な情報を取り入れる事も大切ですよ。
まとめ
妊娠中のトラブルはどうしても避けられないもの。
どんな妊婦さんも少なからず悩みを抱えています。
私だけ?と考えずに「妊娠中だから仕方ないよね!」と多少の開き直りも必要です。
周りに協力してもらいながら、楽しいマタニティライフを送りましょう!
参考資料
「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」
「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」