だしをとるときに欠かせないのがだし昆布。
日本の食卓を支えているといってもいいほど、身近なものですね。
お鍋に味噌汁に、おそばうどんのつゆにと出番がおおいだし昆布ですから、各家庭に必ず保存されているのではないでしょうか。
だし昆布は乾物なので、長期間保存できると思い、袋のまま適当に保存していませんか?
長期間保存できるだし昆布ですが、正しい保存方法で保存しないと、風味が落ちおいしいだしが出なくなってしまいます。
ここではだし昆布の正しい保存方法、消費期限、おすすめのだし昆布を使ったメニューを紹介します。
目次
だし昆布はどのくらい日持ちする?賞味期限は半年~1年!
だし昆布は、日高昆布、利尻昆布、真昆布など産地によって味や風味が変わります。
だし昆布を選ぶときは、色が黒くて濃いもの、肉厚なものを選びましょう。
だし昆布は、乾燥していますので塩蔵昆布よりは長持ちします。
半年から1年は保存できるので、助かりますね。
使う頻度が多いので、常温で保存している方も多いと思いますが、常温でも便利な保存方法があります。
だし昆布の保存方法!
だし昆布は乾物ですが、常温でも冷蔵でも、冷凍でも保存が可能です。
保存期間に合わせて、保存方法を選んでください。
だし昆布の正しい保存方法を紹介します。
だし昆布の正しい冷凍保存方法
だし昆布は、冷凍でも保存できるのは知らない方も多いのではないでしょうか。
特に、夏場は傷みやすいので冷凍保存がおすすめ。
長期間使わないときも冷凍保存がいいでしょう。
袋を二重にしてつつむと、冷凍庫内の匂いを吸収しないで保存できます。
冷凍保存で1年~2年と長期間保存可能。
使いやすいように切って保存すると便利ですね。
また、だしをとった後の昆布も冷凍で保存が可能です。
料理にも使えるので、便利です。
だし昆布の正しい冷蔵保存方法
だし昆布は、常温で保存できますが、熱いときや湿度が多いときは、常温保存よりも冷蔵保存がおすすめ。
使いやすいように切って、保存袋に入れ二重にして保存しましょう。
昆布は匂いがとても移りやすいので、必ず袋を二重にして保存してください。
冷蔵で1年は保存可能です。
その他の方法
だし昆布は、常温で保存も可能。
使いやすいように3cmくらいに切って、保存容器に入れて保存すると、保存しやすいですし使いやすいのでおすすめ。
乾燥が敵のだし昆布なので、容器に乾燥剤を一緒に入れておくといいですね。
また、天気がよくて乾燥しているときに、天日干しをすると旨みも出るのでおすすめです。
だし昆布は、湿気ると味が落ちますので、保存の時には注意してください。
常温保存で1年は保存可能です。
ワンポイントアドバイス
だし昆布を保存するときの保存容器は、缶ではなくプラスチックがおすすめ。
缶の保存容器に昆布を直に入れると、昆布についている塩分で缶がさびてしまう可能性があります。
保存容器に入れるときは、乾燥剤も必ず一緒に入れてください。
冷凍しておいただし昆布を使った6つのメニュー
冷凍しただし昆布は、そのまま使うことができます。
冷凍した昆布を使ったおすすめのメニューを紹介します。
おでん
昆布でだしをとって、具にも使えるおでんは、冬にぴったりの鍋ですね。
【材料】
大根 600g
じゃがいも 小4個
こんにゃく 1枚 結び昆布 8本
ちくわ 大1本
ちくわび 1本
はんぺん 1枚
つみれ5個
ゆで卵 4個
だし 5カップ
① 大根は2cmの厚さに切って皮をむいて下ゆでします。
じゃがいもは皮をむいて半分に切って水にさらします。
② こんにゃくは表面に切れ目をいれて、三角に切ります。
ちくわぶとはんぺんは食べやすく切ります。
つみれは熱湯をかけます。
③ なべにだし、酒大さじ3、しょうゆ大さじ1/2、砂糖大さじ1、塩小さじ1.5を合わせて材料を全部入れて煮込みます。
材料に味がしみこんだら出来上がり。
昆布ときのこのつくだに
食物繊維がたっぷり入ったヘルシーなメニュー。
常備菜にもいいですね。
【材料】
昆布 25cm
しめじ 適量
しいたけ 適量
えのきだけ 適量
赤唐辛子 1本
① 昆布は戻して、1.5cm角に切って鍋に入れ、酢大さじ1をからめて10分おき、柔らかくします。
② しめじは石づきをとって小房にわけ、生しいたけは軸をとって4~6に分けます。
えのきだけは根元を切り落としてばらします。
③ ①の鍋に水1.5カップと赤唐辛子を入れて、火にかけます。
④ 煮立ったら弱火で15分煮ます。
昆布が十分柔らかくなったらきのこを入れます。
⑤ 醤油大さじ5、みりん大さじ2、酒大さじ2をくわえて混ぜます。
5分煮て火を止めます。
基本のだし
基本のだしのとり方です。
色々なメニューに使うことができます。
【材料】
水 3リットル
昆布 4cm幅3枚
間昆布 4cm幅3枚
かつお節 10g
あご 大さじ3
① 水を鍋に入れてだし昆布を入れえて半日漬けます。
② 半日たったら火にかけて、沸騰する前に取り出します。
③ 顆粒かつおだしとあごだしを入れて、通日にかけます。
④ アクが出たらきれいに取ってください。
だし昆布のおにぎり
ごはん 2膳分
だし昆布 ひとつまみ
しそ 4~5枚
ごま 大さじ1/2
ごま油 少々
塩 少々
① だし昆布を食べやすい大きさに手でちぎります。
しそは細切りにします。
② ①とその他の材料をすべて混ぜ合わせて握ったらできあがり。
いわしとだし昆布のしょうが煮
梅が効いたしょうが煮です。
ごはんにぴったりのおかずです。
【材料】
いわし 4尾
しょうがの千切り 大さじ3
だし昆布 10cm角2
梅酒の梅 5個
★ 水 50cc
★ みりん 50cc
★ 酢 50cc
★ 薄口だし醤油 50cc
① いわしは頭とはらわたを取って水で洗い、輪切りしにします。
だしをとった後の昆布を千切りにします。
② 鍋に★の材料を入れて煮立たせます。
③ 沸騰したら弱火にして煮汁がなくなるまで煮詰めて火を止めます
④ 冷めたらいわしの中骨を取り除いて、皿にもって出来上がり。
鶏胸肉のポン酢痛め
食欲がないときもさっぱりと食べられる、ポン酸いためです。
【材料】
鶏胸肉 200g
A(砂糖 1つまみ、酒大さじ1、)
片栗粉大さじ3
きゃべつ 5~6舞
だし昆布 1枚
ごま油大さじ1
酒大さじ2
水50cc
ポン酢大さじ1
塩少々
① 鶏胸肉をそぎきりにしてAの材料をもみこんでおきます。
キャベツも一口大、昆布は短冊切りにします。
② 胸肉に片栗粉をまぶして、熱したフライパンにごま油を敷いて胸肉を両面焼きます。
③ 昆布、酒、水を入れて蓋をして3分蒸し焼きにします。
④ 肉に火が通ったらキャベツを入れて塩を振り、さっといためて、最後にポン酢を入れて出来上がり。
だし昆布の作り置きメニュー
だし昆布は、だしをとるために使うこともできますし、だしをとった後の昆布も料理に使うことができます。
おすすめの昆布の作り置きメニューを紹介しますね。
切り昆布の煮物
常備菜としておすすめの切り昆布の煮物。
【材料】
切り昆布 1パック
さつま揚げ 2枚
干ししいたけ 2枚
にんじん 50g
油 大さじ1
★ 砂糖 小さじ1
★ 酒 大さじ1
★ みりん 大さじ1
★ めんつゆ
★ 干ししいたけの戻し汁
①干ししいたけは水で戻してスライスします。
戻し汁はあとで使います。
にんじんとさつま揚げは薄切りにします。
② 切り昆布は水でさっと洗い、食べやすい大きさにカットします。
③ 鍋に油を敷いて、② をさっと炒めます。
① を入れてさらにさっと炒めます。
④ ★の調味料を入れて炒め、汁気がなくなったら出来上がり。
まとめ
乾燥昆布は、乾物なので長期間保存することができます。
保存するときに注意することは、匂いが移りやすいので袋を二重にすること。
また乾燥すると、昆布の味が落ちますので乾燥に注意すること、常温保存の場合は、乾燥剤を一緒に入れてください。
正しく保存して、だし昆布を色々な料理に利用してくださいね。