夏の風物詩といえば…「花火」!!
夜空に灯る花火は風情があっていいですね。
今年は花火大会に行く予定がありますか?
ほわっと灯るちょうちんの明かりや出店の香り、浴衣の人々で賑わう花火会場は華やかでワクワクします。
打ち上げ花火特有の、神髄に響くような音と煙の香り。
そんな空気に包まれながら見上げる、色とりどりの花火についうっとりしてしまうことも。
しかし同時に妊娠中は次のような不安が。
「花火の音と煙は赤ちゃんにも影響があるの?」
「花火大会に行っても大丈夫かな?」
「何か準備するものや気を付けることがある?」
人の混雑するお祭りやお腹が冷えやすいかき氷など、夏のイベントや食べ物でも、妊娠中は気を付けることがたくさん。
そんな不安を解消して、花火大会に出かけたいものですね♪
そこで今回は、妊婦と花火大会についてご紹介していきます。
目次
妊娠中は花火大会に行っても大丈夫?
まず気になるのは、花火の大きな「ドーン!!」という音ですね。
これが直接赤ちゃんに影響するのかどうかというと…
直接赤ちゃんに影響はありません。
羊水の中に浸かっているので、多少の振動や音を感じることはありますが、悪影響を及ぼすほどではないので安心してよいでしょう。
また、花火の煙を直接吸っても特に問題はありません。
花火の煙には有毒ガスなどが含まれていないので、多少吸ったところで赤ちゃんに影響はありません。
しかし、風下にいて煙をたくさん吸ってしまうことでお母さんの体調が悪くならないように気を付けましょう。
花火大会で妊婦さんが注意することは?
風下に行かないことの他にも注意したいことが7つあります。
①人混みでの押し合いに気を付ける
花火大会で人込みは付きもの。
これは花火大会だけでなく、夏祭りやイベントでも同じことが言えますね。
人混みの中では、妊婦さんの大きなお腹も周りの人の目にはとまりにくく、後ろや横から押される場合があります。
その際に前に押されてお腹を圧迫されるとお腹の張りにつながります。
できるだけ人混みは避けるようなルートや場所で観覧すると良いですね♪
②転倒しやすい!
花火大会が開かれるのは、周りが暗くなった時間帯です。
暗いと視界が悪くて足元が見えにくくなりますね。
そのうえ臨月が近くなるほどお腹は大きくなるので、より歩きにくく感じることでしょう。
すると大きな石やブロックなどにつまずき転倒する可能性が高くなるのです。
妊娠中はバランスを取るのが難しく、転倒しやすいのでいつも以上に注意が必要です。
誰かと一緒に行くのであれば手を繋いで歩くのが良いでしょう。
若しくは電灯や提灯などがある明るい場所を歩くことをおすすめします。
③座る場所を確保する
可能であれば、事前に花火大会が行われる場所をチェックしに行きましょう。
実際に会場を訪れると、この場所は危ない場所だな、と明るいうちにチェックすることができます。
事前に下見ができなければ、当日でもいいので早い時間帯からレジャーシートなどで座る場所を確保しておきましょう。
花火大会は待ち時間も合わせると1時間以上、長ければもっと長くその場所に居なくてはいけません。
妊婦さんにとって、長い時間の立ちっぱなしは辛く、お腹の張りや体調不良にも繋がることも。
急な体調変化にも対応できるよう、椅子やベンチがある場所や、シートに座ってみることができる場所を確保するようにしましょう。
④移動は車に限る
花火大会までの移動手段としては、車をおすすめします。
車の渋滞で時間がかかるかもしれませんが、電車やバスなどの公共交通機関も同じく混みあう可能性が高いです。
電車やバスでの人混みも、妊婦さんにとっては危険なものなので、移動手段は負担の少ない車で行くのがよいですね♪
⑤田舎の小さな花火大会をチェックする
大規模で有名な花火大会に行きたいものですが、妊娠中はできる限り避けましょう。
というのも、大規模な花火大会は人混みが付きもので、妊婦さんにとって安全であるとは言い切れません。
そこで、おすすめなのは田舎町で開催される小さな花火大会です。
比較的人も少なく、ゆっくりと花火を楽しめるような会場に行ってみるのはどうでしょう。
今まで観てこなかった花火大会で、素敵な思い出が作れるかもしれませんね。
地方のかたであれば、会場まで行かなくても近くの道路や駐車場から見ることができる場合もあります。
赤ちゃんにもお母さんにも安心してみることができる花火のベストポジションを探してみてください♪
⑥体力を消耗してしまう
長い移動時間や人混みにより、妊娠中は特に体力を消耗しがち。
周りに注意を払っている分も含めて疲れが溜まってしまいます。
さらには、暑い中なので熱中症や脱水症も心配ですね。
しっかりと水分補給をして、無理をしないようにしてください。
どうしても辛い時には会場本部などに相談し、休憩させてもらえるとよいですね。
とにかく、無理は禁物です!
⑦トイレが混む
妊娠中はお腹が大きく、膀胱が圧迫されるのでトイレが近くなります。
花火大会の日は簡易トイレが行列になる場合が多いですよね。
トイレが混むことを考慮したうえで花火大会に臨んでください。
会場に入る前に、近くのコンビニなどでトイレを済ませておくと良いですよ。
関連記事:妊婦はお祭りに行っちゃダメ?妊娠中のお祭り3つの注意点や影響と屋台の食べ物
まとめ
妊娠中は花火大会に行くことは問題ありませんが、注意するべきことがたくさんあります。
人混みや転倒に注意する、移動は車、座る場所を確保しておく、体力を消耗しやすい、トイレが混むなど…。
花火大会は、妊婦さんにとっては絶対安全とはいいがたいものです。
おすすめの方法は、人混みから離れた場所でゆっくりと見たり、ファミリースペースなどを予約して広い場所で鑑賞すること。そのほうが落ち着いて見ることができますよ。
また、服装も浴衣などは控えて、楽なものにするのが良いでしょう。
気候変化があるかもしれませんので、羽織りものを1枚持っていくこともお勧めします。
そして臨月の花火大会もできれば避けたいところ。
あまり気にしすぎも良くないのですが、赤ちゃんのためにも注意しながら楽しんでくださいね。