妊娠初期に不安な気持ちになってしまう妊婦さん、実はとても多いんです。
それには、ちゃんとした理由があります。原因を知って、不安な気持ちを解消しましょう。
そして、より快適なマタニティライフを送りたいですね。
こちらでは、
『妊娠は嬉しいのに、不安な気持ちもあるのはどうして?』
『妊娠初期でもできる、リラックス方法が知りたい!』
など、妊婦さんなら誰でも気になることにお答えします。
- 妊娠初期の不安感の原因
- 不安感が強いときの対処法
- 妊娠初期にもできるストレス解消法
- マタニティブルーズやうつ
など、妊娠初期の不安原因と解消法などについて8つのポイントで解説します♪
目次
妊娠中はどんな変化があるの?
妊娠中はお腹の中で成長する赤ちゃんを守り、出産に適応するために体が大きく変化します。
それと同時に、今まで通りに生活できなくなるので環境も変化します。
体と環境、両方の影響を受けるので、心も揺れやすくなります。
つまり、妊娠中に心が不安定になりがちなのは、当たり前のことなのです。
そして、特に妊娠初期は、妊娠期間の中でも一番大きく体が変化します。
その原因が、ホルモンの増加です。
妊娠初期の不安感の原因!
妊娠初期には次の2つのホルモンが、大量に分泌されます。
- エストロゲン
- プロゲステロン
共に、妊娠を継続させるために重要なホルモンです。
この中でもプロゲステロンは、次のような不調を引き起こします。
この中でもプロゲステロンというホルモンは、次のような不調を引き起こします。
- 眠気
- だるさ
- 頭痛
- ほてり
- むくみ
- イライラ
- 不安感
これらは、生理前や生理中にも経験したことがある人も多いでしょう。
それは、生理前も、多くのプロゲステロンが分泌されるからです。
妊娠中はより多くのプロゲステロンが分泌されるので、さらに症状が強く表れます。
妊娠初期の不安感は本能?
プロゲステロンが引き起こす不調に、「不安感」が挙げられます。これは、多くの妊婦さんが経験することです。
お母さんは、小さくて無防備なわが子を守りために、
- 感情的になる。
- ピリピリする。
- 緊張感を感じやすくなる。
- 慎重になる。
など、知らず知らずのうちに防衛的になります。
これは、母親としての愛情や自覚の表れです。
動物であるからこその本能が表れるということですね。
妊娠初期に感じる不安、相談を!
同じ妊婦さんでも、不安に思うことは、人それぞれです。
- 経済的なこと。
- 頼る人がいない。
- 産後の育児に対する不安。
- もともと心配症。
やはり、少しでも楽になるためには、ひとりで抱え込まないことです。
「妊娠初期だから、まだ自分でできる!」
とがんばりすぎず、初期からまわりの人に上手に頼れるようになっておきましょう。
心を軽くするために、次のことをしましょう。
- 話を聞いてくれる人を見つける。
- 産前から産後の生活をイメージする。
- 妊娠中から育児支援サービスに相談する。
- 母親学級に参加する。
- 産婦人科の助産師さん、保育士さんに積極的に相談する。
知っておきたいマタニティブルーズ
産前産後に、気持ちの揺れが激しくなることをいいます。
様々な変化が影響して不安定になっている状態で、誰にでも起こり得ることです。
- 2~4割のひとがかかる。
- 数週間~1か月くらい症状が表れる。
どのような症状かというと…
- わけもなく涙もろくなる。
- 気分が沈みがちになる。
- 感情の起伏が激しい。
- 食欲の低下、食べ過ぎ
- 注意力散漫
などです。
このマタニティブルーズは、ホルモンバランスがもとに戻り、環境になれていくうちに自然に解消されるものです。
周りの人にも「マタニティブルーズだから」と理解してもらい、あまり気にせず過ごすのがよいでしょう。
不安感がずっと続く時は…
しかし、不安定な状態が1か月以上続いたり、症状が強かったりするときは、それは「うつ」かもしれません。
「うつ」の特徴は、
- 症状が長引く。
- 子供がかわいくない。
- 表情がなくなる。
- 疲労感により活動できない、子供のお世話ができない。
- この先に待つ楽しいことが考えられない。
- 心配や不安で頭がいっぱいになる。
などです。
うつは治療法があり、早めに発見すれば改善も早くなります。
自分では発見が難しいこともあるので、家族からどう見えるかを聞いてみて判断材料にしましょう。
また、うつは心の病気ですので、専門機関でないとはっきりと診断できるものではありません。
不安感が強いな、長引くなと思ったらメンタルクリニックに行くこともお勧めします。
妊婦さんにおすすめ、リラックス法
妊娠初期は、大切な時期なので、NGなことも多いです。
こちらでは、妊婦さんもできる気持ちを楽にする方法を紹介します。
- マタニティ友達と話す。
- 家事の手抜きをする。
- 女子会をする。
- 美味しいものを食べる。
- 泣ける映画を見る。
- ストレッチをする。
- アロマテラピー
- ハーブティー
激しい運動や長時間の入浴は、控えた方がよいでしょう。
今までとは違うストレス解消法を見つけるのも、新たな発見となりますよ。
公的、民間のサービスを知ろう!
「頼るのが苦手」という人もいるかもしれませんが、産前産後はそうは言ってられません。
赤ちゃんとご家族の笑顔の時間を増やすために、誰かに頼ることやサービスを利用することは悪いことではありません。
こんなにもたくさんのサービスがあります。
- 保育所、幼稚園
- 地域子育て支援センター
- 一時預かり所
- ファミリーサポートセンター
- 保健所、センター
- 児童相談所
- 児童館
- 民生委員
- 児童委員
などです。
まずは、自治体に問い合わせてみましょう。
市区町村の広報などを読む習慣をつけるとよいですね。
まとめ
今回は、妊娠初期の不安感について解説してきました。
伝えたかったのは、次の4つです。
・妊娠初期は、体と環境の変化により誰でも不安を感じやすいこと。
・妊娠初期から、頼れる人や場所を見つけておくとよいこと。
・マタニティブルーズやうつの可能性もあること。
・リラックス方法を見つけたり、サービスを利用したりするとよいこと。
わたしも、妊娠初期は喜びと不安の気持ちが入り混じっていたのを覚えています。
わたしの不安解消法は、話すことでした。
母親に話したり、友達に話したりすることで、とても気持ちが楽になりました。女性のことは女性が一番分かるかもしれません。
こちらの記事が、妊娠初期の不安感に悩む方のお役に立てば嬉しいです。