子連れで藤原宮跡を散策♪~ハナハスとキバナコスモスが見ごろ!

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奈良県橿原市にある藤原宮跡。特別史跡でもある藤原宮跡には、広がる原野の中に大極殿跡の基壇が静かに佇んでいます。

そんな藤原宮跡には季節の花々が咲き誇り、今はハナハスとキバナコスモスが大輪の花を咲かせ訪れる人を迎えてくれますよ。

そんなお花と歴史的景観を味わうべく、7月下旬に1歳の娘を連れて藤原宮跡にお散歩に行ってきました。

皆さんも悠久の時の流れを感じながら季節の花を愛でてみてはいかがでしょうか♪

藤原宮跡の見所をご紹介します(*^-^*)

目次

藤原宮跡ってどんな場所なの?~我が国初の本格的な都城~

694年に飛鳥から遷都した藤原京は、中国の都城にならって日本で初めて建設された本格的な都城です。

その藤原京の中央に位置していたのが藤原宮です。平城京に遷都するまでの16年間にわたり、ここ藤原京で持統・文武・天明天皇が治め律令国家体制を押し進めました。

藤原京の規模は東西5.3km、南北4.8kmで平城京や平安京を上回る規模だったとも考えられています。

現在、藤原宮跡には季節の美しい花が植えられています。

春には菜の花、秋にはコスモス。そして夏にはハナハスとキバナコスモスを楽しむことができます♪

さらに、藤原宮はかの有名な大和三山(畝傍山・耳成山・香久山)に囲まれているため、花と山の美しい共演も味わい深いものです。

また、平成23年には藤原宮跡から大和三山の稜線の眺めが「重要眺望景観」に指定され、特に香久山方向を望む展望がコンクリート系の建物がまったく映り込まないことから映画の舞台にもなったのだとか。

歴史的に重要な場所に立ち、古代の人も愛でた山を眺めながら季節の花を楽しめるなんてとても贅沢ですよね♪

藤原宮跡の近くには、藤原京資料室や奈良文化財研究所藤原宮跡資料室があるので、予備知識がなくても誰でも藤原京について知り楽しむことができますよ。

藤原宮跡へのアクセス

藤原宮跡へは自家用車でも公共交通機関でもどちらでもアクセスできます。

公共交通機関の場合は、

・近鉄大和八木駅からバス「橿原市藤原京資料室前」下車 徒歩4分

・JR畝傍駅・近鉄畝傍御陵前駅・近鉄耳成駅から徒歩約30分

です。

自家用車の場合、無料の駐車場が複数用意されています。

花の季節には臨時駐車場もあります。詳しくは公式ホームページを確認してみてくださいね。

藤原宮跡は広いので、お花などのお目当ての場所に近い駐車場に停めることをおすすめします。

ちなみに、我が家は最初にハナハスの近くの駐車場に停めてハナハスを見学した後、車で藤原京資料室まで移動して資料室内を見学しましたよ♪

また、周辺道路の幅はそんなに広くはないので運転にはご注意を。

先ほど紹介したリンク先の地図上だと、我が家は右上のコンビニに近い駐車場を利用しました。

そこから大通りを歩いているとこんな看板が!

とっても分かりやすいです(*^-^*)

ここを曲がって田んぼの間の道をベビーカーを押しながら進むと、遠目にハスが咲いているのが見えてきます。

ハスを早くみたい!と気持ちもはやりますが、のどかな景色を歩くのもとっても心が癒されます。

ちなみに、左手に見える山がおそらく香久山です。

教科書でしか知らなかった持統天皇が詠んだという山を実際に見ることもできてとっても感動(*^_^*)

 

香久山を眺めながら歩くと、あっという間に蓮池に到着です。

駐車場から徒歩10分弱といったところでしょうか。

美しいピンクや白色のハナハスがたくさん咲いています♪

ちなみに、ハスは早朝に咲いて昼前には花を閉じてしまうのだそう。

ところがそれを知ったのはなんと移動中の車内(;^ω^)

そのため到着したのは早朝ではなく午前10時30分ごろでした。

まだハスは咲いているのかしら(^^;)ととっても心配でしたが、早朝でなくともハスの花がちゃんと咲いていたので一安心でした。

もちろん花をかたく閉じてしまっているハスもあったので、きっと早朝に来た方がもっとたくさんのハスを楽しめたのだと思います。

花びらが散ってしまったあとの花托もチラホラとありましたが、それでもまだまだきれいに咲き誇っています。

ここでは、柵などもなくすぐ目の前でハナハスを鑑賞することができます♪

ベビーカーに乗せた娘も少し顔を上げるだけでハナハスを間近に見ることができます。

とっても大きくてきれいな花なので、娘も「あー、あー」と指さしをして喜んでいました(*^_^*)

 

ここの蓮池の広さは3,000㎡。そこに大賀蓮や唐招提寺蓮などの11種類ものハナハスが植えられています。ちなみに11種類全てはコチラ♪

・古代蓮

・唐招提寺蓮

・法華寺蓮

・中国古代蓮

・碧台蓮

・大賀蓮

・皇居和蓮

・小舞妃蓮

・即非蓮

・中型蓮

・粉松球蓮

です♪

ハナハスにこんなにたくさんの種類があるなんて、ここに来て初めて知りました!

それに一度にこれだけたくさんの種類のハナハスを見ることができる場所もそうないのではないでしょうか?

ちなみに、蓮池の周りにはこんな看板があるので、花の名前もあわせて知ることができますよ。

蓮池の目の前には、こんな小休憩できる場所もあります。

小さなお子さんが散策に疲れてしまっても休憩できますね(*^-^*)

ただ、雨が降った後だったからか、足元はぬかるんでいました。

なので、歩きまわるお子さんは汚れてもいい靴や服で来た方が無難かもしれません(*^_^*)

藤原京資料室へ~ハナハスや季節の花のしおりがもらえます♪~

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ハナハスを楽しんだ後は車に乗って藤原京資料室へ。

こちらの入館料は無料です♪

開館時間は午前9:00~午後5:00まで(最終入室は午後4:30まで)。

月曜日は休館です(ただし月曜日が祝祭日の場合はその翌日です)。

 

JAさんの2階が資料室になっているようです。建物入口の目の前の駐車場はJAさん専用で、資料室のお客さん用の駐車場はその隣の敷地にありました。

ちなみに2階の資料室に上がるには階段しかなかったので、ベビーカーは使わず娘を抱っこして2階へ。

2階の資料室に入ってすぐの場所に折り紙でできたハナハスの飾りと一緒に、しおりのプレゼントが置いてありました♪

手造りの折り紙たちがとってもカラフルでかわいいです(*^-^*)

しおりを選んでいると、ガイドのスタッフさんが気さくに声をかけてくれ、資料室内を説明して歩いてくれました。

ガイドさんが説明してくれるので藤原宮跡についてとっても詳しくなれちゃいました!(^^)!

資料室内には藤原京の大型模型やCG映像などもあるので、見ごたえがありますよ。

こちらで学んでから再度藤原宮跡を散策すると面白いと思います♪中学生くらいの学生さんも見学に来ていたので、飛鳥や奈良時代の歴史を学んだ学生さんならもっと楽しめそうですね。

ちなみに、藤原宮跡には屋外のトイレを含め数か所トイレがあります。小さなお子さんには屋外のトイレよりも、建物の中にあるこの資料室のトイレが一番使いやすいかなと思います。

ただ、授乳室は一見したところ無さそうでした。気になる方は近隣で授乳できる場所を橿原市に確認してみるといいかもしれません。

ハナハスだけじゃない!耳成山を背景にキバナコスモスも見ごろです

7月下旬から8月中旬にかけてキバナコスモスも見ごろを迎えるそうです。

資料室のそばにある交差点を渡ってすぐの場所にキバナコスモスは咲いています。

鮮やかなオレンジ色がとってもきれいです♪後ろには大和三山のひとつ耳成山がそびえています。

藤原宮跡は史跡だけじゃなく、花や歴史的にも意味のある大和三山も一緒に楽しめるところがとっても魅力ですね(*^_^*)

藤原宮跡の周辺は見所がいっぱい!

今回ご紹介した場所以外にも周辺には見所がたくさんあります。

ハナハスに近い場所にある藤原宮跡資料室をはじめ、本薬師寺跡や大官大寺跡が約3㎞以内に点在しています。

他にも橿原神宮や風鈴まつりで知られるおふさ観音なども、車で10分以内程度の位置にあるので、時間に余裕があればぜひこちらにも寄ってみてくださいね。

藤原宮跡は季節や時間帯によっても魅力が違う場所です。

季節の移り変わりを感じに、お子さんと一緒に藤原宮跡に散策に来てみてはいかがでしょうか(*^-^*)♪