目次
フコク生命学資保険3つの特徴とシミュレーション
「フコク生命の学資保険はどうなの?」
「貯蓄性の高い学資保険を知りたい」
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は、返戻率が105%をも超える貯蓄型の学資保険です。
その貯蓄性の高さと豊富な選択肢で、自分好みの学資保険が作れると大人気。
そんなフコク生命の学資保険には、祝い金受け取り回数によって2つのプランに分かれます。
今回は「みらいのつばさ」3つの特徴、3つのメリットと2つのデメリット、年齢別の保険料シミュレーション、そしてオススメの契約プランまで紹介します。
ぜひ参考にしてください。
フコク生命学資保険2つのプランと3つの特徴
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は貯蓄性を重視した貯蓄型学資保険。
保障内容は非常にシンプルですが、金銭面に限れば得をする保険です。
そんなフコク生命の学資保険には2つのプランと3つの特徴があります。
入園・入学のたびに祝い金を受け取るステップ型
ステップ型は入園・入学の段階で学資金を受け取るプランです。
最も教育費用のかかる時期は大学生の時です。
しかし各入園・入学ごとに、教科書や制服代などのお金がかかるのも事実。
大学入学時には100万円以上かかり、中学や高校入学時にも約30万円かかります。
大学生活だけではなく、各教育ステージでかかる費用に対応したいという方にオススメなのがステップ型。
ステップ型ではお子様が3歳・6歳・12歳・15歳・18歳・20歳・22歳に達したときに学資金を受け取ります。
受取金額は3歳・6歳時が満期金額の5%、12歳・15歳時が10%、18歳時が70%、20歳時が10%、22歳時が100%です。
例えば、満期保険金額を100万円と設定しましょう。
すると各段階で受け取る金額は以下のようになります。
- 3歳:5万円
- 6歳:5万円
- 12歳:10万円
- 15歳:10万円
- 18歳:70万円
- 20歳:10万円
- 22歳:100万円
こうしてみると、バランスのとれた学資金受け取りタイミングだとわかります。
しかし、「小学校や中学校入学時に祝い金を受け取る必要はない」と考える方もいるはずです。
もし必要なければ、受け取らずにそのまま据え置くことも可能。
据え置き期間中は、フコク生命所定の利率で計算した利息がつけられます。
据え置いた祝い金は好きな時に引き落とせます。
祝い金が必要だと感じたら受け取り、必要ないと思えば必要となる時期まで据え置きましょう。
大学進学に備えるジャンプ型
ステップ型とは対照的に、ジャンプ型は大学進学時のみに重視を置いたプランです。
学資金受け取り時期は18歳と22歳時のみ。
受取金額は、どちらも満期金の100%です。
つまり満期金100万円ならば、18歳時と22歳時に100万円の計200万円を受け取ることになります。
100万円も受け取れたのならば、大学進学時に資金不足に陥る可能性はほぼないでしょう。
またジャンプ型はステップ型と比べて、返戻率が高いです。
その理由は、預けた保険金額に関係します。
一般的に預ける保険金額が多く、預け期間が長いほど返戻率は高くなるのです。
ステップ型では入園・入学の段階で祝い金が引き落とされるため、預け金額がジャンプ型よりも少なくなってしまいます。
対してジャンプ型は18歳まで祝い金は与えられません。
つまり保険会社は、より大きな額の保険金を長く運用できるということ。
だからジャンプ型の方が返戻率は高くなるのです。
ジャンプ型はとにかく貯蓄性を重視したい方にオススメ。
※契約後、プラン変更は不可能
ステップ型からジャンプ型、もしくはジャンプ型からステップ型へのプラン変更はできません。
プラン選びは慎重に行いましょう。
特徴1:105%をも超える高い返戻率
フコク生命学資保険「みらいのつばさ」最大の特徴は、なんといっても貯蓄性にあります。
学資保険には保障型と貯蓄型の2種類があるのです。
保障型は、貯蓄性こそないものの、子供や契約者への保障が充実しているタイプ。
対して貯蓄型は、最低限の保障しかないものの、貯蓄性があるタイプ。
どちらを選ぶかは個人にもよりますが、現在人気のある学資保険の多くが貯蓄型です。
保険の貯蓄性を示すときには、「返戻率」という単語が使用されます。
返戻率とは、受け取り総額に対して支払い総額をパーセンテージにしたもの。
返戻率の計算方法は、受け取り総額÷支払い総額×100。
返戻率が100%を超えると「得」した状態となり、100%を下回ると「元本割れ」という支払い総額の方が多くなる「損」した状態となります。
貯蓄型の学資保険の人気が高いものの、現在返戻率が100%を超えるものは少ないです。
その理由は、2017年4月にマイナス金利の影響で、各保険会社が保険料の値上げを実施したことが挙げられます。
保険料が高くなる=返戻率が下がるということ。
2017年4月以前は元本割れ起こさない貯蓄型学資保険ばかりでしたが、4月以降は多くの学資保険が元本割れを起こすようになってしまいました。
そんな中で、返戻率105%をも超えるのは素晴らしいことです。
後ほど詳しくシミュレーションしてみますが、参考までに1つの例を見てみましょう。
契約者年齢30歳、保険料払い込み期間11歳、満期金100万円でジャンプ型に加入したとします。
すると支払い保険料総額は1,894,728万円、返戻率105.5%にもなるのです。
受け取り総額が200万円なので、約15万円近く得するという結果に。
10万円損するのと、15万円得するのでは大きな差がありますよね。
この返戻率の高さが、フコク生命最大の特徴です。
特徴2:保険料払込免除
フコク生命学資保険の貯蓄性が高い理由の一つに、保障のシンプルさが挙げられます。
初めから主契約に含まれている保障は、保険料払込免除のみです。
これは契約者の死亡や所定の高度障害状態になった場合の保障で、その後の保険料の支払いが免除されつつも、保障は満期まで続くというもの。
実際に契約者に万が一のことが起きる可能性は極めて低いですが、長期的に見るとその可能性がないとは言えません。
自分やパートナーに万が一のことが起きたために、子供に大学進学を諦めさせたくはないですよね。
実際に保険料払込免除のおかげで、無事に大学進学できた方もいます。
預貯金や信託投資など学資金貯蓄方法は数多くありますが、保険料払込免除がついているのは学資保険のみです。
保険料払込免除は保険料の支払い始まった瞬間から開始されます。
そのため妊娠中に契約者が亡くなっても、子供は予定通り学資金を受け取れるのです。
保険料払込免除がありつつも、学資金を計画的に貯蓄できるのはフコク生命の強みです。
特徴3:出生前から加入できる
現在、妊娠中から加入できる学資保険数は増加しています。
フコク生命も例外ではありません。
出産予定日の140日前からフコク生命の学資保険に加入できます。
出生前加入のメリットは主に2つ。
1つ目は、比較的余裕のある時期に加入できること。
出産後は様々な手続きや慣れない育児で、忙しい日々を過ごすことになります。
そのため学資保険加入検討・手続きをする時間がなければ、気力がないかもしれません。
出産後に比べて妊娠中は、時間と余裕があります。
バタバタしていない時期に加入できるのは魅力です。
2つ目は、保障がすぐに開始されるため。
先ほども述べたように、保険料払い込みが開始した時点で保障が開始されます。
そのため、妊娠中の万が一に備えることが可能です。
また学資保険に早めに加入するべきと言われる理由は、返戻率にあります。
加入時期が早いほど返戻率は高くなり、逆に遅れるほど返戻率は低くなるのです。
出産後は時間に追われ、学資保険に加入したのは子供が1歳~2歳になったケースは多いです。
妊娠前に加入することで、忘れることなく学資保険に加入できれば、返戻率も高められます。
フコク生命学資保険3つのメリットと2つのデメリット
フコク生命学資保険「みらいのつばさ」は返戻率の高さで人気と思われています。
もちろん返戻率の高さが最大の魅力ですが、それ以外にも3つメリットがあります。
ここからは、フコク生命学資保険3つのメリットと加入前に知っておきたい2つのデメリットを解説しましょう。
ぜひ参考にしてください。
メリット1:柔軟な選択肢
貯蓄型の学資保険では珍しく、フコク生命学資保険は柔軟な選択肢を用意しています。
学資金の受け取り時期による2つのプランや学資金の据え置きだけではなく、保険料払い込み期間、保険料払い込み方法、設定満期金額の選択肢が豊富。
1つずつ見ていきましょう。
まずは保険料払い込み期間。
フコク生命学資保険はプランによらず保険料払い込み期間は、11歳・14歳・17歳の3パターンがあります。
保険料払い込み期間が短いほど、返戻率は高くなります。
しかし払い込み期間が短くなるということは、毎月支払う保険料が高くなるということ。
収入状況やライフプランに合った払い込み方法を選ぶようにしましょう。
保険料払い込み方法は、口座振替と振込用紙の2種類。
月払い、半年払い、年払いを選ぶことになりますが、返戻率を高めたいのなら年払いがオススメ。
しかし短期間で10万円以上の保険料を払うことになり、もしかしたら大きな負担に感じる方がいるかもしれません。
最後は設定満期金額。
満期金額は80万円から10万円単位で設定可能です。
学資金の大半を学資保険でカバーしたい方は多めに設定、逆に他の預貯金や投信信託などでも学資金を蓄えている方は少なめに設定するといいでしょう。
保障こそ少ないですが、各必須項目の選択肢は豊富です。
あなたに合う学資保険を作れることでしょう。
メリット2:推薦入試や大学受験費用にも対応できる学資金支払い日
学資保険加入時に気をつけたいのが、祝い金の受取日。
多くの学資保険では、祝い金の支払い日は「所定の年齢を迎えた誕生日の後に来る契約日」です。
例えば7月3日生まれの子供が、3月3日に学資保険に加入したとしましょう。
すると祝い金受け取り時期は、18歳になる7月3日ではなく、18歳になった後に迎える3月3日なのです。
これだと大学受験費用や推薦入試などに対応できません。
そのため祝い金の受取日は、加入前に必ず確認してください。
フコク生命の学資保険は、誰でも確実に大学受験前に祝い金を受け取れます。
祝い金の支払い日は、入園・入学前の11月1日。
つまり早生まれのお子様でも、高校3年生の11月1日に祝い金を受け取れます。
11月に学資金を受け取ると入学金はもちろん、大学受験費用や推薦入試、AO入試などにも対応できるのです。
メリット3:兄弟割引
フコク生命の学資保険ならではの特徴が、兄弟割引。
被保険者となるお子様の兄弟姉妹が、すでにフコク生命の学資保険に加入している場合は、兄弟割引が適用されます。
割引率は保険料払い込み方法によって異なるようですが、月払いの場合は満期保険金額10万円につき10円の割引となります。
毎月10円の割引だと少ないように思えますが、返戻率だと0.5~0.6%程異なります。
総額だと約1万3千円~1万4千円の違いに。
1万円の得はあまり大きくないように思えますが、大学合格祝いに少し豪華なディナーに使えると思えば得ですよね。
デメリット1:満期金受け取り時期は22歳のみ
豊富な選択肢のあるフコク生命ですが、満期時期は22歳しかありません。
22歳で受け取った満期金は、新社会人準備代や卒業旅行代などに充てることができます。
しかし、大学2~3年生の時に受け取りたいという方もいるでしょう。
例えば、もう少し早めに受け取れると満期金を留学費用や就活費用に充てることもできるのです。
22歳満期でも悪くはありませんが、欲を言えば満期時期にも選択肢があればよかったです。
デメリット2:クレジットカード払いができない
フコク生命の学資保険はクレジットカード払いができません。
現金や商品に還元化できるため、日々の支払いをクレジットカードで行っている方も多いと思います。
学資保険はまとまった金額を、10年以上支払うことになるので、ぜひともクレジットカード払いを行いたいところのはずです。
実際にクレジットカード払いに対応した学資保険は、少なからずもあります。
銀行振り替えなどでいい方にはデメリットとなりますが、クレジットカード払いをしたい方にとってはデメリットでしょう。
フコク生命学資保険を年齢別にシミュレーション
ここからは年齢や契約条件などを変えて、実際にかかる保険料と返戻率のシミュレーションをしてみたいと思います。
フコク生命の公式サイトでは、あなたの契約条件で簡単にシミュレーションできるので、ぜひ一度行ってみてください。
参考になるはずですよ。
以下が基本契約条件です。
【基本契約条件】
契約者:男性
被保険者:0歳
保険期間:22歳満期
満期保険金額:100万円
保険料払い込み期間:11歳(14歳)
ステップ型【兄弟割引なし】
・契約者年齢30歳の場合
毎月の保険料:15,186円(12,131円)
払込保険料総額:2,004,552円(2,038,008円)
受け取り総額:210万円
返戻率:104.7%(103.0%)
・契約者年齢40歳の場合
毎月の保険料:15,274円(12,235円)
払込保険料総額:2,016,168円(2,055,480円)
受け取り総額:210万円
返戻率:104.1%(102.1%)
・契約者年齢50歳の場合
毎月の保険料:15,526円
払込保険料総額:2,049,432円
受け取り総額:210万円
返戻率:102.4%
ジャンプ型【兄弟割引なし】
・契約者年齢30歳の場合
毎月の保険料:14,354円(11,467円)
払込保険料総額:1,894,728円(1,926,456円)
受け取り総額:200万円
返戻率:105.5%(103.8%)
・契約者年齢40歳の場合
毎月の保険料:14,439円(11,566円)
払込保険料総額:1,905,948円(1,943,088円)
受け取り総額:200万円
返戻率:104.9%(102.9%)
・契約者年齢50歳の場合
毎月の保険料:14,676円(11,826円)
払込保険料総額:1,937,232円(1,986,768円)
受け取り総額:200万円
返戻率:103.2%(100.6%)
ステップ型【兄弟割引あり】
・契約者年齢30歳の場合
毎月の保険料:15,086円(12,031円)
払込保険料総額:1,991,352円(2,021,208円)
受け取り総額:210万円
返戻率:105.4%(103.8%)
・契約者年齢40歳の場合
毎月の保険料:15,174円(12,135円)
払込保険料総額:2,002,968円(2,038,680円)
受け取り総額:210万円
返戻率:104.8%(103.0%)
・契約者年齢50歳の場合
毎月の保険料:15,426円
払込保険料総額:2,036,232円
受け取り総額:210万円
返戻率:103.1%
ジャンプ型【兄弟割引あり】
・契約者年齢30歳の場合
毎月の保険料:14,254円(11,367円)
払込保険料総額:1,881,528円(1,909,656円)
受け取り総額:200万円
返戻率:106.2%(104.7%)
・契約者年齢40歳の場合
毎月の保険料:14,339円(11,466円)
払込保険料総額:1,892,748円(1,926,288円)
受け取り総額:200万円
返戻率:105.6%(103.8%)
・契約者年齢50歳の場合
毎月の保険料:14,576円(11,726円)
払込保険料総額:1,924,032円(1,969,968円)
受け取り総額:200万円
返戻率:103.9%(101.5%)
実際にシミュレーションしてみると、フコク生命学資保険の返戻率の高さが際立ちます。
ジャンプ型とステップ型では、返戻率が約1%ほど変わってきますね。
また年齢が高くなるにつれ、保険料も高くなります。
そのため学資保険加入を決めている方は、早めに保険会社選びを行うと良いですね。
フコク生命学資保険オススメの契約条件は?
ここまでフコク生命の学資保険「みらいのつばさ」についてじっくりと解説してきました。
今、多くの方が気になるのがオススメのプラン・契約条件だと思います。
「みらいのつばさ」は貯蓄型です。
そのため、返戻率を上げるように契約するのがオススメ。
以下が返戻率を高める契約プランです。
【オススメの契約プラン】
プラン:ジャンプ型
保険料払い込み方法:年払い
保険料払い込み期間:11歳
プラン
プランはステップ型よりもジャンプ型がオススメ。
学資保険の目的は、大学生活で必要な養育資金を貯めること。
家庭状況にもよりますが、基本的には幼稚園~中学校入学時に祝い金は必要ないでしょう。
またステップ型は受け取り総額が多くなるため、保険料も高くなります。
しかし、必ずしもステップ型が悪いというわけではありません。
お子様の成長に合わせて受け取りたい方はステップ型にしても良いでしょう。
幼稚園~中学校入学前に受け取る祝い金は据え置いて、本格的に教育費がかかる高校・大学時代に回すという選択も可能です。
保険料払い込み方法
最も返戻率が高くなる保険料払い込み方法は、一時払いです。
しかし一時払いは現実味が少ないため、今回は年払いにしました。
年払いにすることで、先ほどのシミュレーションよりも少し返戻率が上がるでしょう。
年払いが負担となりそうならば、半年払いや月払いで問題ありません。
保険料払い込み期間
理想の保険料払い込み期間は11歳です。
例えば30歳の方は毎月約1万5千円の保険料となります。
あまり大きな額ではないうえに、お子様が中学卒業するまで毎月児童手当が支給されます。
児童手当を保険料に充てると、実際に支払うべき保険料はほんのわずかばかり。
また11歳もしくは14歳払いにすると、義務教育期間中に保険料の支払いを終えれます。
つまり、本格的にお金のかかる高校・大学時代を余裕をもって迎えられるということ。
フコク生命学資保険は比較的保険料が安いので、可能ならば11歳払い、最低でも14歳払いにしておきたいところです。
上記がオススメの契約プランですが、もちろんこれが正解というわけではありません。
あなたのライフプランや経済状況に合わせて契約しましょう。
あくまでも上記のオススメのプランは参考程度にとどめておいてください。
まとめ
フコク生命学資保険「みらいのつばさ」は高い返戻率と豊富な選択肢があるため、あなたのニーズに合った学資保険へとなれるでしょう。
他の学資保険と特徴やシミュレーションを比較してみて、フコク生命学資保険があなたに合っているかどうかを検討してみてください。
賢い学資保険選びの秘訣は、比較検討なんですよ。