街で双子を見かけたら「かわいい!」「羨ましい!」なんて思ってしまいますよね。
「双子が欲しい」と願う方も多いかもしれませんが、実は双子というだけでハイリスク妊娠になるってご存知ですか?
人は元々、一度の出産で一人を産む体。
二人以上をお腹に宿すことはそれだけでリスキーなんですね。
この記事では次の3つをテーマに双子妊娠についてまとめました。
・双子を妊娠した時に負うことになる7つのリスク
・双子もタイプによってリスクが異なり、分娩可能な病院が変わる
・双子を妊娠した時に知っておかなければならない注意事項8つ
今は双子を妊娠する確率が高くなってきている時代!
正しいリスクを知り、妊娠・出産に備えていきましょう。
目次
双子かどうかは、妊娠初期に分かる
まず、どうして双子が生まれるのか簡単に案内しますね。
一般的に、女性の体の中で卵子と精子ひとつずつが出会って受精卵になり、赤ちゃんに成長していきます。
しかし、ごく稀に、受精卵が成長する途中で2個に分かれ、ひとつの受精卵から2人の赤ちゃんが成長することが!
いわゆる一卵性双生児で、性別とDNAが同じで顔もそっくりな双子になります。
他にも、一度に複数の卵子が排卵され、それぞれと精子が出会って複数の受精卵ができ、一緒に成長していくことがあります。
こちらは二卵性双生児だったり、三つ子になったりします。
近年は不妊治療などで排卵誘発剤を使い、複数の卵子が排卵される機会が増えたり、複数の受精卵を子宮に戻したりするため、双子や三つ子が生まれる確率がアップ!
多胎妊娠は増えています。
自分の妊娠が双子かどうか、というのは妊娠初期の超音波検査で分かります。
生理が来なかったり、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、妊娠6~8週くらいで産婦人科へ行きますよね。
その時の超音波検査でモニターに映し出された画像を見ていると「二人いる!」とか「部屋がふたつある」と気付くことが!
ただ、胎児の状態によっては超音波検査で一人しか見えないことも。
妊娠8週目に心拍も確認できて母子手帳をもらってきたら、次の健診で「実は双子が発覚!」ということもあります。
いずれにせよ、単胎か多胎(双子や三つ子)かは妊娠初期に分かります。
双子妊娠の7つのリスク
双子だと分かると、嬉しさはありますが一気に緊張が高まります。
その7つの理由をひとつずつみていきましょう。
【1】妊娠中の合併症のリスクが高い(妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など)
まず、妊婦さん自身のリスクが高くなります。
双子や三つ子を妊娠している妊婦さんは、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、HELLP症候群、急性妊娠性脂肪肝といった病気のリスクが非常に高くなります。
単胎の妊婦さんよりも3倍以上のリスクがある、という研究結果も。
これらの病気は血管や腎臓・肝臓機能に異常が起こり、蛋白尿や高血圧、むくみ、痙攣といった症状の他、脳内の血管に障害が出て命の危機に晒されることも。
母体の血流に異常が出ると、胎児に送られる血液量が減ります。
十分な量の酸素や栄養が送られなくなると、胎児の成長に悪影響が出たり、障害の原因になったり、場合によっては命を落とすことも。
妊娠中は病気の兆候にすぐ気付き、対処するようにしなければ危険です。
【2】妊娠中のトラブルが多く、妊婦健診の回数も多い
双子の場合は、出血、貧血、お腹の張り、腰痛、といった妊娠中のトラブルも増えます。
二人の赤ちゃんに栄養を与えなければならないので、非常に多くの血液が必要ですが、女性は鉄分が不足していることが多く、貧血症になることがしばしば。
また、母体の状態と合わせて胎児の成長状態を細かくチェックするため、妊婦健診の回数も増加。
妊娠初期は単胎の妊婦さんの場合月1回の妊婦健診ですが、双子の場合は月2回のペースが一般的。
場合によっては週1回のことも。
双子妊娠は妊娠中のトラブルが多く、妊婦さんの負担が大きくなる可能性が高いですよ。
【3】早産になる確率が非常に高い
単胎の場合、赤ちゃんは正期産だと大体3,000~4,000gで生まれてきます。
双子の場合、お腹の中に赤ちゃんは2人。
正期産まで待つと単純計算で赤ちゃんの合計は6,000~8,000gの重さということに!
健康に育つことはいいことなのですが、胎児のサイズが母体にとって大きなリスクになります。
また、胎児にトラブルが発生することもよくあり、多くが妊娠37週未満の早産に。
場合によっては予定日の1か月以上前に出産することも。
また、切迫早産(早産してしまいそうな状態になること)のリスクも高いため、妊娠後期の早い時期から入院が続く妊婦さんもいます。
早産のリスクは非常に高いので、頭に入れておくことをおすすめします。
【4】低体重児で生まれる可能性が高い
体重が2,500g未満で生まれてくる胎児を低体重児と呼びます。
筆者は単胎でしたが、妊娠37週で出産した赤ちゃんは2600gでした。
正期産(37週~41週のお産)で2,600gですから、37週未満の早産だと2,500gに足りない可能性が高いでしょう。
双子は早産のリスクが高いので、低体重児になる可能性大。
低体重児は生まれた後、体力や筋力がなくて母乳やミルクを飲めなかったり、自力で呼吸ができなかったりするため、NICU(新生児集中治療室)に入るケースも。
このため、NICUがある病院か、高度な設備がある病院と提携している病院でなければ出産できません。
家の近くの個人病院で出産、ということが難しいので注意してくださいね。
【5】帝王切開のリスクも高い
双子の出産と言えば帝王切開が一般的です。
理由は次の通りです。
・出産時、逆子だったり、二人の胎児の状態が経膣分娩に向かないことが多い
・胎児自体のトラブルで急に帝王切開が決まるケースが多い
・早産で子宮口が十分に開かないうちに陣痛が起こってしまい帝王切開になる
・経膣分娩をしている途中で、子宮圧が下がるなどのトラブルが起こって帝王切開になる
また、通常より大きな胎盤や2個の胎盤が子宮から剥がれるため、出産時の出血は単胎児の出産よりも多く、急激に血圧が下がってしまったり、輸血が必要になったり、帝王切開手術自体もハイリスクな内容になりがち。
妊娠中だけでなく、出産時もリスクが高いことを知っておいてくださいね。
【6】発育不良や死産のリスクも
非常に心苦しいのですが、双子のうちのひとりが妊娠初期に発育が止まって超音波検査で確認できなくなったり、妊娠中期以降に急にひとりの成長が止まってしまったり。
双子が揃って成長しないことがあります。
バニシングツインという言葉を聞いたことがありませんか?
これは「突然消える双子」という意味。
多くの場合が妊娠初期に起こり、胎児の一人が急に確認できなくなる現象です。
なんらかの理由で成長が止まり、母体に吸収されてしまって消えるのでバニシング(消えゆく、減っていく)と言われます。
双子のうちのひとりの成長が止まった後、残ったもうひとりの成長も止まり、死産になることも。
双子は、出産まで妊娠が続かないケースも少なくありません。
【7】働いているママは職場の理解が欠かせない
働いている妊婦さんが一番頭を悩ませるのが、妊娠と仕事の両立ではないでしょうか。
とにかく双子の妊娠はリスクだらけ!
少しでも体に負担をかけないよう心がけなければなりませんし、妊婦健診の回数も多く、思うように働けないこともしばしば。
妊娠高血圧症候群や切迫早産などで入院する可能性もありますし、産前休業の期間も双子以上の場合は出産予定日の14週前から取得が可能。
どうしても職場の理解と協力が欠かせなくなります。
双子の妊娠が分かったら必ず上司に報告し、利用できる制度を調べたり、仕事の引き継ぎ準備をしたり、自分の体を労りつつ、円滑な職務遂行にも心を配ってください。
妊婦さんと職場の同僚、お互いを思い遣って気持ちいい関係を維持していきたいですね。
【参考】妊娠・出産をサポートする女性にやさしい職場づくりナビ|厚生労働省
双子にもタイプがあり、リスクが違って産み方・病院が違う
さて、双子のリスクを紹介してきましたが、実は双子にもタイプがあってリスクが高い双子、比較的安全な双子がいます。
そのタイプを図解していきますね。
最もリスクが高い「一絨毛膜一羊膜(MM双胎)」の一卵性双生児
胎児は羊膜という膜に包まれていて、絨毛膜という部屋の中にいます。
そして胎盤から栄養をもらっています。
一卵性双生児の中で、ごく稀に、絨毛膜も羊膜も胎盤も全て共有している双子がいます。
これを一絨毛膜一羊膜といいます。
大部屋にあるひとつのベッドの上で、ひとつのお弁当を分け合いながら成長している双子と言えば分かりやすいでしょうか。
常に均等にお弁当を分け合えばいいのですが、なにかの拍子にひとりが多くの栄養を摂るようになると、もうひとりが成長できません。
また、同じ場所にいるのでぶつかったり、重なり合ったり、臍の緒が絡み合ったりするリスクも。
一般的に妊婦さんの合併症や胎児の生命の危機というトラブルが多い周産期(妊娠22週~出生後7日未満)に限らず、ひとときも気を抜けないタイプの双子です。
このタイプの双子は、NICU(新生児集中治療室)がある高度な医療技術が整った周産期センターでなければ出産できません。
家の近所の産婦人科で出産、というようなことができず、出産場所の選択肢が狭まるので妊婦さんや家族の負担が大きくなります。
リスクは二番目「一絨毛膜二羊膜(MD双胎)」(一卵性双生児)
こちらは、絨毛膜や胎盤はひとつで、羊膜がふたつあるタイプの一卵性双生児。
大きな部屋に双子がいて、ひとつのお弁当を分け合っていますが、それぞれが専用のベッドにいるのでお互いがぶつかることはなく、臍の緒が巻き付くトラブルも起こりません。
一卵性双生児はこちらのタイプが多目で、リスクもやや低め。
ただ、胎盤を共有しているので、ひとりになにかトラブルがあると、血液を通してもうひとりにもトラブルが伝わることがあります。
また、栄養の取り合いになることも。
リスクは低めと言われますが、周産期のリスクは単胎妊娠よりもずっと高く、こちらも周産期センターや周産期センターと連携している病院で出産することになります。
双子の中では安全で一番多い「二絨毛膜二羊膜(dd双胎)」(二卵性双生児)
双子の中で一番多く、比較的安全と言われるのが二絨毛膜二羊膜というタイプ。
これは、胎児が自分専用の羊膜・絨毛膜・胎盤を持っています。
それぞれが独立した部屋で、専用のベッドとお弁当を持って成長しているイメージですね。
万が一、ひとりになにかあっても、もう一人は独立した専用の環境に居ますから影響を受けにくい特徴が!
二絨毛膜二羊膜の双子は双子なので単胎妊娠よりリスクは高めですが、周産期センターと提携している産婦人科であれば、個人の産婦人科でも出産できます。
排卵誘発剤を使ったり、複数の受精卵を移植した場合の双子はほとんどが二絨毛膜二羊膜の双子。
異なるDNAを持ち、見た目も違い、性別も違うことがしばしば。
妊婦さんの状態や、胎児の向きによっては経膣分娩にチャレンジすることも可。
双子の中でも心配が少ないタイプです。
双子の経膣分娩は、まさに奇跡?!
双子だと絶対に帝王切開で出産!という訳ではありません。
病院の設備や人手、妊婦さんの状態、双子の状態、全ての条件が揃えば経膣分娩も可能です。
・病院が出産中のどんなトラブルでも即対応できる高度な医療設備を持っていること。
・胎児のサイズ、骨盤の形や大きさ、子宮口の状態などが出産に適した状態になっていること
・双子がそれぞれ逆子でなく、臍の緒が首に巻き付いたりしていなくて、うまく産道を通れること
これら全ての条件が完全に揃うことはなかなか難しく、また、お産の途中で妊婦さんや胎児の状態が急変することもあります。
自然な分娩を希望するのは自然なこと。
しかし「なにがなんでも経膣分娩!」とこだわりすぎると、妊婦さんだけでなく赤ちゃんにも大きな負担を強いることになりかねません。
希望は希望として医師に伝えるのは構いませんが、医師による状況判断にも耳を貸すようにしてくださいね。
双子を妊娠したら必ず知っておきたい5つの注意事項
双子妊娠と分かったら頭に入れておきたい注意事項を5つ紹介します。
母子手帳が2つになる
まず、母子手帳は2冊になります。
赤ちゃんひとりにつき1冊なので、常に2冊を持ち歩くことに。
どちらが誰のものか混同しないよう、名前が決まったら必ず記名しておきましょう。
そして、混乱しないようにこまめに書き込んでくださいね。
書き込む労力は2倍ですが、まめの記録を残しておくと後から振り返るのに役立ちます。
簡易成長記録になりますので、定期的にメモしてみてくださいね。
<おすすめの母子手帳ケース>
・グランドルー(grande roue)の2人用母子手帳ケース
パパが持ってもかっこいいチェック柄。
ガバッと開き、左右対称に収納できるので整理整頓が簡単で見た目もきれいです。
・フェイクオイルレザー 母子手帳ケース(ジャバラ)|pouche ポーチェ
ジャバラタイプの母子手帳ケースですが、ショルダーバッグにもなる、いい意味で母子手帳ケースらしくない落ち着いたデザインのフェイクレザーバッグ。
双子の分だけでなくママの診察券も入る3人分の容量があるケースです。
・フィセル ソレイアード(SOULEIADO) ジャバラ式母子手帳ケース
真ん中にメッシュファスナーポケットがあり、左右対称にジャバラの大きなポケットがあります。
出し入れし易い上、ファスナーについているベルトを手首に引っかけて使えばケースを落とす心配もなく便利です。
お金がかかるので備え必須!
双子の妊娠はとにかくお金がかかります。
妊娠高血圧症候群などの病気になると通院回数が増え、入院の可能性も高くなります。
切迫早産になると長期間の入院になりますし、出産時に帝王切開になると2人分の手術費が必要に!
その金額は病院によって異なりますが60~100万円(場合によってはそれ以上)!
生まれた後も新生児のケアは2人分の費用が必要で、ママも産後の経過によっては点滴や抗生物質などの薬代等が高くなります。
経験談を紹介すると、赤十字病院と提携している個人経営の産婦人科で一絨毛膜二羊膜の一卵性双生児を出産した友人の出産入院費は約140万円(妊娠36週で出産、保育器不使用、9泊10日の入院)。
同じ産婦人科で筆者が帝王切開で第二子を出産した時の費用が約70万円(妊娠37週で出産、保育器不使用、9泊10日の入院)なので、ほぼ倍ですね。
高額になる医療費の対策は次のようなものがあります。
・高額療養費の申請準備
・限度額適用認定証の事前取得
・出産育児一時金の受け取り手続きの確認
・生命保険の加入や保険料申請手順の確認
こうした事前準備をしっかり行い、高額な出費に備えましょう。
入院準備を常に!
双子の妊娠中は、いつ、どんなトラブルが起こるか分かりません。
不謹慎に感じるかもしれませんが、妊娠初期・中期・後期、いつでも気が抜けませんから早めに入院準備をしておくといいですよ。
ひとつのバッグに荷物をひとまとめにしておき、「自分がすぐ持ち出せる」かつ「自分以外の人でも病院へ持って来られる」という状態にしておくのがベスト。
また、万が一、外出先で倒れてしまっても必要な情報が医師などに伝わるよう、身分証明書と双子妊娠中であることが分かるメモを携帯するようにしましょう。
おすすめなのが、自転車やバイク愛好家が活用しているエマージェンシーカード(緊急連絡先カード)。
これを自作し、カード状にしてスマホケースやパスケースなどに入れておくと安心です。
カードには次のようなことを書いておきましょう。
・氏名、年齢、電話番号、住所、血液型
・緊急連絡先と相手の名前&続柄
・出産予定日とかかり付けの産婦人科の名前&電話番号&診察券番号
・双子(多胎)妊娠であること(MM、MD、DDといったタイプも併記)
・アレルギー情報
・服薬情報
・妊娠中のトラブルや注意を受けていること
(最後に、「以上の内容に間違いありません」と書いて、直筆のサイン)
こうした情報があると自分で状況を説明できない状態に陥っても適切な治療を受けられる可能性が高くなりますよ。
【参考】緊急連絡先カード|シマノ
食事の内容に特に注意して!
双子の妊娠中は妊娠高血圧症候群や貧血のリスクが非常に高いことが知られています。
妊娠高血圧症候群は胎盤の作られ方が大きく影響していることが分かっていますが、そもそも血圧が高い方はリスクがさらにアップ!
また、女性の多くは妊娠に関係なく鉄分不足による貧血症のリスクを抱えているのも事実。
ですから、双子を妊娠した場合は、食事の内容に特に注意しましょう。
血圧に密接に関係していると言われる塩分を抑えた食事(1日あたり食塩6~7g以下)を目標にし、薄味の料理をメインに摂るようにします。
そして鉄分も意識的に摂ってください。
特に吸収率の高いヘム鉄(肉や魚に含まれている鉄分)をビタミンB12やB6と一緒に摂るのがおすすめ!
食べ物から摂りきれない場合は、サプリメントも活用して貧血症を予防するようにしてくださいね。
分娩する病院を確実に確保すること!
双子の妊娠が分かったら、必ず早めに出産する病院を決めましょう。
特に里帰り出産を予定している方は、実家に近い病院で双子の出産を扱ってくれる周産期センターを見付けてください。
今はお産を扱う病院が減っており、妊娠初期に分娩予約を入れないとお産を受け付けてもらえないことも多々!
また、双子妊娠の場合はリスクが高いため「妊婦健診を受けている産婦人科から紹介状を書いてもらって、病院から病院に直接連絡しなければ分娩予約が取れない」ということも!
双子妊娠が分かったら、すぐにお産の計画を立て、出産する病院を確保してくださいね。
【参考】妊娠リスクスコア表|愛育病院、HUMAN+女と男のディクショナリー、双胎管理について|日本産科婦人科学会
まとめ
双子の妊娠には、合併症や貧血、早産、低体重児、発育不良や死産、帝王切開など、とにかくたくさんのリスクがあります。
また、胎児の状態によってリスクが異なり、一絨毛膜一羊膜という一卵性双生児はNICU(新生児集中治療室)がある高度な医療設備が整った周産期センターでなければ安心して出産できません。
双子妊娠は妊娠中の生活も注意すべき点が多く、働いている方は職場の協力も仰ぐ必要が。
双子は魅力が多い赤ちゃんですが、妊娠中や出産時のリスクが高いことを理解し、母子共に安心・安全なマタニティライフを過ごすようにしてくださいね。