産後、赤ちゃんを夫が抱っこしようとしたら「ダメ!」と言ってしまった人は『産後ガルガル期』になっている可能性があります。
「ガルガル期?なにそれ?」と思った方、端的にいればガルガル期とは『赤ちゃんを守るママの本能』です。
動物が子供を守るために周囲に対して『ガルル』と威嚇しますよね。
そんな感じに、誰に対しても攻撃的になったりイライラしやすくなったりするのがガルガル期です。
では、ガルガルが大きいほうが赤ちゃんへの愛情が深いのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
ガルガル期の重い軽いはホルモンバランスなど体の個人差であり、愛情の差ではありません。
この記事ではガルガル期についての疑問を解決するとともに乗り越え方もお伝えします。
ポイントは4つです。
・産後ガルガル期って?
・タイプ別の乗り越え方(夫の場合・自分の両親の場合・義理の両親の場合)
・ガルガル期時の2つの注意点
・ガルガル期はいつ終わるの?
最後まで記事を読んでいただければ、早く話しておかなきゃって気持ちになってもらえるはずです。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
産後ガルガル期って?

その名のとおり、産後に女性が『ガルガル』と他人に対して攻撃的になることを主に言います。
攻撃対象は一番身近な夫だったり、義理の両親や自分の両親、親戚、声をかけてくる人……単体だったり複数だったりと個々によって現れ方もさまざまです。
原因は『母性本能』です。
赤ちゃんを守るために他人を寄せ付けない。怒って威嚇するようになるのです。
そんな大げさなと思う人もなかにはいるかもしれませんが、多かれ少なかれ出産した後はあると私は考えています。
『産後ガルガル期』は聞き慣れない言葉かもしれません。
では、『産後クライシス』はいかかでしょうか?
一度は聞いたことありませんか?あると思います。
『産後クライシス』は出産後、夫との関係が良好に築けなくなることを言います。
この症状の特徴は『性行為ができなくなること』ですが、中には夫に触られるのさえ嫌だと感じる人も。
これって、まさにガルガルしているように感じませんか?
「今、私は赤ちゃんを守ることが第一なんだから触らないでよ」と身体が拒否反応を起こしているような気がするのです。
産後クライシスもガルガル期の一部だと私は考えます。
ガルガル期になってしまう原因は、出産によるホルモン変化のため、情緒不安定になってしまっているからだと言われています。
それと慣れない育児で常に気をはっていて休めず、おまけに夜中の授乳や夜泣きなどによる寝不足、体力や気力の低下も一理あるでしょう。
私は誰に対してもガルガルすることはありませんでした。
むしろ、いっぱい話しかけて、抱っこしてといった具合でしたが、ママ友の中にガルガル期がひどい人がいて大変そうでした。
そのお友達や先輩ママから聞いた話などを参考に、下記のポイントではタイプ別の乗り越えかたを紹介していきます。
タイプ別の乗り越え方(夫の場合・両親の場合・義理の両親の場合)

どの場合も、自分が『ガルガル期』に少しでもなっているなと感じたら、そのことを話しておくようにしましょう。
理想は出産する前に『なるかもしれない』と伝えておくことです。
産後ですとガルガル期になっていても自分では気づけない場合もあります。
ガルガル期になってしまうのはごく普通のことです。
多かれ少なかれ、出産後の女性なら誰しもが『赤ちゃんを守るんだ』という気持ちが大きくなって攻撃的になってしまうことがあるとしっかり伝えておきましょう。
前もって話しておくことで、「今はしょうがないね」と理解してくれるはずです。
出産を経験したあなたのお母さんや義理のお母さんなら言わなくてもわかる人もいるかもしれません。
でも、遠い昔のことで忘れてしまっていたり、それほどガルガルしなかった人だったりするかもしれませんので、産後赤ちゃんに関わる人には話しておくようにしましょう。
夫の場合

ひどいガルガル状態になっていると、夫に赤ちゃんを抱っこもさせず、オムツ替えや着替え、ミルクをあげるなど育児のなにもかもをママが自分でやってしまう人がいます。
夫がなにか手伝おうかといっても、「やらなくていい」と突っぱねてしまって、協力したくてもできない状態になっていることもしばしば。
それに加え、夫に触られたら嫌がったり暴言を浴びせてしまうこともあり、ほとんど家庭内別居状態になっていることも少なくありません。
そんな状態をずっと放っておくと、どんどん夫婦の関係が悪化してしまい、最悪、浮気をされたり離婚となってしまうケースもあります。
あまりにひどいばあいには、一度専門家に相談してみるのをおすすめします。
ガルガル期は一時的なもの、長い夫婦生活との中でほんの一瞬です。
妊娠期間中はふたりで赤ちゃんが生まれるのを楽しみにしていたはず。
産後に夫婦関係が悪化してしまわないよう、必ず事前に『ガルガル期』というものがあると夫に伝えておき、なっていると感じたら、そのことを話して理解を求めましょう。
ガルガル期とは違いますが、よく私は子育てがつらく感じてくると子供が寝た後に夫とじっくり話します。
けっきょくいつも答えは一緒なのですが、『話し合った』『話を聞いてくれた』だけでちょっと心が軽くなります。
そうなるためにはなにはともあれ夫の『理解』が必要不可欠です。
いずれ終わるイライラ期だということをしっかり伝えておくようにしてくださいね。
自分の両親の場合

両親や仲の良い親戚などは気心が知れているので言いやすいということもあり、言葉や態度がきつくなってしまいがちです。
ちょっと育児に対して助言されただけでイライラしてしまったという人もいます。
せっかく赤ちゃんや自分のお手伝いをしに来てくれたのにガルガルされてしまっては両親たちも悲しい気持ちになるはずです。
とにかくガルガル期は赤ちゃんを守らなければと必死になってしまっているので、赤ちゃんの面倒は自分がやることにして家事や買い出しなどを頼むようにしましょう。
義理の両親の場合

義理の両親の場合は、本音を口にしにくいことが多いですよね。
本当は義理のお母さんに抱っこされているだけでもイライラしてしまっているけれど、言えずにニコニコ。
そんな日々がつもりにつもって大爆発。
なんてことによくなるようです。
こちらの場合も、赤ちゃんの世話ではなく別のことで助けてもらうようにしましょう。
電話やメール、訪問など頻繁にされる場合は自分で言えないようなら旦那さんを頼りましょう。
その場合は言い方に細心の注意を。
角が立つような言い方は極力避けたほうが今後のためです。
旦那さんが両親に送るメールや電話内容を事前にふたりで相談して決めるようにしてください。
訪問時間を旦那さんがいるときにしてもらうなど、ご家庭にあった対処法を相談してみてください。
ガルガル期時の2つの注意点

①開き直ることはしない。
「私はガルガル期なんだからわかってよ!」と開き直るのはいけません。
今きつい言い方しちゃったな、ひどい態度とったなと思ったら、その都度謝罪するようにしましょう。
事前にガルガル期だと申告しておいても、ひどい態度をとられて嫌な気持ちにならない人はいません。
謝るのとそうじゃないとではまったく変わってきます。
少し時間をおいてからでもいいので、悪かったと感じたらその気持ちを相手に伝えるようにしましょう。
②赤ちゃんはひとりでは育てられないことを理解して。

どんなに頑張っても、赤ちゃんをひとりで育てることはできません。
誰かの力を借りてようやっと育てていけるのです。
それは夫だったり、両親たちだったり、支援団体だったりと、形はさまざまですが、けっしてママひとりでは育てられるものではないと産む前から理解しておきましょう。
その考えがあれば、ガルガル期の度合いも変わってくるはずです。
協力してもらえることはしてもらい、自分が疲れていたら頼って休む。眠いときは甘えて休む。
出産前から子育てとはそういうものだと考えるようにしてみましょう。
ガルガルしないほうが、ママも周りもきっと良いはずです。
ガルガル期はいつ終わるの?

早い人は出産後3か月ぐらい、遅くても1年半には終わるとされています。
生理が始まったころに落ち着いてきた人が多いようですので、やはりホルモンバランスが影響しているのは間違いないでしょう。
赤ちゃんが夜まとめて眠るようになる1歳ぐらいまででだいたい落ち着いてくるというデータもあるので、ホルモンバランスが整い、睡眠不足が解消されたときでおしまいと考えていいはずです。
1年経てばもとの自分に戻れますので、なるべくガルガルしないよう心掛けながら育児をしていくようにしましょう。
ガルガル期は誰もがなります。

多かれ少なかれ、産後ママはみんなガルガルします。
大切なことは『みんなに理解してもらい、協力してもらうこと』です。
子育てはひとりではできないと記事でも伝えましたが、周囲の協力なくして子は育てられません。
そのことを充分理解し、周囲に感謝の気持ちを忘れずにいてください。
こんなこと言っていますが、育児に疲れると私も夫にたまに冷たく当たってしまうことがあります。
でも、すぐ反省して謝ります。
夫もいいよって言ってくれます。
そんな夫を見てまた悪かったなと反省します。
だって夫の協力なくして息子はここまで育てられませんでしたから。
感謝はしているんです。
でも、たまに心が子育てに疲れてしまっていっぱいいっぱいになってしまうんですよね……。
言葉で今の自分の状況を伝え、理解してもらうことの大切さ。
そして、言い過ぎたときに謝る素直さ。
このふたつは子育てに必要不可欠なものかもしれません。
ガルガル期もその後の子育てに行き詰ったときも、周囲にその気持ちを伝えてみましょう。
きっと、良いほうへと導いてくれるはずですよ。