玄を使った名前16選~玄の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「玄」という漢字について

字画数:5画
音読み:げん
訓読み:
主な名乗り:くろ・しず・つね・とお・のり・はる・ひかり・ひろ

「玄」の意味や由来や成り立ちと特徴

「玄」という漢字は黒い糸を重ね合わせた絵の形からできました。

そのため、「玄」という漢字の意味には「黒い」という意味があります。

「玄米」というのがその例で、精米する黒みがかったのお米という意味です。

また黒は、暗いをイメージさせます。

暗いところではその先が見えません。

そこから転じて「奥深い」という意味も持つようになりました。

「玄人」がその例です。

「玄人(くろうと)」というのは、専門家やその道を極めた人という意味があります。

「奥深くに達した」という掛け言葉のような意味からできた熟語です。

また「奥深い」という意味から転じて、暗く深いところというイメージから「静か」かっこという意味や、奥深さを物理的に感じて「遠い」という意味もあります。

また「奥深い」という意味合いから東洋哲学では「真理」を意味する漢字とされています。

その例として使われているのが「玄関(げんかん)」です。

玄関は今では家の出入りするところという意味で使われています。

本来は禅の言葉で「奥深い深層心理への入り口」という意味で使われていた言葉です。

部首は「玄(げん)」です。

部首が玄の漢字はとても少なく日常で使われている漢字では「率いる」くらいです。

名付けに「玄」という漢字を使う時に込められる思い

「玄」という漢字には、「黒い」「奥深い」「真理」「静か」という意味があります。

「黒い」からは「玄黄」という熟語があり、天と地を意味しています。

そこから「天地」や「宇宙」など果てしなく広いという意味も持ちます。

「奥深い」からは「玄人」や「幽玄」とい熟語があり、「非常に優れていること」という意味を持ちます。

名付けに「玄」という言葉を使う時には

「空や宇宙のように広い心を持った子になって欲しい」
「志を高く持って欲しい」
「秀でた才能がある子になって欲しい」
「物静かで落ち着いた子になって欲しい」
「人として深みのある人望の厚い人になって欲しい」
「賢い子になって欲しい」
「一つのことを追求し、極められる子になって欲しい」

という願いを込めて名付けられます。

色々な読み方ができる「玄」

「玄」という漢字は日常生活では「げん」と読むのが一般的です。

ただ、名付けに使われる場合には、くろ・しず・つね・とお・のり・はる・ひかり・ひろなど色々な読み方があります。

これだけ読み方が豊富なので、組み合わせる字も考えると多くの名前を候補に挙げることができます。

「玄衣(くろえ)」「玄輝(しずき)」「玄妃(はるひ)」など個性的な名付けも考えることができます。

人と被らないような名前を考えたい人もいるでしょうが、あまりにも当て字のようになってしまったり、読みにくい名前になってしまうと、その名前を一生使う子供に負担がかかってしまうこともあります。

読みにくい名前だと毎回読み方を聞かれますし、読み間違えられたり、口頭で伝える時に苦労することもあるでしょう。

名前を一生使う子供のことも考えてあげられるといいですね。

「玄」を使った熟語

幽玄(ゆうげん)

奥深く絶妙な味わいがあること。

玄黄(げんこう)

玄は天の黒色、黄は地面の色を表している。

玄黄で、天と地という意味。

玄武(げんぶ)

中国の神。四神の一つ。

北方を司る神。

風月玄度(ふうげつげんたく)

風月は、清々しい風と、美しい月のこと。

玄度は、中国の人の名前。

亡くなった玄度を思って、「清々しい風と美しい月。玄度がいないのは残念だ。」と劉淵が謳った故事からできた言葉。

しばらくあっていない人を想うこと。

玄裳縞衣(げんしょうこうい)

玄は黒色。

縞は白色。

裳は着物の裾。

衣は上着。

鶴の姿を黒色着物の裾と白い上着で例えた言葉。

玄裳縞衣は、鶴のこと。

「玄」の説明の仕方

電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「玄」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇玄衣といいます。」

と伝えると、

B「〇〇くろえさんですね。「くろえ」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、玄の部分の説明の仕方としては、

・A「くろは、玄米の玄です。」
・A「ひこは、玄関の玄です。」
・A「ひこは、玄武の玄です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「玄」を使った名前の有名人・芸能人

宗 美玄さん
玄理さん

「玄」を使った名付け候補

玄衣(くろえ)
玄葉(くろは)
玄枝(しずえ)
玄輝(しずき)
玄音(しずね)
玄華(しずか)
千玄(ちはる)
玄花(つねか)
玄弥(とおみ)
玄果(はるか)
玄妃(はるひ)
玄海(はるみ)
玄(ひかる)
真玄(まひろ)
実玄(みはる)
実玄(みのり)

まとめ

才能に溢れ、奥深く落ち着いた印象を受ける「玄」という漢字をご紹介しました。

お子さまの名付けの参考になるとうれしいです。