現代人は和食離れが進んでいる事から、味付けも濃い物を好む人が増えてきています。
特に体調管理が重要視される妊婦さんは、食生活の注意が必要です。
お母さんが口にするものは、そのままお腹の赤ちゃんの栄養となりますので、バランス良く栄養価の高い物を食べるようにしましょう。
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- 妊娠中は減塩に注意するべき?
- オススメの減塩方法は?
- 妊娠中の食事のポイントは?
この記事を読めば、減塩についてはもちろん、妊娠中の食事の注意点などについて全てわかるようになっています。
食生活にお悩みの妊婦さんは是非参考になさってください。
目次
妊娠中は減塩食を意識して
妊娠中の塩分の過剰摂取は出産のリスクを高めてしまう「妊娠高血圧症候群」になってしまう場合があります。
そうならない為にも、毎日の食生活には十分に注意したいものです。
・塩分をとりすぎるどうなるの?
厚生労働省が発表している、成人女性の一日辺りの塩分摂取量は7.0gです。
一日3食食べる際に塩分量を7.0gに抑えるのはなかなか難しく、かなり薄味にする必要があります。
その為にも、妊娠初期から減塩を心がけ薄味に慣れておくと良いでしょう。
塩分を摂りすぎる事によって引き起こされるのが「妊娠高血圧症候群」です。
・恐ろしい妊娠高血圧症候群
「妊娠高血圧症候群」とは、妊娠中に血圧が上昇し、蛋白尿がでる病気です。
妊娠20週以降に起こります。
胎盤の血流が低下することで、母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響があり、発育が悪くなってしまう事も。
初産婦や肥満の方、高齢出産の方、また以前の妊娠で妊娠高血圧症候群になってしまった方は特に注意をしましょう。
塩分の摂り過ぎや、急な体重増加が主な原因です。
重症化すると、けいれんや、胎盤が早期に剥がれる「常位胎盤早期剥離」の恐れもあります。
出産時のリスクが高くなってしまいますので、妊娠高血圧症候群にならないよう食事や体重の管理はしっかりと行いたいですね。
上手な減塩方法
減塩をしましょうと言っても、実際にやってみるとなかなか難しいです。
ここではオススメの減塩方法をご紹介します。
・酢を使って味付けをしよう
味付けに塩や醤油の他に「酢」を使うことをオススメします。
酸味を加えることで、薄味の物足りなさをカバーすることができますよ。
酢も様々な種類がありますので、料理によって使い分けると飽きずに毎日の食事を楽しむことができます。
注意するのは、酢の中には食塩が含まれているものもありますので、塩分含有量をしっかりとチェックするようにしましょう。
更に、お酢には嬉しい効果がたくさんあります。
血圧を下げたり、疲労回復、便秘改善など妊婦さんにとって嬉しい事だらけです。
嬉しい効果ばかりだからと言って、過剰摂取は禁物。
どんな食品も過剰摂取は危険です。適度な量を心がけましょう。
・加工食品に要注意
味噌やドレッシングなどの加工食品には、実は塩分が多く含まれています。
和食でヘルシーのイメージがあるお味噌汁ですが、実は塩分が多かった。なんてことも。
何気なく使っている加工食品の塩分含有量にも十分に注意をしましょう。
妊娠中の食事の注意点
妊娠中は妊娠前よりも特に食事に注意が必要です。
大変かもしれませんが、お腹の赤ちゃんの為にも栄養のあるものを食べるようにしましょう。
・減塩などの「6つのポイント」に注意しよう
減塩
減塩の第一歩は薄味に慣れる事から始めましょう。
濃い味に慣れていると、薄味だと物足りなく感じてしまいます。
塩分は加工食品にも含まれていますので十分に注意しましょう。
低カロリー
食べ過ぎはもちろんNGですが、脂っこい物にも注意をしましょう。
調理をする時に、余分な脂を落とすことでかなりのカロリーオフに繋がります。
赤身の多いお肉やお魚を積極的に摂取しましょう。
食物繊維をたっぷり摂ろう
妊娠中は便秘に悩む妊婦さんが多いです。
しっかりと食物繊維の多い食材を毎日の食事に取り入れましょう。
妊娠中はホルモンの影響や大きくなった子宮による圧迫などで、大腸の運動が低下してしまいがちです。
食物繊維を摂取し、腸内環境を整えましょう。
葉酸は必要不可欠
お腹の赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素が「葉酸」。
赤ちゃんの器官ができていく妊娠初期には特に必要です。
葉酸は緑色の野菜や、豆類、きのこ類に多く含まれています。
血流アップ
体が冷える事で、おなかが張ってしまったり肩こりの原因になります。
妊婦さんにとって冷えは要注意です。
体を冷やさないようにする事も大切ですが、鉄分をしっかり摂取し血行を促進しましょう。
貧血防止
鉄分不足が主な原因です。
鉄分を多く含む食材を毎日の食事に取り入れましょう。
また、鉄分を摂取するときにはビタミンCや動物性タンパク質と一緒に食べると尚良いです。
一緒に食べる事で吸収率がアップします。
【まとめ】
妊娠中は生活習慣から食事など、注意しなければいけない事が多くて妊婦さんは大変です。
しかし、可愛いお腹の赤ちゃんの為に頑張りましょう。
毎日頑張りすぎず、少しずつリフレッシュも取り入れながら妊娠生活を送ってくださいね。