食物繊維がたっぷりの根菜、ごぼう。
血糖値の上昇を抑えて、腸内環境を整える効果が期待できます。
便通を改善する効果もあるので、積極的にとりたい食材ですね。
皮に近い部分に旨みがあるので、調理するときは、皮は軽くいこそげとるだけのほうが、旨みが逃げずにおいしく食べられます。
ごぼうはどろつきのほうが、保存期間が長いのが特徴。
泥がついたまま、土の中と同じ環境を作ってあげることで、長く保存することができます。
ごぼうの冷凍、冷蔵、常温での保存方法、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
ごぼうはどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
ごぼうを長持ちさせるためには、新鮮で新しいごぼうを買ってくることも大切。
まずは、ごぼうの選び方を紹介します。
ごぼうは、泥がついているごぼうが長期保存可能。
全体的に形がまっすぐで同じ太さのものを選ぶようにしましょう。
太すぎると、中にスが入っている可能性があります。
また、ひび割れやひげ根が多すぎるものは避けましょう
ごぼうの保存方法!
ごぼうは常温で保存すると一番ながく保存することができます。
冷凍でも冷蔵でも常温でも保存することができますが、正しい保存方法で保存しないと傷みが早くなる可能性も。
ごぼうの正しい保存方法を紹介します。
ごぼうの正しい冷凍保存方法
ごぼうを冷凍で保存するときは、切って生のまま保存します。
食べやすい大きさに切り、水にさらしてあくを抜きます。
その後に、水をしっかりふきとって、かさならないように保存袋に入れて冷凍保存。
使うときは、凍ったまま調理して使います。
冷凍で約1ヶ月は保存可能。
また、きんぴらにして冷凍保存すると、食事にもお弁当にもすぐに使えるので助かりますね。
ごぼうの正しい冷蔵保存方法
ごぼうは泥つきと泥なしで、冷蔵保存方法が違います。
泥つきのごぼうは、新聞紙に包んで保存袋に入れて、野菜室で保存します。
泥がついていない洗いごぼうは、湿ったキッチンペーパーに包み、乾燥しないようにして、保存袋に入れて野菜室で保存します。
泥つきのごぼうは2週間、洗いごぼうは5日間の保存期間。
保存期間まで違いがあるのは驚きですね
その他の方法
ごぼうは常温で保存すると一番保存期間が長いです。
泥つきのごぼうを、土に埋めて保存すると1ヶ月以上長持ちします。
畑の中で育った状態と同じにすることが大切。
庭がない方は、泥つきのごぼうを、買ったままの袋もしくは新聞紙にくるんで、冷暗所に保存すると2週間保存可能です。
ごぼうは、すぐに使わないときは、泥つきを買うと保存期間が長く、いろいろな保存方法が可能なのでおすすめです。
ワンポイントアドバイス
ごぼうは旨みだけではなく、栄養成分も皮と皮付近にあるので、しっかりと皮をむくのはもったいないですね。
皮は包丁の裏でこそげる、もしくはたわしで洗う程度で大丈夫。
栄養と旨み、風味をしっかり感じることができます。
冷凍しておいたごぼうを使った4つのメニュー
冷凍したごぼうは、凍ったまま料理に使います。
冷凍ごぼうのおすすめメニューを紹介します。
ごぼうの炒め煮
ごぼうと豚肉を炒めて、ボリュームがあるおかずになります。
冷凍したごぼうは、凍ったまま調理してください。
【材料】
ごぼう 1/2本
豚肉薄切り 100g
にんじん 4cm
だし 1/4カップ ごま油少々
七味唐辛子 少々
★ だし 大さじ1
★ しょうゆ 大さじ1
★ 砂糖 大さじ1
★ 酒 大さじ1
① ごぼうは皮をむいて縦半分に切って斜めに薄切りにして冷凍したものを使います。
② にんじんは短冊切りにします。
③ 豚には1cmの幅に切ります。
④ ごま油を熱し、肉→ごぼう→にんじんの順に炒め、★の調味料入れて炒め煮にします。
⑤ お皿にもって七味唐辛子をかけて出来上がり。
ごぼうの柳川風
豚肉とあわせて卵でとじた柳川風。
ごはんの上にのせて、どんぶりにしてもいいですね。
【材料】
冷凍ごぼう 2本
豚薄切り肉 100g
ねぎ 1本
卵 3個
だし 1.5カップ
★ 酒 大さじ2
★ みりん 大さじ2
★ しょうゆ 大さじ2
★ 砂糖 大さじ1
① ごぼうは皮をこそげて、太いささがきにして冷凍したものをつかいます。
② 豚肉は1cmの幅に切ってほぐします。
③ ネギは5mmの斜め切りにします。
④ 浅い鍋に、だしと豚肉を入れて中火にかけます。
煮立ったらアクをすくい火を弱めます。
⑤ ★の調味料を入れてごぼうを加えて火を強めて煮ます。
⑥ 沸騰したら火を弱めてふたをして、15ほど煮てネギを加えます。
⑦ 卵を溶いて流しいれ、半熟程度に火を通したら出来上がり。
ごぼうのごま酢あえ
牛肉とあわせてごま酢であえたごま酢和え。
ごまの風味と爽やかな酸味が食欲をそそります。
【材料】
ごぼう 60g
牛ロース薄切り肉 60g
いりごま白 大さじ2
★ 砂糖 大さじ1
★ 酢 大さじ1
★ しょうゆ 小さじ1
塩少々
かいわれ少々
① ごぼうは皮をこそげて半分に割って冷凍したものを使います。
② 酢を少々入れた水に火をかけ、ごぼうを柔らかくなるまでゆでます。
③ ザルにあげて水気を切りめん棒でたたいて繊維を軽くほぐします。
食べやすい大きさに切ります。
④ 牛肉は一口大に切って、熱湯にさっと通してざるにあげて水気を切ります。
⑤ ごまをよくすって★の調味料をいれて混ぜ合わせ、牛肉とごぼうを入れて混ぜ合わせます。
⑥ 器にもって、かいわれを添えて出来上がり。
牛肉とごぼうの炊き込みご飯
シンプルなごぼうの炊き込みご飯。
牛肉は安いこま切れを使います。
【材料】
米 2合
牛こま 150g
ごぼう 50g
しょうが 1かけ
しめじ 40g
★ だし汁 250g
★ しょうゆ 大さじ2
★ 料理酒 大さじ1
★ みりん 大さじ1
① 米はといでザルにあげて水気を切ります。
② 皮をむいてささがきにして冷凍したごぼうを使います。
③ しょうがは皮をむいて千切りにします。
④ シメジは石づきを切ってスライスにしておきます。
⑤ 牛肉は沸騰したお湯にくぐらせて、湯どうしします。
⑥ 炊飯器に米、牛こま、ごぼう、しめじ、しょうがの順位入れます。
⑦ ★の調味料を入れて、炊飯器で炊きます。
ごぼうの作り置きメニュー
便利な作り置きメニューは、冷蔵庫で保存してもいいですし、冷凍するとさらに長期間保存することができるので便利です。
おすすめのごぼうの作り置きメニューを紹介します。
きんぴらごぼう
ごぼうの常備菜で一番に思い出すのは、このきんぴらごぼうではないでしょうか。
歯ごたえが良くて、おかずにもおつまみにもなる便利な常備菜です、
【材料】
ごぼう 200g
にんじん 50g
赤唐辛子 1~2本
ごま油 大さじ1
白ごま 少々
① ごぼうは流水で洗いながらたわしで皮をこすります。
② ごぼうを細い千切りにして、水に浸してアクを抜きます。
③ にんじんは皮をむいて、細めの千切りにします。
④ 赤唐辛子は、縦半分に切って種を取り除き、みじん切りにします。
⑤ 深い鍋にごま油を入れ熱し、ごぼうを炒めます。(7~8分)
⑥ さらに、にんじんを入れて3~4分炒めます。
⑦ みりんを大さじ3加えて味がしみるように炒めます。
⑧ 全体的につやが出たら醤油を大さじ3加えて混ぜます。
⑨ 最後に赤唐辛子をかけて混ぜ、器にもってごまをかけて出来上がり。
オーソドックスなきんぴらごぼうで、にんじんの代わりに他の野菜を入れてもおいしいきんぴらになりますね。
冷蔵庫で4~5日くらい持つのでお弁当などにも活躍。
またきんぴらにして冷凍すると、1ヶ月持つので小分けにして冷凍すると便利です。
まとめ
ごぼうの正しい保存方法と、おすすめのメニューを紹介しました。
ごぼうは、長持ちするイメージがありましたが、洗いごぼうは意外に保存期間が短かったですね。
泥つきのごぼうは、畑と同じ状態にすると長い期間保存が可能。
正しく保存して、おいしいごぼうを食べてくださいね。