香ばしさと香りで、料理にアクセントをつけてくれる、ごま。
小さいけれど、料理には欠かせない食材ですよね。
ごまにも種類があり、白ごま、黒ごま、炒りごま、すりごま、練りごま、ほかにもいろいろあり味と風味があります。
ごまは、一見長く保存できる食材に見えますが、実は長期保存ができない食材。
古くなると、ごまの風味が飛んでしまい、香りもなくなり、味も落ちます。
種類によっても保存方法が違うごま。
保存方法を知って、風味を損なわずに保存したいですよね。
ここでは、正しいごまの保存方法と消費期限、おすすめのごまのメニューを紹介します。
目次
ごまはどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
いりごまとすりごまは、生のごまを加工して作った食品です。
未開封の状態で1ヶ月の保存期間。
選ぶときは、袋に記載されている賞味期限が遠いものを選ぶようにします。
ごまの中でも、すりごまは酸化しやすいので、消費期限が短くなります。
すりごまは、開封後は必ず冷蔵庫に入れましょう。
ごまの保存方法!
ごまは種類によって、保存方法が違います。
正しい方法で保存しなければ、酸化して風味が落ち味も落ちます。
ごまの保存方法について紹介します。
ごまの正しい冷凍保存方法
ごまの冷凍保存方法について紹介します。
すりごまは、酸化しやすいので、基本的には常に使い切ったほうがいいです。
ただ、毎回袋のすりごまを全部使い切るのは難しいですよね。
その場合は、冷凍するのがおすすめ。
ラップに包んで、保存袋に入れて冷凍保存します。
すりごまは冷凍保存でも2~3日しか持たないので、注意してください。
そのほかのいりごま、練りごまは、常温保存、もしくは冷蔵保存で保存します。
ごまの正しい冷蔵保存方法
いりごまは、開封後は冷蔵保存がおすすめです。
開封したら必ず密封容器に入れましょう。
いりごまは、高温多湿に弱いので夏場は特に冷蔵庫で保存します。
すりごまも、すぐに使う予定でしたら、密封容器に入れて冷蔵保存してもいいでしょう。
ごまの冷蔵保存期間は1ヶ月。
未開封のものは常温保存でいいですが、開封したら冷蔵保存がいいですね。
使うときに少しフライパンでいることで、香ばしさがよみがえります。
その他の方法
ごまは、基本的には常温保存で大丈夫です。
常温で保存するときは、湿気にとても弱いので密封した容器に入れて保存。
高温で湿気が多いところにはおかないようにしましょう。
ごまは、正しい保存方法で1ヶ月は長持ちする食品です。
ワンポイントアドバイス
ごまをいれてミルを回すと、簡単にすりごまが作れる、ごまのミルつきの容器をご存知でしょうか?
料理に簡単においしいすりごまをかけることができるのでおすすめなのですが、保存するときに、この容器に入れっぱなしにして保存するのは、おすすめしません。
ミルでごまをすったときに、すった部分がとても熱くなり、保存するとごまの風味がなくなったり、味が落ちるので、使う分だけいれるようにしましょう。
残った場合は、必ずだして、別の容器に移し替えてください。
冷凍しておいたごまを使った7つのメニュー
冷凍ごまを使った、おすすめのメニューを紹介します。
ほうれん草のごま味噌あえ
胡麻和えもおいしいですが、ごま味噌和えもおいしい!
ごまと味噌の絶妙なハーモニーが絶品です。
【材料】
ほうれん草 1束
冷凍いりごま白 大さじ1.5
だし 大さじ3
★ 味噌 大さじ1.5
★ 砂糖 小さじ1.5
① ほうれん草は根元を切ってたっぷりのお湯でゆでます。
水にさらして冷まして絞って水気を切ります。
3cmくらいの長さに切ります
② 白ごまをすり鉢に入れて軽くすり、★の材料も入れてすり、だしを入れて伸ばします。
これがごま味噌です。
③ 食べる直前にほうれん草にごま味噌をあえて、できあがり。
チーズ入りのごまだんご
プチプチした食感がおいしいごまだんご。
しろごまでも黒ごまでもおいしく出来上がります。
【材料】
白玉粉 100g
溶けるチーズ 100g
砂糖 30g
むき白ごま 適量
砂糖小さじ2
① ボールにチーズと砂糖30gを入れて手でよくこねます。
10個のボール上にまとめます。
② 白玉粉と砂糖、水1/2カップを入れて混ぜます。
耳たぶくらいの固さになったらOK
③ 白玉粉を10等分にして、チーズを包み合わせ目をしっかり閉じてください。
④ 白ごまの中でコロコロところがして全体にまぶします。
⑤ 揚げ油を120度に熱して、じっくり揚げます。
団子の中からとろりとチーズが出てきておいしい、ごま団子です。
黒ごまシャーベット
ごまの香ばしさがおいしいシャーベット。
カロリーも少なめで嬉しいですね。
【材料】
★ 黒ごま 20g
★ 蜂蜜 大さじ2
★ 砂糖20g
牛乳 300cc
飾り用黒ごま適量
① ★の材料をフードプロセッサに入れて滑らかになるまで混ぜます。
② ①の黒ごまペーストに温めた牛乳を加えてよく混ぜます。
③ パッドに入れて冷まして冷凍庫で凍らせてかき混ぜます。
④ 冷凍庫で凍らせてかきまぜる、を3回繰りかえして完全にかためて器にのせて、ごまをふりかけ出来上がり
いんげんのごまあえ
基本の「いんげんのごまあえ」の作り方です。
食べる直前にあえるのがおいしさのポイント。
【材料】
さやいんげん 200g
鶏滑肉 100g
★ 白ごま 大さじ4
★ 砂糖 大さじ1.5
★ 醤油 大さじ1.5
★ 酒 大さじ1/2
① いんげんは筋を取って塩少々を加えた熱湯に入れて2分ゆでます。
水にとって冷ましてザルに入れて水気を切り、斜め切りにします。
② 鶏肉を鍋に入れて、塩小さじ1/4と酒大さじ1を振っておいて置きます。
しばらくしたら、水1/2カップを加えてふたをして中火にかけます。
③ 沸いたら弱火にして、4~5分蒸し煮にします。
煮えたら荒熱をとり、細く裂きます。
④ フライパンにごまをいれていり、すりばちにいれてねっとりするまですり、★の材料を入れてよくすり合わせます。
⑤ 食べる直前に、インゲンと鶏肉にあえて出来上がり。
ごまだれ
鍋にぴったりのごまだれ、ドレッシング代わりにもおすすめです。
【材料】
いりごま白 大さじ5
あまみそ 大さじ3
みりん 大さじ1
だし 1/2カップ
① すべての材料を混ぜるだけです。
ごま豆乳鍋
冬に欠かせない鍋。
ごま豆乳鍋は汁までおいしいおすすめの鍋です。
【材料】
豆乳 800ml
練りごま 60g
粉末だし 8g
みそ 大さじ2
鍋の具材はお好みで。
① 具以外の材料を、鍋に入れて沸騰させます。
② 沸騰したら、鍋のグザイを入れて、火がとおったら出来上がりです。
おすすめの具材は、豚肉、きのこ、お豆腐、水菜。
まぐろのごま醤油掛け
マグロにごまの香りが良くあうごま醤油かけです。
【材料】
刺身用のまぐろ 200g
入りしろごま 大さじ4
ごま油 大さじ2
① マグロは8mmの厚さに切ります。
② すり鉢にごまを入れて半ずりして、醤油大さじ3、ごま油、酢大さじ1、こしょう少々を混ぜてごま醤油を作ります。
③ ②にマグロをあえてできあがり
ごまの作り置きメニュー
ごまを使った作り置きのメニューで、おいしいごま料理を楽しんでください。
ごまドレッシング
市販で売っているごまドレッシングより濃厚でおいしいごまドレッシング。
【材料】
マヨネーズ 大さじ3
酢 大さじ2
三温糖 小さじ2
醤油 小さじ1
オイスターソース 小さじ1
すりごま 大さじ3
だし汁 大さじ2
① だし汁以外の材料を混ぜて、だし汁で濃さを調整します。
濃さの調整だけではなく、固さの調整も行ってください。
ごまは、すりたてを使うとおいしいです。
まとめ
ごまの正しい保存方法、ごまを使ったおいしいメニューを紹介しました。
ごまは、常温で長く持ちそうなイメージでしたが、意外と持たないですよね。
古くなると、ごまのおいしさである風味や香り、味が落ちてしまいます。
正しい保存方法で、おいしいごまを楽しんでください。