妊婦はグラノーラを食べちゃだめ?妊娠中のグラノーラの栄養素と効果や注意点

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食物繊維やビタミンが豊富なグラノーラは、美意識の高い女性や健康志向の方より人気が広がり、今では誰でも知っている人気のヘルシー食品となりました。

中でもグラノーラにドライフルーツも入った”フルーツグラノーラ”(略してフルグラ)は、甘みが加わり美味しいですね。

豊富な栄養素を手軽に取れて満腹感も得られるので、朝食だけでなく間食やおやつとしても人気です。

それでは、妊娠中にグラノーラ食べても良いのでしょうか。

栄養価の高いグラノーラならそれだけで栄養が付きそうですし、つわりのような食欲が落ちているときほど食べたくなるかもしれません。

そこで今回は、グラノーラの原料や栄養素と効果、添加物や糖質の注意点についてご紹介します。

  • 妊娠中にグラノーラを食べてもいいの?
  • グラノーラって何?
  • グラノーラとミューズリーの違い
  • グラノーラの栄養素と効果
  • グラノーラの注意点

市販でも数多くの種類が販売されていますし、グラノーラ専門店もある程人気の食べ物です。

何が入っていて、どのように身体に良いのかご存知でしょうか。

妊娠中に食べても良いものなのか探っていきましょう!

目次

妊娠中にグラノーラを食べてもいいの?

身体に良いし食べやすいからと普段から朝食やおやつにグラノーラを食べられている方も多いと思います。

妊娠中もグラノーラを食べても良いのでしょうか?

もちろん妊娠中でもグラノーラを食べて頂くことは可能です。

しかしフルーツグラノーラに関してはドライフルーツが入っているだけでなく、甘いシロップで味付けをされている物がありますので食べすぎには注意が必要です。

フルーツグラノーラはチョコレートやケーキと比べると脂質は低いですが、糖質はやはり多め。

糖質を過剰に取ると体重増加になり妊娠糖尿病のリスクを高めてしまうので適量を取るよう心掛けて下さいね。

グラノーラって何?

グラノーラは、オーツ麦や玄米の穀物にシロップやお砂糖、植物オイルで混ぜオーブンで焼き上げたコーンフレークの一種です。

ナッツ類やドライフルーツが入っているフルグラなるものも多くあります。

では、グラノーラにはどのような物が入っているのでしょうか。

グラノーラの原料

①穀物

グラノーラのベースになっているのが穀物です。主に玄米、大麦、小麦、オーツ麦です。

②オイル

植物性のオイルが使用されています。市販の物には「植物油」とだけしか記載が無いので何の植物油を使用しているかは不明。

グラノーラ専門店では、オリーブオイルやグレープシードオイル、キャノーラ油が使われています。

③甘味料

グラノーラを食べやすくする甘味料。主にはちみつやメープルシロップが使われています。

グラノーラ専門店では、はちみつやメープルシロップ以外に、ブラウンシュガーやきび砂糖で白いお砂糖は使用されていないところがほとんどでした。

④ドライフルーツ・ナッツ類

レーズンやドライマンゴー、クランベリー等のドライフルーツやアーモンドにクルミ等のナッツ類の他にひまわりの種やココナッツも多く入っています。

市販で販売されている物には、保存料や着色料、乳化剤、酸味料の多くの食品添加物が入っていますので食べすぎには注意が必要。

日本で販売されているグラノーラに含まれる食品添加物は、厚生労働省が安全性と有効性を認めた限られた物です。

しかし輸入品のグラノーラに含まれる添加物は日本の使用基準を超えているものもあります。

コストコなどで買えば業務用の量がリーズナブルで手に入りますが、妊娠中に食べるグラノーラはなるべく日本産の物を選ぶようにしましょう。

グラノーラとミューズリーの違い

グラノーラとミューズリーは見た目や原料も同じなように見えますよね。さて、この違いは何なのでしょうか。

グラノーラは、最後にオーブンで焼き上げているのでザクザクといった食感が特徴です。

ミューズリーは、非加熱でオイルも使用をしていませんので、素材のそのままの優しい味を楽しめるのが特徴です。

中には、甘味料も加えていないものもあります。

妊娠中にどうしてもグラノーラが食べたいけど、糖質が気になりますよね。

体重増加をお医者さんから注意されているのであれば、甘さやオイルを加えていないミューズリーもお勧めです。

グラノーラの栄養素と効果

グラノーラには妊娠中に積極的にとりたい栄養素が豊富に含まれています。

グラノーラに含まれる栄養素と効果についてご紹介します。

食物繊維

グラノーラに使用される大麦や玄米の穀物には多くの食物繊維が入っています。

又、食物繊維は、水に溶ける物と溶けない物の2種類に分かれていますが、穀物は水に溶けるタイプの物です。

<水に溶ける食物繊維の効果>

・血糖値の急な上昇を防ぐ

・整腸作用

・余分な脂質を排出する

妊娠中は、便秘に悩む人も多くいらっしゃいます。

グラノーラには整腸作用の効果があるので便秘解消にお勧めの食品です。

また、グラノーラは糖質が多い分血糖値や脂質が気になるところ。

しかし、穀物の食物繊維の効果で血糖値の上昇を緩やかにしたり、余分な脂質を排出してくれるので安心して食べることができます。

ビタミンB群

大麦や玄米には妊娠時に必要なビタミンB群が多く含まれています。

ビタミンB群のひとつにお腹の赤ちゃんの健康に必須な葉酸が含まれます。

<ビタミンB群の効果>

・疲労回復

・脳細胞の活性化

・胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクの軽減(葉酸)

・貧血防止(葉酸)

・動脈硬化(葉酸)

グラノーラを食べることで、葉酸も一緒に摂る事ができるのです。

しかし、1日に必要な摂取量には満たないのでサプリメントや他の食品で補う必要があります。

関連記事⇒葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選

ミネラル

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グラノーラに用いられるオートミールはオーツ麦から出来ています。

オーツ麦は大麦や玄米よりも多くのミネラルを含んでいます。

カルシウムや鉄分もミネラルのひとつです。

<カルシウムの効果>

・お腹の赤ちゃんの骨や歯の形成

・身体の機能維持や調子を整える

<鉄分の効果>

・貧血防止

妊娠中に貧血気味の場合は転倒の危険があるだけでなく、出産時にも大きな影響が出ます。

詳しい解説はこちらも参考にしてください⇒妊婦は貧血になりやすい?妊娠中の貧血の原因と影響、2つの貧血改善レシピ

ビタミンA

グラノーラにはビタミンAも多く含まれているので心配に思われる妊婦さんも多いかと思います。

妊娠中にビタミンAを過剰に摂取するとお腹の赤ちゃんに先天性異常を起こすリスクを高めると言われています。

ビタミンAには、「レチノール」と「βカロテン」の2種類に分けられ、赤ちゃんに影響を及ぼすのは「レチノール」の方です。

グラノーラに含まれる「βカロテン」は心配ありませんのでご安心下さいね。

<ビタミンAの効果>

・抗酸化作用

・免疫機能の向上

グラノーラの注意点

食品添加物の注意点

市販されているグラノーラには、「乳化剤」や「酸味料」の食品添加物が使われています。

日本の食品衛生基準は他国と比べてもとても厳しいです。

そして、グラノーラに含まれている食品添加物は厚生労働省が安全性を認めている物ですので安心。

とは言っても多く摂りすぎてしまうと身体には良くありませんので、ほどほどに食べるようにしましょう。

糖質の注意点

グラノーラはフルグラのようにドライフルーツや甘味料が含まれている糖質が多い食品です。

糖質を過剰に摂取すると体重増加や妊娠糖尿病のリスクを高めますので、お腹の赤ちゃんと母体の健康のためにも食べすぎには注意しましょう!

大豆の注意点

市販されているグラノーラの中には、大豆やきな粉が入っている物があります。

大豆の中には健康や美肌に効果のあるイソフラボンが含まれています。

身体に良いからと言って過剰に摂取すると大変危険。

イソフラボンは女性ホルモンと同様の働きをする為ホルモンバランスが崩れてしまい、お腹の赤ちゃんへのリスクを高めてしまいます。

妊娠中は、大豆やきな粉を含んだグラノーラは避けるようにしましょう。

関連記事⇒妊婦は大豆製品を食べちゃダメ?妊娠中の大豆の影響と6つのポイント

まとめ

市販で売られているグラノーラには、添加物や糖質が多く含まれているものがほとんどです。

しかし、今では糖質が大幅にカットされているものや、ドライフルーツの入っていないプレーンの物もあります。

また、グラノーラ専門店には、添加物や甘味料が入っていない天然の素材のみの身体に優しい物も販売されていることも。

糖質が気になる方やついつい食べ過ぎてしまう方はなるべく無添加の物を選ぶようにしましょう。

妊娠中にママが食べる物は、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼす物もあります。

健康な赤ちゃんを産むためにも食べる物には注意するよう心がけましょう。