「赤ちゃんのぐずり泣きに疲れてしまった…」なんてことよくありますよね。
悩まないで大丈夫ですよ。親になればほとんどの人が通っている道です。
あやしてみても、おっぱいを飲ませてみても、色々やってみたのに、ぐずぐずと泣いていて、もうお手上げの状態になることがあります。
赤ちゃんの『ぐずり』ですが、実は意味や原因があって泣いていることが多いのです。
色々、手を尽くしたのにぐずり泣きが止まらないときは、その方法が違っているのかもしれませんね。
「なんで赤ちゃんはぐずり泣きをするの?」
「ぐずり泣きはいつまで続く?」
「上手く解決できるぐずり対策が知りたい!」
赤ちゃんのぐずり泣きに関することを、詳しくご紹介していきます。
- 赤ちゃんのぐずりの原因とぐずり解消法9選
- ぐずり泣きはいつまで
- ぐずり泣き放置の賛否
- ぐずりに効く方法やグッズ5選
ぐずりの原因からしっかりと把握した上で、たくさんの解消法の中から、それぞれの赤ちゃんにあった方法が見つかれば嬉しいです♪
目次
赤ちゃんがぐずり泣きする原因とそれに合ったぐずり解消法
まず赤ちゃんがぐずぐず泣いているのには、意味があることを、何かを伝えようとしていることを知っておくことが大切です。
では、赤ちゃんは何を伝えようとしているのか、ぐずり泣きをしている原因についてみていきましょう。
その原因に合わせた対策が必要です。
おむつが汚れて気持ち悪い
まずは、うんちやおしっこをしていないか、赤ちゃんのおむつを確認してみましょう。
赤ちゃんのおむつ替えの頻度はどのくらいですか?
もしかしたら、おむつを替えるタイミングを間違っているかもしれません。
最近の紙おむつは、「12時間さらさらが続く」など高機能のものが多くなってきています。
それに甘えてしまい、まだ替えなくて大丈夫かなと、そのままにしてしまいがちですよね。
しかし、赤ちゃんの肌はとっても敏感なので、おむつが濡れていて気持ち悪い、かぶれてしまい痛みを感じるなど、何かの異変を感じ、ぐずってしまっていることがあります。
おむつ替えの頻度としては、少しでもおしっこをしていたら、すぐにおむつを替えるようにしましょう。
新生児は1日に10回から12回ほど変える必要があります。
また、赤ちゃんは汗をよくかきます。
おしっこをしていないからそのままにしておくと、汗でおむつが濡れていることもあるので、長時間そのままにせず、3時間おき程度に、汚れていなくても替えた方がよいでしょう。
お腹が空いている
さて、次は、空腹を訴えている場合です。
おっぱいを咥えるだけでも安心してぐずりが落ち着く赤ちゃんもいます。
新生児の場合、お母さんには負担になりますが、1日に何回でも飲ませて大丈夫と言われています。
授乳の間隔は1時間から2時間おきを目安にしましょう。
授乳する時間は両方で10分から20分とされていますが、赤ちゃんによっては上手に飲むことができない子もいるので、その分授乳時間が長くなることもあります。
また、頻度や授乳時間をしっかり守っていても、母乳の量が足りないことがあります。
そのため、空腹でぐずっているのかもしれません。
そんなときには、粉ミルクで調節してみてください。
離乳食が始まっている赤ちゃんであれば、食事量を少し増やしてみるのもよいでしょう。
寝たい(寝ぐずり)
赤ちゃんが疲れてしまいとても寝たくても、寝られない時が多々あります。
寝ぐずりは生後半年くらいからよく見られるようになりますが、新生児からでもする子もいます。
赤ちゃんは、なかなか一人でねんねすることができないので、お父さんやお母さんの寝かしつけが必要です。
なかなか眠ってくれないと、イライラしてしまいますが、寝ぐずりには次の方法を試してみましょう。
- 添い寝で一緒に寝る。
- 日中は外でたくさん遊ばせる。
- お昼寝の時間を短くする。
- 入眠儀式を毎日続けてみる。(オルゴールのCDをかける、マッサージをする、絵本を読むなど)
- 抱っこして歩く。
- ガーゼやタオルなどお気に入りのものを与える。
寝かしつけにも色々な方法がありますが、まずはお母さんがリラックスすることが大切と言われています。
お母さんやお父さんがイライラしていると赤ちゃんにも伝わってしまい、さらに寝つきが悪くなることもあるので、寝ぐずりが始まって、寝かしつけをしてみても赤ちゃんが寝ないとき、赤ちゃんが落ち着いているようであれば、そのまま一緒にお布団でゴロゴロするだけでもいいのです。
赤ちゃんやお母さんが、無理をしないで良い方法を探してみてください。
起きたけどまだ眠い(起きぐずり)
起きぐずりは、あまり耳にすることがないのですが、たくさんの人が経験あるかと思います。
「お昼寝が長くなっちゃうから起こさなくちゃ!」と、お母さんのタイミングで起こしてしまい、赤ちゃんがまだ眠い状態のまま起きてしまうと、泣いてしまいます。
そのまま寝かせてあげたいところですが、用事があったり、お昼寝の終わる時間がきたりするなど、起こさなくてはいけない理由も色々あります。
起きぐずりがひどいと、その後の行動や時間もずっとグズグズとなってしまうので、ご機嫌に起きてもらうような工夫を考えてみましょう。
例えば、起こす時に、赤ちゃんがお気に入りのぬいぐるみを使って起こしてみる、赤ちゃんが好きなテレビ番組を流しながら優しく起こしてみる、起こしてからミルクや麦茶などで水分補給させるなど、起こす前に準備しておくと良いです。
歯がむずむずする(歯ぐずり)
赤ちゃんは生後5~6ヵ月頃から歯が生え始めます。
歯の痛みや痒みで泣く赤ちゃんに、どう対応してよいのか困ってしまいますよね。
歯が生えていなくても、そろそろ歯が生えてきそうだなという赤ちゃんも歯ぐずりをします。
歯ぐずりには、ぐずり泣き以外にも、よだれが増える、機嫌が悪い、夜泣きをするようになる、指しゃぶりをする、食欲がなくなる、おもちゃを噛むなどの症状が出てきます。
この歯ぐずりは、生後9か月頃までに落ち着いてくるのですが、歯ぐずりを緩和する方法として、
- 歯固めを与える。
- 歯を軽くブラッシングしてあげる。
- ガーゼで歯ぐきを冷やす。
- 気分転換にお出かけをする。
などを試してみてください。歯ぐずりの赤ちゃんには効果がある方法です。
抱っこしてほしい・遊んでほしい
抱っこしてほしい・かまってほしい・自分をみてほしいと訴えて、ぐずっていることもあります。
毎回、かまってあげるのはできないかもしれませんが、できるだけかまってあげましょう。
すぐに大きくなって、そのうち抱っこや甘えてくれることも少なくなってきます。
今だけの甘えん坊の時期を大切にして、たくさん甘えさせてあげてくださいね。
お仕事や家事で手が離せない時に、甘えてぐずり泣きしているときは、赤ちゃんにも届く声で、「ママはここにいるよ!ちょっと待っててね♪」と声をかけてあげましょう。
黄昏泣き・夕暮れ泣き
生後3ヶ月、4ヶ月ころに見られるもので、なぜか夕方になるとご機嫌が悪くなり泣き始める赤ちゃんがいます。
原因ははっきりとは分かっていませんが、夕方ということで、一日の疲れがたまってきたからとか、暗くなってきて不安に感じたなどの理由があります。
何をしても泣き止んでくれないこともあるのですが、生後5か月から6か月頃には治まってくるので、それまで忍耐強くかまってあげてください。
体調が悪い
赤ちゃんがぐずり泣きをしているのは、風邪などの感染症、怪我などで痛みを感じている、お腹が痛い、下痢や便秘など、体調が優れないのが原因なのかもしれません。
ぐずり泣きがひどく、思い当たる節がないときは、一度赤ちゃんの体温を測ってみましょう。
また、うんちはしっかりと出ているか、ご飯やミルクなどを飲んでいるのか、顔色は良いかなど、日々の観察をこまめに行うことも大切です。
便秘気味であれば、マッサージをしてあげたり、水分を多めに摂らせたりしてみます。
また、熱があるときや鼻水が多く出ているときには、一度かかりつけ医を受診してみましょう。
暑い・寒い
赤ちゃんは体温調節の機能が未熟なため、暑さや寒さに弱くなっています。
ぐずり泣きをしているときには、室温が高すぎる、洋服を着せすぎている、湿度が高すぎる、また、その逆も考えられます。
もし家に温度・湿度計を置いていないのであれば、100円ショップなどでも販売されているので、赤ちゃんの生活する部屋にひとつ置いておくようにしてくださいね。
赤ちゃんのぐずり泣きはいつまで続くの?
毎日赤ちゃんのぐずり泣きが続くと、お母さんもストレスが溜まり、「ぐずり泣きって、いつまで続くのー!?」と悲鳴をあげそうになります。
ぐずり泣きは新生児から始まります。ずっとお母さんのお腹の中で安心して過ごしてきたのに、急に広い世界に飛び出して、不安を感じて、泣くこともあります。
ぐずぐず泣くのは1歳前後で落ち着いてくる赤ちゃんが多いようです。
しかし、起きぐずりや甘えなきなどのぐずりを含めると2歳過ぎてからでもぐずる子もたくさんいます。
1歳過ぎてくると、わざとぐずり泣きをして、お母さんの気を惹こうとすることもありますよ。
また、自分の気持ちをしっかりと伝えることができるようになってくるにつれて、ぐずる必要性がなくなってくるので、それに伴い自然と落ち着いてきます。
ぐずりは一時的なものではありますが、実際目の当たりにすると大変なものです。
たまには、お母さんの気分転換も必要なので、お父さんや祖母・祖父に預けて、ゆっくりと自分の時間を過ごせる時間を、少しでも作れるように周りに頼ってみて下さね。
ぐずり泣きは放置する!対策に賛否両論の声
夜泣きもぐずり泣きのひとつです。
生後5か月頃から始まる赤ちゃんもいれば、夜泣きをせずに成長する赤ちゃんもいます。
オーストラリアやアメリカなどの海外では、赤ちゃんの頃から親とは別の部屋で寝かせる家族も多く、夜泣きをしてもそのまま放置しておく方法に、賛否両論の声があがっています。
日本の場合は、赤ちゃんと同じ部屋で、同じお布団で寝ることが多いので、「なんで放置するの?」「サイレンとベビーになるんじゃない?」と反対派が圧倒しています。
しかし、夜泣きを放置することにより、夜泣いても誰にもかまってくれないことを、赤ちゃんは少しずつ理解し、夜泣きが早く止まるという調査報告もあります。
また、その分、お母さんも赤ちゃんも睡眠の質が高く、睡眠時間をたくさん取ることができます。
その反面、泣いているのをそのままにしておくので、近隣に迷惑をかけてしまうかもしれませんし、もしかしたら、赤ちゃんは体調が悪くて泣いているということもあります。
賛否両論ではありますが、完全なる放置ではなく、目の届く放置として、夜泣き対策の方法のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。
その他の赤ちゃんのぐずり解消法5つ
先ほど、赤ちゃんのぐずり泣きの原因とその原因に対するぐずり解消方法をご紹介しました。
ご紹介した以外にもいくつかぐずり対策に効果的な方法やグッズがあるので、みていきましょう。
抱っこひもやおんぶ紐
赤ちゃんはお母さんの体温や心音、香りが大好きで、一番安心します。
赤ちゃんがぐずり泣きを続けていて、ずっと抱っこしていたりかまっていたりしてあげたいのですが、兄弟のお世話や家事、抱っこで手が痛くなるなどできないこともあります。
そんなときに役に立つのが抱っこひもやおんぶ紐です。
抱っこひもで抱っこしてあげていると、赤ちゃんも落ち着いて、そのまま寝てくれることもあります。
お母さんも両手が空いているので、用事を済ますこともできますし、赤ちゃんも落ち着いてくれるので、とても便利ですよね。
抱っこひもはお出かけ以外にも、おうちの中でとても役に立つので、一つもっておくとよいかもしれません。
寝ぐずり対策用アロマ
寝ぐずりがひどい、夜泣きが長引く、夜中になんども起きる、そんな赤ちゃん用に、リラックスできる香りで眠る習慣を作ってくれるアロマがあります。
無添加で精油100%なので、赤ちゃんにも大人にも安心して使うことができます。
ベルガモットやラベンダー、クラリセージの香りが配合されており、赤ちゃんだけでなく、ママも落ち着いた気分になることができるので、おすすめです。
ベビースリープはこちらから。
ぐずりに効果があるアプリや動画
赤ちゃんがなかなか泣き止まずに、途方に暮れているときは、現代のものに頼る方法もあります。
「スマホ育児」という言葉があり批判的な意見もありますが、お父さんもお母さんも毎日のように手にとっているものなので、赤ちゃんが興味を示すのも無理はありません。
赤ちゃんのぐずり泣きにおすすめの動画もたくさんありますよ。
例えば、96.4%の赤ちゃんが泣き止んだ「ムーニーちゃんのおまじない♪」。
寝ぐずりには、オルゴールの音で落ち着く「ゆりかごのうたと寝息の音」。
ぜひ試しに見てみてください。
その他には、スマホにアプリを入れておくと、さっと流すことができるのですぐに対応できます。
おすすめのアプリは赤ちゃんを泣き止む音が色々入っている「SmiRing♪」。
寝かしつけながら特殊な音を聞き流す「マジックスリープ」。
など、動画やアプリがたくさん配信されています。
まずは、お母さんやお父さんで聞いてみたり見てみたりして、赤ちゃんに合っているのか相談しながら使ってみるとよいですね。
おしゃぶりを加えさせる
ぐずり泣きや夜泣きがひどい場合には、おしゃぶりを加えさせるのも一つの方法です。
おしゃぶりを加えさせると癖になる、歯並びが悪くなりそうなどの意見もありますが、歯並びをよくするためのおしゃぶりなど、最近のおしゃぶりは進化してきています。
また、癖になるといっても、ぐずりが落ち着くまでの間なので、何年も使うわけではありません。
周りの意見なども気になりますが、赤ちゃんがおしゃぶりが好きなのであれば、与えてあげてください。
使用時間や消毒方法なども説明書に記載されているので、その範囲内できちんと管理しておけば、問題ありません。
そのまましばらく泣かせてあげる
赤ちゃんは、泣くことで不安やストレスを発散していることがあります。
すぐにあやしてあげても泣いているときや、お母さんも疲れているときは、ある程度泣かせてあげようと割り切って、泣かせてあげましょう。
途中で自然に泣き止んだり、泣き疲れて寝ることもありますよ♪
まとめ
赤ちゃんのぐずり泣きは、本当に頭が狂いそうになるときがあります。
赤ちゃんだけでなく、お母さんもイライラしない為に、家族に協力してもらい、気分転換やリラックスできる時間を作ってください。
赤ちゃんのぐずりにはその原因に合った対策をすることで、解消できることが多いのですが、赤ちゃんも個性があり、方法が合うものや合わないものもあるので、それぞれの赤ちゃんに合った方法が見つかれば嬉しいです♪