妊娠後期の逆流性食道炎7つの対処法ー薬や食事、寝方はどうしたらいい?

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妊娠中は胃もたれをおこしたり吐き気がしたり、胃腸のトラブルに悩まされる方はとても多いです。

妊娠初期はつわりによる吐き気や胸焼けがあるのは常識ですよね。

同じように、妊娠後期に胃痛や胸焼けがある、胃もたれしているなどの症状が出ることも。

もしかしたらその症状は「逆流性食道炎」かもしれません。

妊娠後期に逆流性食道炎になってしまったらどうしたら良いのでしょうか?

妊娠後期の逆流性食道炎の7つの対策をご紹介します。

  • 食後すぐ横にならない
  • お腹周りのゆったりした服装をする
  • 前かがみの姿勢を避ける
  • 寝るときは上半身を高めにすると良い
  • 太りすぎない
  • 脂肪分の多い食事は控える
  • 食べ過ぎない

つわりのような症状で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

妊娠後期におこりやすい逆流性食道炎って何?どんな病気なの?

逆流性食道炎は妊婦でなくてもなる病気ですが、妊娠後期の大きなお腹の妊婦さんは特になりやすくなっています。

逆流性食道炎とは、胃酸が食道の方へ逆流してしまい、食道が炎症をおこす病気です。

食べたものが食道へ逆流して炎症をおこす場合もあります。

炎症がひどくなると潰瘍やびらんになってしまうこともあるので早めの治療が望ましいです。

逆流性食道炎の症状は主に5つあります。

  • 胸焼け
  • 胸やのどの不快感や痛み
  • 喉に酸っぱいものや苦いものがこみ上げてくる
  • 吐き気
  • げっぷ

これらの症状を感じたら逆流性食道炎を疑ってみる必要があります。

妊娠後期に逆流性食道炎が起こる理由は?

妊娠後期は逆流性食道炎が起こりやすくなっています。

その理由は大きなお腹に胃が圧迫され胃酸が逆流しやすくなっているため。

妊娠後期はお腹も大きく体調もだるくなりがちなので、食後すぐに横になってしまう方もいるでしょう。

でも食後すぐに横になるとやはり胃酸が逆流しやすくなり、逆流性食道炎になってしまう可能性が上がります。

横になると吐き気がする…。胃液が上がってくる感じがする…。

という人は既に逆流性食道炎かもしれません。

関連記事⇒妊娠後期の吐き気がひどい!臨月の吐き気の原因と7つの対処法

妊娠後期に逆流性食道炎になってしまった!薬は飲んでも良いの?

もし逆流性食道炎になってしまった場合、薬は飲んでも大丈夫なのでしょうか?

妊婦でない方が逆流性食道炎になってしまった場合は薬で直すのが一般的です。

しかし妊娠中はなるべくなら薬を飲みたくないもの。

逆流性食道炎の薬として妊婦さんでも飲めるものがあります。

  • ネキシウム

薬局に市販されているものありますが、かかりつけの産科医に相談してから飲むようにしましょう。

妊娠中に薬をなるべく飲みたくない方は食事や姿勢の改善で治すこともできます。

関連記事⇒妊婦は胃薬を飲んじゃダメ?妊娠中にも服用可能な5つの胃薬

妊娠後期の逆流性食道炎7つの対処法

妊娠後期に逆流性食道炎になってしまったらどうしたら良いのでしょうか?

7つの対処法をご紹介します。

1.食後すぐ横にならない

食事をした後ですぐに横になると食べたものが逆流してきやすくなります。

食事のあとはしばらく座って安静にして横にならないほうが良いでしょう。

2.お腹周りのゆったりした服装をする

妊娠後期は大きなお腹でただでさえお腹周りが圧迫されています。

マタニティ用のゆったりしたワンピースなどを着てお腹をこれ以上締め付けないようにしましょう。

お腹を締め付けていると胃酸逆流が起こりやすくなります。

3.前かがみの姿勢を避ける

前かがみの姿勢をとると胃酸が逆流しやすくなります。

妊娠後期の大きなお腹にも前かがみの姿勢は負担になってしまいますよね。

胃酸の逆流を防ぐためにもお腹に負担をかけないためにも、妊娠後期は前かがみの姿勢になるのは避けましょう。

4.寝るときは上半身を高めにすると良い

横になっている時に胃酸が逆流しやすくなります。

そこで寝る時に上半身が少し高くなるようにクッションやまくらで調節してみてください。

上半身が高くなることで胃酸の逆流を防ぐことができます。

あまり高すぎると寝にくいので少しだけで大丈夫ですよ。

5.太りすぎない

妊娠後期は体重もだいぶ増えていることでしょう。

お腹も大きくなってそれでも圧がかかるのに、太りすぎるともっとお腹に圧力がかかり胃酸が逆流しやすくなります。

安産のためにも太りすぎは禁物。

逆流性食道炎などの病気予防のためにも太りすぎないように注意しましょう。

6.脂肪分の多い食事は控える

脂肪分の多い食事を食べると胃酸の分泌が多くなり逆流しやすくなります。

逆流性食道炎になってしまったら油物は控えたほうが良いですね。

7.食べ過ぎない

食べ過ぎも逆流性食道炎の大敵です。

過食すると食べたものや胃酸が逆流してきてしまいます。

妊娠後期はお腹も大きく圧迫されやすいので食事は腹八分にしておきましょう。

関連記事⇒妊娠後期のダイエットレシピ7選ー先輩ママブログに学ぶ食育と安全ダイエット方法

まとめ ~妊娠後期になりやすい逆流性食道炎、対策をとって乗り切ろう!~

妊娠後期に逆流性食道炎になると胸がムカムカして吐き気やげっぷが辛いですよね。

でも妊娠中はお腹の赤ちゃんのためになるべく薬は飲みたくないものです。

そんな時は食事や体勢に気をつけて7つの対策を試してみてください。

ぜひ実行して逆流性食道炎を乗り切ってくださいね。

どうしても辛い時は妊婦でも飲める薬もあるのでかかりつけの産科医に相談しましょう。