妊娠中はハムを食べて大丈夫?妊娠中の生ハム4つの注意点と影響

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妊娠中は免疫力が下がっているためちょっとしたことで体調を崩しやすくなります。

例えば、食べ物も生の物だと食中毒や感染症の恐れがあるので控えなければいけないというのはご存知ですよね。

妊娠中に「生ハム」を食べると食中毒や寄生虫に感染してしまい、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性があるため、厚生労働省からも注意喚起をしています。

しかし、「加工されたロースハム」は食べてもいいの?と悩んでしまいますよね。

そこで今回は、妊娠にハムを食べても良いのかを調べてみました。

今回のポイントは下記の5つです。

□妊娠中にハムを食べてもいいの?
□塩分と添加物に気をつけて!
□血液をドロドロにする?飽和脂肪酸のリスク
□赤ちゃんの身体を作るたんぱく質が豊富
□野菜と一緒にバランス良く食べよう

サラダやサンドイッチの具に欠かせないハム。

妊娠だって食べたいですよね。

しかし、妊娠中に食べた物は、血になり胎盤を通じて赤ちゃんへ。

普段何気なく食べているものでも、赤ちゃんやママの体調に影響します。

食べる前にしっかりとチェックをするよう心掛けておくと安心ですね。

目次

妊娠中にハムを食べてもいいの?

妊娠中は生ハムは控えるべきですが、「加工されたハム」は食べても良いの?と心配になる妊婦さんもきっと多いでしょう。

結論から言って、妊娠中でも加工されたハムは食べても大丈夫です。

しかし、加工用ハムには、脂肪分の多い豚肉が使われています。

また、出来るだけ長く美味しく食べれるよう添加物や塩分も豊富に入っているのです。

塩分を多く摂ると妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまうので食べすぎには注意しましょう。

妊娠中にハムを食べるとどんな影響があるのか、また何に注意しながら食べれば良いのかをまとめました。

妊娠中にハムを食べる際の参考にしてみて下さいね。

塩分と添加物に気をつけて!

加工用ハムには、保存性を高めるために多くの塩や添加物が使われています。

過剰な塩分は妊娠高血圧症候群のリスクを高めますし、添加物の取りすぎは健康に害を及ぼし様々な病気を引き起こすと考えられているのです。

ハムにはどの位の塩分が入っているの?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、20歳以上の女性の1日あたりの食塩摂取目安量は、7.0g未満です。

妊婦さんの量は特別に定められていないので妊娠していない女性と同様の7.0g未満としましょう。

加工ハムには、100gあたり2.5gの塩分が含まれ、ハム1枚あたりは、10〜15g程です。

よって、1日に2、3枚食べた程度では問題ないと言えるでしょう。

しかし、私たちの生活において塩分は欠かせず、他の食材や調理する際の調味料にも使われています。

ちょっとしたことで1日の目安量を超えてしまうので気をつけて食べるようにして下さいね。

参考:文部科学省 食品成分データベース「肉類/豚/ロースハム」

厚生労働省 「日本人の食事摂取基準2015年版」

ハムに含まれる添加物とは

市販されているハムには、平均して10種類ほどの食品添加物が含まれています。

主として、市販のハムに多く含まれている添加物は下記の4つです。

  • 酸化防止剤
  • 発色剤
  • 増粘多糖類
  • リン酸塩

添加物は食品を出来るだけ長く美味しく食べれるよう昔から使われているもの。

例えば、人間も細胞が酸化をしてしまうと様々な病気を引き起こすように、食品も酸化をしてしまうと栄養価が落ちたり菌が増殖してしまいます。

食品を守るための添加物ですが、人間の身体には決して良いというものではありません。

ハムを沸騰したお湯に15秒くらい茹でるだけで添加物を軽減することができます。

ちょっとした手間をかけるだけでも違いますよ。

無添加や塩分少なめのハムを選ぼう

食材に対する塩分や添加物が病気の原因と考える人も多いため、最近では市販のハムにも無添加や減塩のものが多くあります。

通常のハムと比較しても、価格はやや割高にはなります。

しかし、妊娠中の限られた期間だけでも無添加や塩分の少ないハムを選んでみてはいかがでしょうか。

血液をドロドロにする?飽和脂肪酸のリスク

ハムには、肉類や加工製品に多い飽和脂肪酸が含まれています。

飽和脂肪酸とは、体内に蓄積し中性脂肪やコレステロールを増加させ血液をドロドロにしてしまうのです。

摂りすぎてしまうと、血液の病気を引き起こす原因とされているので摂取量には注意しましょう。

飽和脂肪酸は、植物性と動物性でかなり性質が違います。

例えば、身体に良いとされるココナッツオイルにも飽和脂肪酸が含まれているのですが、コレステロールを下げたり免疫力をアップさせる効果があるので動物性と逆の働きですね。

赤ちゃんの身体を作るたんぱく質が豊富

これまでに説明してきたことを考えると、加工ハムは妊娠中に食べない方がいいのではないかと思われるかもしれません。

しかし、ハムには赤ちゃんの身体を作る「たんぱく質」が豊富に含まれています。

そもそも、たんぱく質は三大栄養素のひとつで、ヒトの筋肉や血液、骨格、皮膚を作る人間には欠かせない必須の栄養素です。

肉類に含まれる動物性たんぱく質と大豆類に含まれる植物性たんぱく質の両方をバランスよく摂取することが大切。

妊娠後期にしっかりと摂取することで、ママの産後の身体の回復にもひと役買ってくれます。

毎日バランスよくたんぱく質を摂取しましょう。

野菜と一緒にバランス良く食べよう

なんやかんや言っても、やはりハムの脂質は気になりますよね。

しかし、脂質は少量でもエネルギーになりやすいのです。

また、ハムには疲労回復の「ビタミンB1」や皮膚や髪、爪を作る発育に欠かせない「ビタミンB2」も含まれています。

ビタミンB1は、玉ねぎやニンニク、ビタミンB2は、さつまいもやカボチャと合わせて食べると吸収がアップして効果が得られるので食べ合わせも大切ですね。

ハムも野菜と一緒に食べることで、ハムが持つ栄養素の効果を発揮できます。

栄養バランスの整った食事こそが、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの健康を考えると1番ですね。

まとめ

ハムは、塩分や添加物、飽和脂肪酸が含まれているため食べすぎには注意が必要な食品です。

妊娠中でなくても食べすぎは控えた方が良いので、妊娠中はもっと注意しなければなりません。

過剰な塩分の摂取は、妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまったり、むくみの原因になることも。

妊娠中にハムを食べる場合は、無添加や減塩の物を選んだり、野菜と合わせて食べるようにして下さいね。