ハムやベーコンは、肉を加工して作った食品なので、生の肉より当然保存性は高いです。
ハムは、スープや炒め物などの料理に使ってもおいしいですが、サラダやオードブルなどそのまま食べることもできるので、手軽で便利な食材ですよね。
ハムは、豚のももやロースを塩漬けにして、香辛料を加えて作られたもの。
豚のももで作ったボンレスハム、ももハム、ロースで作ったロースハムと名前が違います。
たんぱく質をはじめ、ビタミンB1、B2、脂質など大切な栄養素が含まれているハム。
保存食なので、どんな状態でも長い期間保存できると思いがちですが、開封して空気に触れると、劣化が始まります。
開封後はきちんと保存しないと、雑菌が繁殖してしまいます。
ここでは、ハムの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。
目次
ハムはどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
ハムは、保存期間が長いイメージですが、開封した後は2~3日食べきるようにしてください。
空気に触れないようにラップで保存しても、雑菌が繁殖してぬめりが出ることがあります。
保存するときは、冷蔵でも冷凍でも乾燥しないように保存するのが大切。
空気に触れると劣化するのは、生の肉と同じ特徴ですね。
購入するときは、できるだけ日付が遠いものを選んでください。
ハムの保存方法!
ハムは、冷凍保存も冷蔵保存もできる食材で、もちろん常温保存はできません。
一度開封したものは、雑菌の繁殖が怖いのでなるべく早く食べ切ります。
保存するときは、空気に触れないようにして保存するのが大切。
ハムの正しい保存方法を紹介します。
ハムの正しい冷凍保存方法
ハムは、長期間使わない場合い、一度開封した場合は冷凍保存がおすすめ。
冷凍保存するときは、1枚ずつぴったりとラップに包んで保存します。
1枚ずつ包むのは少し面倒ですが、空気が入ると劣化する可能性があるので、1枚ずつ包みましょう。
金属トレイにのせて冷凍して、固まったら保存袋にまとめて入れて保存すると、一気に冷凍されるので品質が保たれますし、まとめて保存できるので場所をとりません。
ハムは冷凍保存の後、自然解凍し、そのまま食べると味が落ちたと感じることが多いです。
冷凍保存の後は加熱処理して料理に使ったり、スープに使ったりすると気になりません。
また、塊のハムは、食べやすいように切って冷凍保存してください。
ハムの冷凍保存期間は1ヶ月。
ハムの正しい冷蔵保存方法
ハムは、開封前、開封後と冷蔵庫で保存するのが通常。
ハムの保存に適している温度は、10℃以下なので、チルド室など温度が低い場所で保存するのがいいでしょう。
開封前はそのまま保存、開封後はラップに包んで保存袋に入れて2~3日以内に使い切ります。
空気に触れると劣化して、硬くなり変色し、ぬめりが出て、最終的にはカビが生えるので、できるだけ早く食べるか、冷凍保存してください。
ワンポイントアドバイス
ハムは、開封した後雑菌が繁殖して、表面にぬめりが出ることがありますが、このぬめりを予防する方法があります。
ラップをする前に、酢を含ませたペーパータオルで表面をふくことで雑菌の繁殖を抑えるのです。
空気に触れて保存すると、硬くなり変色するので、空気に触れないように保存するのが大切。
長期間使わない場合は、冷凍で保存しましょう。
冷凍しておいたハムを使った6つのメニュー
冷凍したハムは、そのまま食べるのではなく、加熱して食べるほうがおいしく食べられます。
冷凍ハムのおすすめのメニューを紹介します。
ハムカツ
安いけれどボリュームがある、子供も大好きなハムカツ。ご飯にもおやつにもおすすめ。
【材料】
冷凍ハム 16枚
ピザ用チーズ 200g
溶き卵 1個
小麦粉 適量
パン粉 適量
トマト 1個
① ハムは自然解凍します。トマトは輪切りにします。片面に小麦粉を軽くつけてトマト、チーズの順番に乗せて、もう1枚のハムではさみます。
② 小麦粉→溶き卵→パン粉の順番に衣をつけて、中温にした油で両面を揚げます。
③ 半分に切って皿に盛り付けて出来上がり。
軽く色がつくくらいで大丈夫です。
ハムときのこのオイスター炒め
冷凍ハム 12枚
ゆでたけのこ 150g
しめじ 1パック
にら2束
しょうがひとかけ
オイスターソース 大さじ2
① たけのこは3~4cmの長さ幅は5mmに切ります。しめじは石づきをとってほぐします。ニラは根元を切り3~4cmの長さに切ります。しょうがは千切り。
② ハムは自然解凍して、2cmの幅に切ります。
③ フライパンにサラダ油を入れ熱し、しょうがを入れていためて、香りがたったらたけのこを炒め、ハムとしめじをあわせて炒めます。
④ 全体に油がなじんだらニラとオイスターソースを入れて手早く炒めます。醤油を大さじ1まわしいれて出来上がり。
ハムの野菜巻き
色々な野菜を巻いて食べる、楽しいハムまきです。
【材料】
冷凍ハム 4枚
ベーコン 6枚
ブロッコリー 1/4個
ミニトマト 半パック
大根50g
① ブロッコリーはゆでて小房に分けます。ミニトマトはヘタをとります、大根を棒状に切ります。
② ハムは解凍し、ベーコンとともに半分に切ります。
③ ミニトマトは、ハムで巻いて楊枝をさしてとめます。ブロッコリーと大根はベーコンで巻いてとめます。
④ サラダ油をフライパンに入れて熱し、③を焼きます。こしょうを少々振り、出来上がり。
ハムともやしのマヨネーズ炒め
マヨネーズでいためる子供が大好きな味!
【材料】
ハム 2枚
もやし 1/2袋
ピーマン 2個
マヨネーズ 大さじ2
① ハムは解凍して千切りにします。ピーマンも千切りにします。もやしは洗って水気をきります。
② フライパンを熱してマヨネーズを入れて、解けてきたらもやし、ピーマン、ハムをいれて強火で手早く炒めます。
③ 塩コショウ少々で味付けして出来上がり。
ハム焼き
お弁当のおかずにぴったりのハム焼き、チーズとコーン入りです。
【材料】
冷凍ハム 4枚
ねぎ 10cm
ピザ用チーズ 50g
コーン 1/2カップ
★ 卵1個
★ 小麦粉 1カップ
★ 水1/2カップ
① ねぎは薄い小口きりにします。ハムは解凍します。
② ★の材料をさっくり混ぜて衣を作ります。ねぎとチーズ、コーンを加えて混ぜます。
③ フライパンを熱してサラダ油小さじ1をなじませます。② 1/4の量を丸くハムの大きさに広げて、中火で焼きます。表面に小さな穴が開いて着たらハムをのせ裏返しにて焼きます。残りも焼いて出来上がり。
卵とハムのチャーハン
基本のチャーハン。空気を含ませるように炒めます。
【材料】
ごはん 茶碗2~3杯分
卵 2個
ピーマン 小2個
たまねぎ 1/2個
冷凍ハム 3~4枚
① ハムは解凍してみじん切り、ピーマン、たまねぎもみじん切りにして、熱々のご飯は皿に広げて水分を飛ばします。
② 鍋を強火で熱し、サラダ油大さじ3入れ卵を炒めて、たまねぎを加えて炒めます。
③ ご飯を加えてほぐれてきたら、ハムとピーマンを入れてさらに炒めます。
④ 塩コショウ各少々で調味し、鍋肌に醤油少々を回しいれて香ばしい風味を添えます。常に強火で調味してください。
ハムの作り置きメニュー
ハムは子供が大好きな食材なので、作り置きを作って置くと忙しいときに助かりますね。
おすすめのハムの作り置きメニューを紹介します。
もやしとハムの韓国風和え
【材料】
もやし 300g
ロースハム 2枚
塩蔵わかめ 4g
ごま油 大さじ1
★ いり白ごま 大さじ1/2
★ 酢 大さじ1
★ 砂糖 小さじ1/2
★ 塩小さじ 1/3
★ ねぎみじん切り少々
★ にんにくみじん切り 少々
★ 一味とうがらし 適量
① もやしは洗って塩と酢少々を加えた熱湯をゆでてください。
② わかめは洗って熱湯をかけ、冷水にとって水気をきります。細かく切ります。
③ ハムは千切りにしてもやしとわかめを混ぜて、ごま油を振って、★の材料をあえて出来上がり。
まとめ
ハムは肉を加工した保存食なので、長期間保存できると思いがちですが、開封したものは意外と持ちません。
開封すると空気に触れることが多いので、雑菌が繁殖して表面がぬめります。
正しい保存方法で、保存期間内に食べきるようにしてくださいね。
ハムを使ったお勧めのメニューも紹介しましたので、参考にしてください。