花オクラは栄養たっぷりのエディブルフラワー(食用の花)。とってもキレイですよね。食べるのがもったいないくらいデス(#^.^#)
ですがこの花オクラは、さほどメジャーな野菜ではありませんので、普通のスーパーで見かけることはあまりないかもしれません。
ですので、私の場合産直市場に足を運んだ際、見かけたら必ず買うようにしています。子どもたちにも、家族にもできるだけいろんな食材を食べさせたいですから(*^_^*)
そんな、野菜としてはやや希少価値の高い花オクラですので、食べ方がわからない人もいると思います。
そこで、今回は基本的な下処理の仕方とオススメの食べ方などについて紹介します。
目次
花オクラの基本的な下処理の方法
キレイな花オクラ。野菜のオクラの花にとってもよく似ています。それもそのはず。
実はこれ、オクラの花を食べられるように改良した野菜なのだとか。だからか~、食べてみると味が似ている!と感じていました(^^)
ですがこのルックスの良さは本家本元のオクラにはありません。その点ではこの花オクラの圧勝ですね。
この花オクラは野菜として完成してからさほど年数がたっていない、とっても新しい野菜なのだそう。だからこそ、食べ方が今ひとつわからないなんて普通のこと。
普通の野菜同様に、まずは下処理が必要です。さっそく見ていきましょう。
花オクラの下処理に必要なツール |
あらい桶(ボール)まな板・包丁 |
下処理に必要なツールは全部で3個だけ。洗うためのボールに加えて、いつものまな板と包丁さえあればOKです。
花オクラの下処理のステップ |
・花オクラを洗う
・花オクラをカットする |
普通の野菜同様に、洗ってカットするだけで下処理は完了です。キュウリの板ずりやレンコン・ごぼうなどに必要なアク抜きなど必要ありません。
花オクラの洗いかた
これが今回産直市場で買ってきた花オクラ。新鮮そのもの。美味しそうというのが申し訳ないくらいにキレイです。
さっそく洗いたいと思います。
私の場合はこうして水をためてしばらく放置。時間にして10分程度かな?この花オクラは、花びらが弱くあまり長く水につけておくと傷んでしまいますので、10分と決めています。
その間に2回くらい水を交換します。最後に軽く振り洗いをして完了です。
また、流水で洗っても大丈夫なのですが、花オクラの奥の方に小さな虫が潜んでいることがあり、その場合流水よりも漬け置き洗いなら虫がおぼれて勝手に浮いてきてくるらしく、この方法で洗っています。
こうしておく間にほかの家事・料理などができますので、時短&合理的に時間を使うことができます(#^.^#)
花オクラの洗いかたのポイント |
・花オクラのはなびらは繊細ですので、洗いすぎに注意しましょう。
・花オクラの花の奥には小さな虫が潜んでいることがありますので、水に浸して洗うのがオススメです。 ・最後は軽く振り洗いをしましょう。 ・流水で洗う時には、控えめの水流でやさしく洗いましょう。 |
花オクラのカットの仕方
花オクラのカットはとってもカンタン。さっそくやっていきましょう。
まな板の上に花オクラをのせましょう。
花オクラの食べられる部分は黄色い花びら部分だけですので......
この部分はカットしてポイです。ちなみにココ、オクラ同様にトゲがありますので、注意してくださいね。
こんな風に花の「ガク」部分をむいてから......
この辺りをカットします。
カットすると......
こんな感じに花びらがバラバラになります。花弁以外は食べられませんので......
ガク・めしべ・おしべ部分はすてましょう。これで花オクラのカットは完了です。
カットした後、花びらに花粉がついていることがあります。私はこれが気になるので軽く洗います。
これで花オクラの下処理は完了です。美味しくお料理しましょうね♥
花オクラのカットのポイント |
・花オクラのガク部分にはトゲがありますので注意しましょう。
・花オクラの食べられる部分は花びら部分だけですので、ガク・めしべ・おしべなどは捨てましょう。 ・カットした花オクラの花びらに花粉がついていることがあります。気になるようならキッチンペーパーなどでふき取るか、軽く洗い流しましょう。 |
花オクラのオススメの食べ方あれこれ
ここからは、花オクラのおすすめの食べ方について紹介していきます。生でも加熱して食べても美味しい花オクラですので、あれこれマスターして楽しんでみましょうね♪
サラダで食べる
まずはそのままサラダで食べましょう。オススメはキュウリやレタスなどと合わせたフレッシュなサラダ。食べる直前に好みのドレッシングなどをかけましょう。そうすることで花オクラ本来の味を楽しむことができます。
ただしこの食べかたは大人限定かもしれません。これ作った時、大人は全員美味しい~と喜んで食べたのですが、我が家の7歳と4歳のチビさんたちは、「キレイ~」とその見た目には喜びつつ、ほとんどが残ってしまいました、残念。ちょっと早すぎたようでした(-_-;)
花オクラと相性の良い野菜(生食用) |
きゅうり・トマト・ニンジン・おくら・レタス・キャベツ・ベビーリーフなどなど |
オードブル的にアレンジしてたべる
洋風に仕上げたいなら、ハムやチーズ、ボイルしたエビなどでアレンジして、オードブルとして食べるのがオススメ。花オクラのシャキシャキの食感と鮮やかか黄色の色合いが食欲を増進してくれるかもです。
また、ハムやチーズのように食材そのものの味が濃い場合、それをソフトにしてくれました。
和風に仕上げるのもおすすめ。刺身・ちくわ・かまぼこ・カニカマ・サバ缶などとの相性もバツグン。美味しくいただけます(*^_^*)
花おくらをオードブル的に楽しめる食材 |
・ハム
・チーズ ・ボイルエビ ・魚肉ソーセージ ・刺身 ・ちくわ ・かばぼこ ・カニカマ ・サバやオイルサーディンなどの缶詰め などなど。 |
酢の物で食べる
ここでは千切りキュウリと一緒に甘酢に浸けこんでみました。これは1日が経過した状態です。花オクラのシャキシャキとした食感が楽しめる美味しい食べ方。目にも楽しいですので、オススメです。
キュウリ以外は、レタス・トマト・ナス・キャベツなど、酢漬けにして美味しい野菜とならどれでも相性バツグンです。
花オクラと一緒に酢の物で食べると美味しい食材 |
・きゅうり
・わかめ ・もずく ・じゃこ ・はるさめ ・炒り卵 ・干しエビ などなど |
天ぷら・かき揚げで食べる
花オクラは火を通しても美味しく食べることができます。これまで試した中で最もオススメなのが天ぷら。かき揚げに入れても美味しいです。もし、見た目を生かしたいなら断然天ぷらですね。花びらに薄く衣をつけてからごく短時間で揚げればOK。
花オクラはもともと生でも食べられる野菜ですので、長時間揚げる必要はありません。食感を残しつつ香ばしさが加わってとっても美味です♪
あるいはかき揚げで食べるなら、花オクラの花びらを1/4くらいにカットして、好きな具材と合わせて揚げればOK。食感が残る程度にあげたほうが美味しいですので、合わせる具材は火の通りが早いものをおすすめします。
花オクラの天ぷら美味しく&きれいに作るポイント |
≪天ぷらで食べるなら≫
・衣はごく薄くつけましょう。 ・花オクラ自体が生で食べられる野菜ですので、ごく短時間揚げればOKです。揚げすぎると花オクラのシャキシャキした食感が失われますので注意です。 ≪かき揚げでたべるなら≫ ・花オクラを1/4くらいにカットしましょう。 ・合わせる具材は花オクラ同様、火の通りが早いものがオススメです。 |
味噌汁・スープ・お吸い物で食べる
花オクラを味噌汁やスープで食べるのもおすすめ。ですが、煮込んでしまうと色も食感も失われることになります。
それでも、とろとろとしてそれなりに美味しいですが、花オクラ本来の味や色を楽しみたいなら浮き身か、あまり火を通さないスタイルで食べましょう。
そんな中で、私一押しの食べ方はお吸い物。白だし(薄口しょうゆ)など、薄い色に仕上げたお汁に入れると、何ともきれいなおすいものに仕上がります。この時、お椀に直接花オクラを入れ、上からアツアツのお汁をよそっていきます。
その熱で適度に火が入り、つるっとした食感とシャキシャキの歯触りの両方が楽しめますよ(*^_^*)とっても美味しいですのでオススメです。一緒にカイワレ大根や春菊など緑が鮮やかな野菜を合わせれば、料亭気分のお吸い物の出来上がりです♪
お鍋・しゃぶしゃぶなどで食べる
お鍋の仕上げ、しゃぶしゃぶとしてもおいしくいただけます。この時花びらをそのままの大きさで食べてみましょう。とろとろ&シャキシャキとした花オクラ独特の美味しさを存分に味わうことができます。
一見難しそうな花オクラ。実はとってもカンタンですので挑戦してみましょ♪
花オクラの基本的な下処理&オススメの食べ方について紹介しました。
花オクラは普段あまりなじみのない野菜。ですので食べ方がわからなくてついつい敬遠してしまうかもしれませんね。でもそれ、とってももったいないです。花オクラは目にも鮮やかで食べても美味しい。その上栄養価が高い野菜ですので、一度挑戦してみませんか?
体にも、目にも美味しい花オクラが、普段の食卓をほんのすこし華やかにしてくれると思います。