離乳食が進むと、赤ちゃんはいろいろな食材を食べられるようになります。
野菜類や肉類は赤ちゃんに食べさせられる時期の目安はありますが、私が気になったのはハーブ類です。
我が家ではお肉料理や魚料理に、ハーブを使って香りづけをすることもあるのですが、
ふと「赤ちゃんにはいつからハーブを使った料理を食べさせていいのだろう」と疑問に感じたことがありました。
- 赤ちゃんにハーブは何歳から食べさせていいの?
- 与えるときのポイントは?
- アレルギーも気になる!
- おすすめのレシピも知りたい!
私と同じように、ハーブを赤ちゃんの離乳食に取り入れるタイミングがわからないという人のために、赤ちゃんの離乳食とハーブについて詳しく調べてみました。
離乳食作りの参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんはいつからハーブ類を食べられるようになる?
ハーブは肉や魚の臭みを取ったり風味を付けたりと、料理をワンランクアップさせるためには欠かせない食材です。
大人からすると良い香りですが、赤ちゃんにとっては、ハーブの香りは刺激となってしまうため、あえて与える必要のない食材です。
しかしハーブの中でも刺激の少ないものであれば、1歳頃から少しずつ使うことができます。
ハーブはこんなにたくさんの種類がある!
ハーブといっても、その種類は豊富です。
- イタリアンパセリ
- バジル
- レモングラス
- カモミール
- コリアンダー
- タイム
- ミント
- ローズマリー
- ローリエ
- オレガノ
- セージ
- チャイブ
- ルッコラ
サラダやパスタに加えたり、乾燥させてお茶にして飲んだりと、ハーブの使い道はたくさんあります。
また、和食にぴったりのハーブもあります。
- シソ
- わさび
- 山椒
- 明日葉
これらも香りが強く薬効のある植物なので、ハーブの一種といえるでしょう。
ここで紹介したもの以外にもハーブの種類はたくさんありますが、赤ちゃんの離乳食に使えるハーブは限られています。
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赤ちゃんの離乳食に使いやすいハーブは?
ハーブは辛みや苦みがあったり、独特の香りが強かったりと、赤ちゃんの離乳食にはなかなか使いづらいことがあります。
中でも離乳食に取り入れやすいハーブをいくつか紹介します。
- イタリアンパセリ・・・スープやパスタの彩りに
- ルッコラ、バジル・・・ポテトサラダに混ぜて
- タイム、ローズマリー・・・お肉の香りづけに
- ローリエ・・・煮込み料理に
イタリアンパセリはハーブの中でもクセが少ないので、様々な離乳食の彩りとして使えるおすすめのハーブです。
辛みや苦みの強いハーブは、ある程度大きくなり、大人と同じものが食べられるようになってから挑戦させてあげてもいいでしょう。
赤ちゃんにハーブ類を食べさせるときの3つのポイント
香りづけに欠かせないハーブですが、赤ちゃんの離乳食に取り入れるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
- 赤ちゃんが嫌がったら与えなくてOK
- 与える量は少量
- しっかり加熱して与えよう
ここでは3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
1.赤ちゃんが食べたがらなければ与えない
先にも触れた通り、ハーブは香りが強く、種類によっては苦味や辛みを感じるものも多いです。
赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感で、苦味や辛みを感じやすくなっています。
ハーブは1歳頃から食べられるとされてはいますが、赤ちゃんが嫌がれば無理に与える必要はありません。
他の食材と混ぜ合わせて与えるなどの工夫をすることで、赤ちゃんでも食べやすくなるので試してみてくださいね。
2.少量でOK
赤ちゃんにハーブを食べさせる場合は、少量が基本です。
初めて食べさせる食材は、素材の味を味わうためにそのまま食べさせることが離乳食の基本ですが、ハーブに関しては、そのままだと食べにくいです。
また、与える量もごく少量なので、他の食材と混ぜ合わせて食べさせたほうがいいでしょう。
3.しっかり加熱し細かく刻んでから与えよう
シソやルッコラ、イタリアンパセリなど、ハーブ類の中には生のまま食べられるものもたくさんあります。
しかし赤ちゃんに与えるときには、しっかり加熱をしてから与えるようにしましょう。
また、細かく刻んであげることも大切です。
フードプロセッサーやミルなどで細かくすると、離乳食にも加工しやすくなるのでおすすめですよ。
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ハーブ類にはアレルギーの心配はある?
赤ちゃんの離乳食が進むと、アレルギーのことも気になります。
ハーブはアレルギーの心配があるのでしょうか。消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、ハーブは重篤なアレルギー症状が出るとされる27品目の食品には含まれていません。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
しかしハーブも食品ですから、アレルギー症状が出ないとは言い切れません。
「もしかしたらアレルギー症状が出るかもしれない」ということを頭に入れたうえで、赤ちゃんに食べさせてあげることが大切です。
アレルギー症状の特徴は、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れる
- じんましん
- 鼻水や咳
- おう吐
- 下痢
- 呼吸が苦しそう
などが挙げられます。
ハーブを食べた時に、このような症状が出た場合はアレルギーの可能性があります。
赤ちゃんの様子をみて、かかりつけの小児科に相談しましょう。
赤ちゃんでも食べやすい!簡単ハーブレシピ2選
あえて与える必要はないとされるハーブですが、一歳を過ぎたら「こんな食べ物もあるんだよ」というような感じで、少しずつ取り入れてみてもいいかもしれません。
ここでは赤ちゃんでも食べやすい離乳食レシピを2つ紹介します。
トマトと納豆のハーブ和え
○材料(赤ちゃん1人分)
納豆・・・15g
トマト・・・6分の1切れ
バジルもしくはイタリアンパセリ・・・みじん切りにしたものを2つまみ
オリーブオイル・・・少々
だし汁・・・少々
○作り方
1.トマトは皮を剥き、種を取って納豆と同じくらいの大きさに切っておきます。
2.小さなボウルに納豆を入れ、粘りが出るまで混ぜます。
3.すべての材料をボウルに加え、よく混ぜたら完成です。
ルッコラ入りポテトサラダ
○材料(赤ちゃん1人分)
ジャガイモ・・・20g
ニンジン・・・5g
ルッコラ・・・みじん切りにしたものを2つまみ
牛乳・・・少々
マヨネーズ・・・少々
○作り方
1.ジャガイモをゆでてつぶします。
2.ニンジンは7mm角に切り、柔らかくなるまでゆでます。
3.ルッコラと少量の牛乳を混ぜ、レンジで20秒ほど加熱します。
4.すべての材料を混ぜ合わせたら完成です。
ハーブ類は無理に赤ちゃんに与えなくてもOK
ハーブは刺激が強いため、赤ちゃんの離乳食には無理に取り入れる必要はありません。
1歳を過ぎてから少しずつ食べさせることができるようになりますが、3歳頃までは様子を見てもいいでしょう。
赤ちゃんにハーブを食べさせるときは、
- 無理に与えない
- 細かく刻んで加熱する
- 刺激が強いものは避ける
などに気を付けましょう。
我が家では乾燥バジルを常備していて、トマト料理を作るときによく利用しています。
娘が大きくなってからは、ピザトーストにバジルを振りかけて食べさせていますよ。参考にしてみてくださいね。