保育所と保育園はの違いって?正式名称や認可・認可外保育所の違いを解説!

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お母さんの育児休暇が終わる、仕事を始めるときには、子どもの預け先を探します。

ネットで検索や役所で相談してみると、「○○保育所」や「〇〇保育園」の2種類に分かれています。

「あれ?「所」と「園」の違いって何だっけ?」と、

ふと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

その他にも、認可保育所、認可外保育所、認証保育所、託児所、幼稚園など、

小さな子どもたちを預ける場にはたくさんの種類があります。

昔は、お母さんが仕事をしている場合には保育所という認識がありましたが、

最近は幼稚園でも預かり保育をしているところが多くあります。

実際に、幼稚園に子どもを預けて働いているお母さんも多いようです。

「保育所の種類や違いについて詳しく知りたい!」

「保育所と保育園は何が違うの?」

「認可保育所や認可外保育所では、保育料が違うの?」

など、保育所を探す時に、いろいろな疑問が出てきますが、

全てを役所の人に大変ですし、疑問が出るたびに問い合わせていたら気を遣いますよね。

今回は、小さな子どもたちの生活の場となる保育所・保育園について詳しく見ていきましょう。

・保育所と保育園の違い

・保育所の種類

・認可保育所の特徴

・認可外保育所の特徴

これから保育所にお子様を預けようと探しているお母さん、

子どもや家庭の状況に合う保育所の種類が知りたいご家族などの参考になれば嬉しいです。

目次

保育所と保育園の違いは何?

保育所(「ほいくしょ」とも「ほいくじょ」とも呼びます。)は、

児童法福祉法という法律の第7条に定められている「児童福祉施設」に該当します。

保育所は、保護者がともに働いているなど、何らかの理由があって保育が必要とされている子どもを預かり、

保育していくことを目的としています。

保育所と保育園の違いについては、とても簡単で、保育園はただの呼び名であり、

正式名称は「保育所」なのです。

幼稚園と比較するように、保育園と呼ばれるようになったそうです。

しかし、地域によっては、保育園と保育所をある規定により分類しているところもあります。

たとえば、敷地面積が広いところは保育園とし、狭いところは保育所とすると定められています。

また、保育所には私立と公立に分かれています。

保育料は国の基準により決まっているので、どちらにも違いはありません。

しかし、私立においては独自の教育内容が含まれていることもあるので、入所の前に、

自分の家族や子どもに適しているのかどうか、一度考えてみた方がよいでしょう。

保育所の種類にはどんなものがある?

保育所は、基本的には0歳から小学校入学前の子どもたちを預かる場所で、

養護(子どもの命や情緒の安定を図る)や教育を行う場所です。

ここでの教育は、「義務教育やその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育」は、

行わないことが定められています。

この教育においては、幼稚園で教育されており、保育所と幼稚園の違いの差となっています。

保育所の種類には、「認可保育所」「認可外保育所(保育施設)」に分けられます。

その他にも、待機児童が増えてきた現状を踏まえ、「認定こども園」なども増えてきていますね。

認定こども園は2006年に施行され、保護者が働いていることが条件です。

保育所とは違い、入園の申し込みは自治体ではなく、園に直接行います。

また、保育料も各園により決められているので、園に徴収されています。

さて、先程の保育所の3つの種類について、少し詳しくご説明していきます。

認可保育所とは?特徴について

認可保育所は、都道府県や政令指定都市、中核市が設置を許可した施設のことです。

認可にはさまざまな基準があり、その条件を満たす必要があります。

昼間だけの保育所だけでなく、夜間認可保育所もありますし、

小さな保育所である小規模認可保育所という保育所もあります。

どの保育所にも『認可』という言葉が入っているので、その言葉で区別してみるとよいでしょう。

・定員は60名(小規模認可保育所は20人以上でOK)。

・基準の面積は1人当たり保育室が3.3㎡の広さが必要である。

・保育料は収入により異なり、区市町村が徴収する。

・申し込みは市町村の自治体にて行われる。

預かる時間帯や保育内容については、園でもそれぞれ違うので、

体験入園などの制度があれば、一度保育所を訪れてみてもよいかもしれません。

認可外保育所とは?特徴について

認可外保育所は、認可外保育施設や無認可保育所とも呼ばれています。

「認可されていない保育所って、なんだか怖い…。」と思われる人も多いようですが、

地方自治体が定めた基準を満たしています。

地方自治体が独自に、助成を行い、監督をしており、誰にも認可されていないわけではありません。

東京都では、認証保育所と呼ばれるものも多く、待機児童が増えている現代において注目を集めています。

認証保育所以外にも、ベビーホテルや託児所、保育室なども認可外保育所になっています。

・定員は特に定められていない。

・基準面積は最低基準の定めがない。

・保育料はそれぞれの保育所が自由に決めている。

・申し込みは直接保育所に申込み、誰でも預けることが可能。

認可保育所に比べると、定員が定められていなかったり、延長保育の時間が長くすることができたりと、

預けやすい体勢なので、長時間働いているお母さんにとっては、認可外保育所の方が良い場合もあります。

まとめ

保育所と保育園の違いについては、どちらも違いはなく呼び名の違いというだけです。

認可保育所や認可外保育所、認定こども園など、幼稚園以外にも、

子どもを預ける場はたくさんあり、それぞれ違う特徴をもっています。

お母さんの仕事の状況や家族状況、金銭面、子どもの教育方針などから、

できるだけマッチした保育所が見つかるように、調べてみるとよいでしょう。