つわり中でも「これだけは食べられる!」「無性にあれが食べたい!」ということは『妊婦あるある』ではないでしょうか。
妊娠してから食の好みが変わることもよくある話で、つわりでも脂っこいものが食べたくなるという妊婦さんは少なくありません。
中でも焼肉やホルモン焼きが食べたくなる人も多いようですね。
実は私もつわりがあっても焼肉が無性に食べたくなった時期がありました。
妊娠中はなるべく体に良いものが食べたいとわかっていても、一度「ホルモンが食べたい!」となると我慢するのもいやですよね。
・つわり中でもホルモンを食べてもいい?
・どんなことに気を付けて食べればいい?
・つわり中におすすめのホルモンがあれば知りたい!
つわり中でも安心してホルモンを食べるために、気を付けたいことなどを詳しくまとめてみました。
ポイントを押さえて、おいしいホルモンを食べましょう!
目次
つわり中でもホルモンを食べても大丈夫なの?
つわりは個人差が大きく、まったく食べ物を受け付けない『吐きづわり』や、空腹を感じたり口が寂しくなると吐き気をもよおす『食べづわり』、吐くまではいかないけどよだれが上がってきて何となく気持ち悪い『よだれづわり』など症状は様々です。
そんな中、つわりでもホルモンが食べたいなんておかしいと思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、つわりだからと食べたいものを我慢する必要はありませんよ。
妊娠しても、つわりがあっても、ホルモンは安心して食べることができます。
つわり中のホルモン、気を付けたい5つのポイント
つわり中でも安心してホルモンを食べることができますが、いくつか注意点があります。
より安心してホルモンを食べるために、次の5つのポイントに気を付けて食べるようにしましょう。
- 食べ過ぎには注意!
- よく焼いて食べるのが鉄則!
- 刺激が強いものは避けて!
- 煙にも注意!
- 栄養バランスにも気を使いたい!
おいしいからといってホルモンの食べ過ぎには注意!
ホルモンはいろいろな部位があり、それぞれおいしさが異なります。
あれもこれも食べたくなってしまいますが、食べ過ぎはNGです。
ホルモンはカルビやハラミなどに比べるとカロリーが低いようなイメージがあり、実際にカロリーは低いです。
<100gあたりのカロリー>
・カルビ・・・516kcal
・ハラミ・・・343kcal
・牛タン・・・270kcal
・マルチョウ・・・287kcal
・シマチョウ・・・162kcal
・ハツ・・・142kcal
・レバー・・・132kcal
・ミノ・・・181kcal
カロリーは比較的低いものの、食べ過ぎればそれだけカロリーを摂取することになりますし、脂分も気になります。
食べ過ぎによってつわりの症状を助長してしまうことも考えらえますから、食べる量はほどほどにしておくといいでしょう。
またレバーに関しては、食べ過ぎるとビタミンAの過剰摂取が懸念されています。
ビタミンAを摂取しすぎると、腹痛や吐き気、めまいなどを誘発するといわれています。
また、胎児の発育に盈虚を及ぼすこともあります。
レバーばかりを食べることのないようにしましょう。
(参照:食品安全委員会|お母さんになるあなたへより)
ホルモンはしっかり中まで火を通すのが鉄則!
カルビやハラミ、牛タンなどはレアやミディアムで食べるのがおいしいと感じる人も多いです。
しかしホルモンはしっかり中まで火を通して食べるのが鉄則!
妊娠中でなくともホルモンはよく加熱して食べることが基本です。
生焼けのホルモンを食べると、
・下痢
・おう吐
・吐き気
などの症状があらわれることがあります。
つわり中はただでさえ吐き気や胃のむかつきがありますから、これに加えて食中毒のような症状が出てしまっては、体に大きな負担となってしまいます。
つわり中は特によく焼いてホルモンを食べるようにしましょう。
<ホルモンにしっかり火が通った目安>
・プニプニとした弾力が出てくる
・収縮が止まる
この2つがしっかり火が通った目安です。
焦げ目がつくまでしっかり焼いてしまうと、ホルモンが固くなってうま味がなくなってしまうので、焼きすぎにも注意してくださいね。
辛みやニンニクなど刺激が強すぎるものは避けよう!
ホルモンは辛みやニンニクなどでしっかり味付けがされているものも多いですよね。
ピリ辛がおいしい、ニンニクがなければ物足りない、と感じるかもしれませんが、つわり中に刺激の強すぎる味付けのものはおすすめできません。
つわりにより胃や腸が弱っていることもありますから、刺激の強いもの食べると胃痛や腹痛になってしまうことも考えられます。
だからといって辛い味付けやニンニクがまったくNGというわけではありませんから、1~2皿にとどめておくといいでしょう。
ホルモン焼きは煙が多い!煙にも気を付けて
ホルモンを焼くと、脂が落ちてかなりの煙が出ますよね。
この煙にも注意が必要です。
「焼き肉やホルモンは食べたいけど、煙の臭いが・・・」というケースも珍しくありません。
特につわり中はにおいに敏感になっている人が多く、今までは平気だったのにつわり中は焼肉の煙がダメ、ということもよくある話です。
なるべく煙を吸わないように気を付けたり、ほかのテーブルからの煙やにおいが気になりにくいお店を選んだりと、煙対策もしっかり行うことをおすすめします。
ホルモンだけでなく野菜も食べるのがおすすめ!
つわり中は食べられるものが限られていることも多いですが、できるだけ栄養バランスにも気を付けたいところです。
ホルモンが食べられれば、サラダやナムルなどの野菜類も一緒に食べられるということも珍しくありません。
スープなども体を温めてくれるのでいいですね。
ホルモンだけでなく、ほかにも食べられるものを見つけて注文してみるといいでしょう。
つわり中におすすめのホルモンの部位4選
せっかくホルモンを食べるなら、つわり中でも食べやすく栄養バランスに優れたホルモンを食べたいですよね。
ここではつわり中におすすめのホルモンの部位を4つ紹介します。
ハツ
牛の心臓である『ハツ』は、ホルモン独特のクセがほとんどなく、こりこりとした食感が特徴です。
脂分やカロリーもホルモンの中でも低いほうで、つわり中でもさっぱりと食べることができます。
ビタミンB12の含有量が多く、貧血予防や神経機能を正常化させる効果が期待されています。
ハチノス
見た目が蜂の巣のような形状になっているのが特徴で、あっさりと淡白な味わいです。
食感も柔らかく、つわり中でも食べやすいと感じるでしょう。
コラーゲンがたっぷり含まれているので、女性におすすめです。
マルチョウ
ホルモンといったらマルチョウをイメージする人も多い、人気の部位です。
脂分が多く弾力もあるので、つわり中には食べにくいと感じるかもしれませんが、まさにホルモン!という部位なので、ホルモンが食べたい妊婦さんはぜひマルチョウを食べてください。
ビタミンB12が豊富に含まれていますが、脂も多いので食べ過ぎには気を付けたいところです。
センマイ
ホルモンの中でも断トツでカロリーが低い部位といえばセンマイです。
センマイのカロリーは100gあたり62kcalなので、罪悪感なく食べられますね。
つわり中はさっぱりしたものも食べたくなるはずですから、箸休めにセンマイを食べるのがおすすめです。
こりこりとした食感が特徴です。
まとめ
つわり中だってホルモンが食べたくなるのはおかしいことではありません。
赤ちゃんが生まれてからでは、ゆっくりと外食を楽しむ機会も減ってしまいますから、今のうちにおいしいホルモンを楽しんでくださいね。
・食べ過ぎには注意
・よく焼いて食べる
・辛いものは控えめに
・煙にも気を付けて
・野菜なども食べよう
つわり中のホルモン焼きを楽しむためには、上記のポイントを押さえて食べるようにしましょう。
ほかにもホルモンはいろいろな種類があります。
つわりの症状が軽いようなら、好みのホルモンを探してみるのも楽しいですね。