赤ちゃんの離乳食で干し芋はいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

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自然の甘みが美味しい、干し芋。

食物繊維が豊富に含まれていて、子どものおやつに勧めたいものの1つですね!

そんな干し芋を赤ちゃんは一体いつから食べられるのでしょうか。

3つの注意点と干し芋を使った簡単レシピをご紹介します。

この記事のポイントは次の4つです。

  • 赤ちゃんは何歳から干し芋を食べられるのか
  • 食べさせる時の3つの注意点
  • 干し芋を誤嚥した時の対策
  • おすすめの干し芋の作り方

それでは紹介します!順にみていきましょう♪

目次

赤ちゃんはいつから干し芋を食べられる?

赤ちゃんが干し芋を食べられるのは、離乳食後期のカミカミ期(9〜11ヶ月)以降から。

手づかみ食べにも便利で、栄養も豊富な干し芋。

モチモチとした食感の干し芋は誤嚥の危険性があるので、細かくちぎってから与えます。

その際、大人が必ず目を離さないようにしましょう。

歯が生え揃っていない赤ちゃんは、うまく噛めないだけでなく、飲み込む力も不十分です。

誤って気管に入ったり、窒息死の危険もあります。

その子の成長度合いを見つつ、与えてあげましょう。

うまく食べられるまでは、与えない方が無難です。

兄妹にも、赤ちゃんに干し芋を与えないように目を配る必要がありますね。

また少し大きい子どもでも、寝転んで食べたり、ふざけていたり、食べている時に脅かされてしまうと誤嚥してしまうので注意しましょう。

干し芋以外のものでも、食事の時は食べる事に集中させて、事故がないように見守ってあげると良いですね。

干し芋を食べる時の注意点3つ

干し芋を赤ちゃんに与える時には、注意しなければいけないことが3つあります。

1つめは、食べやすいようにきざむこと。

赤ちゃんが食べやすいように、細かくきざみましょう。

いきなりそのまま与えて、かみちぎらせるという事はまだできません。

2つめは、成長度合いの確認をすること。

干し芋を与える前は、必ず前歯が出揃っているか確認する事。

干し芋は手づかみ食べのおやつとしてとても便利なものです。

しかし誤嚥の危険性があるので、まず食べさせる前に、前歯が出揃っているか確認しましょう。

3つめは、無理強いをしないこと。

食べやすいように細く切って用意したにもかかわらず、赤ちゃんが食べづらそうにしていたら、延期しましょう。

細かく切る以外に食べさせやすくする方法を、後述する干し芋の作り方にて紹介しますので、参考にして下さいね。

無理に食べさせると、赤ちゃんがその食材を嫌いになりかねません。

いつかは食べられるようになるので、気長に待ちましょう。

誤嚥は、本当に恐ろしいもの。最悪の場合、死にいたります。

赤ちゃんが食べているときは目を離さないように注意しましょう。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でさつまいもはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

離乳食1回に与える干し芋の量は?

離乳食の1回の量として全がゆ・軟飯・ごはんの目安量は以下のようになっています。

カミカミ期(9〜11ヶ月頃)は全がゆ90g・軟飯80g

パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月頃)は軟飯90g・ごはん80g

干し芋はさつまいもが凝縮されているので、上記以下にとどめれば、あとは赤ちゃんの欲しい量を食べ過ぎないよう与えてあげましょう。

干し芋を誤嚥してしまったら!?

万が一、赤ちゃんが干し芋を誤嚥してしまったら…

絶対やってはいけないこと!

喉に詰まってしまった場合、指を入れて取り出そうとするのは、絶対にやってはいけません。

爪で口内を傷つけたり、かえって奥のほうに押し込むことになります。

対応

赤ちゃんが干し芋を誤嚥してしまったら、直ちに病院に向かうか、救急車を呼びましょう。

背中やお腹を叩き、とにかく吐き出させてください。

以下詳しい方法です。

消費者庁のHPで、誤嚥の緊急対応をとても分かりやすく載せています。

ぜひ1度確認し、緊急対応の方法は、家の中の目のつくところに貼っておいてください。

緊急時に、いつでも対応できるようにしておきましょう。

0歳児【背部こう打法】:片腕にうつ伏せに乗せ顔を支えて、頭を低くして、背中の真ん中を平手で何度も連続してたたきます。

なお、腹部臓器を傷つけないよう力を加減します。

1歳児【背部こう打法変法】:立て膝で太ももがうつ伏せにした子のみぞおちを圧迫するようにして、頭を低くして、背中の真ん中を平手で何度も連続してたたきます。

なお、腹部臓器を傷つけないよう力を加減します。

満5歳以上【腹部突き上げ法(ハイムリック法)】:後ろから両腕を回し、みぞおちの下で片方の手を握り拳にして、腹部を上方へ圧迫します。

この方法が行えない場合は、横向きに寝かせて、又は、座って前かがみにして背部こう打変法を試みます。

引用_消費者庁「豆や干し芋は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう!」

誤嚥の事故は0~1歳の間に最も多く、家庭では特に注意が必要です。

干し芋のココがすごい!

干し芋の原料であるさつまいもは、甘くて子どもが大好きな食材のひとつ。

そんなさつまいもには良いところがたくさんあるのです!

嬉しい干し芋の栄養価

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まず注目したいのは、干し芋の栄養。

特に良いとされるポイントは以下の4つです。

1.ビタミンCとビタミンEが豊富に含まれているため、相乗効果で免疫力の強化や血液促進作用があります。

2.豊富に含まれている食物繊維が便秘を改善し、腸内を掃除してくれます。

3.さつまいも切ると中から出てくる白いミルク状の液体(ヤラピン)が、

食物繊維とダブルで腸に働きかけて、便通を良くしてくれます。

4.主食の代わりになるほどのエネルギー源ですが、カロリーは意外にも低めとなっています。

干し芋は、以上の栄養素をギュッと凝縮させたもの。

少量で大量分のさつまいもの栄養素を摂取することができます。

子どもにとっておやつは、もう一つの食事でもあります。

大人のブレイクタイムとは違い、栄養補給するものです。

つまり干し芋は、子どものおやつにもってこいの食材ですね。

甘さを表す干し芋の白いつぶつぶ

干し芋の表面にある白い粒粒は麦芽糖。

決してカビではありませんので安心して下さい。

実はこの麦芽糖の多さは、さつまいもが甘い証拠なのです。

さつまいもを食べるとガスが出る…理由は食物繊維が豊富だから!

さつまいもにはでんぷんと食物繊維が多く含まれています。

これらの2つが組み合わさると食物繊維が発酵し、メタンガス(おなら)が出やすくなるのです。

でんぷん質はご飯などにも含まれており、食物繊維は野菜や海藻類にも多いですよね。

つまり、さつまいもを食べなくてもバランスの良い食事をしていれば誰でもおならは出ます。

野菜が苦手だという人は、ぜひ甘みのあるさつまいもから食物繊維を取り入れてみてくださいね。

関連記事⇒赤ちゃんの便秘ってどんな症状?幼児の便秘の原因と簡単!解消法7選

簡単!おすすめ干し芋の作り方を紹介

それでは最後に、離乳食に使える干し芋の作り方を紹介します!

赤ちゃんが干し芋を食べづらそうにしている時柔らかくする方法

<材料>

干し芋…30g

水…大さじ1

<作り方>

1.細かくちぎった干し芋と水を耐熱容器に入れる。

2.電子レンジ500Wで1分加熱する。

★手で触ってみて柔らかくなっていたら、少し冷ましてから与えましょう。

まだ柔らかさが足りなかったら、追加で10秒ずつ加熱しながら様子を見て下さい。

お家で簡単にできる干し芋の作り方

<材料>

さつまいも…100g

水…適量

<作り方>

1.さつまいもは皮をむき、5mm幅にスライスする。

2.さつまいもを蒸し器に入れて、水を入れて蒸す。串が通るくらいの柔らかさにする。

3.野菜干しネットに入れて干す。1〜2週間程で、出来上がり。

★干し芋は冷凍保存することができます。食べる時は冷蔵庫で解凍しましょう。

お家で手作りした干し芋は格別に美味しいですよね!ただ、時間がないときは無理せずスーパーで購入しましょう。

最近では、赤ちゃん向けに作られた干し芋もあるので、ぜひチェックしてみてください♪

お芋うまれの歯がため【おしゃぶー】

まとめ

赤ちゃんが干し芋を食べられるのはカミカミ期(9~11ヶ月)から。

食べさせる時は必ず細かくちぎり、前歯が十分に生え揃っているか確認し、くれぐれも誤嚥しないように注意してあげましょう。

必要ならばレンジで柔らかくしてあげます。

干し芋は栄養も豊富で、噛むことによって咀嚼の練習にもなります。

赤ちゃんが食べるのが難しそうだったら、焦らず気長に待ちましょう。

万が一誤嚥してしまった時の緊急対応の方法は、家族で一度確認し、いつでも対応できるよう家の中の目のつくところに貼っておくと良いですね。