独特な香りで、ホッと一息できるほうじ茶。
ほうじ茶には、殺菌効果や美肌効果、リラックス効果などの、多様な嬉しい効果が期待できるので、最近は注目度があがってきており、たくさんの幅広い層の人が楽しんでいます。
カフェに行くと「ほうじ茶ラテ」などもメニューに入っていますね♡
「おうちにほうじ茶があるけど、赤ちゃんに飲ませて大丈夫?」
「何か気を付けたほうがいいことってある?」
「ほうじ茶を使った赤ちゃんにもOKのレシピが知りたい!」
赤ちゃんはいつからほうじ茶を飲ませてもよいのか、また注意点やレシピなどをまとめてご紹介していきます。
- 赤ちゃんはいつからほうじ茶を飲んでいい?
- ほうじ茶の効能
- 2つの注意点
- カミカミ期のおすすめレシピ
- パクパク期のおすすめレシピ
赤ちゃんへの水分補給や、お母さんのリラックスタイムにもほうじ茶を取り入れてみたいと悩んでいる人の、参考になれば嬉しいです。
目次
赤ちゃんはほうじ茶をいつから飲んでも大丈夫なの?
ほうじ茶には緑茶よりは少ないのですが、カフェインを含んでいます。
赤ちゃんの内蔵機能は未熟なので、カフェインを分解する力がほとんどありません。
そのため、カフェインが多く含まれているコーヒーや緑茶などは、赤ちゃんは飲めないのです。
ほうじ茶にも微量にカフェインが含まれているという理由から、赤ちゃんがほうじ茶を飲めるようになるのは生後7ヶ月からごく少量(味わう程度に)を、生後9ヶ月頃から水分補給として少量ずつ飲ませることができます。
「ほうじ茶が飲めるのはもっと先のことかと思っていた!」なんて声も聞こえてきそうですが、意外と早い時期から、ほうじ茶の美味しさを楽しむことができるんですよ♪
ほうじ茶には健康に良い効果が期待できる効能がある!
赤ちゃんから楽しむことができるほうじ茶ですが、別に麦茶や緑茶でもいいんじゃないかと思ってしまいます。
しかし、ほうじ茶には、麦茶や緑茶にはない成分が含まれており、良い効果が期待されます。
殺菌効果がある
ほうじ茶には緑茶にも含まれている「カテキン」が含まれています。
カテキンはタンニンの成分で、強い殺菌効果が期待されます。
子どもたちが甘いお菓子を食べた後などに緑茶で口をゆすぎ、殺菌することがありますが、それと同じ効果があるのです。
赤ちゃんが離乳食を食べた後や、おやつの後などに、虫歯予防や口臭を抑えるために飲ませてみましょう。
冷え性の予防
ほうじ茶は独特な香りがありますが、そればほうじ茶に含まれている「ピラジン」によるものです。
このピラジンは、血管を広げる作用があります。
血管が広がりやすくなることで、血流がよくなり、体がぽかぽかと温かくなる効果があります。
女性にも嬉しいですが、手足先が冷たくなりやすい赤ちゃんにもおすすめです。
赤ちゃんが冷え性だという話はあまり聞きませんが、体が温まるのはどの世代の人にとっても、良い事ですね。
リラックスできる
ほうじ茶の独特な香りは、心を落ち着かせてくれます。
赤ちゃんの中には、この香りが苦手な子もいれば、気に入る子もいるようです。
赤ちゃんと一緒に、お母さんもリラックスできるティータイムを過ごせるので、赤ちゃんがほうじ茶を好むようであれば、ぜひ飲ませてみましょう。
この他にも、美肌効果や脂肪を減らす効果も期待できるほうじ茶。
進んで水分補給に取り入れてみてくださいね。
赤ちゃんにほうじ茶を飲ませる時に注意してほしい2つのこと
飲ませ過ぎないようにすること
どの食品や飲み物にも言えることですが、食べさせすぎ・飲ませすぎはおすすめできません。
ほうじ茶にはたくさんの良い効能が期待できるので、たくさん飲ませてみよう!と思ってしまいがちですが、微量にカフェインも入っているので、大量に飲ませてしまうと逆効果になることがあります。
また、おしっこも近くなるので、トイレトレーニング中なども、飲ませる量をコントロールしてあげましょう。
眠る前には飲まないほうがよい
大人にとってのほうじ茶に含まれているカフェインの量は微量なので、夜眠る前に飲んでも、寝つきが悪くなるような影響はほとんどありません。
逆にリラックスでき、体も温まるので、夜眠る前に飲むことを推奨されています。
しかし、赤ちゃんにとっては、微量のカフェインでも寝つきが悪くなることがあり、夜泣きに繋がることもあるので、眠る前には飲ませないようにしてくださいね。
カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ
お母さんも一緒に飲める♪ほうじ茶ラテ
<材料>
- ほうじ茶ティーパックタイプ 2つ
- 牛乳 200ml
- 砂糖 小さじ1
<作り方>
1.鍋に、牛乳とほうじ茶のティーパックを入れて弱火で煮だします。
2.少し沸騰したら火を止めて、ティーパックを取り除きます。
3.砂糖を入れてよく混ぜたら、カップに注いで出来上がりです。
ほうじ茶で炊いたさつまいもご飯
<材料>
- お米 2合
- さつまいも 2分の1本
- ほうじ茶 小さじ2(ティーパック1つ)
- 水 月齢に合わせてご飯が軟らかくなるように調節する
- 塩 少々
<作り方>
1.お米を研いだら、月齢に合わせた分の水を入れます。
2.さつまいもは皮を向き、1㎝角に切り、水にさらして灰汁を抜きましょう。
3.2を炊飯器にいれて、ほうじ茶のティーパックをパックごといれます。
4.炊飯器のスイッチをいれて、出来上がったら混ぜた後に塩を少し振りかけて出来上がりです。
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
ほうじ茶豆乳プリン
<材料>
- ほうじ茶 2カップ
- 砂糖 50g
- 豆乳 1カップ
- 卵 5個
〇水 100ml
〇きび砂糖 30g
<作り方>
1.熱いほうじ茶に砂糖を入れてよく混ぜて、ゆっくりと豆乳を混ぜ合わせていきます。
2.ボウルに卵を入れてほぐし、1をいれて混ぜ合わせましょう。
3.小さめの耐熱容器6個程に2を注いでいき、蒸し器にいれて、中火で2分、弱火で20分蒸しましょう。
4.蒸しあがったら冷蔵庫に入れて冷まします。
5.小鍋に〇の水ときび砂糖をいれて弱火で煮てカラメルを作ります。
6.プリンの容器にカラメルをいれれば、完成です。
家族みんなで切り分けて食べられる♪ほうじ茶パウンドケーキ
<材料>
- 無塩バター 80g
- 砂糖 80g
- 卵 2個
- 小麦粉 100g
- ベーキングパウダー 2g
- ほうじ茶ティーパック 2個
- 牛乳 大さじ1
<作り方>
1.牛乳をレンジで温め、ほうじ茶パックの中身を出し、浸しておきます。
2.電子レンジでバターを軽く溶かして、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ合わせます。
3.溶き卵とほうじ茶を2に加えて、さらに混ぜ合わせます。
4.小麦粉とベーキングパウダーをふるいにかけ、3に加えていきます。
5.ヘラでさっくりと混ぜ合わせたら、ケーキ型にいれて、トントンと空気を抜きます。
6.170℃に予熱したオーブンで35分焼けば出来上がりです。
ほうじ茶香るクッキー
<材料>
- 薄力粉 100g
- ほうじ茶 6g
- 砂糖 45g
- 常温で溶かしたバター 60g
<作り方>
1.薄力粉と砂糖をビニール袋にいれて、シャカシャカふります。
2.1にほうじ茶の粉とバターをいれて、さらによく揉みこみます。
3.オーブンを170℃に予熱しておきましょう。
4.ビニール袋のまま。綿棒で4㎜厚に伸ばしていきましょう。
5.可愛くかたどったら、オーブンシートに並べて、20分焼き、出来上がりです。
まとめ
ちょっと癖のあるほうじ茶ですが、体に良い効能がたくさんあり、生後7ヶ月頃から飲むことができるので、親子で一緒にリラックスタイムを楽しむことができますね。
アレルギーなどの心配もないのですが、微量にカフェインが入っているので、飲ませすぎないように注意しましょう。
赤ちゃんが好まないようであれば、無理に飲ませる必要もないので、ほうじ茶が好きな赤ちゃんには、ほうじ茶を使ったレシピも参考にしてみてくださいね♪