栄養が豊富な緑黄色野菜、ほうれん草。
カロチン、ビタミンB1、B2、カルシウムなど子供や女性に不足しがちな栄養が多く入っている、毎日でもとりたい野菜ですね。
普段ほうれん草を購入する時は、あまり気にしていないと思いますが、種類があって葉のとがって食べたときの歯ざわりがよい東洋種と、葉が丸くて肉厚な西洋種に分かれています。
私たちが一番良く目にして購入するのは、この2種類のいいところをとった交配種です。
そのほかにも、冬に栽培されるちぢみほうれん草、生でも食べられるサラダほうれん草などの、種類があります。
ほうれん草の旬は冬ですが、天候の影響を受けやすいので、値段は上下することが多いですね。
ほうれん草を長くおいしく食べるには、保存方法がポイント。
ここでは、ほうれん草の正しい保存方法と消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
ほうれん草はどのくらい日持ちする?賞味期限は2~3日!
ほうれん草に限らず、葉物野菜は傷みやすく葉の部分にハリがなくなって変色してきます。
正しく保存することも大切ですが、新鮮なほうれん草を購入するのも大切。
おいしくて新鮮なほうれん草の選び方を紹介します。
ほうれん草を選ぶときは、葉が濃い緑で葉先までぴんとしているもの。
根元は赤い色が強いと新鮮な証拠です。
この赤い部分は甘くて、マンガンといわれる成分が豊富に配合されています。
マンガンは骨を作るのに必要な成分。
茎が太いとアクが強く、細すぎると旨みにかけますので、ちょうどよい太さのものを選んでくださいね。
ほうれん草の保存方法!
ほうれん草は乾燥にとても弱い野菜なので、保存するときは工夫が必要です。
みずみずしさを失わずに保存するには、どうすればいいのでしょうか?
ほうれん草の正しい保存方法を紹介します。
ほうれん草の正しい冷凍保存方法
ほうれん草は、生のまま冷凍保存することもできますし、ゆでて冷凍保存も可能です。
生のまま冷凍保存するときは、ゆでて、3~4cmの長さに切り、水気をふき取って冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて保存します。
解凍するときは、凍ったままお湯をかけるか電子レンジで解凍します。
また、ゆでて冷凍保存するときは、硬めにゆでて4cmくらいの長さに切り水を絞ります。
ラップでぴったりと保存して保存袋に入れて保存してください。
解凍するときは自然解凍で。
すぐにおひたしになるので便利ですね。
冷凍すると1ヶ月保存が可能です。
ほうれん草の正しい冷蔵保存方法
ほうれん草を冷蔵保存するときは、乾燥させないように保存することが大切です。
あと、ほうれん草に限らず葉物野菜は、最初に根に水を吸わせてから保存すると、みずみずしいままの保存が可能。
水を張ったボールにつけて、根から水を吸わせてから保存します。
風味が持続しますし、長持ちするのでおすすめ。
冷蔵庫で保存するときは、乾燥しないようにぬれた新聞紙に包んで、葉先を上に向けてペットボトルを切ったものに入れて、立てて保存すると良いでしょう。
ほうれん草などの葉物野菜は、横にして保存すると下にされた葉の部分が傷んで、そこから傷みが広がってしまいます。
立てて保存するのが長持ちさせるコツ。
温度が低すぎない野菜室で保存してください。
ワンポイントアドバイス
ほうれん草は乾燥に弱いので、少し新聞紙を湿らせてつつみ、葉先を乾燥させないことが大切です。
また乾燥だけではなく、葉に直接水がつくと傷んでしまいます。
蒸れないように、購入したときのビニール袋から出して保存してください。
冷凍しておいたほうれん草を使った6つのメニュー
冷凍したほうれん草は、生のものとゆでて冷凍したものがあり、色々な料理に使うことができます。
おすすめの冷凍ほうれん草を使ったメニューを紹介します。
ほうれん草のごま味噌和え
たまには違う味付けもおいしいごま味噌和え。絶妙な味付けです。
【材料】
ほうれん草 1束
いり白ごま 大さじ1.5
だし おおさじ3
★ みそ 大さじ1.5
★ 砂糖 小さじ1.5
① ほうれん草は固ゆでしたものを。熱湯につけ解凍。水にさらして冷まし、水を絞って3cmの長さに切ります。
② 白ごまはすり鉢をいれて半ずりして、★の材料を入れてよくすりあわせます。だしを加えてすり伸ばしてごま味噌を作ります。
③ 食べる直算に②でほうれん草をあえて出来上がり。
ほうれん草の炒め物
卵とえびを入れた炒め物です。
【材料】
ほうれん草 1束
卵 3個
むきえび 100g
① ほうれん草は熱湯をかけて解凍して、ざく切りにして水気をきります。えびは背ワタをとります。
② 卵は溶いて、軽く塩コショウを振ります。
③ サラダ油大匙1を熱して卵を割りいれます、ふんわりと炒めていったん取り出します。
④ 再度油を足してほうれん草を炒めて、醤油小さじ2、砂糖少々で調味して卵を戻して炒めて出来上がり。
ほうれん草のキッシュ
【材料】
ほうれん草 1束
ベーコン 8枚
卵 4個
たまねぎ 1/2個
★ おから 100g
★ プレーンヨーグルト 1カップ
★ 牛乳1/2カップ
★ 塩コショウ 少々
オリーブオイル 大さじ1
① ほうれん草は解凍してざく切り、ベーコンは2cm、たまねぎはみじん切りにします。
② オリーブオイルを熱してたまねぎを炒めます。
③ 卵を溶いて★の材料を加えて合わせます。
④ 耐熱容器にサラダ油を薄く塗って、①と②を炒れ③を流して、170度のオーブンで30分焼きます。
ほうれん草としめじ和え
【材料】
ほうれん草 1束
しめじ 1/2パック
梅干 2個
① ほうれん草は、熱湯か電子レンジで解凍して水にさらして水気を切ります。
② しめじは小房に分けてさっとゆで水気をきります。
③ 梅干はこま角切りしょうゆ、大さじ1、みりん小さじ1あわせて①と②をあえて出来上がり。
ほうれん草のココット
簡単にできて朝食にぴったりのメニューです。
【材料】
卵 4個
ほうれん草 1/2束
マヨネーズ 大さじ3
① ほうれん草は熱湯で解凍します。マヨネーズと塩コショウであえます。
② 一人用の耐熱容器に①を4等分にしていれて、真ん中に卵を割りいれます。高温のオーブントースターに入れて10分焼いて出来上がり。
ほうれん草のグラタン
【材料】
卵 4個
ほうれん草 1束
ホワイトソース缶 1缶
牛乳 2カップ
ピザ用チーズ 80g
① 卵はゆで卵にして輪切りにします。ほうれん草は電子レンジで解凍水気を絞ります。
② 鍋にホワイトソースと牛乳を入れて、混ぜながら火にかけます。煮立ったら塩コショウを少々、ほうれん草を加えて混ぜます。
③ グラタン皿に②を入れて卵を並べて、チーズをかけます。オーブントースターで5~6分焼き色がつくまで焼いてできあがり。
ほうれん草の作り置きメニュー
忙しい朝ごはんに、お弁当のおかずに作っておくと便利な作り置きメニュー。
おすすめのほうれん草の常備菜を紹介します。
ほうれん草のおひたし
基本のほうれん草のおひたし。冷凍保存しても保存食にしてもいいですね。
ひと手間かけることで、おいしさがアップします!
【材料】
ほうれん草 1束
削り節 適量
① ほうれん草は根元を少し切って、塩少々を入れたたっぷりのお湯で根元を20秒~30秒つけて、全体をお湯に入れてゆで水にとって冷まします。
② ひとまとめにして、水気を絞り根元から醤油を少々たらして、再び絞ります。
③ 4~5cmの長さに切って水気を絞り、削り節をのせて出来上がり。
まとめ
ほうれん草の正しい保存方法、消費期限、おすすめの作り置きメニューを紹介しました。
ほうれん草を保存するときは、葉を乾燥させないように濡れた新聞紙でくるみ、立てて保存すると、みずみずしいまま長期間保存することができます。
冷凍するときは固ゆでしてから保存すると使うときに便利ですね。
ほうれん草は栄養が豊富で、子供にも大人にもおすすめの食材。
正しく保存して、おいしいほうれん草を食べてくださいね!