妊婦と放射線~妊娠中のレントゲンや健康診断7つの注意点

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妊娠中はお腹の赤ちゃんのために気をつけないといけないことが色々あります。

飲酒や喫煙など妊娠中はやってはいけないこと、お腹の赤ちゃんに悪い影響を与えてしまう恐れのあることがたくさんあるのです。

薬の服用も慎重に行い必要があります。

医師から処方された妊婦でも大丈夫な薬を適量なら心配ありませんが、自己判断で薬を飲むのはやめたほうが良いでしょう。

飲酒、喫煙、薬のほかにも妊娠中はやらないほうが良いことがあります。

それはレントゲンなど放射線を浴びてしまうことです。

放射線を浴びてしまうと胎児に悪い影響があると考えられています。

奇形や最悪流産してしまう可能性もあります。

健康診断などではレントゲンやX線検査をすることがありますが、妊娠中の健康診断は避けたほうが良いのでしょうか?

妊娠中の健康診断は項目や内容により、やらないほうが良いものもあります。

妊娠中に健康診断を受ける場合は妊娠していることを告げ、やる項目を選ぶと良いでしょう。

妊娠中に健康診断を受けるときの7つの注意点をご紹介します。

  • 妊娠していることを告げる
  • レントゲン、X線検査は避ける
  • 体調の良い時にやる
  • 途中で体調が悪くなったら中止する
  • 妊娠中の結果は基準値を外れてしまうこともある
  • 乳がん検診は避けたほうが無難
  • 子宮がん検診は受けても大丈夫

それでは解説をしていきます♪参考にして下さい!

目次

レントゲンで被曝する?妊娠中の放射線

よく妊娠初期に気づかずにレントゲン検査をしてしまい胎児を心配しているママさんがいらっしゃいます。

確かにレントゲンは放射線を浴びる検査ですので、お腹の赤ちゃんに影響がないか心配になってしまいますよね。

しかし、レントゲンで浴びる放射線の量は微量で、歯のレントゲンなど子宮から遠いところでは特に心配いらないとされています。

女性がレントゲンをとる場合、妊娠していなくても念のため体に放射線を通さないガードをつけてくれる病院もあります。

これならばもし、後で妊娠していたことがわかっても安心ですね。

レントゲンで浴びる放射線の量は骨盤の場合で1.1mGy。

奇形などの影響が胎児に出るであろう数値が100mGyですのでレントゲン1回でお腹の赤ちゃんに影響があるとは考えにくいです。

私たちがこの地球上で暮らしているだけで日々浴びている放射線の量は1年間でレントゲン20枚分ほど。

それでも元気な赤ちゃんを産んでいますので、妊娠中に2〜3枚レントゲンを撮っても問題ないことがわかりますね。

レントゲンで浴びる放射線の量は、飛行機に乗るよりも少ない量です。

そこまで神経質になる必要はありません。

しかし、放射線を浴びなくて済むなら浴びないに越したことはないので緊急性のない検査等でレントゲンをとるのはやめておきましょう。

レントゲンもとる?妊娠中に健康診断は受けても良いの?

妊娠中に健康診断を受けようと思う方もいるかもしれません。

しかし個人的には産後に受けたほうが良いのではないかと思います。

妊娠中は体調がすぐれないことも多く、検査を受けるのも大変です。

また妊娠して体質が変わっていることで健康診断を受けても検査結果の数値が基準値を外れる場合があるからです。

妊娠中は必要な検査は妊婦健診で受けることができますし、わざわざ妊娠中に健康診断を受ける必要はないでしょう。

それでも妊娠中に健康診断を受けたいという方や職場健診が義務である方に7つの注意点をご紹介します。

妊娠していることを告げる

まずは検査する病院等に妊娠していることを告げてください。妊娠中であることを考慮して検査してくれるはずです。

レントゲン、X線検査は避ける

レントゲンは微量の放射線しか浴びませんが、やはり妊娠中は気になってしまうものです。

レントゲンやX線検査は産後に受けるようにしましょう。

体調の良い時にやる

妊娠中はつわりなどで体調がすぐれないことが多いです。

健康診断に行くなら、体調の良い時に行くようにしましょう。

妊娠初期や臨月は避け、安定期に行くのが良いですね。

途中で体調が悪くなったら中止する

もし、検査している途中で体調が悪くなったら、検査機関に伝えて休憩するか中止しましょう。

無理するとお腹の赤ちゃんも心配です。

妊娠中の結果は基準値を外れてしまうこともある

せっかく受けた健康診断ですが、妊娠中は体質が変わっているので色々な数値が基準値から外れた結果になることがあります。

乳がん検診も避けたほうが無難

乳がん検査のマンモグラフィも放射線を浴びる検査です。

レントゲンよりも多くの放射線を使用します。

また、妊娠中は乳腺が発達するので正しく診断できない可能性もあります。

妊娠中は避けたほうが良い検査でしょう。

子宮がん検診は受けても大丈夫

子宮がん検診は受けても良いのか気になることろですが、実際妊婦健診にいっても子宮がん検診はやります。

妊娠していても問題なく受けられる検査です。

妊婦健診で受けられますのでわざわざ別で受ける必要もないかもしれませんね。

妊娠中の健康診断、受ける?やめる?

妊娠中の健康診断は避けたほうが良い項目も多く、きちんとした数値も出にくいのであまりお勧めしません。

もし、受けるのであれば注意点を守って無理せずに受けられる検査だけ受けるようにしましょう。