冬が旬の大根1本使い切り!選ぶポイントや部位別の調理法、冷凍保存のやり方は?

スポンサードリンク

寒い冬の季節には、体を温めてくれる鍋ものやおでんが恋しくなってきますよね。

体を温めてくれるのはもちろんのこと、クリスマスやお正月、忘・新年会といったイベントが多く重なる時期だからこそ、体に優しい食べ物で健康的に過ごしたいもの。

そんな冬の時季に旬を迎える食材の一つに大根があります。

この頃の大根はみずみずしく、甘みも増して美味しさも倍増♪

丸ごと1本買っても、さまざまな料理に使えるので重宝する野菜の一つです。

今回は、そんな大根の選び方のポイントや部位によっての美味しい食べ方、栄養、保存方法をご紹介します。

葉っぱ付きの大根もムダなく使って、寒い冬を美味しく乗り切りましょう♪

目次

美味しい大根を選ぶ時の目利きポイントは?

大根は持った時に硬くハリがあり、ずっしりと重みを感じるものを選びます。重いということは、それだけ水分を多く含んでいる証拠です。

見た目では白くハリとツヤがあり、みずみずしいものを選びましょう。

また、なるべくひげ根が少なく、ひげ根が出ているくぼみの部分がまっすぐ縦に並んでいるものを選ぶと辛みの少ない大根を選ぶことができますよ。

葉っぱがついている場合には、葉が鮮やかな緑色をしていてシャキッとしているものを。

カット大根を選ぶ際には断面がキメ細かくてみずみずしく、乾燥していないものから選ぶといいですね!

上部・中部・下部のカット大根は、どの料理に使うかによって選ぶと良いでしょう。

大根は部位によって味が変わる!?部位別オススメ調理法

大きくて長い大根は、部位によって味に差があるってご存知でしたか?

葉に近い一番上の部分ほど水分を多く含んでいて甘く、根っこに近くなるほど辛みが増していきます。

それぞれの部位の特徴に合った調理法で大根料理はより美味しくなりますよ♪

部位別の特徴とオススメ調理法①:大根の葉

普段はあまり目にする機会の少ない大根の葉の部分。

大根の水分は葉の方からどんどん抜けていくため、大根を長持ちさせるためにもカットして売られていることが多いですよね。

しかし、実は大根の葉には多くの栄養素が含まれていることがわかっているんですよ♪

葉付きの大根が売られていたら迷わず選びたいほどで、ビタミンA(βカロチン)、ビタミンC、ビタミンK、葉酸などのビタミン類やカリウム、カルシウムなどのミネラルなど、栄養素が豊富に含まれています。

強い抗酸化力を持ち、皮膚や粘膜の働きを助けるビタミンAは油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。

そのため、油を使った炒めものに向いています。

コラーゲンの生成や、風邪などを予防し免疫力を高めてくれるのに欠かせないビタミンCは、熱に弱いという特徴があります。

そのため、生のまま刻んでサラダにして食べることがオススメですよ!

他にも骨を強くしてくれるカルシウムや、妊娠期には積極的に摂りたい葉酸などの栄養素も余すことなく摂りたいのであればスープやみそ汁にしても良いですよ♪

部位別の特徴とオススメ調理法②:上の部分

葉に近い上の部分は水分も多く、甘みを感じられる場所です。

薄切りや千切りにして生のままサラダにしたり、浅漬けにして食べるのがオススメです。

部位別の特徴とオススメ調理法③:中央部分

甘みが強く、柔らかい部分なのでサラダやなますなどとして生のままで食べても良いのですが、大きく切って煮物や鍋物にしても美味しく味わうことができます。

ブリ大根や大根ステーキなどにしても美味しいですよ♪

煮物に使う時は、繊維に沿って格子状に隠し包丁を入れ、一旦冷凍してから使うと味が良く染みるのでオススメです。

辛めの大根おろしが苦手な方やお子さんには、この部分をおろしても美味しく食べることができます。

部位別の特徴とオススメ調理法④:下の部分

辛みが強く、筋の多い部分なので、細かく切ってみそ汁に使ったり大根おろしに使ったりします。

この辛みの正体は「イソチオシアネート」というもので、大根をすりおろしたり切ったりすることで作られる成分です。

最近では抗菌作用のみならず、抗ガン作用や動脈硬化の予防にも効果があるのではないかと注目されている成分です。

大根の下の部分に近づくほど、この成分量が多く含まれています。

大根の繊維は縦に伸びているので、繊維を断ち切るようにおろすと良いですよ♪

また、胃腸の働きを助け、胃もたれや胃の不快感を助けてくれるジアスターゼや消化を助けるグリコシダーゼといった酵素も下部に多く含まれています。

胃酸の中和作用もありますので、二日酔いや胸やけといった胃酸過多による症状がある時にもオススメです。

おろし金の刃も鋭い物を使用するかどうかで食感や味に差が出ます。

少し高くなってしまいますが、銅製のものを使うと美味しい大根おろしが作れますよ♪

部位別の特徴とオススメ調理法⑤大根の皮

調理する際に皮は捨ててしまうという方も多いかもしれませんが、皮にはビタミンCが多く含まれています。

その含有量は実の部分と比べると2倍と言われているので、綺麗に洗った後は皮も捨てずに料理に使うことをオススメします。

ビタミンCには肝機能を高める作用があるとも言われていますので、お酒の席が多いこの時期にも積極的に摂りたい栄養素の一つですね。

大根の保存方法とは?

スポンサードリンク


大根はそのままにしておくと、葉の方に栄養分を含んだ水分が吸い取られ、どんどん蒸発していってしまいます。

買ってきたら、葉の部分と実の部分を切り分けて保存しましょう。

大根の保存方法とは?①大根の葉の保存方法

葉の部分は、固めに塩ゆでしてから水分を絞ってからタッパーなどに移し替えて保存します。

小分けにしておくとみそ汁や炒め物、胡麻和え、おひたしなどにサッと使えて便利です。

2~3日以内に食べきれない場合には、冷凍保存することも可能です。

大根の保存方法とは?②大根の保存方法

大根が大きすぎて冷蔵庫に入らない時には2つに切り分けてから冷蔵庫に入れます。

乾燥しないように湿らせた新聞紙に包んで、立てた状態で野菜室に入れます。

なるべく1週間ほどで使い切るようにすると良いですよ♪

使い切れない場合には、冷凍庫で保存すると1カ月は持ちます。

皮を厚めにむき、輪切りや半月切りなど、調理しやすい状態に切っておくと必要な時にすぐに使うことができるので便利です。

切った大根は、なるべく空気に触れないようにラップで包んでから冷凍します。

煮物に使う場合には、冷凍した大根を使うと味が染み込みやすくなりますのでオススメです。

調理する際には解凍はせず、そのまま調理に使用して下さい。

大根の保存方法とは?③大根おろしの保存方法

実は大根おろしも保存することができます。

とはいえ、鮮度を保つためにもその日に使わないものは冷凍保存するのがオススメです。

大根おろしの水分をきり、使う分量ずつに分けてラップに包み、平らにして冷凍庫へ入れます。

平らにすることで均一に冷凍・解凍することができます。

この時の注意点としては、大根おろしから出る水分の中には消化酵素が含まれていますので、その日のうちに使い切るようにします。

胃腸の働きを助け、老廃物を排出してくれる消化酵素は加熱によって壊れ、空気に触れることで酸化していきますので早目に使い切ることがポイントです。

肉料理の際には、焼く前のお肉にしばらく漬けておくと酵素の働きでお肉を柔らかくしてくれる効果もありますよ♪

家計にも体にも優しい大根で冬を乗り切ろう!

冬に大活躍する野菜の代表・大根。

大根の栄養や選び方、部分別の調理法や保存方法についてご紹介させて頂きました。

栄養が豊富な葉の部分や皮の部分も積極的に使って、ムダなく健康的に寒い冬を元気に乗り越えていきましょう!