妊婦はいちじくを食べても大丈夫?妊娠中のイチジク3つの注意点と影響

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妊娠中は食べ物に気を使うという人が多いですよね。

体重の管理もありますし、おやつに果物を取り入れる人も多いのではないでしょうか。

果物はビタミンが豊富に含まれているので、妊娠中にも積極的に取り入れたい食材です。

りんごやオレンジ、バナナなど身近な果物は比較的安心して食べることができますが、季節の果物はちょっと気になってしまいます。

私が気になったのは『いちじく』です。

いちじくは秋に旬を迎える果物で、スーパーに並ぶ期間もほんの短期間です。

いちじくもほかの果物と同じように妊婦も食べることができるのでしょうか。

・妊婦はいちじくを食べても大丈夫なの?
・どんなことに気を付けて食べたらいいのか知りたい!
・妊婦がいちじくを食べることでどんな影響がある?

私と同じような疑問を持つ人のために、妊娠中のいちじくの取り入れ方について詳しく調べてみました。

参考にしてみてくださいね。

目次

妊婦はいちじくを食べても大丈夫?

妊娠中はおやつの代わりに果物を食べる人も多いですが、どんな果物がおすすめなのかわからない人もいますよね。

いちじくは1年を通して食べられる果物ではないので、妊婦が食べてもいいのか迷ってしまいます。

しかしそんな心配は無用です。

いちじくもほかの果物と同じように、妊婦が食べても問題ありません。

実はいちじくは妊婦さんにこそ積極的に食べてもらいたい果物のひとつです。

その理由としては、妊婦に必要な栄養がたっぷり含まれているから。

ここではいちじくにどのような栄養が含まれているのか紹介します。

いちじくは妊婦に嬉しい栄養たっぷり!

いちじくに含まれる栄養は以下の通りです。

・食物繊維
・葉酸
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・リン

いちじくには他にもビタミンB群やビタミンCなどのビタミン類も含まれていますが、ミネラル類の含有量に比べるとビタミン類の含有量はそこまで多くありません。

しかし妊娠中に欠かせない葉酸やカルシウムが豊富に含まれています。

カルシウムや食物繊維は妊娠中に不足しがちな栄養素なので、いちじくを食べることで効率的にミネラルを摂取することができます。

いちじくは妊婦にどんな影響を与えるの?

いちじくにはミネラルが豊富に含まれており、妊婦に不足しがちな栄養を補給することができる魅力的な果物です。

これらの栄養が妊婦にどのような影響を与えるのでしょうか。

ここではいちじくを食べることで得られる効果や効能について見ていきましょう。

・便秘解消
・むくみ解消
・ホルモンバランスの安定
・肌荒れ予防

1.豊富な食物繊維が『便秘解消』に役立つ

先にも紹介したように、いちじくには食物繊維が豊富に含まれています。

100gあたりの食物繊維の含有量は1.9gで、そのうち水溶性の食物繊維が0.7gと、水溶性食物繊維の含有量は果物の中でもトップクラス!

水溶性の食物繊維は便を柔らかくする働きがあり、便秘の解消に大きく役立ちます。

不溶性の食物繊維も含まれているので、便秘予防にも効果が期待できます。

妊娠中は食事が思うように摂れなかったり、食事量が減ってしまったりすることも珍しくありません。

それが原因で便秘になる妊婦さんも多いですが、いちじくを食べることで便秘解消や予防の効果が期待できるのです。

関連記事⇒妊婦は便秘薬を飲んじゃダメ?妊娠中の市販・処方薬の副作用と影響や3つの対策

2.カリウムが『むくみ解消』に!

いちじくにはカリウムも豊富に含まれています。

カリウムは体内の塩分バランスを調整し、余分なナトリウムを体外に排出する働きがあります。

妊婦健診では毎回むくみがないかをチェックされますよね。

妊娠中は血液量の変化によりむくみやすく、むくみが続くと痛みを感じることもありますので、なるべくむくみを解消してあげたいもの。

そんな時にカリウムを積極的に摂取することで、むくみ解消の助けとなってくれます。

いちじくにはカリウムの働きをサポートするマグネシウムも含まれていますので、まさにむくみに効果的な果物といえるでしょう。

3.乱れがちな『ホルモンバランスを整える』

妊娠中はホルモンバランスが不安定になりがちです。

女性は月経周期によってホルモンバランスが乱れることもありますが、妊娠するとそれ以上に乱れる可能性があります。

ホルモンバランスが乱れると、以下のような影響があらわれます。

・イライラしやすくなる
・憂鬱な気分になる
・シミが増える

いちじくには女性ホルモンに似た成分『植物エストロゲン』が含まれていて、女性ホルモンを安静させる働きが期待されます。

特に妊娠初期は子宮の状態を安定させたり、乳腺を発達させたりするために、ホルモンのバランスが崩れるのは仕方のないことです。

いちじくを食べることでホルモンバランスが妊娠前のように完全に戻すことはできません。

しかしホルモンバランスによる体の影響を軽減させることには役立つはずです。

4.『肌荒れ防止』にも効果が期待!

つわりがひどい妊婦さんも多く、スキンケアなどに時間をかけられないという人もいるかと思います。

ホルモンバランスの乱れによって肌荒れが気になるという妊婦さんも少なくありません。

いちじくにはアンチエイジング効果が期待されている抗酸化物質も多く含まれています。

・アントシアニン
・エピカテキン
・クロロゲン酸
・ルテイン

肌の老化を進める活性酸素の発生を抑えるとともに、美白効果や保湿効果が期待されています。

妊娠しても綺麗でいたいという女性に嬉しい効果ですね!

妊婦がいちじくを食べるときの3つの注意点

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いちじくは妊婦に嬉しい栄養や効果・効能がありますが、妊婦がいちじくを食べるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

  1. 食べ過ぎに注意!
  2. ドライいちじくも食べよう!
  3. いちじくは新鮮なうちに食べよう!

ここでは3つの注意点にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。

1.いちじくは食べ過ぎないように気を付けて

いちじくは便秘や美容に効果が期待できる果物です。

効果を期待してたくさん食べたくなってしまいますが、いちじくを食べすぎるとお腹が緩くなってしまうことがあります。

妊娠中は整腸剤などの薬を飲むことが難しいですから、なるべく健康な状態を維持したいですよね。

くれぐれもいちじくを食べすぎてお腹を壊さないように気を付けましょう。

また、いちじくは甘みが強く、糖分も気になります。

果糖は適量であれば体に良いものですが、摂りすぎは肥満や虫歯の原因となってしまうことも。

1日に1個~2個程度にとどめておくといいでしょう。

2.妊婦さんにはドライいちじくもおすすめ!

生のいちじくは秋口にしか食べることができません。

しかも結構お値段もする果物ですよね。

「おいしいけれどたまにしか食べられないのが残念」という人におすすめなのがドライいちじくです。

ドライいちじくは、生のいちじくに比べて食物繊維やカリウムの量が増えることがわかっています。

生のいちじくはたくさん食べることができませんが、ドライいちじくは3~4個なら食べることができますね。

効率的に食物繊維を摂取したい人や、1年中いちじくを味わいたいという人には、ドライいちじくがおすすめです。

乾燥により水分量が減り糖質とカロリーが増えているので、くれぐれも食べ過ぎには気を付けましょう。

多くても5個以内がおすすめです。

関連記事⇒妊婦はドライフルーツを食べちゃだめ?妊娠中の注意点とおすすめドライフルーツ

3.いちじくは傷みやすい!新鮮なうちに食べて

いちじくの実はとても柔らかく、あっという間に傷んでしまうことも珍しくありません。

乾燥しないように新聞紙などに包んで、野菜室での保存がおすすめですが、3日ほどで柔らかくなりすぎたりカビが生えたりすることが多いです。

妊娠中は味の変化にも敏感ですから、いちじくが新鮮なうちに食べるようにしましょう。

なるべく長く新鮮な状態を保ちたいなら、いちじく同士が触れないように立てて保存するのがおすすめです。

小粒のいちじくなら卵のパックを使ってみましょう。

大粒のいちじくは、タッパーにキッチンペーパーなどを敷いて転がらないようにするといいでしょう。

まとめ

いちじくは妊婦でも安心して食べることができる果物です。

妊娠中のトラブルの代表でもある、便秘解消やむくみ解消にも役立つところがうれしいですよね。

妊婦がいちじくを食べるときには、

・たくさん食べすぎない
・ドライいちじくもおすすめ
・保存方法に気を付ける

などに注意してくださいね。

我が家では秋になるといちじくをもらうことがあるのですが、食べきれないこともあります。

そんな時はジャムにして食べるのですが、これもおすすめですよ。

ぜひ試してみてくださいね。