みなさま、アイコスって知っていますか?
私はかなりのヘビースモーカーだったのですが、妊娠がわかったのを機に禁煙することができました。
それ以降タバコとは無縁の生活でアイコスという存在を知らなかったのですが、喫煙者の友人たちがこぞって持ち始めて具体的にどういうものなのかを知りました。
加熱式タバコで煙がなく、タールも少ない。
私が吸っていたタバコよりも身体への影響が少なく作られているものだったのです。
けれど、けっきょくはタバコなので、赤ちゃんやママにはオススメできない代物であることには変わりませんでした。
この記事ではアイコスについて詳しく紹介するとともに、授乳中に吸いたくなったときの対処策などもお伝えします。
ポイントは5つです。
・アイコスって?
・授乳中アイコスを吸っても平気?
・母乳や赤ちゃんにどんな影響があるの?
・アイコスを吸いたくなったときの3つの対処法
・アイコスを吸うときの注意点
最後まで記事を読んでいただければ、アイコスを吸うか吸わないか決断できるかも?
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
アイコスって?
新型のタバコで、加熱式タバコと呼ばれています。
数ある加熱式タバコの中で一番有名なのが『アイコス』です。
フィリップ・モリス社が製造販売しています。
普通のタバコとは違い、煙ではなく水蒸気がでます。
機械でタバコの葉を熱しているので、燃やす必要がなくなったため煙はでません。そのかわりに水蒸気がでるという仕組みになっています。
タバコの害とされるタールは含まれていませんが、ニコチンは含まれます。
授乳中アイコスを吸っても平気?
タバコに含まれるニコチンは母乳に移行しやすく、濃度が高いまま赤ちゃんへと流れていってしまいます。
いわば、赤ちゃんがタバコを口にくわえて吸っていると同じ状況になるということです。
しかもニコチンは依存度が高く、ママがアイコスを吸いたくて赤ちゃんが危ない目に遭っているところを見逃してしまったり、最悪の場合は育児がおろそかになってしまう可能性も。
メーカーによっては、タールが含まれているものもあるので、授乳中は禁煙するのが望ましいでしょう。
母乳や赤ちゃんにどんな影響があるの?
受動喫煙と同じような影響があると考えられます。
主なものは、乳児突然死症候群(SIDS)、発達障害、動脈硬化、アトピーなど。
乳児突然死症候群は喫煙と大きく関係しているという研究者もいます。
喫煙者にとって禁煙はとても辛いものですが、赤ちゃんとママの明るい未来のため、後悔しないためにできるだけリスクは減らすようにしたいもの。
禁煙がその第一歩となることは間違いないので、妊娠中や授乳中は禁煙をしましょう。
吸ってしまったらどうしたいいの?
どうしても我慢できなくて吸ってしまった場合は、丸1日、24時間授乳は避けるようにしてください。
その間に搾乳を何度か行い、母乳からニコチンなどを排除するとより良いです。
アイコスを吸いたくなったときの3つの対処法
①ガムを食べる
妊娠判明するまでに喫煙者だった私がやった対処法のひとつです。
私はメンソール系のタバコを吸っていたので、すーすーするガムを噛んで吸いたさを誤魔化していました。
今はノンカロリーやノンシュガーのものが出ていますので、それらを選べばカロリーはそれほど気にしなくても大丈夫のはずです。
しかもキシリトールは虫歯を予防してくれるので、ガムで禁煙することができたら一石二鳥。
吸いたくなったらガムを噛んで気分を紛らわせてみましょう。
②なにかに熱中する。
好きなことに熱中しているとタバコを吸うのも忘れてしまいます。
私の場合はゲームや読書で吸いたい気持ちを紛らわせていました。
ウィンドウショッピングや映画館巡りなどもいいですね。
自分の好きなことに熱中することで、タバコへの執着が薄れます。
③とにかく外に出る。
家にいるとどうしてもタバコが吸いたくなってしまいます。
なので、散歩がてら公園に行ったりスーパーに行ったりしていました。
赤ちゃんが小さいうちは外に出るのが心配かもしれませんが、実は出やすい時期でもあります。
子供が立って歩くようになると、普段の買い物さえままならなくなります。
新生児のときは行けませんが、その時期がすぎたら自分の気分転換も兼ねて外に出るようにすると自然とタバコを吸いたい気持ちも薄くなるかもしれませんよ。
アイコスを吸うときの注意点
アイコスを吸うなら、母乳育児はやめたほうがいいでしょう。
育児は想像以上に体力と精神力を使います。私も何度タバコを吸いたくなったかわかりません。
もし、授乳中(※妊娠中は禁煙しましょう)タバコを我慢してもどうしてもだめだったときは、吸うという選択肢もひとつの手です。
しかしその場合は、赤ちゃんの影響をできるだけないようにすることが大切です。
アイコスを吸うのなら『母乳育児はやめる』こと。
そして、吸うときは赤ちゃんからなるべく離れたところで吸う。そういう心がけはとても大事です。
もちろん吸わないに越したことはありません。ですが、以前吸っていた私とすれば辛い気持ちもよくわかります。
私はこう考えています。
『ママのストレスが爆発して赤ちゃんを嫌いになってしまうのが一番怖い』
だからこそ、どうしようもないときは我慢しなくてもいいのではと考えています。
ママの育児ができるだけ円滑に行えるよう、家族と相談して喫煙禁煙の有無を決めてくださいね。
アイコスはタバコだということを忘れないようにしましょう。
喫煙者でも、タバコが身体や赤ちゃんに悪影響をもたらすものであると知らない人はいないでしょう。
受動喫煙でも発がん性の影響があると判明している今、家族そろって禁煙するのが一番良いことに違いありません。
けれど、各家庭で喫煙の考え方が違うこともあるでしょう。
旦那さんがいくら言っても吸うのをやめてくれなかったり、ママが吸いたくてしょうがなくなったり……。
吸う吸わないどちらにしても、最優先は赤ちゃんであることを忘れないでください。
赤ちゃんへの影響が出ない方法を見つけて実践することで、皆が笑顔で過ごせますよ。