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「至」という漢字について
音読み:し
訓読み:いた-る
字画数:6画
名前に使われる場合は、「じ」、「ちか」、「のり」、「みち」、「むね」、「ゆき」、「よし」、「いたる」の読み方で使われます。
「至」の意味や由来や成り立ちと特徴
「至」の意味については、主に4つあります。
・ある地点に到達する
・ある時間に到達する
・ある段階、状態になる
・これ以上ない
「至」の漢字の成り立ちは、放たれた矢が目標に届いた様子をあらわした指示文字です。
そのことから、「届く」、「限界に達する」などの意味を持つようになりました。
特徴としては、小学6年生で習う常用漢字です。
女の子の名前では、あまり多くは使われていません。
「至」を使った熟語
こちらでは、「至」がどのような熟語やことわざなどで使われているかを紹介していきます。
恐悦至極
身分の高い人から褒められ、恐れ多いと思いながらも、非常に喜んでいることを意味しています。
懇到切至
心から親切にし尽くすことを意味しています。
愛多ければ憎しみ至る
人に愛されることが多いと、他の人の妬みや憎悪を受けやすいことを意味しています。
霜を履んで堅氷至る
霜を感じるほど寒くなると、すぐに硬い氷が張るような厳しい寒さがやってくることから、何かが起こるときには前触れがあり、前触れに気付いた時には、対処する準備を怠ってはいけないとういう意味をあらわします。
「至」の説明の仕方
電話でのやり取りの際、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?
そういったシーンで「至」を説明する例を紹介しておきます。
例えば、
A「名前は、○○貫至といいます。」
B「○○かんじさんですね。「かんじ」はどういった漢字を使いますか?」
と聞かれた場合、至の部分の説明の仕方としては、
A「じは、漢字の一にカタカナのムを書いて、土を書きます。」
A「じは、夏至のしです。」
などが挙げられます。
いくつかパターンを持っておくと、説明しやすく、確実に相手に伝えられます。
「至」を使った有名人・芸能人
荒田 至法さん
岸槌 隆至さん
小林 孝至さん
花村 多賀至さん
藤本 至さん
小林 至さん
至恩さん
鈴木 淳至さん
吉本 至聖さん
安達 貞至さん
片桐 淳至さん
関 雅至さん
二宮 至さん
若林 淳至さん
高橋 至時さん
遠藤 至六郎さん
「至」を使った名前候補
至織(いおり)
至央(しおう)
至穏(しおん)
至希(しき、よしき)
至晄(しこう)
至月(しづき)
至堂(しどう)
至信(しのぶ、よしのぶ)
至郎(しろう、よしろう)
至秋(むねあき、のりあき、みちあき、よしあき)
至徳(むねのり、みちのり、よしのり、ちかのり)
至都(よしと、ちかと)
至寛(よしひろ、ちかひろ、のりひろ)
至羅(ちから)
至郷(むねさと)
至貴(むねたか、よしたか、ゆきたか、のりたか)
至影(むねかげ、よしかげ、ゆきかげ、のりかげ)
至英(よしひで、のりひで、ゆきひで)
至尚(むねひさ、よしひさ、のりひさ、)
蒼至(あおし)
淳至(じゅんじ、あきちか、あきよし、あきのり、あきむね)
栄至(えいじ)
海至(かいし)
一至(かずし、かずちか、かずよし、かずのり、かずみち、かずゆき、かずむね)
克至(かつし、かつちか、かつよし、かつのり、かつみち、かつゆき、かつむね)
恭至(きょうじ)
圭至(けいし、けいじ)
賢至(けんし、けんじ)
源至(げんし、げんじ)
昂至(こうし、こうじ)
惟至(これちか)
慧至(さとし)
修至(しゅうじ)
竣至(しゅんじ)
清至(せいじ)
泰至(たいし)
嵩至(たかし、たかちか、たかよし、たかのり、たかみち、たかゆき、たかむね)
岳至(たけし、たけちか、たけよし、たけのり、たけみち、たけゆき、たけむね)
龍至(りゅうじ、たつし、たつよし、たつのり、たつみち、たつゆき、たつむね)
哲至(てつし、あきちか、あきよし、あきのり、あきみち、あきゆき、あきむね)
朋至(ともちか、ともよし、とものり、ともみち、ともゆき、ともむね)
仁至(ひとし)
尋至(ひろし、ひろちか、ひろよし、ひろのり、ひろみち、ひろゆき、ひろむね)
柾至(まさし、まさちか、まさよし、まさのり、まさみち、まさゆき、まさむね)
靖至(やすし、やすちか、やすよし、やすのり、やすみち、やすゆき、やすむね)
雄至(ゆうし、ゆうじ)
琉至(りゅうじ)
凌至(りょうじ)
礼至(れいじ)
「至」を選ぶ親の気持ちとは?
名前は子どもに贈る最初のプレゼントです。
子どもの将来を思い浮かべて最高のプレゼントをしてあげたいですね。
名前に使う漢字それぞれには、どんな想いが込められるのでしょう。
そこで、「至」の漢字に込める親の想いについて紹介しましょう。
夢を叶えられる人に
目標にいたることから、自分の思い描いた夢に向かってまっすぐと突き進み、夢を叶えることができるようにとの願いもすてきですね。
向上心のある人に
この上ないことをあらわすことから、常に向上心を持って、努力を惜しまず、頑張ることのできる堂々とした男性になるようにとの期待を込めることもできます。
まとめ
「至」という漢字は、「目標に至る」や「この上ない状態」をあらわすという意味や成り立ちを知ると、常に上を目指し、行動力もあり、成果にも恵まれる優秀な男性のイメージを持つことができます。
この「至」を名前に持つ人は、多くの人に認められ、この上ない幸せな人生が待っていることでしょう。
そんな我が子の未来を想像して、「至」を名前に贈ってはいかがでしょうか?