カレーやコロッケ、肉じゃが、サラダなどいつもの料理に欠かせないのがじゃがいも。
じゃがいもにもいろいろな種類がありますが、日本人によく使われているのは男爵いもとメークイーンの2種類です。
ホクホクの食感を楽しむなら男爵いも、ソテーや煮込みに合うのがメークイーンです、
じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれていて、じゃがいもに含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくいという特徴があります。
じゃがいもは、長期間保存できる野菜ですが、冷凍にはむいていません。
じゃがいもの正しい保存方法と、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
じゃがいもはどのくらい日持ちする?賞味期限は1ヶ月!
じゃがいもは冷蔵保存で1ヶ月も長持ちする野菜です。
まずは新鮮なじゃがいもの選び方から紹介します。
形は、あまり大きすぎないものが、味がいいです。
でこぼこしていない形で、皮の色は黄色いもの、皮にしわがないものを選びましょう。
皮が緑色のものは、日が当たりすぎている可能性があります。
芽が生えているものも日に当たりすぎて成長しているので、避けましょう。
もったときに重いものがおいしいです。
じゃがいもの保存方法!
じゃがいもは、日光に当てると成長していきますので、早く傷む原因となります。
また、冷凍保存するとぱさぱさの食感になってしまうので、そのままの冷凍にはむきません。
じゃがいもの正しい保存方法を紹介します。
じゃがいもの正しい冷凍保存方法
じゃがいもは、そのまま冷凍保存するのはむいていません。
ぱさぱさの食感になってしまうので、カレーなどを冷凍するときもじゃがいもは取り除いたほうがいいです。
じゃがいもを冷凍するときは、電子レンジで過熱してマッシュポテトにして、保存袋か容器に入れて保存しましょう。
マッシュポテトはコロッケに使うことができるので、とても便利です。
マッシュポテトの状態にして冷凍したじゃがいもは1ヶ月保存可能。
じゃがいもの正しい冷蔵保存方法
じゃがいもを冷蔵で保存する場合は、新聞紙や紙袋に包んでからポリ袋に入れ、温度が下がり過ぎない野菜室で保存するのがいいでしょう。
じゃがいもは冷蔵で1ヶ月持ちますが、長い間冷やしすぎるとほくほくした食感を生み出すでんぷんが糖に変わるので、注意が必要です。
冷やし過ぎないように、早めに使いましょう。
その他の方法
じゃがいもは、風通しのいい冷暗所に保存するなら常温でも保存が可能です。
日光に当てると発芽してしまうので、新聞紙にくるんで保存してください。
また、りんごを一緒に入れておくと発芽しにくい特徴があります。
夏は芽が出やすいので、常温よりも冷蔵庫の野菜室で保存したほうがいいでしょう。
じゃがいもは常温で1~2ヶ月くらいは保存可能です。
ワンポイントアドバイス
じゃがいもは、皮が緑色になったり、発芽したりすると、味が落ちるだけではなくその部分にソラニンという毒性の成分が含まれます。
大量に食べてしまうと、中毒症状を起こす場合があるので、注意が必要。
皮をむくとき、芽の部分は厚めに向くようにしてください。
冷凍しておいたじゃがいもを使った3つのメニュー
じゃがいもはそのままの状態ではなく、マッシュポテトにして冷凍が可能になります。
冷凍したじゃがいもを使ったメニューを紹介します。
ポテトコロッケ
マッシュして冷凍したじゃがいもを使ったおすすめのコロッケ。
マッシュしてあるものを使うので時短で簡単です。
じゃがいもは男爵いもがおすすめです。
【材料】
マッシュポテト 4個分
玉ねぎ 1/2個
牛ひき肉 100g
ナツメグ 適量
小麦粉 適量
パン粉 適量
卵 定量
ソース(トマトケチャップ大3、ウスターソース大3、赤ワイン大1、おろしにんにく少々)
① じゃがいもは電子レンジ解凍。
② 玉ねぎはみじん切りにして、フライパンでいためてひき肉をあわせて炒めます。
塩こしょう、ナツメグを加えます。
③ 解凍したじゃがいもは、塩こしょうして②を加えます。
バットに移して平らにして等分にします。
④ 等分に分けた③を小判型に手でまとめます。
小麦粉→溶き卵→パン粉の順番に衣をつけて中温に暖めた揚げ油に入れて揚げます。
⑤ 千切りにしたキャベツ、パセリ、トマトを添えます。
⑥ ソースの材料を混ぜ合わせて、かけたら出来上がり。
じゃがいものグラタン
荒めにマッシュして冷凍したじゃがいもを使います。
じゃがいもと一緒に鮭やハムでもおいしいです。
【材料】
冷凍じゃがいも 6個分
ベーコン4枚
生クリーム 1/2カップ
にんにく 1かけ
バター 適量
粉チーズ 60g
① じゃがいもは電子レンジで解凍しておきます。
② ベーコンは一口大に切ります。
③ チキンスープにじゃがいもとベーコンを入れて火をつけます。
生クリームも加えてさっと煮ます。
④ グラタンの皿の内側に、にんにくをこすりつけます。
さらにバターを塗って③を入れて粉チーズを振ります。
⑤ オーブンを220度に熱して、15分こんがりと焼いて出来上がり。
じゃがいもオムレツ
荒くマッシュして冷凍したじゃがいもを使用します。
【材料】
冷凍じゃがいも3個分
玉ねぎ1個
ベーコン6枚
卵 4個
トマトケチャップ 適量
万能ねぎ 適量
① じゃがいもは電子レンジで解凍します。
玉ねぎは薄切りにスライスして、ベーコンは一口大に切ります。
② フライパンにサラダ油を入れて温め、ベーコンを並べてじゃがいもと玉ねぎをのせて、蓋をして蒸し焼きにします、9分くらい。
③ 卵を溶いて、塩コショウ少々を入れて混ぜ、②にまわしかけて蓋をして弱火で焼きます。
④ 好みの固さになったら火を止めます。
器に乗ってケチャップをかけ、万能ネギを散らして出来上がり。
じゃがいもの作り置きメニュー
じゃがいも料理は子供にも大人にも人気なので、毎日の食卓やお弁当にも出したいですよね。
忙しいときに助かる、じゃがいもの作り置きメニューを紹介します。
肉じゃが
煮汁の旨みがしっかりしみこんだ肉じゃがは、やはり作り置きメニューの定番。
残ったときは煮詰めて、しっかり味をつけて、翌日のお弁当におすすめ。
【材料】
じゃがいも 4~5個
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
豚肉 150g
絹さや 少々
だし 2カップ
★ 砂糖 大さじ2.5
★ 鮭 大さじ3
★ 醤油 大さじ2
① じゃがいもの皮をむいて4つに切って水にさらします。
にんじんは皮をむいて乱切りにします。
玉ねぎは1.5cmの厚さに切ります。
絹さやは軽くゆでます。
② 鍋に油を敷いて、にんじんとじゃがいもを炒めます。
油がなじんだら、だしを入れて煮て、アクをすくいます。
★の調味料を入れて調味します。
③ 煮立ったら、豚肉をほぐして入れて玉ねぎを上に散らします。
蓋をしないで30分煮ます。
④ 仕上げに、醤油を大さじ1.5入れて5分煮ます。
絹さやを入れて火を止めて出来上がり。
じゃがいものそぼろ煮
甘辛いそぼろがおいしいそぼろ煮です。
作り置きにおすすめのメニューです。
【材料】
新じゃが 12個
豚ひき肉 100g
グリーンピース 大さじ2
だし汁 2カップ
片栗粉 小さじ2
① 新じゃがは、たわしで皮をこすって洗います、ざるに上げて水気をきります。
② 鍋にサラダ油を入れて熱し、じゃがいもを入れて弱火でじっくり炒めます。
③ 鍋の油を捨てて、だしを入れて煮立たせます。
煮立ったら醤油大さじ2、砂糖大さじ2を入れて火が通るまで弱火で煮ます。
④ ひき肉を加えてほぐしながら煮ます。
肉の火が通ったら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
⑤ グリーンピースを散らして出来上がり。
まとめ
じゃがいもの正しい保存方法、おすすめのメニューについて紹介しました。
じゃがいもはそのまま冷凍すると、パサパサとしておいしくないので冷凍にはむかない野菜です。
それはカレーなどの料理に入っていても同じなので、冷凍するときは注意が必要。
冷凍するときはマッシュポテトの状態にして保存してくださいね。
冷蔵保存で長持ちするじゃがいもを、おいしく食べてください。