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赤ちゃんにゼリーはいつから食べさせていい?3つの注意点と簡単レシピ
おやつや風邪を引いたときに大活躍するゼリー。
我が家でも冷蔵庫にいつも入っている定番おやつです。
小さな子供でも食べやすいゼリーですが、赤ちゃんにはゼリーをいつから食べさせていいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
柔らかくて食べやすそうなので、私も離乳食が始まったら早い段階からOKなのでは?と思っていたひとりです。
- 赤ちゃんがゼリーを食べられるようになるのはいつ?
- ゼリーにアレルギーの心配はある?
- 赤ちゃんにゼリーをあげるときにはこの3つに気を付けよう!
- 簡単♪おいしい!赤ちゃん喜ぶゼリーレシピ2選
離乳食が始まると、いろいろな食材を食べさせてあげたいという思いの反面、「アレルギーが出たらどうしよう」とか「まだ食べさせてはいけなかったかな?」など心配事も増えると思います。
安心して赤ちゃんに離乳食を食べさせてあげられるように、正しい知識を身につけておきましょうね。
赤ちゃんはゼリーをいつから食べて大丈夫?
ゼリーを手作りしたことがある人はご存知かもしれませんが、ゼリーには大きく分けて2つの種類があります。
- ゼラチンを使って固めたゼリー
- かんてんを使って固めたゼリー
実は、どちらの材料を使っているかによって、赤ちゃんにゼリーを与える時期が異なります。
ゼラチンを使って固めたゼリー
ゼラチンは人の体にも含まれている成分で、ゼリーを作るためのゼラチンは豚由来のものが多いです。
大人にとっては健康的な食品であることは間違いありませんが、ゼラチンは消化しにくいため消化器官が未熟な赤ちゃんには向いていません。
ゼラチンを使って作ったゼリーは、1歳以降から与えるようにしましょう。
かんてんを使って固めたゼリー
かんてんは『てんぐさ』という海藻が原料で、水分を加えて煮溶かしたものを冷ますとゼリー状に固まります。
かんてんは海藻と同じ扱いのため、しっかり固めたゼリーとして与えるのは9か月頃からOKです。
ジュレのように柔らかい食感に仕上げれば、離乳食が進んだ6か月頃から少量ずつ与えることができるようになります。
ゼリーにはアレルギーの心配があるって本当?
離乳食を始めると、気になるのはアレルギーのことです。
私も初めて与える食材にはかなり慎重になっていました。
特にゼリーは『アレルギーの心配がある』などと耳にしていたので、どのタイミングで与えればいいのか迷っていました。
ゼリーにアレルギーの心配があるというのは本当なのでしょうか。
ゼラチンにアレルギーの心配がある
かんてんは海藻なので、アレルギーが出る心配はほとんどありませんが、注意したいのはゼラチンです。
ゼラチンを使ったゼリーを食べられるようになるのが1歳以降というのも、アレルギーの心配があるからです。
ゼラチンのように動物性のタンパク質が由来のものは分子が大きく、赤ちゃんの体にそのまま吸収されてしまうため、アレルギーが出るリスクが高いとされています。
ゼラチンはアレルギー表示が推奨されている食品として挙げられています。
(参照:消費者庁『アレルギー表示』より)
こんな症状が出たら要注意
ゼラチンを使ったゼリーを食べたあとに、次のような症状があらわれたらかかりつけの小児科に相談しましょう。
- 口の周りが赤い
- 口の中やのどが腫れている
- 手足や背中などに発疹やじんましんが出た
- おう吐
- 下痢
- 呼吸が苦しそう
特に下の3つの症状が出た場合は、重篤な症状であるためすぐに医療機関を受診するようにしてください。
ゼラチンは小麦や卵、そばなどに比べるとアナフィラキシーショックなどの症状は出にくいとされていますが、絶対にでないとは言い切れません。
与える際は赤ちゃんの様子をしっかりと確認しましょう。
赤ちゃんにゼリーを食べさせるときの3つのポイント
赤ちゃんにゼリーを食べさせるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。
ここでは赤ちゃんにゼリーを与えるときのポイントを3つにまとめました。
参考にしてみてくださいね。
- 初めてのゼリーは手作りが安心!
- 市販品は1歳を過ぎてから
- 与える量は少なめにしよう
初めてのゼリーは手作りのものを与えよう
赤ちゃんに初めてゼリーを与えるときは、糖分の量や固さを調整できる手作りのものを与えるのがおすすめです。
「ゼリーなんて作ったことない!」という人もいるかもしれませんが、私にも簡単に作ることができましたよ。
後半では作り方を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
初めてのゼリーは、
- 薄味
- やわらかめ
- 小さくカット
この3つが基本です。
市販品は1歳以降からおやつのときに
市販品のゼリーは、甘みが強く添加物も気になります。
市販品のゼリーを与えるのは1歳以降からがベター。
これは、市販品のゼリーの多くがゼラチンを使用しているということが理由です。
原料がかんてんの場合でも、着色料や香料など赤ちゃんにとって不要のものがたくさん入っていることもあります。
おやつのタイミングで取り入れることがおすすめです。
ゼリーの量は少なめにしよう
離乳食期の赤ちゃんには、塩分はもちろん糖分もさほど必要ではありません。
厚生労働省などでは特に糖分の摂取量の目安は表示されていませんが、1歳から2歳までの幼児は1日に15g未満の糖分摂取が理想とされています。
市販品のゼリーには思ったよりも多くの砂糖が使われています。
赤ちゃんに市販品のゼリーを与える際は、少な目にしましょう。
赤ちゃん喜ぶ!おいしいゼリーレシピ♪
ここではかんてんを使った、赤ちゃん喜ぶゼリーレシピを2つ紹介します。
月齢や赤ちゃんの様子に合わせて固さを調節してあげるといいですね。
赤ちゃん用基本のゼリーの作り方
まずは赤ちゃんが食べやすい基本のゼリーの作り方を紹介します。
味を変えてもいいですし、赤ちゃんがしっかり噛めるようになったら水の量を減らして食感をアップさせてもいいでしょう。
○材料
りんご・・・4分の1個
赤ちゃん用ジュース・・・200ml
水・・・100ml
粉寒天・・・小さじ2分の1杯
○作り方
1.鍋に水と粉寒天を入れ、ふつふつと沸騰するまでしっかり加熱します。
2.鍋の火を止め、鍋に赤ちゃん用ジュースを少しずつ入れてよくかき混ぜます。
3.すりおろしたりんごを加えてひと混ぜしたら、容器に移します。
4.粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて3時間ほど冷やしたら完成です。
○ポイント
りんごを加えない場合は、ジュースの量を50mlほど増やしてください。
与える際は細かく崩して与えます。
赤ちゃんが上手に食べられるようになったら、少しずつ水の量を減らして固めに仕上げてもいいでしょう。
フルーツ牛乳寒天
1歳を過ぎたら、牛乳寒天を与えるのもおすすめです。
フルーツを加えれば、しっかりめのおやつにもぴったりです。
○材料
牛乳・・・200ml
水・・・100ml
粉寒天・・・小さじ2分の1
好みのフルーツ・・・適量
○作り方
1.牛乳と水を鍋に入れ、粉寒天を溶かしてから火にかけます。ふつふつとなるまでしっかり加熱しましょう。
2.容器にお好みのフルーツを小さくカットして入れます。
3.ゼリー液を容器に流し込み、粗熱が取れたら冷蔵庫で3時間ほど冷やしたら完成です。
○ポイント
まだ牛乳に挑戦していない赤ちゃんは、粉ミルクで作ってもOKです。
与えるときは細かく崩してから与えましょう。
フルーツは缶詰を使うと簡単です。
赤ちゃんにゼリーを与えるときは原料に注目!
かんてんで作られたゼリーなのか、ゼラチンで作られたゼリーなのかによって、赤ちゃんに与えていい時期が異なります。
どちらもぷるぷるで食べやすそうなので、気を付けたいところです。
赤ちゃんにゼリーを与える際は、
- 原料に注目しよう
- 市販品は1歳を過ぎてから
- ゼリーは少量が基本
この3点に気を付けて、少量ずつから与えるようにしましょう。
こんにゃくゼリーのように弾力のあるゼリーは、喉につまる可能性があるのでしっかり咀嚼できるようになる2歳ごろから、目を離さないようにして与えるといいでしょう。