引っ越しや入院などの様々な理由で、義理の両親と同居する話も出る機会があります。
初めはためらう人も多いでしょう。
嫁姑問題は昔からあり、現在でも取り上げられる家族関係のひとつです。
高齢化社会になっている日本では、これからも増え続ける話題なのではないでしょうか。
2世帯で暮らす場合、孫を見てもらう場合など生活する家の間取りや子どもの有無でも、生活内容は変わってきますね。
デメリットが多く浮かんでしまいがちな義両親との同居を反対側からみてみませんか?
「旦那の実家で過ごすメリットとデメリットについて知りたい!」
「旦那の両親と上手く暮らせるか不安だけどどうすればいい?」
「同居に向いているかどうか判断する材料が欲しい!」
など、義理の両親との同居を突き詰められ、どうしようか迷っている人も多いでしょう。
同居に向いているか向いていないかは、人によっても違います。
まずは、同居を見据えてどのような生活になるのかを考え、その上で判断してもよいのではないでしょうか?
・同居のデメリット
・同居のメリット
・同居への不安がある場合
これから、同居を予定しているお嫁さん、同居中でありストレスが溜まって辛い人、同居できるか心配でたまらない人などの参考になればよいです。
目次
義理の両親と暮らすデメリットとは?
義理の両親との同居により、離婚に繋がったというケースもあります。
まずは、同居した経験のある人が考えるデメリットについてみてきましょう。
自分だけの場所がない
同居ではなく、自分の旦那と子どもたちであれば、キッチンや寝室は自分だけの場所になります。
自分の場所があれば、自分の空間となりインテリアの飾り方や、片づける方法も自分流でよいですね。
さらに、自分の落ち着ける空間でホッと一息つくこともできます。
しかし、義理の両親と暮らす場合、キッチンは義理のお母さんが主流であり、同じ屋根の下なので、寝室にいても落ち着けないことがあります。
お嫁さんが育った環境や正確にもよりますが、自分の空間を持ちたい人にとっては、辛い環境なのです。
生活の流れを合わせる必要がある
旦那さんと暮らしていたときには、休日にはゆっくりリビングで寝転がって過ごしていたとしても、旦那の実家となるとそうはいきませんね。
お母さんやお父さんと話したり出かけたり、家事をしたりと何かをしてないといけないような気になります。
他にも、寝る時間や起きる時間、テレビを見る時間など色々なことで少しずつですが、ずれがある場合には合わせてしまいがちになり、ストレスを感じることがあります。
子どもの教育方針が違う
旦那さんを育ててくれた子育ての先輩でもある義理のお母さん。
お嫁さんの教育方針とは違う方向を向いていることが多いでしょう。
「子どもには何でも買い与えない!」と決めていても、義理のお母さんやお父さんが甘やかし、どんどんおもちゃやお菓子を買い与えてしまうということもあります。
他にも、子どもの教育方針に口出しする義理のお母さんもいるので、負担を感じることがあります。
義理のお母さんと性格が全く合わない
合う人合わない人はそれぞれにいますし、義理のお母さんにとっても同じことが言えます。
義理のお母さんと考え方や性格などが全く合わない場合もありますね。
毎日一緒に生活をしなくてはいけないのに、性格が合わないとなると、苦痛になってしまいます。
気を遣う
旦那さんもそうですが、旦那さんの両親は他人ですね。
言葉や行動のひとつひとつに気を遣いながらやっていかなければならず、それがストレスとなり、爆発することさえ押さえて、
さらに気を遣ってしまうという負のループ落ち込むことも考えられます。
当たり前のことかもしれませんが、今まで他人と共同生活をしていなかった人にとっては、他人に気を遣って生活するということはとても負担になりやすいのです。
義理の両親と暮らすメリットとは?
デメリットだけで見ると、「やっぱり同居やめようかな」と思い直してしまいそうですね。
次は、義理の両親と暮らすメリットについてご紹介します。
家事の分担ができる
共働きの夫婦も増えてきている最中、家事はお嫁さんにとって負担が大きい場合もあります。
そこに、義理のお母さんがいて、家事をしてくれていたらどうでしょうか。
とても助かりますし、お嫁さんは仕事にとても集中できますね。
仕事をしていない場合でも、すべての家事をお嫁さんだけですることはなく、義理のお母さんと一緒にしたり、分担したりすることができるので、家事の負担が減ります。
貯金ができる
旦那の実家に同居することで、以前払っていたマンションの賃料や管理費などが不必要となります。
もちろん同居させてもらうので、旦那さんの両親にいくらか支払う場合もあります。
しかし、賃料が浮いた分、貯金に回すことが可能です。
生活費や光熱費も、同居することで分散されるので、以前よりも安くなるでしょう。
今後、新築を立てることやリフォームすること、子どもの教育資金をためるなど、大きな貯金の目標を掲げて、少しずつ貯金できるのはありがたいですね。
子どものお世話をしてくれる、子どもを預けられる
子どもにとっておじいちゃんやおばあちゃんは大好きな存在です。
一緒に生活するのであれば、子どもの性格や行動も把握してくれているので、気兼ねなく預けることができます。
幼稚園や小学校に通っている場合、急な発熱などで仕事をキャンセルしなくてはいけませんが、義理の両親がいることで、病院への送迎や看病をお願いすることも可能です。
また旦那さんとのデートなどの時にも一時的に預かってくれることで、夫婦2人の時間をもつこともできます。
また、旦那さんやお嫁さんが持っていない視点から、子どもに物事を教えてくれることもあります。
義母や義父ならではの知識や技術などを、子どもが学べるのでよい機会となります。
義理のお母さんと気が合えばよい話し相手になる
お嫁さんも1人の母親であり女性なので、誰かと話したり相談したりしたいときがあります。
別居の家族であれば、話し相手がおらずに1人で抱え込んでしまうこともあるでしょう。
もし、義理のお母さんとの相性が良ければ、おしゃべりすることができます。
話すことでストレス発散ができ、気持ちも楽になることがあるので、良い話し相手になることもあるでしょう。
また、実の両親とは違い、口喧嘩になることも少なく、義理の両親と暮らす方が平和に暮らせるという意見もあります。
旦那さんの実家での同居生活は、デメリットだけでなくメリットもたくさんあります。
デメリットばかりを気にしすぎている場合もあるので、反対の面からもたまに見てみてくださいね。
同居への不安がある場合の対策方法
今まで旦那さんの実家で同居したことがなく、不安を感じている場合には、次の対策をとってみましょう。
泊りに行く
1泊でもよいので、一度泊りに行かせてもらいましょう。
そうすることで、旦那さんの両親の暮らしのスタイルを把握することができます。
どのような家事をしているのか、どのような時間の流れで過ごしているのか、子どもがいる場合には子どもとのかかわりはどうかなど、同居生活を見据えることができます。
不安である旨を伝える
同居への不安にも理由がそれぞれあるでしょう。
まず、同居に入る前に、義理の両親に不安がある旨を伝えておくとよいかもしれません。
もしかしたら、旦那さんさえ、お嫁さんの不安に気づいていないことも考えられます。
直接言いづらいのであれば、旦那さんを通して、不安であることを伝えてもらってはどうでしょうか。
相手に気持ちが伝わることで、改善しようとしてくれるかもしれませんし、同居の話が一旦なくなることも考えられます。
きっぱり断る
断るのも礼儀のひとつです。
断れるのであれば、きっぱりと断る勇気をもちましょう。
義理の両親と暮らし親子関係が崩れてしまうよりは、断った方が得策です。
まとめ
義理の両親との同居は、デメリットも多く耳にしますが、メリットもたくさんあります。
同居に反対だった人が、一緒に住んでみて良かった、助かったというケースもあるのです。
義理の両親との関係、義理のお母さんとの相性、お嫁さんや旦那さんの性格、子どもの有無、共働きかどうかなど、同居について問われた時には自分の置かれている環境や、性格に基づいて判断してみてください。