授乳中は妊娠中と同じくらい気を使う人も多いですよね。
私も母乳育児だったので、妊娠中と同様に「あれは食べていいのかな?」と気になる食材がたくさんありました。
私が特に気になったのがお酢や黒酢です。
もともとお酢や黒酢を使った料理が好きでよく食べていたのですが、酸味が強いと母乳にも影響がありそうで心配していました。
- 授乳中にお酢や黒酢は摂ってもいいの?
- 黒酢サプリなどもあるけど・・・
- 授乳中のお酢や黒酢を取り入れるときの注意点を知りたい!
- おすすめの摂り方はある?
私と同じように、お酢や黒酢を授乳中に摂ってもいいのか迷っている人のために、授乳中のお酢や黒酢の摂り方について詳しく調べてみました。
授乳中でも安心して食事ができるように、正しい知識を取り入れましょう。
目次
授乳中でもお酢や黒酢を摂っても大丈夫?
健康食品というイメージもあるお酢や黒酢ですが、酸味が強いため母乳にも影響がありそうですよね。
しかし、お酢の成分がそのまま母乳に移行するわけではありません。
毎日大量にビネガードリンクなどを飲んだり、酢を使った料理ばかり食べたりしない限り、お酢や黒酢を授乳中に摂取しても問題ありません。
いつも通りにお酢や黒酢を使った料理を楽しんでくださいね。
お酢には種類がたくさん!
お酢は米や小麦、コーンなど、糖質を含む原料をアルコール発酵させ、その後酢酸発酵させることで独特の酸味を引き出しています。
原料別にみても、お酢の種類はたくさんあることがわかりますね。
- 穀物酢・・・米や小麦、コーンなど様々な雑穀を使っている
- 米酢・・・米を原料とし米の甘みを感じられる
- 黒酢・・・熟成させた米を使い独特の香りが特徴
- ワインビネガー・・・ワインが原料で酸味が強い
- バルサミコ酢・・・5年程度熟成させたぶどう果汁が原料で、深い味わいと甘みがある
- りんご酢・・・りんごが原料で、酸味が少なくまろやかな味わい
スーパーなどで手軽に購入できるお酢は穀物酢が多く、おなじみのミツカンのお酢も穀物酢です。
このあとの項目では、お酢の使い分けについても紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
黒酢ならサプリもOKなの?
血流改善や脂肪燃焼など体に嬉しい効果が期待される黒酢は、より手軽に摂取することができるサプリメントとしても多く販売されています。
「授乳中でもお酢や黒酢を問題なく摂取することができるなら、黒酢サプリもいいのでは?」と思いますよね。
サプリメントは一般的には食事から摂取するよりも栄養が凝縮されていて、少量でも多くの成分を摂取することができます。
効率的に栄養を摂取することができる反面、栄養が偏ってしまうということも考えられます。
黒酢サプリを販売している『株式会社えがお』では、妊娠・授乳中は使用を控えるよう回答しています。
えがおの商品は、お客様の健やかな日々をサポートさせて頂くために、原料からこだわり抜き、製造・加工を行う上でも安全確認を行っておりますことから、自信をもって商品のご提案をさせて頂いております。
しかし、えがおでは倫理的な観点から「妊娠中」「授乳中」「乳幼児」の方に対する飲用人試験は行っておりません。
その為、明確に召し上がっていただいても構わないとお伝えしておりません。
デリケートな時期ですから、できるだけ飲用を控え普段のお食事で成分を補って頂くことをお勧めしております。
メーカーによっては授乳中でも摂取可能というものもあるかもしれません。
普段飲んでいる黒酢サプリがある場合、販売メーカーに直接問い合わせてみることをおすすめします。
お酢には授乳中にもうれしい3つの健康効果がある!
お酢や黒酢はさまざまな健康効果が期待されていますが、授乳中のお母さんにもうれしい効果がたくさんあります。
- 血行促進
- 疲れにくくなる
- 肌つやがよくなる
1.血行促進=母乳にも好影響!
母乳の出をよくするには、スムーズに血液が流れていることが大きく関係しています。
お酢を摂ることで体が温まり、血行促進に役立つことがわかっています。
血行が良くなることで母乳の量が増えたり、母乳が詰まりにくくなったりする効果も期待できます。
2.お酢に含まれるクエン酸やアミノ酸が疲労回復に役立つ!
授乳中は何かとストレスを感じやすい時期です。
特に出産直後のお母さんは、慣れない育児や寝不足など、疲れがたまりやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
私も娘が生まれてから母乳が安定するまでは、3時間おきの授乳に追われていつも疲れていたような気がします。
お酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、疲労回復に役立つといわれています。
また、黒酢には穀物酢よりも多くのアミノ酸が含まれていて、疲労回復をサポートしてくれます。
関連記事⇒授乳中に栄養ドリンクを飲んでも大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と4つの注意点やレシピ
3.肌つやがよくなる
赤ちゃんが生まれてお母さんになったとはいえ、女性はいつでも綺麗でいたいと思うものです。
赤ちゃんのお世話に追われて、なんとなく肌のツヤがなくなったと感じることがあるかもしれません。
お酢にはビタミンCが含まれているので、肌のハリやツヤを整えてくれる効果が期待できます。
また、血行が良くなることで肌のトーンがワントーン明るくなることも。
授乳中のお酢や黒酢を摂るときの2つの注意点
授乳中にお酢や黒酢を摂るときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。
ここでは2つの注意点を紹介しますので、授乳中にお酢や黒酢を取り入れる際の参考にしてみてくださいね。
- 料理に取り入れたり薄めたりして使おう
- 飲む場合は1日大さじ1杯を目安に
お酢や黒酢を原液のまま飲むのはNG!
お酢や黒酢は、原液のままだと刺激が強いため、必ず酢の物などの料理に取り入れたり、お水やお湯で薄めたりして使うことが基本です。
原液のまま飲んでしまうと、
- 胃が荒れてしまう
- 歯が溶けることがある
など、体に影響が出てしまうこともあります。
ドリンクタイプのお酢の場合、薄める目安量が記載されていますので、参考にするといいでしょう。
胃が荒れやすいタイプの人は、空腹時を避けて飲んだり、目安量よりも薄めに作ったりと工夫をするのもおすすめです。
料理に取り入れる際はいつも通りに使ってもらって問題ありません。
また、酸性の強い食材は歯のエナメル質を溶かしてしまう可能性もあります。気になる場合は、お酢を摂った後に軽くうがいをするといいでしょう。
お酢は1日に大さじ1杯程度で十分
お酢には先に紹介したように、様々な健康効果があります。
しかし体にいいからといって、お酢を毎日大量に摂取してしまうのは逆効果。
お酢は1日に大さじ1杯程度を目安に摂るようにしましょう。
料理にお酢を使う場合は、使ったお酢をすべて飲み切るわけではないので、大さじ1杯にこだわらずに使っても大丈夫ですよ。
お酢を飲む場合は、大さじ1杯のお酢をいろいろなもので割って飲んでみましょう。
- お水
- お湯
- 炭酸水
- 牛乳
これらがベーシックですが、お好みのものを見つけて毎日続けて飲むことができるといいですね。
お酢は種類によって使い分けるのがマスト!
先に少し触れましたが、お酢にはいろいろな種類があります。
お酢の種類によって味わいや酸味が異なりますから、料理によってお酢を使い分けることでよりお酢の魅力を感じることができますよ。
『穀物酢』
もっともポピュラーなお酢です。
酸味はややマイルドで、和食や洋食など様々な料理に幅広く使うことができます。
ドリンク酢としては向いていませんから、主に料理に使うようにしましょう。
『米酢』
日本の酢の歴史では米酢がもっとも古いとされています。
クエン酸が豊富に含まれているので酸味は標準的。
味わいはまろやかで米の甘みもしっかり感じられます。
酢の物やすし酢など、和食に使うのがおすすめです。
『黒酢』
熟成させた米を使っているため、米酢よりもアミノ酸が多く味わい深いことや独特の香りが特徴です。
主に中華に使われることが多く、酸味もややマイルドです。
『ワインビネガー』
ワインが原料なため赤と白の2種類があります。
赤ワインビネガーにはポリフェノールが豊富で、深い味わいと渋みが特徴です。
白ワインビネガーはさっぱりとしていてクセが少ないので食べやすいです。
ドレッシングやマリネ液として使うのがおすすめです。
『バルサミコ酢』
イタリア料理に使われることが多いバルサミコ酢は、ぶどう果汁を使っているので甘みが特徴です。
火を通すことでまろやかな酸味となり、肉の油とよく合います。
『りんご酢』
主にドリンク酢として取り入れることが多いりんご酢は、甘みが強く飲みやすいことが魅力です。
爽やかな酸味なので、ドリンク酢としてだけでなく、酢の物やドレッシングに使ってもおいしくいただけますよ。
まとめ ~授乳中にもお酢や黒酢を取り入れよう~
刺激が強いお酢や黒酢ですが、上手に取り入れることで授乳中でも問題なくお酢や黒酢を摂取することができます。
・たくさん摂りすぎない
・薄めて飲んだり、料理に取り入れたりする
授乳中は特にこの2つに気を付けて、お酢や黒酢を取り入れるようにしましょう。
お酢は毎日継続して摂ることで健康効果を実感しやすくなります。
黒酢などさまざまな種類があるので、好みのお酢を見つけて取り入れることも大切です。
ちなみに我が家では穀物酢とりんご酢を常備しています。
りんご酢は子どもでも食べやすいようで、酢の物などに使うこともありますよ。
上手にお酢を取り入れて、授乳中の体のケアをしてみてはいかがでしょうか♪