初めて「産婦人科」受診。なにかとドキドキしてしまいますよね。
どんな場面でも新しいことに挑むときには緊張がつきものですが、大切なのは“知ること”です。
「産婦人科」の受診にあたっても診察内容や準備しておきたいことなどを予め知ることで不安を減らすことができます。
今回は安心して診察を受けられるように、予め知っておきたい5つの準備とポイントをお伝えしますね。
目次
まずは自分にあった「産婦人科」を選んで予約しましょう!
妊娠したかも?…と思ったら、必ずお医者さんに診察してもらいましょう。
そのために最初にしなければならないのが産婦人科選びです。
妊娠していた場合、出産までの長い間お世話になりますので慎重に選びたいもの。
私自身が妊娠出産した経験から、産婦人科選びで大切だと思ったのが以下の3点です。
・通いやすい「場所」にあるか
・「雰囲気」が自分にあっているか
・「バースプラン」が叶えやすいか
まずはじめに大切なポイントが産婦人科の「場所」です。
妊娠中は定期的に“妊婦検診”を受けに行くことになります。
そのためお腹の大きな妊婦さんが通うのに遠すぎたり交通の便が悪いと大変負担になります。
また、出産の際などいざという時にすぐに向かえるか…というのも大きなポイントになります。
そのため産婦人科はできるだけ近場で通いやすい場所を選びましょう。
続いて「雰囲気」ですが、これはとても大切です。
妊娠中は何かとストレスを感じやすいもの。
できるだけリラックスして受診するためにも自分に合った雰囲気の産婦人科を選ぶのがポイントです。
恥ずかしながら私はとても怖がりの病院嫌いで、産婦人科を選ぶ際にもカチッとした雰囲気の総合病院ではなく、アットホームな雰囲気の個人の産婦人科を選びました。
これは本当に大正解で受診はもちろん出産も大変リラックスして行うことができ、産後の退院が寂しくなるぐらいでした(笑)
最後のポイントは「バースプラン」が叶えやすいかどうかです。
ちなみに「バースプラン」とは出産に向けて自分の希望を書いた計画書のこと。
分娩方法や、立ち合い出産、母子同室など、人によって様々ですが、こうしてほしいという希望が少しでも叶う、自分に合った産婦人科がベスト。
「バースプラン」は妊婦さんご自身だけではなく、ご家族の要望も入れるとより充実したものになります。
そのため日頃からどのようなことを望んでいるかを書き出すことで、産婦人科選びの参考にもなります。
このようなポイントを踏まえて産婦人科を探してみましょう。
そして、人気の産婦人科は予約が取りづらい場合がありますので、ここ!と思ったらすぐに予約をしましょう。
受診用の「メモ」を作っておきましょう
産婦人科への予約が済んだら、受診に向けて準備をはじめます。
その準備で大切なのが受診用の「メモ」作りです。
産婦人科へ行ったら必ず問診票(予診票)を書くことになります。
これがけっこう項目が多いので、事前に必要なことをメモして行くと大変楽です。
また実際の問診時に、聞かれたことに的確に答えられたり、聞きたいことを漏れなく聞けるメリットも。
産婦人科によってはホームページに問診票が事前にダウンロードできる場合もありますので確認してみて下さい。
以下、私が実際に問診票を書いた際に、書くのに少し時間のかかった項目を抜粋しています。
妊娠時の問診票を書くのが初めての方は参考にぜひどうぞ!
・非妊時の体重
・緊急連絡先(夫、実家、友人、親戚など)
・初潮の年齢
・最終月経について(最後に生理が始まった年月日と継続した日数)
・月経周期(〇日周期)
・自分の両親や兄弟に「高血圧」、「糖尿病」、「その他遺伝性疾患」の人がいないか(「その他遺伝性疾患」の人がいたら病名も書く)
・いままでにした大きな病気や手術
・現在治療中の病気
・服用中の薬
・気になることや質問、希望など
特に一番最後の“気になることや質問、希望など”はお医者さんに直接聞けるチャンスなので、当日までに書き出しておくのがおすすめ。
この他、産婦人科によっては“平熱”や“妊娠検査薬を使った時期”などを聞かれることもあります。
これがあれば安心。当日の「持ち物」チェック!
続いては当日の持ち物の紹介です。
この他に必要なものがあれば予約時に産婦人科より指定されることもあります。
・お金
・健康保険証
・受診用のメモ
・水分
産婦人科では妊娠が正常な場合は自費扱いになるため保険がききません。
そのため診察にかかる費用は予約時に確認しておくと安心です。
クレジットカードが使える場合もあるので、必要であれば一緒に確認してみてください。
また、万一診察中に子宮外妊娠と診断されたり、他に病気が見つかった場合は保険適用となることも。
念のために「健康保険証」も持参しておきましょう。
「受診用のメモ」は②でも触れたとおり、問診時に役立ちますので持参しておきましょう。
問診票が事前にダウンロードできる場合は、問診票もお忘れなく。
産婦人科では滞在時間が長く、その上混んでいる日には待ち時間が長くなることも。
そのためつわりがあるときには特に飴やガムなどがあると安心です。水分も忘れずにとりたいですね。
また、荷物にならなければ本などがあるとリラックスして時間を過ごすことができます。
妊娠時には重たい荷物が負担になることも。
産婦人科への通院はなるべく荷物を必要最低限にして行きましょう!
受診前に知っておきたい「服装」選びのポイント
産婦人科への受診で大切になるのが「服装」選びです。
当日は尿検査や体重測定、血圧測定、問診、内診など検査が多く滞在時間が長いので、動きやすくリラックスできる服装がおすすめ。
「トップス」は血圧測定(場合によっては採血)に向けて袖にゆとりのある、ゆったりとしたものを。
また、内診の際には下着を脱いで内診台にあがります。
そのため「ボトムス」はパンツよりもスカートがおすすめ。
スカートであれば下着を脱ぐだけで済むので、診察がスムーズに進みます。
スカートは内診台でめくることになるので、ふんわりとしたフレアースカートなどゆとりのあるものがいいです。
内診の後にはすぐにお医者さんからのお話があります。
ボトムスはもちろん、「靴下」も履きやすいものを選ぶことで診察がスムーズに。
タイツやストッキングは脱いだり履いたりに時間がかかるため、あまりおすすめできません。
寒い季節であれば、レギンス+靴下の組み合わせがおすすめです。
「靴」も同様に内診や体重測定など脱ぐことが多いので、履くのに時間のかかるロングブーツや紐を結ぶタイプの靴はNG。
慌てないためにも履きなれた靴が一番です。
また、初診に限らず妊婦検診の際には毎回体重測定があります。
そのため、セーターやジーンズなどの重さのある服装は誤差が出やすいので避けた方がよいでしょう。
いよいよ出発!おでかけ前に注意しておきたいことは?
持ち物や服装の準備が整ったら、いよいよ出発です。
身の回りのことが整えばだいたいOKですが、念のために次の2点に気を付けましょう
・尿検査があるため出発前のトイレは控える。
・念のために産婦人科の場所や交通機関を再確認。迷った場合の電話番号の控えや地図もお忘れなく。
時間に余裕を持って、ゆっくり出かけましょう!
いかがでしたでしょうか??以下、今回のおさらいです♪
「産婦人科」に行く前にしたい5つの準備とポイントとは・・・
- 産婦人科選びと予約・・・自分にあった産婦人科選びのポイントは「通いやすさ」と「雰囲気」、そして「バースプラン」。ここ!と思ったら早めの予約を。
- 受診用のメモの準備・・・事前準備がポイント!問診票が楽に書けたり、聞かれたことにその場で的確に答えられるので◎
- 当日の持ち物 ・・・“お金”と“健康保険証”があればとりあえず大丈夫。荷物は必要最低限に!
- 当日の服装 ・・・「袖のゆったりしたトップス」と「スカート」、「履きやすいレギンスや靴下」、「履きなれた靴」がおすすめ!
- お出かけ前に注意したいこと・・・尿検査に備えトイレは控える。アクセス方法の再確認(電話番号や地図などの情報もお忘れなく!)。
初めての診察、特に内診などは緊張して身構えてしまいますよね。
でも大丈夫です!お医者さんや助産師さんはその道のプロ。
不安な気持ちに寄り添って上手にサポートしてくれます。
困ったことや心配事があれば親身になって応えてくれます。
何かあれば遠慮せずに聞いてみて下さい。
怖がりな私でもすべてを乗り越えられたので、安心して出かけてくださいね♪♪