かぶは、身の部分もおいしいですが、葉もおいしく食べられます。
煮物や、スープ、漬物などにするとおいしいですよね。
葉にはカロチンが豊富で、身にはビタミンCや消化酵素が含まれています。
むくみを解消する効果も期待できます。
かぶの旬は1年に2回あり、3~5月の春のかぶと、10~1月の冬の時期のかぶがあります。
どちらの季節のかぶもおいしいですが、一般的には冬のかぶは甘みがあって、おいしいといわれています。
大根よりも火のとうりが早く、味がしみこみやすいので短時間でおいしく煮込むことができる食材です。
では、かぶを保存するときは、どうやって保存すればいいのでしょうか?
かぶの保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどについて紹介します。
目次
かぶはどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
かぶは、葉と身で傷みの速度が違います。
葉の部分は早く傷んできてしまうので、早めに食べたほうがいいでしょう。
まずは、新鮮なかぶを選ぶのが大切。
かぶの選び方は、葉が鮮やかな緑色で生き生きしているもの。
実の部分は、肌が白くてつややかで、きめ細かいもの。
持ったときにずっしりと重いものを選びましょう。
ひげ根が少ないほうが、味がいいのでおすすめです。
かぶの保存方法!
かぶは、購入した後、どのように保存すると長持ちするのでしょう?
かぶは、冷蔵でも冷凍でも保存できる食材です。
かぶの保存方法について紹介します。
かぶの冷凍保存方法
かぶを冷凍保存する場合は、葉と身を分けて保存します。
葉は軽くゆでて保存してもいいですし、生でも大丈夫です。
適当な長さに切って、保存袋に入れて冷凍保存。
かぶの身は、使いやすい大きさに切って、保存袋に入れて冷凍します。
使うときは凍ったまま使ってもいいですし、自然解凍しても大丈夫。
また、かぶの身をすりおろして冷凍保存しても、すぐに使えるので便利ですね。
かぶおろしは、大根おろしよりも辛味が少なくて、子供が食べやすいのでおすすめ。
かぶは冷凍で1ヶ月保存可能です。
かぶの冷蔵保存方法
かぶを冷蔵保存するときは、葉と身を切り離して、湿らせたキッチンペーパーにくるみます。
そのまま保存袋に入れて、立てて保存すると長持ちします。
このやり方だと、冷蔵庫の野菜室で10日間の保存が可能です。
葉の部分は、傷みやすく黄色くなります。
葉の部分は3日間くらいの消費期間です。
ワンポイントアドバイス
かぶは保存するときに、葉と身を分けて保存するのがポイントです。
葉はすぐに黄ばんで傷みますので、早めに食べるか軽くゆでで、冷凍保存することにしましょう。
冷凍しておいたかぶを使った5つのメニュー
冷凍したかぶは、凍ったまま使えるので、とても便利です。
料理に合った切り方をして冷凍保存しておくと、そのまま使えますね。
冷凍したかぶを使ったメニューを紹介します。
かぶのミルク煮
シチューとはまた違って、しつこくない、とろけるようなやさしい味のミルク煮です。
6等分に切って冷凍したかぶを使います。
【材料】
かぶ 5個
かぶの葉 1束分
にんじん 1/4
ツナ 1缶
しょうがの薄切り 2枚
中華風だしの素 小さじ1
牛乳 1カップ
片栗粉 大さじ1
ごま油 小さじ1/2
① かぶは冷凍から出して、葉は長かったら4cmくらいで切ります。
② にんじんは皮をむいて輪切りにします。
③ サラダ油を鍋に入れてしょうがを熱します。
その中にかぶとにんじんを加えて炒めます。
④ 水を1.5カップ入れてだしの素を加えて、やわらかくなるまで煮ます。
⑤ ツナの汁気を切って入れ混ぜます。
⑥ かぶの葉と牛乳を加えて、塩コショウで味を調えます。
⑦ 水溶き片栗粉を入れて、ごま油で香りをつけます。
かぶと杏の甘酢あえ
干し杏を使ったさわやかなあえもの。
かぶのやわらかさがおいしい、ほっとする味です。
【材料】
かぶ4個
干し杏 4個
調味料(酢大3、砂糖大2/3、水大2、塩小さじ1/3)
① かぶは切って冷凍したものを自然解凍しておきます。
② 自然解凍したかぶを、塩でもんで柔らかくして、水で洗い水気をきります。
③ 干し杏は、ぬるま湯につけて戻します。
戻ったら水気を切って千切りに。
④ 調味料をすべて混ぜて、かぶと杏に混ぜて出来上がり。
かぶとしめじの柚子香あえ
柚子の香りがさわやかで、高級感のあるメニューです。
【材料】
6つ割にして冷凍したかぶ 3個
米 大さじ1
しめじ 1パック
ゆず 1個
酢 大さじ3
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
塩 少々
① かぶは米と一緒にゆでます。
好みの固さになったら、水洗いして水気を切ります。
② かぶの葉も塩を入れてお湯でゆで、3cmくらいに切ります。
③ しめじは石づきをきり、小房に分けます。
酒を少々振ってラップで包み、電子レンジで1~2分加熱します。
④ 柚子の絞り汁と酢をあわせて、調味料をまぜ、かぶ、かぶの葉、しめじと調味料を合わせます。
かぶをゆでるときに米を大さじ1入れることで、かぶに甘みが出ます。
また、色も白くてきれいに仕上がるのでおすすめ。
米のとぎ汁でゆでても同じ効果があります。
かぶの梅肉あえ
夏の厚い季節にぴったり。
食欲がないときでもおいしく食べられます。
【材料】
6つ割にして冷凍したかぶ 3個
梅肉 1~2個分
① かぶを自然解凍しておく
② かぶの葉は、さっとゆでて刻みます。
③ 梅肉は種をはずし、包丁でたたきます。
みりん小さじ1を加え、かぶをあえて葉を散らします。
かぶと油揚げの煮物
かぶはやわらかくてすぐに煮えるので、煮物の時間が短時間で済みます。
【材料】
冷凍して4つ割にしたかぶ1束分
油揚げ2枚
だし2カップ
調味料(酒大1、みりん大2、しょうゆ大2)
① 凍ったかぶを3分ゆでざるに上げておきます。
② かぶの葉を塩が入ったお湯でさっとゆで、冷水にとって覚まして3cmに切ります。
③ 油揚げは湯通しして、たて半分に切り2cm幅にきっていきます。
④ だしを火にかけ、調味料を入れて、かぶと油揚げを入れて3分、最後にかぶの葉を入れて、ひと煮立ちさせて出来上がり。
簡単にできるので、もう一品ほしいときにぴったりのメニューです。
かぶの作り置きメニュー
かぶの作り置きメニューは、漬物、煮物、マリネなど色々な展開があります。
人気のかぶの作り置メニューを紹介します。
かぶのマリネ
かぶ 1個
生ハム 50g
塩 小さじ1
調味料(酢大1、オリーブオイル小2、顆粒昆布だし適量)
① かぶはイチョウ型に薄くスライスして、塩でも身水にさらします。
② 生ハムを食べやすい大きさに切ります。
③ 調味料を混ぜておきます。
④ かぶを水切りして固く絞って、生ハムと混ぜます。
⑤ 調味料を混ぜ、冷蔵庫に入れて寝かせます
かぶの葉を少し散らして彩がよくなります。
かぶの浅漬け
かぶの保存食の代表はやはり漬物です。
【材料】
かぶ 1玉
きゅうり1/2本
塩 小さじ1/2
塩昆布 ひとつまみ
① かぶの皮をむいて、半分に切り薄くスライスします。
きゅうりは斜めにスライス、かぶの葉は細かく切ります。
② 塩と塩昆布をボウルに入れて混ぜます。
③ ①と②を混ぜてよくもみ、保存容器に入れて冷蔵庫に入れます。
30分程度で食べられるようになります。
にんじん、みょうがなどお好みの野菜をお好みで入れてください。
まとめ
かぶは、冷蔵も冷凍できるので、保存に便利な食材。
気をつけるのは、葉と身では傷む速度が違うので、保存するときは別々にして、葉の部分は黄色くなる前に食べることです。
かぶの保存でおすすめなので、おろして保存する方法。
すぐに使うことができますし、辛味が少ないので大根おろしが苦手な方にもお勧めです。
かぶの保存方法と、メニュー、ぜひ参考にしてください。