妊婦はカキ氷を食べちゃダメ?妊娠中のかき氷4つの注意点と胎児への影響

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夏の暑い時期には、かき氷が食べたくなります。

最近のかき氷は、種類も豊富になり進化していますね♪

地域によってもその地域のものを使ったかき氷などがあり、かき氷好きが増えてきています。

妊娠中にかき氷を食べることに抵抗がある人も多いようです。

しかしそんな考えとは裏腹に、妊娠中は季節に関係なく無性にかき氷やアイスなど冷たいものが食べたくなるときが。

今まで食べていなかったのに、急に食べたくなります。

中にはつわりの解消に氷やアイスなど冷たいものを食べている人もたくさんいます。

「妊娠中にかき氷を食べたいけど、大丈夫かな?」

「異常に氷やアイスが食べたくなるのは病気なの?」

といった心配や不安で頭はいっぱい。

今回は氷やかき氷、アイスクリームも同じ、冷たいものを食べたくなる妊婦さんに、かき氷などを食べる時に気を付けることをご紹介していきます。

・体の冷えに注意

・糖分を取りすぎてしまう

・栄養不足に繋がる

・貧血の可能性がある

この4点についてみていきましょう。

また、どうしても氷が食べたくて仕方がないときの対処法も合わせてご紹介していきます。

目次

<かき氷などを食べる時にはこれに注意しよう!>

①体の冷え

かき氷や氷を食べることで、お腹や手足が冷えていきます。

暑苦しい夏にはひんやりと冷たく気持ちがよい食べ物なのですが、妊娠中は冬でも食べたくなる時があり、市販のものを買って食べることも。

涼しい又は寒い時期に氷など冷たいものを食べると、身体が冷えてしまいますね。

その冷えにより、お腹が張ったり、下痢になったり、肩こりの原因になるのです。

夏場でも妊婦さんは、お腹や手足先の冷えに特に注意することが必要です。

かき氷を食べなくても、食事は冷麺類など体温を下げるような食べ物を好んで食べるでしょうし、エアコンが効いた室内にいたくなります。

結果として常に冷たいものばかりに囲まれている環境になるでしょう。

血行不良になると、赤ちゃんへの栄養が上手くいきわたらなくなる場合も。

かき氷や氷を食べる時には、身体が冷えないように暖かい格好や暖かい場所で食べてみてはいかがでしょうか?

冷えに関してはこちらも参考にしてください⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

②糖分の過剰摂取に繋がる

氷のみ食べている人には当てはまらないのですが、妊娠中は甘いものも食べたくなりませんか?

かき氷には氷蜜をたっぷりかける、甘いアイスクリームを食べすぎるなどすると、糖分の過剰摂取になってしまい、妊娠糖尿病などの病気や肥満に繋がります。

デザートの中で比較するとかき氷はカロリーが低いので、ダイエット中の人や体重コントロールしている妊婦さんにもおすすめなのですが、トッピングやクリームがのったものなどもあり、そうなると急激に糖質やカロリーが上がります。

妊娠中で体重制限や糖質制限などがある人は、氷蜜を少なめにするなどの工夫が必要となります。

関連記事⇒妊娠糖尿病とは?胎児への影響と妊娠中に気をつける7つの予防策と解決策

③栄養不足になってしまう

妊娠中は、つわりがひどく氷ばかりを食べてしまう人もいます。

その時はムカムカなどが落ち着くので良いようにも思えますが、氷に頼りすぎて栄養不足になる場合があります。

妊婦さんにはたくさんの栄養が必要です。

氷には栄養は入っていないので、氷でも栄養が摂れるようにしたいときにはこんな方法はいかがですか?

・野菜や果物を凍らせて食べる。

・100%ジュースを凍らせて、シャーベットやかき氷にして食べる。

普段の氷をこのように置き換えることで、栄養が摂れるようになります。

食べ過ぎると身体が冷えてしまうので、食べすぎには注意が必要です。

④異常な氷を食べている人は病気?

周りの妊婦さんと比べてみると、異常に氷を食べている気がする…。

それは病気かもしれません。

鉄分不足のため、氷食症(ひょうしょくしょう)という、氷を食べたくなってしまう病気があります。

この病気の定義は「通常を逸脱して過剰な量の氷を食べたくなる」というものです。

中には、一日で製氷皿一杯分の氷を食べてしまう人もいます。

妊娠中だけの一時的な病気の人も非常に多く、中でも妊娠後期になりやすい傾向が。

そして出産後は元に戻るケースが多いです。

食べられないとイライラしてストレスを感じる場合もあり、氷が手放せなくなる人もいるでしょう。

夜中に無意識に起きだして、気づいたら氷をほおばっていた!という例もあるほど。

少しでも「当てはまってるかも。」と感じた人は、産婦人科で相談してみてください。

また、氷食症の原因は鉄分不足による貧血の可能性もあります。

妊娠中は赤ちゃんにも血液を送っているので貧血になりやすくなります。

貧血による氷食症の場合は、貧血が改善されることで自然と症状も消えていきます。

また、氷食症が貧血発見のきっかけになることもあるでしょう。

貧血が進行すると出産時の出血に体が耐えられず、輸血が必要になることも少なくありません。

妊娠中に氷が無性に食べたくなった場合には、医師や助産師に必ず相談してみましょう。

<どうしても氷が食べたいときには…>

病気でもなく、どうしても氷が食べたくなる時もあります。

しかし冷たいものばかり食べ過ぎてお腹を冷やさないようにする工夫が必要ですね。

・氷の食べ過ぎを防ぐために、氷を口に入れたら噛まずに溶かしながら食べてみる。

・氷を口に入れてまた出すというのを繰り返す。

・熱いお茶と一緒に食べる。

こんな工夫をされている妊婦さんもいます。

参考にされてみてはいかがでしょうか?♪

<まとめ>

たかがかき氷ですが、お腹の冷えや血行不良、さらには妊娠糖尿病や氷食症などの病気の可能性までも考えられます。

氷を含め、冷たいものばかり食べ過ぎないように注意することが必要ですね。

また氷食症は妊娠後期に多いと聞きますが、この時期のみとは限りません。

『最近無性に氷食べたくなるな』と感じたら氷食症を疑い、食事改善と医療機関の受診をしてください。

とはいっても、妊婦さんの出産への道のりは楽しいものばかりではありません。

妊娠中特有の不安やストレス、苦労は計り知れないものです。

かき氷がリラックスできるアイテムの一つであるならば気負いせず食べるのが一番!

今回挙げた、

  • 体を冷やさないようにする
  • 糖分を取りすぎないようにする
  • 栄養不足にならないように工夫する
  • 病気を疑う

などを注意をしながら、氷や冷たいものを楽しんでくださいね♪