「かんぴょう」といえばやはり、お寿司のかんぴょう巻き。
でも、お寿司だけではなく、煮物や炒め物でも活躍する、歯ごたえと、しみた味がおいしいですよね。
かんぴょうは、何でできているかというと、夕顔を帯状にむいて乾燥させたもので、保存食として作られました。
乾燥は天日干しで行われ、栄養も多く含まれていて、特に食物繊維、ミネラル、カリウム、カルシウムが豊富な食材です。
食物繊維が多く低カロリーなので、ダイエットにも適した食材といえますね。
かんぴょうは保存食ということで、長い期間保存することができますが、保存するときの注意点はあるのでしょうか?
ここでは、干ぴょうの消費期限、正しい保存方法、干ぴょうのレシピなど、かんぴょうについて詳しく見ていきましょう。
目次
かんぴょうはどのくらい日持ちする?賞味期限は1年!
かんぴょうはもともと、保存食なので、賞味期限は1年ととても長く設定されています。
かんぴょうは乾燥された状態で売っていて、それを味付けることでおいしく食べることができる食材です。
購入するときは、記載されている賞味期限を確認して、長いものを選びましょう。
また、色が白いものが古くなっていないので、白いものを選ぶようにしましょう。
色が黄ばんでいるものは、劣化している可能性が高いです。
かんぴょうは乾物なので、傷まないと思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、かんぴょうには、20%の水分が入っているので、保存状態によってはカビが生えてしまうこともあります。
かんぴょうの保存方法!
かんぴょうは、袋を開けていない状態ならば、常温で保存してもいいですが、袋を開けた後は冷蔵もしくは冷凍で保存する必要があります。
かんぴょうの保存方法について紹介します。
かんぴょうの正しい冷凍保存方法
かんぴょうは、冷凍保存ができる乾物です。
冷凍保存するときは、乾燥したまま保存するのではなく、火を通して保存するようにしましょう。
下ゆでしたかんぴょうを、使いやすい大きさに切ります。
小分けに保存袋に入れて、冷凍保存すると、そのまま使いやすいですね。
また 一度かんぴょうまき用に味付けしてから、冷凍保存することもできます。
いつでも簡単に、かんぴょう巻きが食べることができます。
冷凍保存した場合の消費期限は1年間ととても長く、保存しやすい食材といえるでしょう。
使うときは、味噌汁、煮物などに凍ったまま利用することができます。
かんぴょうの正しい冷蔵保存方法
かんぴょうは封を開けて空気に触れたら、冷蔵保存するのがおすすめです。
水分を含んでいるので、常温保存ではかびてしまう可能性がありますし、変色も心配。
また虫がつきやすいという特徴があるので、必ず、冷蔵または冷凍して保存しましょう。
冷蔵保存は、空気をできるだけ抜いて、しっかり密封して冷蔵保存してください。
保存パックに入れて保存したほうがいいでしょう。
冷蔵での保存期間の目安は、記載されている賞味期限どおり。
だいたい1年は保存することができます。
その他の方法
かんぴょうは、袋を開けていない状態なら、常温保存が可能です。
直射日光が当たらなくて、風通しがいい場所に保存してください。
乾物といえど、水分を含んでいるかんぴょうは、カビが生える可能性があります。
湿気が多い場所にはおかないようにしましょう。
また、梅雨の時期など部屋の湿度が高い時期は、冷蔵庫での保存がいいかも知れませんね。
かんぴょうの常温保存期間は、賞味期限どおり、だいたい1年間が目安です。
ワンポイントアドバイス
かんぴょうは、空気に触れると、茶色く変色してしまうことがあります。
これは開封して空気に触れたことによって、起こる現象なので、風味や味には、まったく影響がないので、安心して食べることができます。
保存するときは、なるべく空気を抜いて保存するのがポイントです。
冷凍しておいたかんぴょうを使った4つのメニュー
冷凍した干ぴょうは、煮るときは凍ったまま使うことができます。
冷凍したかんぴょうを使ったメニューを紹介します。
太巻きすし
色々な行事で出番が多いのが、太巻き寿司、干ぴょうだけではなく、具だくさんで作りましょう。
【材料】
米4カップ
★ 酢 大さじ6弱
★ 塩 大さじ1と1/3
★ 砂糖 大さじ4
干ししいたけ 6個
A(だし1.5カップ、砂糖大さじ1.5、しょうゆ大さじ14.5)
冷凍干ぴょう15g
B(だし1.5カップ、砂糖大さじ2.5、しょうゆ大さじ2)
卵3個
C(だし大さじ3、砂糖大さじ1、塩少々、しょうゆ少々)
三つ葉1束
桜でんぷ 60g
焼き海苔 4枚
① 米を炊き、★の材料を合わせて、あわせ酢を作ります。
ご飯にあわせ酢を混ぜてす飯を作ります。
② 干ししいたけを戻しておきます。
Aの材料で煮て薄切りにします。
③ 冷凍の干ぴょうを凍ったままAで煮ます。
④ 卵にCの材料を入れて、出し巻き卵を作ります。
棒状に切ります。
⑤ 三つ葉はさっとゆでます。
⑥ 焼き海苔に酢飯を乗せて、具材を乗せていきます。
⑦ 最初に、バラバラになりやすい桜でんぷを載せます。
⑧ 全部の具を載せたら、巻き、包丁を濡れ布巾でぬらし、切っていきます。
かんぴょうの煮物
さっぱりと食べられるかんぴょうの煮物です。
夏にもおすすめ。
【材料】
冷凍したかんぴょう1本分
にんじん 1本
ちくわ 3本
水 250cc
だしの素 小さじ1
★ 醤油 大さじ1
★ 酢 大さじ1
片栗粉 大さじ1/2
① かんぴょうは自然解凍して、食べやすい大きさに切ります。
② にんじんは皮をむいて短冊きりにします。
ちくわは斜めに切ります。
③ 鍋に油を入れて、にんじんをいため、次にかんぴょうを炒めます。
④ ちくわを入れて軽く混ぜ、水を入れます。
⑤ 中火で炒め煮をして、だしの素をいれ、★の調味料を入れます。
⑥ ひと煮たちしたら、水溶き片栗粉をいれとろみをつけて出来上がり。
かんぴょうのサラダ
珍しいかんぴょうのサラダ、混ぜて簡単なメニューです。
【材料】
下ゆでして冷凍したかんぴょう 17g
ちくわ 2本
きゅり 1ポン
青じそドレッシング 大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
すりごま 少々
① 冷凍したままのかんぴょうを熱湯に入れて軽くゆでます。
② きゅうりとちくわは小口きりにします。
③ ゆでたかんぴょうは、食べやすい大きさに切ります。
③ ボウルにかんぴょう、ちくわ、きゅうりを入れ、調味料をすべて入れて混ぜ合わせて出来上がり。
にんじんを入れると、彩りもよくなるのでおすすめです。
なすとかんぴょうの炊き合わせ
あっさりと食べやすいおすすめメニューです。
【材料】
なす 2個
冷凍したかんぴょう 10g
青じそ 2枚
★ 水カップ2
★ 砂糖 大さじ2
★ みりん 大さじ1
★ 薄口醤油 大さじ2
★ 塩 少々
① ナスは半分に切って、皮付きのまま直火にかけて焼き、水にさらして皮をむきます。
② かんぴょうは自然解凍して、塩を振り、手でもみます。
軽くゆでて、3cmくらいの長さに切ります。
③ 鍋に★の材料を入れてだし汁を沸騰させます。
④ 沸騰した鍋に、かんぴょうとなすを入れて味をつけます。
⑤ 味がついたら、器に盛り千切りにした青じそをのせて出来上がり。
かんぴょうの作り置きメニュー
かんぴょうは味付けをして冷蔵で保存するだけで、おつまみになるので、作り置きに最適。
かんぴょうの作り置きメニューを紹介します。
かんぴょうの甘辛煮
冷蔵で保存もできますし、冷凍すると、長持ちする甘辛煮です。
【材料】
かんぴょう 50g
塩 小さじ1
★ 水 大さじ5
★ 砂糖 大さじ3
★ しょうゆ 大さじ3
★ みりん 大さじ2
★ 酒 大さじ1
★ 塩 少々
① かんぴょうは軽く水で洗い、塩を振っても見ます。
② 塩を洗い流して、18cmくらいに切ります。
18cmは海苔巻きにしやすい大きさです。
③ かんぴょうを10分くらい下ゆでして、ザルに揚げます。
④ ★を煮立てて、下ゆでしたかんぴょうを入れて煮ます。
汁気がなくなったら出来上がり。
まとめ
食物繊維が多く低カロリーで、健康的な食品のかんぴょう。
使うときに戻して使う乾物なので、つい保存方法も雑になってしまいますが、正しい保存方法で保存しないと、かびたり、変色したりする可能性があります。
かんぴょうの正しい保存方法、保存したかんぴょうの、使い方など、紹介しましたので参考にしてくださいね。